14 / 39
間話 或る生徒の妄想(生徒会長×司)
令嬢様は生徒会長に逆らえない2 ※
しおりを挟む
続きを読むのか……?と一瞬悩んだが、こんな途中でやめたところで、気になってしまうだろう。だったら覚悟を決めて、最後まで読む。
どうせ20~30ページ程度しかないので、あっという間だ。1ページあたりの情報量が多いし濃すぎるけど。
「い、行くぞ龍次!」
「……俺は検閲がてら見るけど、トラウマにならないといいな」
龍次はなんか達観した目になっている。これまでも、生徒が所持していたありとあらゆる違反物を押収してチェックしていることもあって、慣れてはいるんだろう。
とはいえ、二次元にされていたとしてもリアル友人が知り合いにエロいことをされている漫画なんて、好んで読みたくはない。
先程のページに戻り、次を捲った。
チンコを剥き出しにされて、美作に擦られている。流石にチンコをそのまま描くのは色々まずいこともあって、一部に修正がされていた。AVと似たようなアレだろうか。
「あっ、あ、ああ......だめぇっ」
「ほら、どんどん勃ってきた。エッチな汁がいっぱい垂れてきてるよ」
エロ漫画みたいな(これ自体エロ漫画以外の何者でもないが)セリフを吐きながら、勃起したチンコが奴の手で扱かれている。
あっ♡あっ♡なんて、ハートマークがついた喘ぎを溢して、本の中の俺は気持ちよさそうなトロトロの顔になっていた。
ぐちゃ♡ ぐちゃ、ぐちゃ♡という擬音が生々しい。
「ぁん、ひぅっ......♡ ぁ、あ♡」
「足、プルプル震えてるね?お腹の筋肉も痙攣してきた。イキそう?」
「言わない、でぇ……あ、だめ、いく、イくうぅぅ!」
AVみたいな声を上げながら、本の中の俺が奴の手の中に射精した。真っ赤な顔で、なのに顔は心底気持ちいいとばかりに蕩け切っている。
いや確かに出すの気持ちいいけどさ……右手が相棒の身からしても……いやでも、このシチュエーションはちょっと……。
ハァ、ハァ……と余韻に浸りながらも、無理矢理イかされたことにキッと美作を睨み上げた俺だったが、腰砕けになってしまってそのまま崩れ落ちそうになった。
そこを、グイッと奴に引き寄せられて、移動させられるとソファの上に押し倒される。
「やめて、退いてくださ……っ」
「脱がせるよ」
奴の胸に手を当てて押すが、びくともせずにズボンを脱がされて放り投げられた。
これがリアル俺だったが、押し倒される前に殴って逃げていたことだろう。流石にヤられそうになったら正当防衛だろ。でも実際キスされた時引き剥がせなかったから、そういうところはリアルなんだよなぁ……。
両足を持って、開かされる。
う、うわーーー!股開かされてる……。これが美少女のエロ漫画だったならよかったのだが、残念ながら大股開きにさせられているのは、俺自身だった。メンタルにダメージ。
足を開かされたままのしかかられて、奴の指が俺の後ろの穴、つまりは肛門に押し当てられた。展開が早い。
つか、そうだよな……男同士ってアナルセックスだもんな……。
ここはエロ漫画と同じファンタジーで、いきなり指を突っ込まれて、どこかを触られた瞬間、俺は驚いた顔をしながら喘いでいた。
「前立腺、気持ちいいね」
「や、そこ、触らない、で……っひ、ぁ゛!?」
「ほら、もっと啼いて」
アレだろうか、女の子で言うGスポット的なのだろうか。前立腺。そっか……男ってそこが気持ちよくなるんだ……。
いらん知識を得てしまった。
どうせ20~30ページ程度しかないので、あっという間だ。1ページあたりの情報量が多いし濃すぎるけど。
「い、行くぞ龍次!」
「……俺は検閲がてら見るけど、トラウマにならないといいな」
龍次はなんか達観した目になっている。これまでも、生徒が所持していたありとあらゆる違反物を押収してチェックしていることもあって、慣れてはいるんだろう。
とはいえ、二次元にされていたとしてもリアル友人が知り合いにエロいことをされている漫画なんて、好んで読みたくはない。
先程のページに戻り、次を捲った。
チンコを剥き出しにされて、美作に擦られている。流石にチンコをそのまま描くのは色々まずいこともあって、一部に修正がされていた。AVと似たようなアレだろうか。
「あっ、あ、ああ......だめぇっ」
「ほら、どんどん勃ってきた。エッチな汁がいっぱい垂れてきてるよ」
エロ漫画みたいな(これ自体エロ漫画以外の何者でもないが)セリフを吐きながら、勃起したチンコが奴の手で扱かれている。
あっ♡あっ♡なんて、ハートマークがついた喘ぎを溢して、本の中の俺は気持ちよさそうなトロトロの顔になっていた。
ぐちゃ♡ ぐちゃ、ぐちゃ♡という擬音が生々しい。
「ぁん、ひぅっ......♡ ぁ、あ♡」
「足、プルプル震えてるね?お腹の筋肉も痙攣してきた。イキそう?」
「言わない、でぇ……あ、だめ、いく、イくうぅぅ!」
AVみたいな声を上げながら、本の中の俺が奴の手の中に射精した。真っ赤な顔で、なのに顔は心底気持ちいいとばかりに蕩け切っている。
いや確かに出すの気持ちいいけどさ……右手が相棒の身からしても……いやでも、このシチュエーションはちょっと……。
ハァ、ハァ……と余韻に浸りながらも、無理矢理イかされたことにキッと美作を睨み上げた俺だったが、腰砕けになってしまってそのまま崩れ落ちそうになった。
そこを、グイッと奴に引き寄せられて、移動させられるとソファの上に押し倒される。
「やめて、退いてくださ……っ」
「脱がせるよ」
奴の胸に手を当てて押すが、びくともせずにズボンを脱がされて放り投げられた。
これがリアル俺だったが、押し倒される前に殴って逃げていたことだろう。流石にヤられそうになったら正当防衛だろ。でも実際キスされた時引き剥がせなかったから、そういうところはリアルなんだよなぁ……。
両足を持って、開かされる。
う、うわーーー!股開かされてる……。これが美少女のエロ漫画だったならよかったのだが、残念ながら大股開きにさせられているのは、俺自身だった。メンタルにダメージ。
足を開かされたままのしかかられて、奴の指が俺の後ろの穴、つまりは肛門に押し当てられた。展開が早い。
つか、そうだよな……男同士ってアナルセックスだもんな……。
ここはエロ漫画と同じファンタジーで、いきなり指を突っ込まれて、どこかを触られた瞬間、俺は驚いた顔をしながら喘いでいた。
「前立腺、気持ちいいね」
「や、そこ、触らない、で……っひ、ぁ゛!?」
「ほら、もっと啼いて」
アレだろうか、女の子で言うGスポット的なのだろうか。前立腺。そっか……男ってそこが気持ちよくなるんだ……。
いらん知識を得てしまった。
10
お気に入りに追加
180
あなたにおすすめの小説

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い


悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

BlueRose
雨衣
BL
学園の人気者が集まる生徒会
しかし、その会計である直紘は前髪が長くメガネをかけており、あまり目立つとは言えない容姿をしていた。
その直紘には色々なウワサがあり…?
アンチ王道気味です。
加筆&修正しました。
話思いついたら追加します。

モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる