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587、ドロップ品のお礼
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ヴィデロさんの影たちに守られ、何度か影を消滅させて内心涙に暮れつつ倒した病の元凶魔物。
下手に幹が太かったせいか、浄化した後は剣を持つ人たちに囲まれてフルボッコにされていて、見ていてちょっとだけ哀れだった。
影たちはそのフルボッコメンバーを守る様に伸びてくる根っこを切り刻み、最後は断末魔の叫びが部屋にこだました。
キラキラと宙に舞っていく魔物を見送りながら、クエスト欄の通知音を聞く。
クリアだ。これで、一応『コウマ病騒動』は終わりを告げたってことか。よかった。
ヴィデロさんにはヒイロさん作シックポーションを一気飲みしてもらって、クエスト欄を開く。
『病の根源を消し去れ
北東に病を振りまくものが現れた
そのものを消し去り、脅威をなくせ
掃討率:100%
クリア報酬:???
クエスト失敗:病の根源を消し去ることが出来なかった トレ、ウノ居住区減少隔離 魔の力上昇
【クエストクリア!】
病を振りまくものを全て排除することが出来た
振りまくものの痕を浄化することにより、その地をより清浄にすることが出来た
クリアランク:S
クリア報酬:三種族絆値上昇 エルフの隠れ里解放 聖域解放 聖獣絆値上昇』
「うわあ、とうとうエルフの里と交流できるってことか」
その呟きによって、俺たちは既に交流済みだから忘れてたけど、エルフの里に行くにはそれなりに手順を踏まないと道にすら進めないんだったということを思い出した。セッテの裏の道を教えて貰えなかったら、雄太たちも『マッドライド』もエルフの里への道が開けてなかったってことだもんな。それが解放って、どんな風に解放されるのか気になるところだけど、もっと気になるのは。
「聖獣絆値上昇……俺、リザともっと仲良くなれるってこと?」
ということは、早速リザにオイシイノを食べさせてあげないとね。
ね、と隣にいたヴィデロさんを見上げれば、ヴィデロさんは笑うのを必死で我慢しているような顔をしていた。
何でそんな顔をしているのかな、と思いつつ、ユイが魔法陣魔法で皆を外に連れ出してくれるというので、俺はヴィデロさんと二人で外に出た。
外では、かなりの人数がその場所に集まっていた。
『リターンズ』『マッドライド』『トランス』もいて、その他にも何人もいたことで、もしかしてエミリさんが声を掛けた人たちがほぼ全員いるんじゃないか、なんて思ったりした。
中には、完全獣人アバターのプレイヤーもいて、見たことあるなあ、と首を傾げていると、その人たちが俺を見て手を振った。そうだ、一度獣人の村で炎虎相手に共闘したことある人たちだった。狼獣人の人と、人族二人、そしてエルフアバターのプレイヤーさんたち、久しぶりだ。どうやら彼らが『獣同盟』らしい。こっちに近付いてきた『獣同盟』の人たちは、ヒイロさんたちとすごく親し気に話してるから、今も率先して獣人の村に遊びに行ってるんじゃないかな。というのがわかる。そして見たことない、もう一人の完璧な虎獣人のプレイヤー、きっとあの人がタゲとりする人なんじゃなかろうか。5人パーティーなのかな。ヴィデロさんも皆を覚えていたらしく、笑顔で手を上げた。
俺たちの姿を確認したロウさんは、心配そうな顔をして、俺たちに近付いてきた。
そして、ヴィデロさんの肩をポンポンと叩いて、どこか調子悪いところはないか、身体に痛みはないか、苦しいところはないかと執拗に聞いてきた。ヴィデロさんが病に侵されていないか心配しているようだった。それに笑顔で問題ないと答えるヴィデロさん。素敵すぎ。
「マック君、お疲れ様。最後私も手伝いたかったけれど」
そう言って声をかけてきたのは、ユイルと仲良しの女性剣士のプレイヤーさんだった。
ケインさんが「お、赤いの。今日は手伝ってくれたのか」と声をかけると、女性剣士も「もちろんよ」と笑顔で返す。
「部屋が狭かったので、気持ちだけ貰っておきます。殲滅の手伝いありがとうございました」
俺が頭を下げると、女性剣士は「こういう時はやっぱり助け合いでしょ」とユイルに見せるのと同じ笑顔を浮かべた。
それにしても、と周りを見渡す。
30人は確実にいるプレイヤーたちに驚く。それのほぼすべてがトップを突っ走る高レベルのプレイヤーたちだった。
「エミリさんの人脈のすごさって」
「まあ、冒険者ギルドの統括だからな」
俺が尊敬の念を込めて呟くと、ヴィデロさんが苦笑して肩を竦めた。
「それにしても今回の魔物のドロップ品、ヤバいな」
「ほんとにな。マジ誘ってもらえてラッキーだったよ」
トレの冒険者ギルドで待つ間、今回の掃討に参加した人たちの言葉を聞いて、ドロップ品なんて全然気にしてなかったことに気付いた。
インベントリを開いてみると、そこにあったのは『耐撃ドロップ』『万能ドロップ』『耐魔ドロップ』とかいう、飴みたいな物だった。
これを舐めている間、防御力上昇、魔法防御力上昇、状態異常ガードが発動するらしい。透明な紙に包まれている、綺麗な宝石みたいな飴だった。飴もそうだけど、俺的には飴を包んでる透明な紙の方が気になるんだけど。とりあえず一つ舐めて、紙を鑑定してみようかな、なんて思ったくらい。
「うわ。飴ってくらいだから甘いのかと思ったら、味しねえ!」
早速誰かが舐めたらしい。味がしないとか。それって詐欺じゃないかな。なんて思っていると、どうして味がしないのか、聞こえて来た会話からわかった。この飴、えり好みをしない万能型だ。すごい。
「え、マジ? じゃあ俺も舐めれるかも。甘いの苦手なんだよ」
「確かに、戦闘中口ん中甘かったら集中も出来ねえかもな。効果どんなだ?」
「これ、『耐魔ドロップC』で、魔法防御力+5ってところかな。そこまでは上がらねえか」
「俺も舐めてみるかな。俺のは……これ、ランクDからAまで幅広いな」
「俺、ランクSゲットしたよ! ラッキー!」
会話を聞きながら、俺もドロップ品を確認していく。
ランクはBと、Aがメイン。でも二つほどSがあって、ちょっと嬉しい。
そして、目に入ったのは、ボスドロップと思われるアイテム。
『理性の原液』と書かれた小瓶は、錬金用素材だった。
ヴィデロさんも同じ物をゲットしたらしく、カバンの中からそれを取り出して、俺の手のひらに載せた。
雄太たちが「ボスドロップ、『耐神圧ドロップランクS』だってよ!」と騒いでいたので、俺たちとは違うドロップ品だったことがわかる。
錬金素材じゃなくて、ドロップの方の場合もあったんだ。タイシンアツってどんなんだろうな、と思いつつ、手の平に載せられた物を握りしめてヴィデロさんを見上げる。
「これ、ヴィデロさんがゲットした物でしょ。いいの?」
「だってそれはマック専用素材だろ。俺には使えないから使ってくれ」
こういうものを売って自分の懐に入れることだってできるのに、ヴィデロさんほんと好き。
「ありがとう。これの代わりになる物、何が欲しい?」
「マックのキス」
俺の問いにヴィデロさんが答えた瞬間、ドロップ品で盛り上がっていたはずの周りからは、歓声が上がった。
待って、何でそんなに盛り上がってるの。まさかヴィデロさんの言葉に反応したわけじゃなくて、凄いドロップ品が出たとかそういうのの歓声だよね。とちらりと周りを見ると、皆の視線がギルドの端の方にいた俺たちに集まってる気がした。
えっと、もしかして、ヴィデロさんの望んでいるものって、ここでの公開キス?
ヴィデロさんの袖を握って顔を見上げると、ヴィデロさんが楽しそうに笑っていた。
その顔が心臓を直撃する。
よし。公開キスでも何でも、ヴィデロさんが望むならしてあげましょう。
とくいっと袖を引く。
「マック、冗談だ……」
ヴィデロさんの何かを言いかけた唇に、背伸びをして、チョンとキスをかます。
どうだ、やってやったぜ。これでヴィデロさんにちょっかいを掛けるやつもいないだろ!
と鼻息荒くヴィデロさんを見上げると、ヴィデロさんが驚いたように目をまん丸にしていた。
その後、さっきとは段違いの嬉しそうな顔をしたので、周りの煩いぐらいの歓声が耳に入らなくなる。可愛い。好き!
次の瞬間、後頭部に手刀が飛んできた。
「お前らいい加減にしろっての。この後狩りに行くやつ増えるだろ」
後頭部を押さえながら後ろを振り向いたら、呆れたような顔をした雄太が立っていた。
いい加減にする? 無理だな。俺たち、新婚だから。
下手に幹が太かったせいか、浄化した後は剣を持つ人たちに囲まれてフルボッコにされていて、見ていてちょっとだけ哀れだった。
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そのものを消し去り、脅威をなくせ
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「うわあ、とうとうエルフの里と交流できるってことか」
その呟きによって、俺たちは既に交流済みだから忘れてたけど、エルフの里に行くにはそれなりに手順を踏まないと道にすら進めないんだったということを思い出した。セッテの裏の道を教えて貰えなかったら、雄太たちも『マッドライド』もエルフの里への道が開けてなかったってことだもんな。それが解放って、どんな風に解放されるのか気になるところだけど、もっと気になるのは。
「聖獣絆値上昇……俺、リザともっと仲良くなれるってこと?」
ということは、早速リザにオイシイノを食べさせてあげないとね。
ね、と隣にいたヴィデロさんを見上げれば、ヴィデロさんは笑うのを必死で我慢しているような顔をしていた。
何でそんな顔をしているのかな、と思いつつ、ユイが魔法陣魔法で皆を外に連れ出してくれるというので、俺はヴィデロさんと二人で外に出た。
外では、かなりの人数がその場所に集まっていた。
『リターンズ』『マッドライド』『トランス』もいて、その他にも何人もいたことで、もしかしてエミリさんが声を掛けた人たちがほぼ全員いるんじゃないか、なんて思ったりした。
中には、完全獣人アバターのプレイヤーもいて、見たことあるなあ、と首を傾げていると、その人たちが俺を見て手を振った。そうだ、一度獣人の村で炎虎相手に共闘したことある人たちだった。狼獣人の人と、人族二人、そしてエルフアバターのプレイヤーさんたち、久しぶりだ。どうやら彼らが『獣同盟』らしい。こっちに近付いてきた『獣同盟』の人たちは、ヒイロさんたちとすごく親し気に話してるから、今も率先して獣人の村に遊びに行ってるんじゃないかな。というのがわかる。そして見たことない、もう一人の完璧な虎獣人のプレイヤー、きっとあの人がタゲとりする人なんじゃなかろうか。5人パーティーなのかな。ヴィデロさんも皆を覚えていたらしく、笑顔で手を上げた。
俺たちの姿を確認したロウさんは、心配そうな顔をして、俺たちに近付いてきた。
そして、ヴィデロさんの肩をポンポンと叩いて、どこか調子悪いところはないか、身体に痛みはないか、苦しいところはないかと執拗に聞いてきた。ヴィデロさんが病に侵されていないか心配しているようだった。それに笑顔で問題ないと答えるヴィデロさん。素敵すぎ。
「マック君、お疲れ様。最後私も手伝いたかったけれど」
そう言って声をかけてきたのは、ユイルと仲良しの女性剣士のプレイヤーさんだった。
ケインさんが「お、赤いの。今日は手伝ってくれたのか」と声をかけると、女性剣士も「もちろんよ」と笑顔で返す。
「部屋が狭かったので、気持ちだけ貰っておきます。殲滅の手伝いありがとうございました」
俺が頭を下げると、女性剣士は「こういう時はやっぱり助け合いでしょ」とユイルに見せるのと同じ笑顔を浮かべた。
それにしても、と周りを見渡す。
30人は確実にいるプレイヤーたちに驚く。それのほぼすべてがトップを突っ走る高レベルのプレイヤーたちだった。
「エミリさんの人脈のすごさって」
「まあ、冒険者ギルドの統括だからな」
俺が尊敬の念を込めて呟くと、ヴィデロさんが苦笑して肩を竦めた。
「それにしても今回の魔物のドロップ品、ヤバいな」
「ほんとにな。マジ誘ってもらえてラッキーだったよ」
トレの冒険者ギルドで待つ間、今回の掃討に参加した人たちの言葉を聞いて、ドロップ品なんて全然気にしてなかったことに気付いた。
インベントリを開いてみると、そこにあったのは『耐撃ドロップ』『万能ドロップ』『耐魔ドロップ』とかいう、飴みたいな物だった。
これを舐めている間、防御力上昇、魔法防御力上昇、状態異常ガードが発動するらしい。透明な紙に包まれている、綺麗な宝石みたいな飴だった。飴もそうだけど、俺的には飴を包んでる透明な紙の方が気になるんだけど。とりあえず一つ舐めて、紙を鑑定してみようかな、なんて思ったくらい。
「うわ。飴ってくらいだから甘いのかと思ったら、味しねえ!」
早速誰かが舐めたらしい。味がしないとか。それって詐欺じゃないかな。なんて思っていると、どうして味がしないのか、聞こえて来た会話からわかった。この飴、えり好みをしない万能型だ。すごい。
「え、マジ? じゃあ俺も舐めれるかも。甘いの苦手なんだよ」
「確かに、戦闘中口ん中甘かったら集中も出来ねえかもな。効果どんなだ?」
「これ、『耐魔ドロップC』で、魔法防御力+5ってところかな。そこまでは上がらねえか」
「俺も舐めてみるかな。俺のは……これ、ランクDからAまで幅広いな」
「俺、ランクSゲットしたよ! ラッキー!」
会話を聞きながら、俺もドロップ品を確認していく。
ランクはBと、Aがメイン。でも二つほどSがあって、ちょっと嬉しい。
そして、目に入ったのは、ボスドロップと思われるアイテム。
『理性の原液』と書かれた小瓶は、錬金用素材だった。
ヴィデロさんも同じ物をゲットしたらしく、カバンの中からそれを取り出して、俺の手のひらに載せた。
雄太たちが「ボスドロップ、『耐神圧ドロップランクS』だってよ!」と騒いでいたので、俺たちとは違うドロップ品だったことがわかる。
錬金素材じゃなくて、ドロップの方の場合もあったんだ。タイシンアツってどんなんだろうな、と思いつつ、手の平に載せられた物を握りしめてヴィデロさんを見上げる。
「これ、ヴィデロさんがゲットした物でしょ。いいの?」
「だってそれはマック専用素材だろ。俺には使えないから使ってくれ」
こういうものを売って自分の懐に入れることだってできるのに、ヴィデロさんほんと好き。
「ありがとう。これの代わりになる物、何が欲しい?」
「マックのキス」
俺の問いにヴィデロさんが答えた瞬間、ドロップ品で盛り上がっていたはずの周りからは、歓声が上がった。
待って、何でそんなに盛り上がってるの。まさかヴィデロさんの言葉に反応したわけじゃなくて、凄いドロップ品が出たとかそういうのの歓声だよね。とちらりと周りを見ると、皆の視線がギルドの端の方にいた俺たちに集まってる気がした。
えっと、もしかして、ヴィデロさんの望んでいるものって、ここでの公開キス?
ヴィデロさんの袖を握って顔を見上げると、ヴィデロさんが楽しそうに笑っていた。
その顔が心臓を直撃する。
よし。公開キスでも何でも、ヴィデロさんが望むならしてあげましょう。
とくいっと袖を引く。
「マック、冗談だ……」
ヴィデロさんの何かを言いかけた唇に、背伸びをして、チョンとキスをかます。
どうだ、やってやったぜ。これでヴィデロさんにちょっかいを掛けるやつもいないだろ!
と鼻息荒くヴィデロさんを見上げると、ヴィデロさんが驚いたように目をまん丸にしていた。
その後、さっきとは段違いの嬉しそうな顔をしたので、周りの煩いぐらいの歓声が耳に入らなくなる。可愛い。好き!
次の瞬間、後頭部に手刀が飛んできた。
「お前らいい加減にしろっての。この後狩りに行くやつ増えるだろ」
後頭部を押さえながら後ろを振り向いたら、呆れたような顔をした雄太が立っていた。
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