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39、緊急依頼
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よし、週末だ! ひたすらヴィデロさんと遊ぶぞ! と意気込んでログインすると、工房の玄関に張り紙が貼ってあった。
『マックへ
ちょっと手伝って欲しい
雑貨屋 クラッシュ』
張り紙なんて初めてだったので、俺は何かあったのかと慌ててクラッシュの元に行った。
いつもは俺がふらっとクラッシュの元に行くと、そこからクエスト話が始まるから受動的クエストなんだ。でも今回のこれは、いつもと全然違う。
雑貨屋に着くと、クラッシュがカウンターの上で薬を移動ボックスに入れているところだった。見たところ、俺が売った薬も入っている。
「どうしたのクラッシュ。なんかあったか?」
慌てて飛び込んできた俺を見て、クラッシュがいつものように「やあ」と声を掛けてくる。
「待ってたよ。マックさ、一応戦闘出来るよね。ちょっと冒険者ギルドの方から指名で依頼を受けたんだけど、それを手伝ってもらえないかと思って」
「え、クラッシュが指名依頼?」
「うん、母さんに頼まれちゃって」
ああ、そういえばクラッシュのお母さん、ギルドの偉い人だったっけ。
「張り紙なんて初めてだからびっくりして慌ててきたけど。大変なことなのか?」
「そこまで大変ではないと思うけど、ちょっと遠出するから、護衛兼現地調達をと思って」
「え?」
護衛兼現地調達?
意味が分からなくて首を捻った瞬間、ピコンとクエスト欄が光った。
早速それを開いてみる。
『【NEW】クラッシュを護衛せよ
クラッシュとともにセッテの街にポーション類を届けよう!
今セィ及びセッテの街で深刻なポーション不足に陥っている。
クラッシュとともにセッテの冒険者ギルドにポーション類を納品しよう!
クラッシュ所持のハイポーション500
クラッシュ所持のマジックハイポーション500
その他にハイポーション99本
マジックハイポーション99本
セッテの冒険者ギルドに納品
無事、クラッシュを冒険者ギルドに連れて行こう!
タイムリミット3日間
(冒険者ギルド所持のクイックホース馬車使用可)
クリア報酬:100,000Gガル 冒険者ランク1UP
クエスト失敗:規定数納品ならず トレ雑貨屋閉店』
うわ、破格、なのかな。
護衛とか受けたことないから適正報酬がわからないけど。金額設定の報酬が来たってことは、本来ならギルドから誰かに依頼が行くようなやつなのかな。クラッシュの報酬ってほぼ他では手に入らなそうな物関係が多かったから。
これ、俺なんかが受けていいクエストなのかな。
でも他にポーション納品できる人ってあんまりいなそうだしなあ。知り合いの薬師も今はポーション系なんて作ってないらしいし。もっと高みを目指してるらしいし。
冒険者ランクなんて全然上げてないから、ここで上がるのはいいことなのかなあ。
と考えて、ふと雄太の言葉を思い出した。
『めっちゃ報酬がいい護衛物って、ほぼ間違いなく野盗とか山賊とかが襲ってくるんだよ』
まんまこれだ。なんか絶対途中襲ってくる。
このクエスト失敗の雑貨屋閉店って、もしかしてクラッシュの未来にめっちゃ関わってくる、とか。
ちょっとこれ、ヤバい奴だ。報酬がどうのじゃなくて、クラッシュの命がかかったようなやつだ。
受けないと、確実に失敗するような奴だ。でもなんで俺。って、クラッシュ、他に名前教えたプレイヤーってあんまりいないのかな。
「受ける。依頼、受けるからちょっとだけ準備させてくれないか?」
「助かる。信頼できるやつ、他にあんまりいなくてさ」
やっぱりだ。好感度が高いから、俺に声がかかったんだ。
よかったと笑顔を見せるクラッシュをむざむざ死なせるわけにはいかない。
「俺もギルドに寄って馬車を借りてくるから、じゃあ一時間後にまた店に来てくれる?」
「わかった」
笑顔のクラッシュに見送られながら、俺は急いで工房に向かった。
ポーションとかは規定分は余裕であるから、ある分だけ全部インベントリに突っ込む。道中何があっても、即死以外は対応できるように、過剰なまでに詰め込む。薬類でインベントリが占められていくけれどかまわない。少なくなっていた状態異常系の薬も詰め込む。デカい魔物とかじゃなかったら、これがあれば大体何とかなる。盗賊とかだったら、どうしよう。俺、まだPKとかしたことないんだけど。たとえレッドネームでも躊躇いそうだなと、クラッシュの命とレッドネームのNPCの命を必死で天秤にかけるイメージをする。よし、たぶん大丈夫。
あとは、あとは何が必要だろう。食料系も、もし道からそれたら必要になるかも。逃げるの前提で。
俺はひたすら備えあれば憂いなしと呟きながら、次々とインベントリに物を詰め込んでいった。
「待て待て待て。クラッシュの店の薬も全部で1000本持ってくんだよな。馬車に詰め込んで、その薬が途中盗賊に襲われて減ったらどうなるんだ?! ダメだ、もっとインベントリ空けないと。ここに詰め込んでおけば、最悪馬車がなくなっても物自体はあるから、依頼はクリアに近付く。よし、クラッシュを守りつつ、薬も守る。これで行こう。馬車は偽装みたいな感じで荷物は入れないようにしよう」
最初からヤバいとわかってるクエストって、すごく心臓に悪い。
悪い方向にしか想像できなくなるから。
「あ、そうだ。一応雄太に連絡しておこう」
ふと、セッテにいるという雄太を思い出して、俺は久々にチャット欄を開いた。
これは相手が戦闘中じゃなかったらメッセージを送れるやつだ。味気ないからあんまりチャットしたことなかったんだよなあ。大体雄太っていつも戦闘中だし。
『これから依頼でセッテに行くことになった
俺への指名クエストで護衛していくんだけど
高橋が言ってた例のアレっぽい
絶対途中で何かあるやつだ
無事着いたら連絡入れる』
ポーンとメッセージを送って、チャット欄を閉じる。
その後何とか色々と厳選して、俺はまたクラッシュの雑貨屋へ戻った。
雑貨屋の前には、でかい馬がいた。
背中なんか、俺が手を伸ばしても届かないほど高い。
引いている荷車がとんでもなく小さく見える。
「うわぁ……デカい」
絶対に見れないだろうと思っていた、話に聞いていたクイックホースが目の前にいる。
「母さんに借りてきた。あっちに今薬師がいないらしいし、農園の作物がなんかの病気で被害を受けているらしくて、緊急なんだって」
「病気か……」
あの俺が必死こいたクエストみたいな感じの、向こうでも発生して、誰かが失敗したのかな。それは悲惨すぎる。
あの枯草たちを思い出して、思わず眉間に皺が寄る。あの害虫駆除剤のレシピはあるから、もしアレの時は向こうで作って農園にあげよう。でもあれ、錬金以外でもクリア手段があるのかな、薬師がって言ってたし。また違った手順のクエストなのかなあ。それとも錬金術師が実は他にいたとか。だったらぜひ交流しないと!
そんなことを思いながら、俺はクラッシュとともに馬車の御者台に座った。
門に差し掛かると、クラッシュが手に取っていた手綱を引いて、速度を落とし、ぴたりと馬車を停めた。
横を見ると、鎧を着たヴィデロさんが立って、俺を驚いたように見ている。
「急ぎだから時間がないけど、どうする? マック」
気を利かせてくれたらしい。ちょっと嬉しい。俺はありがとう、と礼を言ってヴィデロさんの方に向き直った。
「ヴィデロさん、これからちょっと依頼でクラッシュと一緒にセッテまで行ってくるね」
「ずいぶん遠いな。クラッシュと一緒にか。浮気はダメだぞ」
結構真顔で言ってるのがおかしい。
俺がヴィデロさん以外にあんなことするわけないじゃん。
クラッシュも横で吹き出してるから。
「気を付けて行ってこいよ。俺もついて行きたいところだけど、遠いから難しいしな」
「ヴィデロさん、俺がちょっとは戦えるの知ってるだろ。大丈夫。クイックホースの速さを堪能してくる! 他にこんな機会ないし!」
行くよ、と馬車を走らせ始めるクラッシュの横で、心配そうに俺を見るヴィデロさんに手を振って、街を後にする。徐々にスピードを上げていくクイックホースは、本当にすぐに俺の視界からヴィデロさんの姿を消してしまった。
『マックへ
ちょっと手伝って欲しい
雑貨屋 クラッシュ』
張り紙なんて初めてだったので、俺は何かあったのかと慌ててクラッシュの元に行った。
いつもは俺がふらっとクラッシュの元に行くと、そこからクエスト話が始まるから受動的クエストなんだ。でも今回のこれは、いつもと全然違う。
雑貨屋に着くと、クラッシュがカウンターの上で薬を移動ボックスに入れているところだった。見たところ、俺が売った薬も入っている。
「どうしたのクラッシュ。なんかあったか?」
慌てて飛び込んできた俺を見て、クラッシュがいつものように「やあ」と声を掛けてくる。
「待ってたよ。マックさ、一応戦闘出来るよね。ちょっと冒険者ギルドの方から指名で依頼を受けたんだけど、それを手伝ってもらえないかと思って」
「え、クラッシュが指名依頼?」
「うん、母さんに頼まれちゃって」
ああ、そういえばクラッシュのお母さん、ギルドの偉い人だったっけ。
「張り紙なんて初めてだからびっくりして慌ててきたけど。大変なことなのか?」
「そこまで大変ではないと思うけど、ちょっと遠出するから、護衛兼現地調達をと思って」
「え?」
護衛兼現地調達?
意味が分からなくて首を捻った瞬間、ピコンとクエスト欄が光った。
早速それを開いてみる。
『【NEW】クラッシュを護衛せよ
クラッシュとともにセッテの街にポーション類を届けよう!
今セィ及びセッテの街で深刻なポーション不足に陥っている。
クラッシュとともにセッテの冒険者ギルドにポーション類を納品しよう!
クラッシュ所持のハイポーション500
クラッシュ所持のマジックハイポーション500
その他にハイポーション99本
マジックハイポーション99本
セッテの冒険者ギルドに納品
無事、クラッシュを冒険者ギルドに連れて行こう!
タイムリミット3日間
(冒険者ギルド所持のクイックホース馬車使用可)
クリア報酬:100,000Gガル 冒険者ランク1UP
クエスト失敗:規定数納品ならず トレ雑貨屋閉店』
うわ、破格、なのかな。
護衛とか受けたことないから適正報酬がわからないけど。金額設定の報酬が来たってことは、本来ならギルドから誰かに依頼が行くようなやつなのかな。クラッシュの報酬ってほぼ他では手に入らなそうな物関係が多かったから。
これ、俺なんかが受けていいクエストなのかな。
でも他にポーション納品できる人ってあんまりいなそうだしなあ。知り合いの薬師も今はポーション系なんて作ってないらしいし。もっと高みを目指してるらしいし。
冒険者ランクなんて全然上げてないから、ここで上がるのはいいことなのかなあ。
と考えて、ふと雄太の言葉を思い出した。
『めっちゃ報酬がいい護衛物って、ほぼ間違いなく野盗とか山賊とかが襲ってくるんだよ』
まんまこれだ。なんか絶対途中襲ってくる。
このクエスト失敗の雑貨屋閉店って、もしかしてクラッシュの未来にめっちゃ関わってくる、とか。
ちょっとこれ、ヤバい奴だ。報酬がどうのじゃなくて、クラッシュの命がかかったようなやつだ。
受けないと、確実に失敗するような奴だ。でもなんで俺。って、クラッシュ、他に名前教えたプレイヤーってあんまりいないのかな。
「受ける。依頼、受けるからちょっとだけ準備させてくれないか?」
「助かる。信頼できるやつ、他にあんまりいなくてさ」
やっぱりだ。好感度が高いから、俺に声がかかったんだ。
よかったと笑顔を見せるクラッシュをむざむざ死なせるわけにはいかない。
「俺もギルドに寄って馬車を借りてくるから、じゃあ一時間後にまた店に来てくれる?」
「わかった」
笑顔のクラッシュに見送られながら、俺は急いで工房に向かった。
ポーションとかは規定分は余裕であるから、ある分だけ全部インベントリに突っ込む。道中何があっても、即死以外は対応できるように、過剰なまでに詰め込む。薬類でインベントリが占められていくけれどかまわない。少なくなっていた状態異常系の薬も詰め込む。デカい魔物とかじゃなかったら、これがあれば大体何とかなる。盗賊とかだったら、どうしよう。俺、まだPKとかしたことないんだけど。たとえレッドネームでも躊躇いそうだなと、クラッシュの命とレッドネームのNPCの命を必死で天秤にかけるイメージをする。よし、たぶん大丈夫。
あとは、あとは何が必要だろう。食料系も、もし道からそれたら必要になるかも。逃げるの前提で。
俺はひたすら備えあれば憂いなしと呟きながら、次々とインベントリに物を詰め込んでいった。
「待て待て待て。クラッシュの店の薬も全部で1000本持ってくんだよな。馬車に詰め込んで、その薬が途中盗賊に襲われて減ったらどうなるんだ?! ダメだ、もっとインベントリ空けないと。ここに詰め込んでおけば、最悪馬車がなくなっても物自体はあるから、依頼はクリアに近付く。よし、クラッシュを守りつつ、薬も守る。これで行こう。馬車は偽装みたいな感じで荷物は入れないようにしよう」
最初からヤバいとわかってるクエストって、すごく心臓に悪い。
悪い方向にしか想像できなくなるから。
「あ、そうだ。一応雄太に連絡しておこう」
ふと、セッテにいるという雄太を思い出して、俺は久々にチャット欄を開いた。
これは相手が戦闘中じゃなかったらメッセージを送れるやつだ。味気ないからあんまりチャットしたことなかったんだよなあ。大体雄太っていつも戦闘中だし。
『これから依頼でセッテに行くことになった
俺への指名クエストで護衛していくんだけど
高橋が言ってた例のアレっぽい
絶対途中で何かあるやつだ
無事着いたら連絡入れる』
ポーンとメッセージを送って、チャット欄を閉じる。
その後何とか色々と厳選して、俺はまたクラッシュの雑貨屋へ戻った。
雑貨屋の前には、でかい馬がいた。
背中なんか、俺が手を伸ばしても届かないほど高い。
引いている荷車がとんでもなく小さく見える。
「うわぁ……デカい」
絶対に見れないだろうと思っていた、話に聞いていたクイックホースが目の前にいる。
「母さんに借りてきた。あっちに今薬師がいないらしいし、農園の作物がなんかの病気で被害を受けているらしくて、緊急なんだって」
「病気か……」
あの俺が必死こいたクエストみたいな感じの、向こうでも発生して、誰かが失敗したのかな。それは悲惨すぎる。
あの枯草たちを思い出して、思わず眉間に皺が寄る。あの害虫駆除剤のレシピはあるから、もしアレの時は向こうで作って農園にあげよう。でもあれ、錬金以外でもクリア手段があるのかな、薬師がって言ってたし。また違った手順のクエストなのかなあ。それとも錬金術師が実は他にいたとか。だったらぜひ交流しないと!
そんなことを思いながら、俺はクラッシュとともに馬車の御者台に座った。
門に差し掛かると、クラッシュが手に取っていた手綱を引いて、速度を落とし、ぴたりと馬車を停めた。
横を見ると、鎧を着たヴィデロさんが立って、俺を驚いたように見ている。
「急ぎだから時間がないけど、どうする? マック」
気を利かせてくれたらしい。ちょっと嬉しい。俺はありがとう、と礼を言ってヴィデロさんの方に向き直った。
「ヴィデロさん、これからちょっと依頼でクラッシュと一緒にセッテまで行ってくるね」
「ずいぶん遠いな。クラッシュと一緒にか。浮気はダメだぞ」
結構真顔で言ってるのがおかしい。
俺がヴィデロさん以外にあんなことするわけないじゃん。
クラッシュも横で吹き出してるから。
「気を付けて行ってこいよ。俺もついて行きたいところだけど、遠いから難しいしな」
「ヴィデロさん、俺がちょっとは戦えるの知ってるだろ。大丈夫。クイックホースの速さを堪能してくる! 他にこんな機会ないし!」
行くよ、と馬車を走らせ始めるクラッシュの横で、心配そうに俺を見るヴィデロさんに手を振って、街を後にする。徐々にスピードを上げていくクイックホースは、本当にすぐに俺の視界からヴィデロさんの姿を消してしまった。
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