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670、魔王戦参戦
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「サラさん!」
俺たち三人が一斉に名前を呼ぶと、サラさんは色素の薄い瞳を俺たちに向けて、口角を上げた。
「ありがとう。あなたたちのお陰で、またこの目でこの世界を見ることが出来るわ」
掠れているけれど、しっかりした声が聞こえてくる。『蘇生薬ランクS』の効能は確か『復活後体力回復値100%』だったはず。ってことは、サラさんはある程度身体的回復もしてるってことかな。でも、魔力値は回復していないはず。
俺は慌ててカバンからマジックハイパーポーションを取り出した。
「どこか痛いところはないですか? あの、多分魔力は回復してないから、これを飲んでください。あの……あの」
言いたいことは結構沢山あった気がする。錬金術のこととか、セイジさんのこととか、あと、この世界を守ってくれてありがとうって。
でもてんぱってそういうことが頭に思い浮かばない。
サラさんはゆっくりと身体を起こすと、俺の手からマジックハイパーポーションを受け取って、一口飲んだ。
「美味しいわ……しばらくぶりに口にしたものがこんなに美味しいなんて嬉しい」
にっこりと笑うと、優雅に一本飲み干した。でもサラさんの魔力って多分かなり多いよね。この大陸に来れるくらいってどれくらいだかわからないけど。
あ、鑑定眼で見てみたらわかるかな。でもこっちの世界の人の場合魔物と違ってMPとかHPとか見れないんだよな。でも本調子じゃなさそうだから、まだ魔力は全然回復してないんだと思う。これ一本でだいたい2000くらい回復するはずだから、もう数本は上げた方がいいのかな。と思ってそっとさらに追加すると、サラさんは楽しそうに目を細めた。サラリと色素の薄いストレートの髪が肩から流れ落ちる。色々とボロボロ状態だけど、綺麗な人だな、と素直に感心する。
「こんなに飲んだらお腹が大洪水ね。でもありがたくいただくわ」
サラさんはにっこり笑うと、俺の手から次々瓶を受け取って、全てを飲み干した。
そして一言。
「ありがとう。大分回復したわ。これで向こうに参戦できるわね。行きましょう、可愛らしい薬師さんとアルの弟子さんたち」
サラさんは俺たちのことをしっかりと認識してるみたいだった。流石。
海里たちも驚いた顔をしたけれど、しっかりと頷くと、サラさんに手を差し出した。
サラさんは海里のその手を取って、ひらりと立ち上がると、んーと伸びをした。
「流石に身体が固まってる気がするけど、自分の身体で動けるってほんと素敵ね。じゃあ愛しの仲間たちを援護しに行きましょうか。少し遠いけれど」
「よければ私たちがすぐさま連れて行きますよ」
「ふふ、ありがとう。楽しみね」
サラさんはにっこりと笑うと、海里にお姫様抱っこをされた。ふわっと重さを感じさせない動きで海里に抱かれるサラさんを見ていると、俺はブレイブにお姫様抱っこをされてしまった。何で!
「何サラさんに見惚れてるんだよ。浮気か? やっぱり女性が良くなったのか?」
ニヤニヤしながらそんなことを言うブレイブに「違うって!」と文句を言いながら暴れると、ゾッとする詠唱が聞こえてきた。
「風の聖霊よ、その自由に空駆ける優美な力を私たちに貸し与え給え。『飛翔』」
海里がフワッと浮いて、サラさんを抱き上げたまま魔王がいる方に飛んでいった。
青くなりながらブレイブを見上げると、ブレイブがニヤリと笑う。
「さ、行くか。マックが女性に見惚れてるところも見れたことだし」
「違うから! ただサラさんがすごく軽かったから、本当にセイジさんが軽くなる魔法陣を描いてたのか気になっただけだから!」
ふわっと浮いたことでヒッとブレイブにくっつくと、ブレイブは耐えきれないとでも言うように肩を震わせた。
「サラさんが行っちゃってからの告白で良かったな。それ聞こえてたらセイジさん半殺しに合うよ絶対。女性はそういうの気にするからさ」
「あ……うん、ごめん。って……うわあああああ!」
確かに、と反省したところでいきなり人体ジェットコースターがスタートしたので、構えていない無防備状態だった俺は、盛大に魔大陸に悲鳴をこだまさせたのだった……。
前線に戻ると、魔王のHPは確かに太くて長い黒だった。今の所半分くらいまで減ってる。
結構いい感じでHP削ってるのかな、と思ったら、主に削ってたのはユキヒラだった。他の人たちの攻撃はいまいち。やっぱり聖属性が強いのかな。闇の塊とかなんとか言ってたし。
俺の横に降り立ったブレイブがインカムを耳につけると、俺にもつける様に促してくる。他の人との連携を取るためだっていうけど、俺の耳、今獣人なみなんだよね。全員の言葉聞こえてるよ。
サラさんとセイジさんが並んで会話してるのもばっちり聞こえるから。
っていうか普通の会話してるってことは、感動の再会を見逃したのかな、俺。
サラさんとセイジさんの感動の再会をちょっと見たかったなとがっかりしている俺に、ブレイブが声をかけてきた。
「マック、起爆剤」
ブレイブに手を出されたので、そこに起爆剤を乗せつつ、俺も聖短剣を構える。
ブレイブが起爆剤を打ち出したタイミングで聖魔法を飛ばすと、ちゃんと少しだけど目に見えてHPが減った。
「的がでかいと当てるのも簡単だな」
そんなことを言いながら次々海里の愛の武器で矢を放つブレイブ滅茶苦茶かっこいいんだけど。
魔王から放たれる闇の魔球を、矢を打った次の瞬間には盾に変えて弾いてるし。これがトップランカーか。恐ろしい。
雄太に至っては、魔大陸産の鎧を着て、大剣を片手で扱っている。流石に二刀流にはしなかったみたいだけど、あいつ人間かな? って最近本気で思う。俺は片手剣ですら重いのは振り回せないのになんだこの差。
前衛が雄太、海里、ユキヒラ、月都さん、ガンツさん、勇者、エミリさん。そして、その中にクラッシュも入っていて、しかも周りに全然引けを取ってないのが凄すぎる。後衛にサラさんとセイジさんが並び、ちょっと離れたところにユイ、ユーリナさん、ドレインさんが並んでて、一番後ろに俺とブレイブがいる。
「まだ足りないわ」
ふと、サラさんが呟いた。
「足りねえ? 何が」
怪訝な顔をしたセイジさんに、サラさんが「歯車よ」と軽く答える。
「覇王の剣と盾がこの世に顕現しているの。あれは魔王にとって致命傷を与えるわ。でも持ち主がここにいない。そして、力を増幅させてくれる人もいない」
「覇王の剣と力の増幅って、ないとだめなのか? 聖剣はあの聖騎士が持ってるけどそれだけじゃダメだってことか?」
「ええ、体力を削れるけれど、今は歯車が欠けた状態なの。呼んでこないと」
「サラはその足りないのを知ってるのか?」
「『エッジラック』と『デプスシーカー』あの人たちは鍵よ。あの人たちがこの世にいなかったら、すでにこの世界はなくなっていたわ。本当にギリギリだったの。色々歩いていたらそれが見えちゃって。時の傍観者がそこら辺を調べていた私に力を貸してくれたのよ。でも自身は傍観者だから手が出せないって」
「あのハーフエルフ……俺も力を借りちまったな。でもサラ、『デプスシーカー』は連れてこれるとしても、『幸運エッジラック』はダメだろ。魔物になる」
「それどころか今、どこにもいないわ。もちろんここにいることが一番望ましいけれど、存在しているだけで違うのよ」
「なんだよそれ」
魔法が飛び交い、剣がぶつかり、誰かが叫び、魔王が咆哮を上げる中。俺の耳はしっかりと二人の会話を聞いていた。
『デプスシーカー』と『エッジラック』ってヴィルさんとヴィデロさんだよね。2人とも今ここに来れないと思う。ヴィルさんはそもそもログインしてないし、ヴィデロさんはまだ現れてない。でもサラさんは何でヴィデロさんがいないことを知ってるんだろう。どこにもいないって、存在がなくなったわけじゃない、よね……。迷うときがあるって……まさかね。
「クラッシュ」
サラさんの呼び声に、クラッシュが前衛から後ろに下がる。
「ちょっとお使いに行ってきて欲しいの」
「お使い……? 今?」
「ええ。今じゃないとだめ」
「わかりました」
クラッシュが渋々頷くと、サラさんはよくわからない数字を並べた。
クラッシュが頷いてそれを転移の魔法陣魔法に組み込み、どこかへ跳んだ。
聖短剣を構えて、聖魔法を飛ばしながら、俺は内心青くなっていた。
なんかサラさんの言葉で、身体中の力が抜けそうだよ。
ヴィデロさん。
ヴィデロさん。
俺たち三人が一斉に名前を呼ぶと、サラさんは色素の薄い瞳を俺たちに向けて、口角を上げた。
「ありがとう。あなたたちのお陰で、またこの目でこの世界を見ることが出来るわ」
掠れているけれど、しっかりした声が聞こえてくる。『蘇生薬ランクS』の効能は確か『復活後体力回復値100%』だったはず。ってことは、サラさんはある程度身体的回復もしてるってことかな。でも、魔力値は回復していないはず。
俺は慌ててカバンからマジックハイパーポーションを取り出した。
「どこか痛いところはないですか? あの、多分魔力は回復してないから、これを飲んでください。あの……あの」
言いたいことは結構沢山あった気がする。錬金術のこととか、セイジさんのこととか、あと、この世界を守ってくれてありがとうって。
でもてんぱってそういうことが頭に思い浮かばない。
サラさんはゆっくりと身体を起こすと、俺の手からマジックハイパーポーションを受け取って、一口飲んだ。
「美味しいわ……しばらくぶりに口にしたものがこんなに美味しいなんて嬉しい」
にっこりと笑うと、優雅に一本飲み干した。でもサラさんの魔力って多分かなり多いよね。この大陸に来れるくらいってどれくらいだかわからないけど。
あ、鑑定眼で見てみたらわかるかな。でもこっちの世界の人の場合魔物と違ってMPとかHPとか見れないんだよな。でも本調子じゃなさそうだから、まだ魔力は全然回復してないんだと思う。これ一本でだいたい2000くらい回復するはずだから、もう数本は上げた方がいいのかな。と思ってそっとさらに追加すると、サラさんは楽しそうに目を細めた。サラリと色素の薄いストレートの髪が肩から流れ落ちる。色々とボロボロ状態だけど、綺麗な人だな、と素直に感心する。
「こんなに飲んだらお腹が大洪水ね。でもありがたくいただくわ」
サラさんはにっこり笑うと、俺の手から次々瓶を受け取って、全てを飲み干した。
そして一言。
「ありがとう。大分回復したわ。これで向こうに参戦できるわね。行きましょう、可愛らしい薬師さんとアルの弟子さんたち」
サラさんは俺たちのことをしっかりと認識してるみたいだった。流石。
海里たちも驚いた顔をしたけれど、しっかりと頷くと、サラさんに手を差し出した。
サラさんは海里のその手を取って、ひらりと立ち上がると、んーと伸びをした。
「流石に身体が固まってる気がするけど、自分の身体で動けるってほんと素敵ね。じゃあ愛しの仲間たちを援護しに行きましょうか。少し遠いけれど」
「よければ私たちがすぐさま連れて行きますよ」
「ふふ、ありがとう。楽しみね」
サラさんはにっこりと笑うと、海里にお姫様抱っこをされた。ふわっと重さを感じさせない動きで海里に抱かれるサラさんを見ていると、俺はブレイブにお姫様抱っこをされてしまった。何で!
「何サラさんに見惚れてるんだよ。浮気か? やっぱり女性が良くなったのか?」
ニヤニヤしながらそんなことを言うブレイブに「違うって!」と文句を言いながら暴れると、ゾッとする詠唱が聞こえてきた。
「風の聖霊よ、その自由に空駆ける優美な力を私たちに貸し与え給え。『飛翔』」
海里がフワッと浮いて、サラさんを抱き上げたまま魔王がいる方に飛んでいった。
青くなりながらブレイブを見上げると、ブレイブがニヤリと笑う。
「さ、行くか。マックが女性に見惚れてるところも見れたことだし」
「違うから! ただサラさんがすごく軽かったから、本当にセイジさんが軽くなる魔法陣を描いてたのか気になっただけだから!」
ふわっと浮いたことでヒッとブレイブにくっつくと、ブレイブは耐えきれないとでも言うように肩を震わせた。
「サラさんが行っちゃってからの告白で良かったな。それ聞こえてたらセイジさん半殺しに合うよ絶対。女性はそういうの気にするからさ」
「あ……うん、ごめん。って……うわあああああ!」
確かに、と反省したところでいきなり人体ジェットコースターがスタートしたので、構えていない無防備状態だった俺は、盛大に魔大陸に悲鳴をこだまさせたのだった……。
前線に戻ると、魔王のHPは確かに太くて長い黒だった。今の所半分くらいまで減ってる。
結構いい感じでHP削ってるのかな、と思ったら、主に削ってたのはユキヒラだった。他の人たちの攻撃はいまいち。やっぱり聖属性が強いのかな。闇の塊とかなんとか言ってたし。
俺の横に降り立ったブレイブがインカムを耳につけると、俺にもつける様に促してくる。他の人との連携を取るためだっていうけど、俺の耳、今獣人なみなんだよね。全員の言葉聞こえてるよ。
サラさんとセイジさんが並んで会話してるのもばっちり聞こえるから。
っていうか普通の会話してるってことは、感動の再会を見逃したのかな、俺。
サラさんとセイジさんの感動の再会をちょっと見たかったなとがっかりしている俺に、ブレイブが声をかけてきた。
「マック、起爆剤」
ブレイブに手を出されたので、そこに起爆剤を乗せつつ、俺も聖短剣を構える。
ブレイブが起爆剤を打ち出したタイミングで聖魔法を飛ばすと、ちゃんと少しだけど目に見えてHPが減った。
「的がでかいと当てるのも簡単だな」
そんなことを言いながら次々海里の愛の武器で矢を放つブレイブ滅茶苦茶かっこいいんだけど。
魔王から放たれる闇の魔球を、矢を打った次の瞬間には盾に変えて弾いてるし。これがトップランカーか。恐ろしい。
雄太に至っては、魔大陸産の鎧を着て、大剣を片手で扱っている。流石に二刀流にはしなかったみたいだけど、あいつ人間かな? って最近本気で思う。俺は片手剣ですら重いのは振り回せないのになんだこの差。
前衛が雄太、海里、ユキヒラ、月都さん、ガンツさん、勇者、エミリさん。そして、その中にクラッシュも入っていて、しかも周りに全然引けを取ってないのが凄すぎる。後衛にサラさんとセイジさんが並び、ちょっと離れたところにユイ、ユーリナさん、ドレインさんが並んでて、一番後ろに俺とブレイブがいる。
「まだ足りないわ」
ふと、サラさんが呟いた。
「足りねえ? 何が」
怪訝な顔をしたセイジさんに、サラさんが「歯車よ」と軽く答える。
「覇王の剣と盾がこの世に顕現しているの。あれは魔王にとって致命傷を与えるわ。でも持ち主がここにいない。そして、力を増幅させてくれる人もいない」
「覇王の剣と力の増幅って、ないとだめなのか? 聖剣はあの聖騎士が持ってるけどそれだけじゃダメだってことか?」
「ええ、体力を削れるけれど、今は歯車が欠けた状態なの。呼んでこないと」
「サラはその足りないのを知ってるのか?」
「『エッジラック』と『デプスシーカー』あの人たちは鍵よ。あの人たちがこの世にいなかったら、すでにこの世界はなくなっていたわ。本当にギリギリだったの。色々歩いていたらそれが見えちゃって。時の傍観者がそこら辺を調べていた私に力を貸してくれたのよ。でも自身は傍観者だから手が出せないって」
「あのハーフエルフ……俺も力を借りちまったな。でもサラ、『デプスシーカー』は連れてこれるとしても、『幸運エッジラック』はダメだろ。魔物になる」
「それどころか今、どこにもいないわ。もちろんここにいることが一番望ましいけれど、存在しているだけで違うのよ」
「なんだよそれ」
魔法が飛び交い、剣がぶつかり、誰かが叫び、魔王が咆哮を上げる中。俺の耳はしっかりと二人の会話を聞いていた。
『デプスシーカー』と『エッジラック』ってヴィルさんとヴィデロさんだよね。2人とも今ここに来れないと思う。ヴィルさんはそもそもログインしてないし、ヴィデロさんはまだ現れてない。でもサラさんは何でヴィデロさんがいないことを知ってるんだろう。どこにもいないって、存在がなくなったわけじゃない、よね……。迷うときがあるって……まさかね。
「クラッシュ」
サラさんの呼び声に、クラッシュが前衛から後ろに下がる。
「ちょっとお使いに行ってきて欲しいの」
「お使い……? 今?」
「ええ。今じゃないとだめ」
「わかりました」
クラッシュが渋々頷くと、サラさんはよくわからない数字を並べた。
クラッシュが頷いてそれを転移の魔法陣魔法に組み込み、どこかへ跳んだ。
聖短剣を構えて、聖魔法を飛ばしながら、俺は内心青くなっていた。
なんかサラさんの言葉で、身体中の力が抜けそうだよ。
ヴィデロさん。
ヴィデロさん。
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