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363、教会の中で待ち合わせ
しおりを挟む俺はニコロさんを待つ間、礼拝堂の隅で小さく小さくなっていた。
悪いことをしに来たんじゃないよ。ただニコロさんに渡したい物があるから来ただけだよ。
礼拝堂を意味もなく見回しながら、小さく溜め息を吐いていると、ピロンとチャット欄に通知が来た。
ユキヒラからだった。
『いきなりだな。用事って? またなんか世紀の大発見でもしたか?』
『大発見はしてない。でもユキヒラ関連のクエストがあってさ。お願いがあって来たんだ』
待っているだけも暇だったので、ユキヒラとチャットを始める。ユキヒラもゆっくりとチャット欄を見ていられるみたいで、すぐに返信が来た。
『お願いって? 俺関連とか、どんなクエストだよ。それに来たってどこに』
『セィに。今俺王宮内』
『王宮? そっかマックはフリーパス持ってるもんな。どこだよ。俺も今手が空いてるから会って話そうぜ』
『今俺、王宮内の教会本部にいるんだけど、ここまで来る?』
『?!』
帰ってきた二文字に思わず笑う。
文字だと驚いたときの表現が面白い。
『俺その建物嫌いなんだけど。なんだってまたそんなところにいるんだよ』
『ニコロさんがいるって聞いて』
『今から行くから』
ニコロさんの名前を出した瞬間、ユキヒラが釣れた。
やっぱりニコロさんが教皇になるってことなのかな。
待つことしばし、ユキヒラは本当に建物に来た。
肩で息をしている。急いできたのかな。
その間、俺はただ礼拝堂の隅っこで座って待ってただけ。ニコロさんもまだ現れない。まあ、そんな簡単に会えるとは思ってないけどね。
「マックお前、ニコロ導師と知り合いなのか?」
ユキヒラが来た時にドアを開けてくれた信者の人がはらはらと見守る中、ユキヒラは俺の肩をがしっと掴んで揺さぶった。
「知り合いっていうか、俺が「祈り」を習ったの、ニコロさんだもん」
「何でそんな大物とひょいひょい知り合えるんだよてめえは!」
「大物とか、そんなの知るわけないじゃん。ニコロさんはナスカ村で穢れた人を救ったすごい人だよ」
「……マックの裏フレンドリストを見てみたいぜ……」
ユキヒラはがっくりと項垂れた。
さすがにそれは見せれないよ。勇者とかエミリさんとかの名前も載ってるから。さすがにセイジさん含めあの三人が大物なのはわかるから。
「ユキヒラ殿? その方とお知り合いでしたか……?」
横で俺たちのやり取りを見ていた信者の人が恐る恐る声をかけて来る。
お知り合いでしたか。ユキヒラはちらりとこっちを見てから、「ああ」とだけ答えていた。
「ニコロ導師の弟子だ。こいつの「祈り」は俺も知ってるが、多分ここにいる誰よりもすげえ」
ニヤリと笑ってユキヒラがそう断言した。
そして、何かを企んでいるような顔つきをして、その信者に「だからよかったらニコロ導師に会わせてもらえねえか?」と頼み込んだ。
「ユキヒラ殿がそう言うのでしたら……では、ご案内します」
困ったような顔のまま、信者の人はこちらへ、と奥の隠された場所にあるドアに進んだ。
地図は生きてるから、建物内部の構造自体は変わってないらしい。
信者の人に案内されて、俺たちは教皇の間のある方に足を進めた。
「それにしても、今日は『幸運』はいねえんだな。一緒にいないなんて珍しいのな」
「ヴィデロさんは今日お仕事だからね。一人で来たよ。今度ノヴェ付近でデートする予定ではあるけど」
「デートな。ノヴェ付近って、なんかあるのか?」
「湖があるらしいから、2人で探し出して釣りデートするんだ」
教皇の間まではかなり歩くので、ユキヒラと雑談する。
「釣り? この世界に釣りなんてあるのか? ああ、でも魚売ってるから釣りは出来るってことか……?」
そっかこっちはコースト村の魚が入ってくるんだった。こっちに出すので精一杯って言ってたから、もしかしたら貴族街からこっちにしか出回ってないのかもしれない。
「釣り竿ゲットしたからさ。俺、釣りはあんまりやらないけど、魚料理が大好きだから」
作るのも食べるのもほんと好き。そしてヴィデロさんがそれを食べて顔を蕩けさせてくれるのを想像するだけで満たされる。ヴィデロさんに美味しい物食べさせたい。好き。
ついついヴィデロさんを思い出していると、ユキヒラが俺の顔を見てケッと唾を吐く真似をした。
「で、俺クエストって何なんだよ」
「ユキヒラってより、聖騎士を連れて来いっていうクエストなんだけどね」
「トレまで?」
「クワットロまで」
クエスト自体はすごく簡単シンプルなものだから、それをそのままユキヒラに伝える。すると、ユキヒラは「クワットロだったら二日か? 一日で行くか?」と時間を考え始めていた。ってことは来てくれるってことかな。
なんか、心なしかノリノリな気がする。
「時間なら大丈夫。二回跳べば着くからさ」
ユキヒラと二人だと、クワットロまでなら砂漠都市で一回補給したら余裕で行ける。
「……とぶ?」
「魔法陣魔法で……って知らなかったんだっけ」
「転移の魔法を使えるなんてのは、知らなかったよ。ってかその魔法を使えるのがダンジョンサーチャーだけって認識してたんだけど、何で」
「クラッシュも使えるよ。俺の場合、先生はクラッシュ。クラッシュは、セイジさんから習ったみたい」
魔法陣魔法の入手先を教えると、ユキヒラはしばし沈黙した。そして、「……何か伝手がねえと、新しいスキルは覚えねえってことか……」とがっくりと肩を落とした。
まあ、マックだしな、という一言で無理やり話を終わらせたユキヒラは、ちらりと俺を一瞥すると、深い溜め息を吐いた。
教皇の間に着くと、信者の人が扉をコンコンとノックした。
「どうぞ」
ふわっとした優しい声が中から聞こえてくる。ニコロさんだ。
失礼します、と断って部屋に入って行く信者の後ろを付いて部屋に入ると、教皇の椅子、ではなくて、端の方に置かれた机に座って、ニコロさんが手にペンを持ちながら顔を上げた。
積み重ねられた紙がすごく忙しそう。
「ニコロさん!」
「マックさん……?」
声を掛けると、俺に気付いたニコロさんが驚いたように目を開いた。
隣に立っていた最初にニコロさんを呼びに行ってくれた人が「本当にお知り合いだったのですか」と小さく驚いたのが耳に微かに入ってきて、やっぱり警戒されていたんだってことがわかった。
「お元気そうで何よりです」
ニコロさんはそう言うと、にっこりと笑った。でもやっぱり顔色は悪く、何やら無茶をしてるんじゃないかと思わせる。
「ユキヒラさんも、こんなところまでご足労ありがとうございます。今日は何か御用ですか? その席に座れという事でしたら、既にお断りしたはずですが」
「いえ、今日はマックの付き合いです。マックとは友人で」
「そうなのですか。マックさんのお知り合いでもあったのですか」
二人の会話に、俺はん? と首を傾げた。ニコロさん、教皇になることは断ってた?
なのにここにいて、何をしてるんだろう。
「あの、ニコロさん。教皇にはならないんですか?」
「マックさん、私は、その席に座れるような器はないのですよ。それでしたら、よほどユキヒラさんの方がふさわしいと思いませんか? ディスペルを二度唱えただけで魔力切れになるような私は、その席に座る資格すらありません」
にっこりと、でもニコロさんはそう断言した。
やっぱり魔力が少ないのを苦にしてるのか。
俺はインベントリからショールを取り出して、それを手にニコロさんに近付いた。
「俺、ニコロさんに貰って欲しいものがあって持ってきたんです」
「私に……?」
「はい。俺がすごく信頼している人に作ってもらったんですけど、これ」
椅子に座っているニコロさんの横に移動して、手にしたレースのショールを広げる。
横で若い信者の人が警戒したのがわかったけど、悪いことをしようとしてるわけじゃないから、そのままショールをニコロさんの肩に掛けた。
「これ、魔力半減のショールなんです。今穢れてる人はいないですけど、よければ何か魔法を唱えてみてください。出来れば、今までギリギリ魔力切れで使えなかった聖魔法とか」
「しかし……」
「魔力回復は俺の薬に任せてください。効果は知ってますよね。あれから腕を上げましたから」
「マックさん」
「お願いします。もしニコロさんが教会のトップに立ってくれたら、これ以上すごくいいことはないなって、俺、ほんとに思って。だから、俺も出来る限りのことはしたいんです」
あの腐った元教皇を思い出しながら、俺は本心を零していた。捕物時一緒にいたユキヒラも、俺の言葉を聞いて苦い顔をしている。もしかして、ユキヒラも同じ思いでニコロさんにその椅子に座れって言ってたのかもしれない。ニコロさんは一度話せば本当にできた人だってことがすぐわかるくらい誠実な人だから。
「……わかりました。一度だけですよ。今まで、一度も唱え切れたことのない聖魔法を一度だけです。もし私が昏倒したら、すべてを諦めてくださいね」
最後の一言は、隣に立っていた信者、俺たちを連れてきてくれた信者、そして、ユキヒラに向けて言っていた。
ずっとずっと魔力が少ないことを苦にして来たのに、ここにきてまた同じように苦にしてるから。
「誰かがその席に就かなくては教会自体がなくなってしまうことは理解しているんです。私にその器があれば、他により良い人が現れるまでの道しるべになるのも、やぶさかではありません。ですが、私は本当にその資格はないのです」
まるで独り言のように呟くと、ニコロさんは徐に手を組んだ。
「気高く美しい至高の神よ、その力を私の身体に宿し目の前の者を癒すことをお許しください。ホーリーキュア……」
ニコロさんの呪文が、辺りを浄化していくような錯覚に陥る。そして、俺の少しだけ減っていたHPが回復した。あ、ちゃんと魔法が発動してる。
ニコロさんもそれがわかったのか、驚いたように俺を見た。
「どういう、ことでしょう……」
「そのショールは必要な魔力を半分にしてくれるショールなんです。なんでも、魔力を貯めて置ける蚕の糸から編んだらしくて。俺も同じような物を持ってるんですけど、すごくいいですよね」
俺の言葉に、ニコロさんは立ち上がった。そして、肩に掛けられていたショールを外すと、綺麗に畳んで俺に返してきた。
「こんな高価なものいただけません。これはマックさんが使うべきです。とても魅力的な物ですが、私にはそれに支払える対価もありません。なので、これはしまってください」
「対価は、『聖魔法』ではだめですか? これはニコロさんのために作ってもらった物です。だから、貰ってもらわないと俺が困るんです。でもって、ただで『聖魔法』の講義をして欲しいんです。ダメですか」
「祈り」を教えて貰ったときと同じような手を使った俺は、ニコロさんが差し出している手をかたくなに拒んだ。
だって、教会、潰したの俺だから。だから、もし立ち直るならニコロさんに立ってもらえるとすごくホッとするんだ。このまま教会が潰れたらそれはそれで聖魔法が失われちゃうんだろ。そうしたら、穢れ呪いは本当にアイテムだよりになっちゃう。でもアイテムを作るのにも「祈り」が必要だから、聖魔法がなくなったらそのアイテムも作れなくなっちゃうんだ。そうしたら、この世界はヤバい。そうでなくても魔大陸の魔物が渡ってきたりしてるのに。せっかくレガロさんが動いてくれたのに、せっかくレガロさんの見える未来に光が射したのに、それじゃまた闇に染まっちゃいそうなんだもん。
「マックさん……それでも、もしこれを羽織ったとしても、私の魔力ではさっきのホーリーキュアだけで精いっぱいです。器ではないということなんですよ。もっと、きっともっとふさわしい人が」
「その、ふさわしいと思われた人が『闇魔法』の使い手になったってのは、噂では聞いてますか?」
ニコロさんの言葉を遮るように、ユキヒラが口を開いた。
その言葉にニコロさんの顔が辛そうなものに変わる。詳細を知ってる人の顔だった。
「あの方が教皇に立たれてすぐに、私は教会を辞しましたので……どうして、そんな恐ろしいことが……もしまだ教会に残っていたら、そんな乱心したあの方をお止めすることもできたのかもしれないと、何度悔いた事か」
「だからこそ、自身で器じゃないと言いながらもここに来てくれたんですね」
「聖魔法を、すたれさせてはなりませんから」
「だったら、ニコロ導師が上に立って皆を引っ張っていったらいいんですよ」
「ユキヒラさんの方が、よほど私よりふさわしいではありませんか」
「俺は! 異邦人だから!」
いきなりユキヒラが声を荒げた。
俺もニコロさんも、いきなりのことにビクッと身体を揺らす。
「俺は、異邦人だから、グランデの住人じゃないから、ダメなんだよ。この世界をよくしたいのに、俺にはここ以外に現実の生活が待ってて、そっちを優先しなきゃいけなくて、そんでもって、彼女がいるこの世界をどうにかしたいのに、俺じゃ力不足で……! 何も出来ねえんだよ!」
「ユキヒラさん……」
ユキヒラの言葉が、俺の胸に突き刺さった。
ユキヒラもそういえば本気の恋をしてるんだった。俺も、同じ痛みを知ってる。でも、ユキヒラ。何も出来ないわけじゃないよ。ちゃんとできることはあるよ。
ギュッと手を握りしめて、俺は奥歯を噛み締めた。
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