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同じ穴の狢 ※
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※久木×三ツ橋で調教があります(本番は無し)シャワ浣もしてます。
「まず、事前の準備を教えてあげる。服を全部脱いで、浴室においで」
ここで拒否をしても、きっとどうにもならないのだろう。昨日の久木の痴態が頭を過ぎりながら、理玖は大人しく服を脱いだ。
しかしパンツ一枚になったところで、やっぱり羞恥が勝ってしまい、手が止まってしまう。
「……仕方ないな。ほら、諦めなさい」
つかつかと近寄ってきた久木が、パンツを掴んで下げてしまった。昔、小学生の時に担任が「絶対にお友達のズボンを下ろしてはいけません」と真面目な顔をして行っていたのを思い出した。
隠されていた淫部が露わになり、理玖は羞恥に顔を赤らめた。昨日も久木にフェラチオをされるときに見られたどころか咥えられたが、素面で全裸にさせられるのは、わけが違った。
「時間は有限。さ、行くよ」
腕を引っ張られて、浴室に連れて行かれた。扉を閉められて、裸の美しい男二人で向かい合う。
「僕達は男だから、女みたいに膣があるわけじゃない。セックスのときに使うのは後ろ。つまりアナルだってことはわかるよね?」
「……はい」
昨日散々見せられたのだから、いやでもわかる。篠崎のペニスを受け入れて、悶え感じていた久木の顔と、ギチギチに広がっていた後ろの孔。自分もあんな風にされてしまうのだろうか。
「聞くけど、最後に排便したのはいつ?」
「え……その、今朝です」
「ここに来る前に風呂に入ったときは、ちゃんとお尻洗った?」
「あ、当たり前じゃないですか!」
「変な声出すなって。よしよし、まあ大丈夫かな」
何が大丈夫なのか、さっぱりわからない。問診する看護師のようなことを聞いてきた久木の手にあるシャワーの先端には、ヘッドが無かった。
「シャワ浣するには、ヘッドは邪魔だからね」
シャワ浣。シャワー浣腸の略だというのは、辛うじてわかった。
「直腸ってのは汚いんだよ。そりゃそうだよね。綺麗な顔をしてても、腸の中は不潔なんだから、コンドームしてても挿れるのは抵抗がある。だから、事前にここを綺麗にしておく」
それなら挿れなければいいじゃないか、という返答は無意味だ。
「ほら、お尻突き出して。今日は僕がやってあげるから、明日から自分でやってくること。いいね?」
「ひっ!?」
尻を掴まれて孔にシャワーノズルの先端をつけられた。咄嗟に逃げようとする腰を無慈悲に捕まえて、久木はシャワーの水圧をあげた。
「力抜いて。ちゃんと中を綺麗にしないと意味がない」
「や、なにこれ……へんな感じ……っ」
「尻の中洗われるって、変な感じするよね。そろそろお湯が溜まったかな」
きゅぽんっとノズルが抜かれる。
腹の中には湯が溜まっていて、ちろちろと股の間からこぼれている感触が不快で、泣きそうだった。
「じゃあ、お湯出して。いきんでお腹に力入れる感じで」
「わかりました……ふ、んんっ」
ここまで来たら、素直に言うことを聞くしかない。言われた通りに下腹部に力を込めると、じゃばっと湯が出てきた。
はっはっ、と息が上がる。これでもう終わりだろうか。
しかし久木は無情に告げた。
「じゃ、あと二回くらい同じことしようか」
風呂から上がって、ベッドにぐったり横になっていると、テキパキとサイドテーブルに物が出されていった。
ローションに、コンドーム。それからよくわからない細長いくの字型になっている、黒い物体。なんだろうこれ、とじっと見つめていると、久木がニヤリと笑った。
「もしかして初めて見る?これ、エネマグラって言うんだけど」
「えね、まぐら?」
「その発音だと、本当に知らないんだね。好奇心でアナニーとか調べたことない?」
「ありません!」
「そっか」
ムキになって言うと、サッと流された。
「前立腺マッサージ用の器具。元は医療用で作られたらしいけど、めちゃくちゃ気持ちいいよ」
実感を伴った感想だった。
「あ、ちゃんと新品だから安心して。三ツ橋専用♡」
「………」
「使い方教えたら、これも自分で使って開発すること。宿題ね」
どんどんやることが増えている気がする。
「さてと、じゃあそろそろ休憩終わりにして中触ってみようか」
「え、コレで終わりじゃないんですか」
「当たり前でしょ。一週間なんてあっという間なんだから、ちんたらしてたら痛い思いするのは三ツ橋。ほら、足開いて」
「ちょ、待ってくださ……」
全裸のままバスタオルを借りて巻いていただけだったのが、取り払われて足を開かされた。
一人で風呂に入る年齢になってから誰にも見せたことのないそこを、会ったばかりの先輩に見られている。
「まずは、アナル周辺のマッサージね」
サイドテーブルからローションを手に取ると、中身を手のひらに出して、指に纏わせた。ローションが纏わりついた久木の細長い指が、ぴたりと理玖の後孔に触れた。
「ひっ!」
「力抜いて」
「む、無理です」
「まぁ最初はそうか」
一人納得すると、ローションまみれの指を動かした。後孔の付近を、円を描くように、ゆっくりと滑らせていく。マッサージをしているようだ。
「この辺りの筋肉の緊張を解すと、後々入りやすいから。あと、会陰の方も。何か感じる?」
「ぞわぞわ、します」
「ふふ、敏感なんだ。いいね、その方が気持ちよくなれる」
喋りながら、指の動きは止まらない。
無意識にぴくっと付け根の筋肉を動かすと、久木が将来有望だと笑った。
「じゃ、そろそろ中入れてみよっか」
言うや否や、さらにローションが足されてぷつんと人差し指が中に入ってくる。
異物感がひどくて、理玖は眉を顰めた。
「痛くない?」
「いたくは、ない、です」
「良かった。動かすよ」
中に入ってきた指が、出し入れされたり折り曲げられる。余裕が出てきたら、もう一本指が足されて、アナルを開かされた。
「綺麗な色してる。こういうの、喜ぶ男多いから、覚悟してね」
何を覚悟しろと言うのだろうか。
自分でも見たことなんてない、内壁を押し広げられて見られる羞恥心に、顔を隠した。
瞬間、久木の指先がある一点を掠めて、腰がビクンと跳ねた。
「!?な、なに……」
「前立腺。男が触られると気持ちよくなっちゃうところ」
「まって、そこ、だめ」
「時間ないから、一回イッてみようか」
理玖の静止なんて耳を貸さず、中の指が動く。見つけられてしまった弱点を、擦って、触れられるたびに、奇妙な快感が走った。
「後ろ触られただけで勃起しちゃうなんて、三ツ橋才能あるよ」
久木のもう一方の手が、半勃ちになっていた理玖のペニスを握った。前立腺への刺激だけでゆるく勃起していたことを指摘され、カッと顔が熱くなる。
前も後ろも、擦られて、気持ち良いところを責められた。手慣れた久木の手にかかれば、まな板の上の鯉に等しい。
瞬く間に性感が高められて、息が浅くなっていく。
「あっ、だめ、せんぱっ……いっちゃ」
「後ろに集中して。アナル弄られながらイッちゃうってことを意識して」
「あっ、あっ……」
前立腺を擦る指の動きが、早くなる。言われるがままに、意識が未知なる快楽に支配されていった。
「いくときは、イクって声に出して」
その方が喜ばれるから、と囁かれるままに喉から声が出ていた。
「イく、イッちゃう、あっ、あっ……!」
「指、すっごい締め付けてる」
きゅうっと中を締め付けながら、仰け反って絶頂に達してしまった。ひくひくと痙攣して、自分の体が自分のものではないような錯覚に陥った。
「めちゃくちゃエロい顔してる」
覗き込んできた久木が、微笑んだ。
「まず、事前の準備を教えてあげる。服を全部脱いで、浴室においで」
ここで拒否をしても、きっとどうにもならないのだろう。昨日の久木の痴態が頭を過ぎりながら、理玖は大人しく服を脱いだ。
しかしパンツ一枚になったところで、やっぱり羞恥が勝ってしまい、手が止まってしまう。
「……仕方ないな。ほら、諦めなさい」
つかつかと近寄ってきた久木が、パンツを掴んで下げてしまった。昔、小学生の時に担任が「絶対にお友達のズボンを下ろしてはいけません」と真面目な顔をして行っていたのを思い出した。
隠されていた淫部が露わになり、理玖は羞恥に顔を赤らめた。昨日も久木にフェラチオをされるときに見られたどころか咥えられたが、素面で全裸にさせられるのは、わけが違った。
「時間は有限。さ、行くよ」
腕を引っ張られて、浴室に連れて行かれた。扉を閉められて、裸の美しい男二人で向かい合う。
「僕達は男だから、女みたいに膣があるわけじゃない。セックスのときに使うのは後ろ。つまりアナルだってことはわかるよね?」
「……はい」
昨日散々見せられたのだから、いやでもわかる。篠崎のペニスを受け入れて、悶え感じていた久木の顔と、ギチギチに広がっていた後ろの孔。自分もあんな風にされてしまうのだろうか。
「聞くけど、最後に排便したのはいつ?」
「え……その、今朝です」
「ここに来る前に風呂に入ったときは、ちゃんとお尻洗った?」
「あ、当たり前じゃないですか!」
「変な声出すなって。よしよし、まあ大丈夫かな」
何が大丈夫なのか、さっぱりわからない。問診する看護師のようなことを聞いてきた久木の手にあるシャワーの先端には、ヘッドが無かった。
「シャワ浣するには、ヘッドは邪魔だからね」
シャワ浣。シャワー浣腸の略だというのは、辛うじてわかった。
「直腸ってのは汚いんだよ。そりゃそうだよね。綺麗な顔をしてても、腸の中は不潔なんだから、コンドームしてても挿れるのは抵抗がある。だから、事前にここを綺麗にしておく」
それなら挿れなければいいじゃないか、という返答は無意味だ。
「ほら、お尻突き出して。今日は僕がやってあげるから、明日から自分でやってくること。いいね?」
「ひっ!?」
尻を掴まれて孔にシャワーノズルの先端をつけられた。咄嗟に逃げようとする腰を無慈悲に捕まえて、久木はシャワーの水圧をあげた。
「力抜いて。ちゃんと中を綺麗にしないと意味がない」
「や、なにこれ……へんな感じ……っ」
「尻の中洗われるって、変な感じするよね。そろそろお湯が溜まったかな」
きゅぽんっとノズルが抜かれる。
腹の中には湯が溜まっていて、ちろちろと股の間からこぼれている感触が不快で、泣きそうだった。
「じゃあ、お湯出して。いきんでお腹に力入れる感じで」
「わかりました……ふ、んんっ」
ここまで来たら、素直に言うことを聞くしかない。言われた通りに下腹部に力を込めると、じゃばっと湯が出てきた。
はっはっ、と息が上がる。これでもう終わりだろうか。
しかし久木は無情に告げた。
「じゃ、あと二回くらい同じことしようか」
風呂から上がって、ベッドにぐったり横になっていると、テキパキとサイドテーブルに物が出されていった。
ローションに、コンドーム。それからよくわからない細長いくの字型になっている、黒い物体。なんだろうこれ、とじっと見つめていると、久木がニヤリと笑った。
「もしかして初めて見る?これ、エネマグラって言うんだけど」
「えね、まぐら?」
「その発音だと、本当に知らないんだね。好奇心でアナニーとか調べたことない?」
「ありません!」
「そっか」
ムキになって言うと、サッと流された。
「前立腺マッサージ用の器具。元は医療用で作られたらしいけど、めちゃくちゃ気持ちいいよ」
実感を伴った感想だった。
「あ、ちゃんと新品だから安心して。三ツ橋専用♡」
「………」
「使い方教えたら、これも自分で使って開発すること。宿題ね」
どんどんやることが増えている気がする。
「さてと、じゃあそろそろ休憩終わりにして中触ってみようか」
「え、コレで終わりじゃないんですか」
「当たり前でしょ。一週間なんてあっという間なんだから、ちんたらしてたら痛い思いするのは三ツ橋。ほら、足開いて」
「ちょ、待ってくださ……」
全裸のままバスタオルを借りて巻いていただけだったのが、取り払われて足を開かされた。
一人で風呂に入る年齢になってから誰にも見せたことのないそこを、会ったばかりの先輩に見られている。
「まずは、アナル周辺のマッサージね」
サイドテーブルからローションを手に取ると、中身を手のひらに出して、指に纏わせた。ローションが纏わりついた久木の細長い指が、ぴたりと理玖の後孔に触れた。
「ひっ!」
「力抜いて」
「む、無理です」
「まぁ最初はそうか」
一人納得すると、ローションまみれの指を動かした。後孔の付近を、円を描くように、ゆっくりと滑らせていく。マッサージをしているようだ。
「この辺りの筋肉の緊張を解すと、後々入りやすいから。あと、会陰の方も。何か感じる?」
「ぞわぞわ、します」
「ふふ、敏感なんだ。いいね、その方が気持ちよくなれる」
喋りながら、指の動きは止まらない。
無意識にぴくっと付け根の筋肉を動かすと、久木が将来有望だと笑った。
「じゃ、そろそろ中入れてみよっか」
言うや否や、さらにローションが足されてぷつんと人差し指が中に入ってくる。
異物感がひどくて、理玖は眉を顰めた。
「痛くない?」
「いたくは、ない、です」
「良かった。動かすよ」
中に入ってきた指が、出し入れされたり折り曲げられる。余裕が出てきたら、もう一本指が足されて、アナルを開かされた。
「綺麗な色してる。こういうの、喜ぶ男多いから、覚悟してね」
何を覚悟しろと言うのだろうか。
自分でも見たことなんてない、内壁を押し広げられて見られる羞恥心に、顔を隠した。
瞬間、久木の指先がある一点を掠めて、腰がビクンと跳ねた。
「!?な、なに……」
「前立腺。男が触られると気持ちよくなっちゃうところ」
「まって、そこ、だめ」
「時間ないから、一回イッてみようか」
理玖の静止なんて耳を貸さず、中の指が動く。見つけられてしまった弱点を、擦って、触れられるたびに、奇妙な快感が走った。
「後ろ触られただけで勃起しちゃうなんて、三ツ橋才能あるよ」
久木のもう一方の手が、半勃ちになっていた理玖のペニスを握った。前立腺への刺激だけでゆるく勃起していたことを指摘され、カッと顔が熱くなる。
前も後ろも、擦られて、気持ち良いところを責められた。手慣れた久木の手にかかれば、まな板の上の鯉に等しい。
瞬く間に性感が高められて、息が浅くなっていく。
「あっ、だめ、せんぱっ……いっちゃ」
「後ろに集中して。アナル弄られながらイッちゃうってことを意識して」
「あっ、あっ……」
前立腺を擦る指の動きが、早くなる。言われるがままに、意識が未知なる快楽に支配されていった。
「いくときは、イクって声に出して」
その方が喜ばれるから、と囁かれるままに喉から声が出ていた。
「イく、イッちゃう、あっ、あっ……!」
「指、すっごい締め付けてる」
きゅうっと中を締め付けながら、仰け反って絶頂に達してしまった。ひくひくと痙攣して、自分の体が自分のものではないような錯覚に陥った。
「めちゃくちゃエロい顔してる」
覗き込んできた久木が、微笑んだ。
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