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506、聖魔法レベリング
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ヨシューさんに聖魔法のレベルを上げていないのを気付かれてしまった俺は、調薬錬金術と共に聖魔法のレベル上げもしないといけなくなった。
というわけで週末。俺は雄太たちと共に辺境の壁近くに来ている。
臨時でパーティーを組んでくれて、俺の聖魔法レベル上げを手伝ってくれるのだ。
持つべきものは友達だね。
ヴィデロさんは今日は休みのはずだったのに、ロイさんの代わりに森の見回りに出ている。
とうとうフランさんが産気づいたらしい。予定よりもひと月も早いからどうしよう、なんてロイさん真っ青な顔をしていたとか。
産まれて落ち着いたら、俺とヴィデロさんを自宅に招待してくれるって言ってたから、今から楽しみ。
「至高の神よ、その尊き力の閃光で魔を切り裂け『聖閃光斬』」
聖短剣から光が扇状に飛び出して、魔物をザクっと切り裂く。ヨシューさん直伝の攻撃聖魔法だ。
なお、レベルは低いので威力はまだほぼない。見た目が派手なだけである。
「ねえ、マック君って聖魔法のレベルどれくらい?」
首を傾げながらユイが質問してくる。
何を隠そう、俺の聖魔法レベルはまだ4だ。
それを伝えると、ユイが驚いたように声をあげた。
「ほんとに? レベル4で辺境の魔物にあそこまでダメージ与えられるの? 凄いねマック君」
「え、でも微々たるものだよ、ダメージ」
「そんなことないよ。私の魔法レベルはもう三桁だもん。だからこそダメージ通るけど、レベル一桁台なんて普通は弾かれて終わっちゃうよ」
「そういうものなんだ」
「そうなの。ちゃんとHPバーが減ってるよね。凄いねえ」
ニコニコと凄いを連発するけど、ユイの魔法はさすが3桁台というだけあって、当たるとだいたいHPバーの三分の一から四分の一はHPを削っていく。俺の魔法はちょっとへっ……たか? くらいの差。これ、レベルが上がったら威力も上がるのかな。そう思いながら次々MPの許す限り魔法を唱えていると、レベルがピロンと上がった。
「やった聖魔法またレベル上がった。ホントはこういうのずるいってわかってるんだけど。ごめん」
「気にすんなっての。それ気にしてたら俺らがやってるレベル上げだって結構ずるかったから。勇者容赦ねえからガンガンレベル上がって面白かった」
「高橋ねえ、ボロボロになっても笑いながら勇者に掛かって行くんだよ。凄いよドン引き」
「え、ドン引きしてたのか……?」
ユイの言葉にショックを受けたような雄太に思わず笑うと、ユイが笑顔で「冗談だよ」と雄太の頭を背伸びして撫でていた。
そうこうしているうちにまたも魔物が現れる。ここまで引っ切り無しだと確かにレベル上がるのは早いなあ、なんて思いながら聖魔法を唱える。
半日ほど雄太たちにレベル上げに付き合ってもらうと、聖魔法はいつの間にやらレベル30まで上がっていた。すげえ。辺境すげえ。
ここまで聖魔法レベルが上がると、確かにHPが減ってるという目に見える成果が表れるからか、段々と楽しくなっていく。
やっぱりレベルが足りないからホーリーボムも威力が弱かったのかも。今の俺のホーリーボムは野球ボールからバスケットボール大に成長していた。ってことは、ヨシューさんの聖魔法レベルってどれくらいなんだろう。直径一メートル……まだまだ聖魔法も先は長いってことだよな。
皆お腹が空いたから、とお昼にすることにした俺たちは、せっかくだからと壁の上でお弁当を食べることにした。いい景色を見ながら囲むお弁当はきっと美味しい。
ということで、付き合ってくれる代わりに弁当は俺が用意するという約束を果たした俺は、辺境の壁の上でピクニックを敢行することにした。
見回りの人や登ってくるプレイヤーが通り過ぎる横で、何かの毛皮を雄太が敷く。
その上にひたすら作った食べ物を置いていくと、雄太たちの口から歓声が上がった。
もちろんお茶も注いで祈りを唱える。
「いただきまーす」
皆で手を合わせてから、料理に手を伸ばす。
大量に作ったはずのサンドイッチは次々消えて行き、おかずの載ったお皿も次々空になっていく。
「おいしい。食べ過ぎても太らないのがいいよね」
「ほんとね。現実ではセーブしないといけないのが辛いわ」
ユイと海里が揚げ物をつつきながら女子トークを繰り広げる。
雄太とブレイブは連携の相談をしている。いつものことだけどつい笑いを堪えていると、海里が「そういえばさっき使ってた短剣、あれが魔法攻撃の触媒なの?」と話題を振ってきた。
「杖じゃないなんて珍しいね」
「聖魔法しか使わないしね。それに俺、この短剣を構えてないと聖魔法使えないんだよ」
「そうなんだ。面白いね。その短剣ほんと綺麗だよね。見せてもらってもいい?」
「いいよ」
ユイが目を輝かせながら俺の腰にある聖短剣を見ていたので、鞘ごと外してユイに渡す。
ユイは手に取って、綺麗な装飾、とニコニコと短剣を見る。そして、鞘から抜こうとして、首を傾げた。
「なんか、抜いちゃいけない気がする。私じゃないって言われてるっていうか」
返すね、ありがとう、とユイが俺に短剣を差し出してくる。
短剣を受け取って、俺は改めて短剣を見下ろした。
めちゃくちゃフィットするっていうか、これが腰に下がっていて当たり前、抜いたらもう手に馴染みまくって離したくない、みたいな状態だった俺は、ユイの言葉がすごく不思議だった。それもまた、俺専用武器だってことなんだろうなあ。
久しぶりに聖短剣を見てみた俺は、「へ?」と変な声を出してしまった。
『ルミエールダガールーチェ【95/***】:闇を吸収変換し、聖を吸収しおのれの力とする聖なる短剣。闇属性以外のものを傷つけると少しずつ力を失っていくので注意が必要。祭典儀式用であり、装備したものは特有の聖魔法『サークルレクイエム』が使えるようになる』
「なんか、聖短剣成長してる……? 闇餌食べさせてないのに」
「なんだ?」
俺の呟きに、雄太たちが一斉にこっちを向いた。
「どうしたんだ? なんか壊れたのか?」
「これに耐久値はないんだけど、闇を吸収させてレベル上げるはずなのに、なぜか経験値が溜まってる」
鑑定眼で見た聖短剣の情報を雄太たちに教えると、「それは、もしかして」と海里が口を開いた。
「聖も吸収するってことでしょ。ってことは、その短剣を媒体にして聖魔法を発してるんだから、その聖魔法もちゃっかり吸収してるかして増えてるんじゃないかしら」
「なるほど……」
納得。ってことは、聖魔法のレベルも上がって聖短剣のレベルも上がって、一石二鳥ってことか。
「俄然ヤル気が出てきた」
二つのレベル上げだ。
おー! と気のいい返事をして、『高橋と愉快な仲間たち』が立ち上がる。
その後には、綺麗に食べ物のなくなった空の皿が残されていた。ってか俺あんまり食べてないんだけど! いつの間に!
皆で綺麗に後片付けをして、と言ってもまとめた皿を俺のインベントリにぶち込むだけなんだけど、俺たちはまたも魔物が跋扈する壁の下へ向かった。
大分詠唱を覚えるくらいにはひたすら聖魔法を使って、魔物たちに微々たるダメージを与え、時に浄化し、時に回復して、俺はひたすら聖魔法だけを使い続けた。
今も頭の中では「至高の神よ」と神に呼びかけ続けているような気がする。
夜まで付き合ってもらって雄太たちと臨時パーティーを解除するころには、俺の聖魔法は50に近くなっていた。一日でこんなに上がるとは思ってなかった。さすが辺境、経験値が全然違う。
ついでにパーソナルレベルも3くらい上がっていて、こんなところで毎日レベル上げしてたらそりゃ200なんてすぐ超えるよな、としみじみ思っていたら、雄太がニヤリと笑って肩を竦めた。
「壁の向こうはこんなもんじゃない美味しい経験値の塊がたんまりいるぞ。行ってみるか?」
「あ、無理ですごめんなさい」
壁向こうはまだ早いから。俺辺境付近でもまだ早いと思ってるのに。皆限界近くのレベルでやっと壁向こうに行けるんだろ。
俺はまだまだじゃん。
雄太たちと別れてトレに自力転移魔法陣で戻ってきた俺は、改めてルミエールダガールーチェを見た。
一日ブッ続けて聖魔法を打ってたせいか、聖短剣の経験値らしき数値は178になっていた。これがマックスになるとこの聖短剣はどうなるんだろう。
薬師と錬金術師は戦いで上がる職業じゃないのがまたいい。これからは率先して聖魔法で戦おう、と決めると、俺は聖短剣を鞘に戻した。
というわけで週末。俺は雄太たちと共に辺境の壁近くに来ている。
臨時でパーティーを組んでくれて、俺の聖魔法レベル上げを手伝ってくれるのだ。
持つべきものは友達だね。
ヴィデロさんは今日は休みのはずだったのに、ロイさんの代わりに森の見回りに出ている。
とうとうフランさんが産気づいたらしい。予定よりもひと月も早いからどうしよう、なんてロイさん真っ青な顔をしていたとか。
産まれて落ち着いたら、俺とヴィデロさんを自宅に招待してくれるって言ってたから、今から楽しみ。
「至高の神よ、その尊き力の閃光で魔を切り裂け『聖閃光斬』」
聖短剣から光が扇状に飛び出して、魔物をザクっと切り裂く。ヨシューさん直伝の攻撃聖魔法だ。
なお、レベルは低いので威力はまだほぼない。見た目が派手なだけである。
「ねえ、マック君って聖魔法のレベルどれくらい?」
首を傾げながらユイが質問してくる。
何を隠そう、俺の聖魔法レベルはまだ4だ。
それを伝えると、ユイが驚いたように声をあげた。
「ほんとに? レベル4で辺境の魔物にあそこまでダメージ与えられるの? 凄いねマック君」
「え、でも微々たるものだよ、ダメージ」
「そんなことないよ。私の魔法レベルはもう三桁だもん。だからこそダメージ通るけど、レベル一桁台なんて普通は弾かれて終わっちゃうよ」
「そういうものなんだ」
「そうなの。ちゃんとHPバーが減ってるよね。凄いねえ」
ニコニコと凄いを連発するけど、ユイの魔法はさすが3桁台というだけあって、当たるとだいたいHPバーの三分の一から四分の一はHPを削っていく。俺の魔法はちょっとへっ……たか? くらいの差。これ、レベルが上がったら威力も上がるのかな。そう思いながら次々MPの許す限り魔法を唱えていると、レベルがピロンと上がった。
「やった聖魔法またレベル上がった。ホントはこういうのずるいってわかってるんだけど。ごめん」
「気にすんなっての。それ気にしてたら俺らがやってるレベル上げだって結構ずるかったから。勇者容赦ねえからガンガンレベル上がって面白かった」
「高橋ねえ、ボロボロになっても笑いながら勇者に掛かって行くんだよ。凄いよドン引き」
「え、ドン引きしてたのか……?」
ユイの言葉にショックを受けたような雄太に思わず笑うと、ユイが笑顔で「冗談だよ」と雄太の頭を背伸びして撫でていた。
そうこうしているうちにまたも魔物が現れる。ここまで引っ切り無しだと確かにレベル上がるのは早いなあ、なんて思いながら聖魔法を唱える。
半日ほど雄太たちにレベル上げに付き合ってもらうと、聖魔法はいつの間にやらレベル30まで上がっていた。すげえ。辺境すげえ。
ここまで聖魔法レベルが上がると、確かにHPが減ってるという目に見える成果が表れるからか、段々と楽しくなっていく。
やっぱりレベルが足りないからホーリーボムも威力が弱かったのかも。今の俺のホーリーボムは野球ボールからバスケットボール大に成長していた。ってことは、ヨシューさんの聖魔法レベルってどれくらいなんだろう。直径一メートル……まだまだ聖魔法も先は長いってことだよな。
皆お腹が空いたから、とお昼にすることにした俺たちは、せっかくだからと壁の上でお弁当を食べることにした。いい景色を見ながら囲むお弁当はきっと美味しい。
ということで、付き合ってくれる代わりに弁当は俺が用意するという約束を果たした俺は、辺境の壁の上でピクニックを敢行することにした。
見回りの人や登ってくるプレイヤーが通り過ぎる横で、何かの毛皮を雄太が敷く。
その上にひたすら作った食べ物を置いていくと、雄太たちの口から歓声が上がった。
もちろんお茶も注いで祈りを唱える。
「いただきまーす」
皆で手を合わせてから、料理に手を伸ばす。
大量に作ったはずのサンドイッチは次々消えて行き、おかずの載ったお皿も次々空になっていく。
「おいしい。食べ過ぎても太らないのがいいよね」
「ほんとね。現実ではセーブしないといけないのが辛いわ」
ユイと海里が揚げ物をつつきながら女子トークを繰り広げる。
雄太とブレイブは連携の相談をしている。いつものことだけどつい笑いを堪えていると、海里が「そういえばさっき使ってた短剣、あれが魔法攻撃の触媒なの?」と話題を振ってきた。
「杖じゃないなんて珍しいね」
「聖魔法しか使わないしね。それに俺、この短剣を構えてないと聖魔法使えないんだよ」
「そうなんだ。面白いね。その短剣ほんと綺麗だよね。見せてもらってもいい?」
「いいよ」
ユイが目を輝かせながら俺の腰にある聖短剣を見ていたので、鞘ごと外してユイに渡す。
ユイは手に取って、綺麗な装飾、とニコニコと短剣を見る。そして、鞘から抜こうとして、首を傾げた。
「なんか、抜いちゃいけない気がする。私じゃないって言われてるっていうか」
返すね、ありがとう、とユイが俺に短剣を差し出してくる。
短剣を受け取って、俺は改めて短剣を見下ろした。
めちゃくちゃフィットするっていうか、これが腰に下がっていて当たり前、抜いたらもう手に馴染みまくって離したくない、みたいな状態だった俺は、ユイの言葉がすごく不思議だった。それもまた、俺専用武器だってことなんだろうなあ。
久しぶりに聖短剣を見てみた俺は、「へ?」と変な声を出してしまった。
『ルミエールダガールーチェ【95/***】:闇を吸収変換し、聖を吸収しおのれの力とする聖なる短剣。闇属性以外のものを傷つけると少しずつ力を失っていくので注意が必要。祭典儀式用であり、装備したものは特有の聖魔法『サークルレクイエム』が使えるようになる』
「なんか、聖短剣成長してる……? 闇餌食べさせてないのに」
「なんだ?」
俺の呟きに、雄太たちが一斉にこっちを向いた。
「どうしたんだ? なんか壊れたのか?」
「これに耐久値はないんだけど、闇を吸収させてレベル上げるはずなのに、なぜか経験値が溜まってる」
鑑定眼で見た聖短剣の情報を雄太たちに教えると、「それは、もしかして」と海里が口を開いた。
「聖も吸収するってことでしょ。ってことは、その短剣を媒体にして聖魔法を発してるんだから、その聖魔法もちゃっかり吸収してるかして増えてるんじゃないかしら」
「なるほど……」
納得。ってことは、聖魔法のレベルも上がって聖短剣のレベルも上がって、一石二鳥ってことか。
「俄然ヤル気が出てきた」
二つのレベル上げだ。
おー! と気のいい返事をして、『高橋と愉快な仲間たち』が立ち上がる。
その後には、綺麗に食べ物のなくなった空の皿が残されていた。ってか俺あんまり食べてないんだけど! いつの間に!
皆で綺麗に後片付けをして、と言ってもまとめた皿を俺のインベントリにぶち込むだけなんだけど、俺たちはまたも魔物が跋扈する壁の下へ向かった。
大分詠唱を覚えるくらいにはひたすら聖魔法を使って、魔物たちに微々たるダメージを与え、時に浄化し、時に回復して、俺はひたすら聖魔法だけを使い続けた。
今も頭の中では「至高の神よ」と神に呼びかけ続けているような気がする。
夜まで付き合ってもらって雄太たちと臨時パーティーを解除するころには、俺の聖魔法は50に近くなっていた。一日でこんなに上がるとは思ってなかった。さすが辺境、経験値が全然違う。
ついでにパーソナルレベルも3くらい上がっていて、こんなところで毎日レベル上げしてたらそりゃ200なんてすぐ超えるよな、としみじみ思っていたら、雄太がニヤリと笑って肩を竦めた。
「壁の向こうはこんなもんじゃない美味しい経験値の塊がたんまりいるぞ。行ってみるか?」
「あ、無理ですごめんなさい」
壁向こうはまだ早いから。俺辺境付近でもまだ早いと思ってるのに。皆限界近くのレベルでやっと壁向こうに行けるんだろ。
俺はまだまだじゃん。
雄太たちと別れてトレに自力転移魔法陣で戻ってきた俺は、改めてルミエールダガールーチェを見た。
一日ブッ続けて聖魔法を打ってたせいか、聖短剣の経験値らしき数値は178になっていた。これがマックスになるとこの聖短剣はどうなるんだろう。
薬師と錬金術師は戦いで上がる職業じゃないのがまたいい。これからは率先して聖魔法で戦おう、と決めると、俺は聖短剣を鞘に戻した。
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