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昔の話 (※はR-18)
だいすきなおにいちゃんと CASE2※
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お風呂上がり
*
「シアン、来いよ」
兄に呼ばれて振り返る。お風呂から出て、髪をタオルで拭いている途中だった。まだ上は裸なのに......こうして、1人の時間を過ごしているときに兄が入ってくることは、少なくない。シアンは歩み寄りながらも、キッと兄を睨み上げ、以前ならばしなかっただろう、抗議の声を上げる。
「兄上、オレはまだ魔力減ってないですから......っ」
兄は一瞬、ほぅと意外そうに眉を上げた。でも......
「出てってくださっ......むぐぐ!」
口を塞がれ、それから逃れようと後ずさる。兄もどんどん壁際に追い詰めてくる。
「いいのか?罰を与えるぞ」
罰__その言葉を聞くと、兄を追い払おうとしていたシアンの頭の中の考えはぐるぐると渦巻いてしまう。前より自身がついて、外の世界に味方ができても、兄の力には圧倒的に及ばないのだ。
「なにをすれば......いいんですか」
また挿れられてしまうのか、あれは魔力が本当に無いときだけにしてほしい......ようやく口から手を離してくれた兄を上目遣いに見ると、悩むような顔でシアンの身体のあちこちを見ている。子供用の下着一枚しか履いていなくて、身体がすぅすぅする以上に恥ずかしい。
「うーん......」
兄の手が伸びてきて、今度は口ではなくもっと下に触った。背骨がびくっと震える。長い指でがっしりと腰を掴まれ、それがだんだん下がっていき......
「ちょうど良さそうだな」
シアンの子鹿のように細い太ももが掴まれる。風呂上がりの体温には兄の手は冷たい。シアンはびくっと身構えて、兄の次の言葉を待った。
「シアンははさむだけでいい」
*
「んっ......うっ......んん......」
兄の腹の上。
「兄上っ......これで、いいんですか?」
小さな身体を、風呂上がりの火照った状態のまま、前に後ろに懸命に揺らしている。一糸まとわぬ裸体。額からは汗が滴り、顔も真っ赤になっている。
「あぁそう......もっときつく締めて」
寝転がった兄はたいそう満足そうに下からシアンを眺めている。その硬く勃起したソレは、温かな2つの肉に挟まれていた。
挿入してはいない。シアンの太もも。その付け根に近いところで兄のペニスは圧迫され、擦られ、しごかれている。ぎこちないリズムだが、懸命さは感じられ興奮は高まる。
「ふっ、ふぅ......」
__なんてことを頼む兄だろう。
激しく身体を揺らすシアンの視界には兄の大きなソレしか入らず、思考も従って乱れていた。
__いつもみたいに挿れられるんだと思ったらこんなことなんて。大きい。いつもと違って今ははっきり見えてるから尚更......こんなのを挿れられてたのか。他の兄上たちもこうなのかな。それにこの体勢......まるでオレの股間についてるみたいだ。大きなのが......
実際のシアンの小さなイチモツは、兄の大きなモノにくっついて、身体の揺れに合わせて弱々しく揺れていた。
「あー、温かい。やっぱり風呂上がりに頼んで正解だったな」
リラックスした兄とは反対に、シアンは汗まみれで力んでいる。ぎゅうぎゅうと自分の太ももを押し付けて。ぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう......
「んん......」
そのうち、シアン自身の身体もなぜか快感を感じ始めた。擦られている箇所が絶妙にこそばゆく、いつも兄のを受け入れているあたりがキュっと締まる。視界に大モノが映っているのも、感情をかき立てる。
「なんだぁ?シアン。まだ足りないぞ」
そう言いながらも兄はかなり限界が近い様子だ。先走りが垂れ、シアンの肌を汚す。
兄もそしてシアン自身も気づいていないが、このときシアンのも勃っていた。まだ知らない、未知の現象。いつも兄たちのソレを受け入れながらも、自分にも起こることだとは考えていなかった。
「あに、うえ......」
がくん、がくん。腹の上で腰を振る。
「あっ......シアン、もう......っ」
兄が白濁の噴水を浴びせるのと同時に、シアンも小さく射精した。細い背中が反って、ビクビクっと震える。洗ったばかりのはずの身体に、髪に、白い液が跳ねている。
「はぁっ......はぁっ......」
心臓がドクドクと跳ねるのを感じる。荒く息をしつつシアンは、初めて達したことに理解が追いつかず、兄の腹の上で放心している。
「シアン......?」
兄はまだ幼い顔を覗き込んだが、シアンは返事をしない。
「......まぁいいや。部屋に持ち帰ってもう一発ヤろう」
*
「シアン、来いよ」
兄に呼ばれて振り返る。お風呂から出て、髪をタオルで拭いている途中だった。まだ上は裸なのに......こうして、1人の時間を過ごしているときに兄が入ってくることは、少なくない。シアンは歩み寄りながらも、キッと兄を睨み上げ、以前ならばしなかっただろう、抗議の声を上げる。
「兄上、オレはまだ魔力減ってないですから......っ」
兄は一瞬、ほぅと意外そうに眉を上げた。でも......
「出てってくださっ......むぐぐ!」
口を塞がれ、それから逃れようと後ずさる。兄もどんどん壁際に追い詰めてくる。
「いいのか?罰を与えるぞ」
罰__その言葉を聞くと、兄を追い払おうとしていたシアンの頭の中の考えはぐるぐると渦巻いてしまう。前より自身がついて、外の世界に味方ができても、兄の力には圧倒的に及ばないのだ。
「なにをすれば......いいんですか」
また挿れられてしまうのか、あれは魔力が本当に無いときだけにしてほしい......ようやく口から手を離してくれた兄を上目遣いに見ると、悩むような顔でシアンの身体のあちこちを見ている。子供用の下着一枚しか履いていなくて、身体がすぅすぅする以上に恥ずかしい。
「うーん......」
兄の手が伸びてきて、今度は口ではなくもっと下に触った。背骨がびくっと震える。長い指でがっしりと腰を掴まれ、それがだんだん下がっていき......
「ちょうど良さそうだな」
シアンの子鹿のように細い太ももが掴まれる。風呂上がりの体温には兄の手は冷たい。シアンはびくっと身構えて、兄の次の言葉を待った。
「シアンははさむだけでいい」
*
「んっ......うっ......んん......」
兄の腹の上。
「兄上っ......これで、いいんですか?」
小さな身体を、風呂上がりの火照った状態のまま、前に後ろに懸命に揺らしている。一糸まとわぬ裸体。額からは汗が滴り、顔も真っ赤になっている。
「あぁそう......もっときつく締めて」
寝転がった兄はたいそう満足そうに下からシアンを眺めている。その硬く勃起したソレは、温かな2つの肉に挟まれていた。
挿入してはいない。シアンの太もも。その付け根に近いところで兄のペニスは圧迫され、擦られ、しごかれている。ぎこちないリズムだが、懸命さは感じられ興奮は高まる。
「ふっ、ふぅ......」
__なんてことを頼む兄だろう。
激しく身体を揺らすシアンの視界には兄の大きなソレしか入らず、思考も従って乱れていた。
__いつもみたいに挿れられるんだと思ったらこんなことなんて。大きい。いつもと違って今ははっきり見えてるから尚更......こんなのを挿れられてたのか。他の兄上たちもこうなのかな。それにこの体勢......まるでオレの股間についてるみたいだ。大きなのが......
実際のシアンの小さなイチモツは、兄の大きなモノにくっついて、身体の揺れに合わせて弱々しく揺れていた。
「あー、温かい。やっぱり風呂上がりに頼んで正解だったな」
リラックスした兄とは反対に、シアンは汗まみれで力んでいる。ぎゅうぎゅうと自分の太ももを押し付けて。ぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう......
「んん......」
そのうち、シアン自身の身体もなぜか快感を感じ始めた。擦られている箇所が絶妙にこそばゆく、いつも兄のを受け入れているあたりがキュっと締まる。視界に大モノが映っているのも、感情をかき立てる。
「なんだぁ?シアン。まだ足りないぞ」
そう言いながらも兄はかなり限界が近い様子だ。先走りが垂れ、シアンの肌を汚す。
兄もそしてシアン自身も気づいていないが、このときシアンのも勃っていた。まだ知らない、未知の現象。いつも兄たちのソレを受け入れながらも、自分にも起こることだとは考えていなかった。
「あに、うえ......」
がくん、がくん。腹の上で腰を振る。
「あっ......シアン、もう......っ」
兄が白濁の噴水を浴びせるのと同時に、シアンも小さく射精した。細い背中が反って、ビクビクっと震える。洗ったばかりのはずの身体に、髪に、白い液が跳ねている。
「はぁっ......はぁっ......」
心臓がドクドクと跳ねるのを感じる。荒く息をしつつシアンは、初めて達したことに理解が追いつかず、兄の腹の上で放心している。
「シアン......?」
兄はまだ幼い顔を覗き込んだが、シアンは返事をしない。
「......まぁいいや。部屋に持ち帰ってもう一発ヤろう」
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