35 / 164
◆ 一章二話 暮れの橋 * 元治元年 六月
疑惑
しおりを挟む
――ああ。この人はどうやら、相手の懐に入り込むのが上手いらしい。
促されるまま永倉、藤堂、原田の三人部屋へと案内した斎藤は、さして時をかけることなく愁介をそのように評した。何しろ怪我の療養で在室していた永倉と藤堂が、愁介の姿を見るなり暑さでだれていた表情をぱっとほころばせて、
「お、松平じゃないのさ! 何、わざわざ来てくれたの?」
「いらっしゃーい! 遠慮せず入りなよ、こっちはだるい体勢のままで申し訳ないけど!」
そうして諸手を挙げて、愁介を迎え入れてしまったからである。
原田は巡察に出て不在だったが、二人がこうでは似た反応になったのではないだろうか。
奥で片膝を立てて柱にもたれていた永倉も、頭に包帯を巻かれたまま布団の上に寝転がっていた藤堂も、気兼ねなく体勢をそのままに、愁介が部屋に入り目の前で腰を据えてさえ警戒する様子を欠片も窺わせはしなかった。
「へへ、お邪魔します。良かった、お二人ともお元気そうで」
明るく返した愁介に、永倉と藤堂は嬉しそうに歯を見せて微笑み合う。
「まあ、実際に大した怪我でもなかったしねぇ」
「オレも。ハチもオレも、手や頭がぐるぐる巻きだから大層に見えるってだけだしさ?」
愁介の斜め後ろ、部屋を入ってすぐの場所に腰を下ろした斎藤は、室内が和やかな空気に包まれるのを眺めながら思案した。
――同じ修羅場をくぐり抜けた者同士の気安さかと感心すべきか、それとも……。
「そういや松平、池田屋では総司を助けてくれたんだってね。後で聞いたよ、ありがとね」
永倉が感慨深げに言って、無事なほうの左手をはためかせた。
「あー、あいつも暑気当たりで倒れたんだっけ」と、布団にうつ伏せのままの藤堂は、腕にあごを乗せながら思い返すように視線を上げる。
「ええ、まあ。でも、助けたってのは大げさかなぁ。びっくりして慌てただけで、オレはほとんど何もできませんでしたから」
愁介が苦笑交じりに首をすくめると、永倉は「何の」と不敵に笑う。
「ご謙遜は結構。お前がいてくれなきゃ、総司は無傷じゃ済まなかったかもしれないしね。……ていうか思ったんだけどさ。敬語いらなくない?」
「え?」
「だって俺ら、戦友じゃないのさ。他はどう言うかわからないけど、少なくとも俺らには必要以上に堅苦しくなってもらわなくていいってこと」
永倉が言うと、藤堂も笑って「あー、ていうかハチ」と訴えるように布団を軽く叩いた。
「むしろ本来なら、オレ達のほうが敬語使わなきゃなんないんじゃないっけ? 松平って会津様のご子息なんでしょ?」
しかしその言葉に、永倉は明らかにわかっていたような顔で「そうだっけ?」なんて茶目っ気を含ませた視線を愁介に送った。
愁介はこれに悪戯っぽく唇の端を引き上げて答える。
「落胤の身分なんて、あってないようなもんですよ」
「それは同感ー」
藤堂は声を弾ませて、だらしなく寝返りを打ちながら自身の鼻先を指差した。
「あのねー、松平。オレも落胤なんだよ、津の藤堂家のね!」
「あ、そうなんだ? わあ、じゃあ一緒だ」
一緒一緒、と二人は笑い、互いの手のひらを叩き合わせて小気味良い音を立てる。
「ってことだし、松平が許してくれるんなら気楽なお付き合いができたらいいなーって思うんだけど」
「むしろそれはオレも望むところかな、よろしくお願いします」
愁介は永倉とも視線を合わせて微笑みを交わし、そんなやり取りを済ませてしまった。
ここに会津の家老がいたら顔も真っ青だろうな――と斎藤は人知れず吐息をこぼすしかない。相変わらず愁介が何を目的として動いているのか見えずにいるのだが、少なくとも斎藤の立場からすると、今後彼が邪魔にならないだろうかという点が気にかかる。
――そもそも現状として、会津と新選組の間に『友情』は求められていない。
池田屋の一件で、家老達もようやく新選組の存在意義を認め始めたようだが……それでもまだ両者は雇う側と雇われる側、あらゆる意味で『都合のいい関係』でなければならないというのが上層部の見解だ。『駒』はしがらみがないほうが、やはり便利で使いやすい。
「それはそうと松平、あの日は大丈夫だったの?」
何気ない藤堂の問いかけに、斎藤は思考を中断させて部屋に意識を戻した。
「ん? 大丈夫って?」
「池田屋の日さぁ、いつの間にか帰っちゃったじゃん」
藤堂が「ね」と同意を求めると、永倉は「ああ、そういやいつの間にかいなかったね」と言葉を引き継いだ。
「加勢はまじにありがたかったけど、会津からしたらお前、余計なことしちゃったんじゃないの? あの件、結局は守護職様じゃなく新選組の手柄になったわけだしね」
歪みなく的の中央を突くのは、さすが永倉としか言いようがない。
しかし愁介は苦笑して「ちょっと怒られたけど、平気だよ」と肩をすくめただけだった。
「あれは会津も悪かったと思ってるんだ、オレは。空回りしすぎっていうか……上の方々には勉強になったんじゃない? 慎重を期するばっかりじゃ遅れを取ることもあるんだよって。父上に話が通ってたら、もうちょっと会津も役に立てたと思うのにね」
「あー、あの日もそんなこと言ってたけど……何? 会津って内部でごたごたしてんの? 殿様に話が通らないって結構マズくない?」
「あ、ううん、違う違う。あの日ね、折悪く父上は高熱を出して倒れちゃってたんだよね。で、ご家老方や側近方は父上を護らなきゃって躍起になっててさ」
ざくざくと深いところを刺していく永倉に、愁介は何一つうろたえず飄々と答えていく。
「なるほど、それで空回り」
「そう。それで空回り」
楽しげに頷き合う二人を前に、斎藤は口元に真綿でも押し付けられているような息苦しさを感じた。
そ知らぬ顔を繕いながらも、どこまで言う気だ。どういうつもりだとじりじり焦りが湧いてくる。
「ふーん、話が通ってればマシだったってことはさ、会津のお殿様って賢君なの? 会ったことないわけじゃないけど、近藤さんを除いて、オレ達は直接話したことないからさー」
悪意のない藤堂の言葉に、愁介は嬉しそうに表情に花を咲かせて頷いた。
「賢君ですとも! 優しすぎるところもあるけど、自慢の殿だよ!」
「ははっ、そんな顔で言われると、否が応にも信じざるを得なくなっちゃうなぁ。そうか、そういうことね……」
永倉が呟いて目を細めた時、ふと斎藤と視線がかち合った。永倉はにんまりと唇に弧を描き、愁介が藤堂相手に目を向けている隙を見計らって、ぱくりと口を動かして見せる。
――臆病なお家柄なのかって、疑ってたけど。違うみたいで何よりだね。
読唇した瞬間、斎藤は背筋がぞくりと逆毛立つのを感じた。
促されるまま永倉、藤堂、原田の三人部屋へと案内した斎藤は、さして時をかけることなく愁介をそのように評した。何しろ怪我の療養で在室していた永倉と藤堂が、愁介の姿を見るなり暑さでだれていた表情をぱっとほころばせて、
「お、松平じゃないのさ! 何、わざわざ来てくれたの?」
「いらっしゃーい! 遠慮せず入りなよ、こっちはだるい体勢のままで申し訳ないけど!」
そうして諸手を挙げて、愁介を迎え入れてしまったからである。
原田は巡察に出て不在だったが、二人がこうでは似た反応になったのではないだろうか。
奥で片膝を立てて柱にもたれていた永倉も、頭に包帯を巻かれたまま布団の上に寝転がっていた藤堂も、気兼ねなく体勢をそのままに、愁介が部屋に入り目の前で腰を据えてさえ警戒する様子を欠片も窺わせはしなかった。
「へへ、お邪魔します。良かった、お二人ともお元気そうで」
明るく返した愁介に、永倉と藤堂は嬉しそうに歯を見せて微笑み合う。
「まあ、実際に大した怪我でもなかったしねぇ」
「オレも。ハチもオレも、手や頭がぐるぐる巻きだから大層に見えるってだけだしさ?」
愁介の斜め後ろ、部屋を入ってすぐの場所に腰を下ろした斎藤は、室内が和やかな空気に包まれるのを眺めながら思案した。
――同じ修羅場をくぐり抜けた者同士の気安さかと感心すべきか、それとも……。
「そういや松平、池田屋では総司を助けてくれたんだってね。後で聞いたよ、ありがとね」
永倉が感慨深げに言って、無事なほうの左手をはためかせた。
「あー、あいつも暑気当たりで倒れたんだっけ」と、布団にうつ伏せのままの藤堂は、腕にあごを乗せながら思い返すように視線を上げる。
「ええ、まあ。でも、助けたってのは大げさかなぁ。びっくりして慌てただけで、オレはほとんど何もできませんでしたから」
愁介が苦笑交じりに首をすくめると、永倉は「何の」と不敵に笑う。
「ご謙遜は結構。お前がいてくれなきゃ、総司は無傷じゃ済まなかったかもしれないしね。……ていうか思ったんだけどさ。敬語いらなくない?」
「え?」
「だって俺ら、戦友じゃないのさ。他はどう言うかわからないけど、少なくとも俺らには必要以上に堅苦しくなってもらわなくていいってこと」
永倉が言うと、藤堂も笑って「あー、ていうかハチ」と訴えるように布団を軽く叩いた。
「むしろ本来なら、オレ達のほうが敬語使わなきゃなんないんじゃないっけ? 松平って会津様のご子息なんでしょ?」
しかしその言葉に、永倉は明らかにわかっていたような顔で「そうだっけ?」なんて茶目っ気を含ませた視線を愁介に送った。
愁介はこれに悪戯っぽく唇の端を引き上げて答える。
「落胤の身分なんて、あってないようなもんですよ」
「それは同感ー」
藤堂は声を弾ませて、だらしなく寝返りを打ちながら自身の鼻先を指差した。
「あのねー、松平。オレも落胤なんだよ、津の藤堂家のね!」
「あ、そうなんだ? わあ、じゃあ一緒だ」
一緒一緒、と二人は笑い、互いの手のひらを叩き合わせて小気味良い音を立てる。
「ってことだし、松平が許してくれるんなら気楽なお付き合いができたらいいなーって思うんだけど」
「むしろそれはオレも望むところかな、よろしくお願いします」
愁介は永倉とも視線を合わせて微笑みを交わし、そんなやり取りを済ませてしまった。
ここに会津の家老がいたら顔も真っ青だろうな――と斎藤は人知れず吐息をこぼすしかない。相変わらず愁介が何を目的として動いているのか見えずにいるのだが、少なくとも斎藤の立場からすると、今後彼が邪魔にならないだろうかという点が気にかかる。
――そもそも現状として、会津と新選組の間に『友情』は求められていない。
池田屋の一件で、家老達もようやく新選組の存在意義を認め始めたようだが……それでもまだ両者は雇う側と雇われる側、あらゆる意味で『都合のいい関係』でなければならないというのが上層部の見解だ。『駒』はしがらみがないほうが、やはり便利で使いやすい。
「それはそうと松平、あの日は大丈夫だったの?」
何気ない藤堂の問いかけに、斎藤は思考を中断させて部屋に意識を戻した。
「ん? 大丈夫って?」
「池田屋の日さぁ、いつの間にか帰っちゃったじゃん」
藤堂が「ね」と同意を求めると、永倉は「ああ、そういやいつの間にかいなかったね」と言葉を引き継いだ。
「加勢はまじにありがたかったけど、会津からしたらお前、余計なことしちゃったんじゃないの? あの件、結局は守護職様じゃなく新選組の手柄になったわけだしね」
歪みなく的の中央を突くのは、さすが永倉としか言いようがない。
しかし愁介は苦笑して「ちょっと怒られたけど、平気だよ」と肩をすくめただけだった。
「あれは会津も悪かったと思ってるんだ、オレは。空回りしすぎっていうか……上の方々には勉強になったんじゃない? 慎重を期するばっかりじゃ遅れを取ることもあるんだよって。父上に話が通ってたら、もうちょっと会津も役に立てたと思うのにね」
「あー、あの日もそんなこと言ってたけど……何? 会津って内部でごたごたしてんの? 殿様に話が通らないって結構マズくない?」
「あ、ううん、違う違う。あの日ね、折悪く父上は高熱を出して倒れちゃってたんだよね。で、ご家老方や側近方は父上を護らなきゃって躍起になっててさ」
ざくざくと深いところを刺していく永倉に、愁介は何一つうろたえず飄々と答えていく。
「なるほど、それで空回り」
「そう。それで空回り」
楽しげに頷き合う二人を前に、斎藤は口元に真綿でも押し付けられているような息苦しさを感じた。
そ知らぬ顔を繕いながらも、どこまで言う気だ。どういうつもりだとじりじり焦りが湧いてくる。
「ふーん、話が通ってればマシだったってことはさ、会津のお殿様って賢君なの? 会ったことないわけじゃないけど、近藤さんを除いて、オレ達は直接話したことないからさー」
悪意のない藤堂の言葉に、愁介は嬉しそうに表情に花を咲かせて頷いた。
「賢君ですとも! 優しすぎるところもあるけど、自慢の殿だよ!」
「ははっ、そんな顔で言われると、否が応にも信じざるを得なくなっちゃうなぁ。そうか、そういうことね……」
永倉が呟いて目を細めた時、ふと斎藤と視線がかち合った。永倉はにんまりと唇に弧を描き、愁介が藤堂相手に目を向けている隙を見計らって、ぱくりと口を動かして見せる。
――臆病なお家柄なのかって、疑ってたけど。違うみたいで何よりだね。
読唇した瞬間、斎藤は背筋がぞくりと逆毛立つのを感じた。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
永き夜の遠の睡りの皆目醒め
七瀬京
歴史・時代
近藤勇の『首』が消えた……。
新撰組の局長として名を馳せた近藤勇は板橋で罪人として処刑されてから、その首を晒された。
しかし、その首が、ある日忽然と消えたのだった……。
近藤の『首』を巡り、過去と栄光と男たちの愛憎が交錯する。
首はどこにあるのか。
そして激動の時代、男たちはどこへ向かうのか……。
※男性同士の恋愛表現がありますので苦手な方はご注意下さい
江戸の夕映え
大麦 ふみ
歴史・時代
江戸時代にはたくさんの随筆が書かれました。
「のどやかな気分が漲っていて、読んでいると、己れもその時代に生きているような気持ちになる」(森 銑三)
そういったものを選んで、小説としてお届けしたく思います。
同じ江戸時代を生きていても、その暮らしぶり、境遇、ライフコース、そして考え方には、たいへんな幅、違いがあったことでしょう。
しかし、夕焼けがみなにひとしく差し込んでくるような、そんな目線であの時代の人々を描ければと存じます。
大陰史記〜出雲国譲りの真相〜
桜小径
歴史・時代
古事記、日本書紀、各国風土記などに遺された神話と魏志倭人伝などの中国史書の記述をもとに邪馬台国、古代出雲、古代倭(ヤマト)の国譲りを描く。予定。序章からお読みくださいませ
日は沈まず
ミリタリー好きの人
歴史・時代
1929年世界恐慌により大日本帝國も含め世界は大恐慌に陥る。これに対し大日本帝國は満州事変で満州を勢力圏に置き、積極的に工場や造船所などを建造し、経済再建と大幅な軍備拡張に成功する。そして1937年大日本帝國は志那事変をきっかけに戦争の道に走っていくことになる。当初、帝國軍は順調に進撃していたが、英米の援蔣ルートによる援助と和平の断念により戦争は泥沼化していくことになった。さらに1941年には英米とも戦争は避けられなくなっていた・・・あくまでも趣味の範囲での制作です。なので文章がおかしい場合もあります。
また参考資料も乏しいので設定がおかしい場合がありますがご了承ください。また、おかしな部分を次々に直していくので最初見た時から内容がかなり変わっている場合がありますので何か前の話と一致していないところがあった場合前の話を見直して見てください。おかしなところがあったら感想でお伝えしてもらえると幸いです。表紙は自作です。
上意討ち人十兵衛
工藤かずや
歴史・時代
本間道場の筆頭師範代有村十兵衛は、
道場四天王の一人に数えられ、
ゆくゆくは道場主本間頼母の跡取りになると見られて居た。
だが、十兵衛には誰にも言えない秘密があった。
白刃が怖くて怖くて、真剣勝負ができないことである。
その恐怖心は病的に近く、想像するだに震えがくる。
城中では御納戸役をつとめ、城代家老の信任も厚つかった。
そんな十兵衛に上意討ちの命が降った。
相手は一刀流の遣い手・田所源太夫。
だが、中間角蔵の力を借りて田所を斬ったが、
上意討ちには見届け人がついていた。
十兵衛は目付に呼び出され、
二度目の上意討ちか切腹か、どちらかを選べと迫られた。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる