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第4章
5.友人召喚
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そうこうしている間に、エリシアは一躍時の人になった。
貴族たちからハウスパーティーの招待状がじゃんじゃか届く。どのツラ下げて、とは思うが、とりあえず溜飲は下がった。
シンクレア公爵やラーラは、社交界で大変肩身の狭い思いをしているらしい。屋敷に残してきたわずかばかりの手荷物と、お給金を入れていた革袋持参で謝罪に来た。これには大いに溜飲が下がった。
メンケレン帝国のギャレット皇太子から手紙が届いた。ユニークな人らしく『お兄ちゃんより』と書いてあった。『本当の家族にならないか?』という内容だったので、丁重にお断りの返事を書いた。
ちやほやされすぎて、神経がおかしくなってしまいそうだった。ざまぁご覧あそばせ、という気分にはとうていなれそうにない。
だから、ラモット公爵のひとり娘であるカリーナを呼び出した。
「まさか本当に友人認定してくれたとは思ってなかったわ、皇女様。じゃなくてエリシアさん」
カリーナはなまめかしい身のこなしで椅子に腰を下ろす。そしてエリシアを見て、ぎょっとしたような顔つきになった。
「ちょっとちょっと。未来の可能性に溢れたエリシア様が、なんて顔してるのよ」
「そんなにひどいです?」
「お綺麗よ、と言ったら嘘になるでしょうね。正直幽霊かと思ったわ」
カリーナは優雅な仕草で、侍女の用意してくれた紅茶を飲んだ。
「なんかもう、色々訳が分からなくて。ちやほやされまくって周りが見えなくなるし、考えを整理するのが難しくて」
「ふーん。世界が薔薇色に見えてるかと思ったけど、意外ねえ」
「手のひら返しと言うものを、この数日で一生分見せて貰ったんですけど。物質的にもあらゆるものが与えられたし。でも、精神的には何も満たされないというか」
もちろん、祖先の名誉も回復された。エリシアにとってはそれだけで十分ありがたかった。
「スカウトとか来てないの?」
「いくつも来てます。王立研究院とか教団とかメンケレン帝国とか。特に教団は、聖女待遇で迎えてくれるそうです」
「私なら、そんな機会があればふたつ返事で飛びつくけどなあ」
カリーナは肩をすくめた。
「あのね。攻撃魔法も防御魔法も、もう研究され尽くしているの。頭ひとつ抜け出すために毎日稽古に励んでも、どうしても壁に突き当たる。そこへ他者の魔力を増強できる人間が現れたんだから、そりゃ大騒ぎになるわ。あなた、自分のすごさを自覚しなさい」
なるほどわかりやすい。やっぱりカリーナを呼んで正解だった。
「で、もうアラスター殿下からプロポーズされたの?」
カリーナが身を乗り出して、エリシアの目と鼻の先まで顔を近づけてきた。
「国にとってもめでたいことだもの。殿下はエリシアさんを離さないわよ。あなたを生涯守り、大切にするでしょう。メンケレン帝国がちょっかいかけてきているのが本当なら、戦争だって厭わないはずよ」
「それが、魔力発現以降一回も会ってなくて」
「避けてるの!? そりゃ、あなたを虐げてきた国と永遠におさらばしたい気持ちはわからないではないけど」
「避けてません。私はどんなものからも逃げません。逃げてるのはアラスター殿下の方です」
エリシアはお腹がむかむかしてくるのを感じた。カリーナが「うーん」と首をかしげる。
「あの人、見た目の印象より遥かに狡猾なんだけどなあ。その気になれば、あなたを丸め込むのくらい簡単なはずなのに」
確かに出会った当初、アラスターはエリシアに実に甘かった。
「私たち貴族もそうだけど、王太子である殿下は特に、小さい頃から称号の大切さや責任の重さを教え込まれてきたはずよ。大切なのは利益。私たちは両親や教育係から、そういう考え方を叩き込まれるわ。人を助けるのは、何か思惑があるときだけ」
「ということは、私を隣国に奪われたりしたら、アラスター殿下は国王様や王妃様からたっぷりお小言を食らうんですね?」
「当たり前よ! 隣国皇太子に攫われるなんて展開は熱いし、恋愛小説みたいで素敵だけど。こっちの王太子は『馬鹿』って不名誉な烙印を押されちゃうわ!」
カリーナの迫力に圧倒されつつも、ひとつわかったことがあった。アラスターは積極的に、馬鹿の烙印を押されたいと思っている。
「さて、そろそろ帰らなくちゃ。孤独そうだからまた来てあげるわ。一応友人だしね」
散々飲み食いして、カリーナは颯爽と帰って行った。エリシアはまたひとりになった。
(そう、私はずっとひとりだった。仲間も味方もいなかった。アラスター殿下との日々は刺激的で、退屈な時間なんて一瞬たりともなかった。嬉しかった。生まれて初めて、特別な相手を見つけたような……)
エリシアは立ち上がった。唯一の問題は、アラスターの本心がわからないことだ。
彼の部屋の扉の前まで行って、会いたいという思いを正直に伝えよう。エリシアはそう心に決めた。
貴族たちからハウスパーティーの招待状がじゃんじゃか届く。どのツラ下げて、とは思うが、とりあえず溜飲は下がった。
シンクレア公爵やラーラは、社交界で大変肩身の狭い思いをしているらしい。屋敷に残してきたわずかばかりの手荷物と、お給金を入れていた革袋持参で謝罪に来た。これには大いに溜飲が下がった。
メンケレン帝国のギャレット皇太子から手紙が届いた。ユニークな人らしく『お兄ちゃんより』と書いてあった。『本当の家族にならないか?』という内容だったので、丁重にお断りの返事を書いた。
ちやほやされすぎて、神経がおかしくなってしまいそうだった。ざまぁご覧あそばせ、という気分にはとうていなれそうにない。
だから、ラモット公爵のひとり娘であるカリーナを呼び出した。
「まさか本当に友人認定してくれたとは思ってなかったわ、皇女様。じゃなくてエリシアさん」
カリーナはなまめかしい身のこなしで椅子に腰を下ろす。そしてエリシアを見て、ぎょっとしたような顔つきになった。
「ちょっとちょっと。未来の可能性に溢れたエリシア様が、なんて顔してるのよ」
「そんなにひどいです?」
「お綺麗よ、と言ったら嘘になるでしょうね。正直幽霊かと思ったわ」
カリーナは優雅な仕草で、侍女の用意してくれた紅茶を飲んだ。
「なんかもう、色々訳が分からなくて。ちやほやされまくって周りが見えなくなるし、考えを整理するのが難しくて」
「ふーん。世界が薔薇色に見えてるかと思ったけど、意外ねえ」
「手のひら返しと言うものを、この数日で一生分見せて貰ったんですけど。物質的にもあらゆるものが与えられたし。でも、精神的には何も満たされないというか」
もちろん、祖先の名誉も回復された。エリシアにとってはそれだけで十分ありがたかった。
「スカウトとか来てないの?」
「いくつも来てます。王立研究院とか教団とかメンケレン帝国とか。特に教団は、聖女待遇で迎えてくれるそうです」
「私なら、そんな機会があればふたつ返事で飛びつくけどなあ」
カリーナは肩をすくめた。
「あのね。攻撃魔法も防御魔法も、もう研究され尽くしているの。頭ひとつ抜け出すために毎日稽古に励んでも、どうしても壁に突き当たる。そこへ他者の魔力を増強できる人間が現れたんだから、そりゃ大騒ぎになるわ。あなた、自分のすごさを自覚しなさい」
なるほどわかりやすい。やっぱりカリーナを呼んで正解だった。
「で、もうアラスター殿下からプロポーズされたの?」
カリーナが身を乗り出して、エリシアの目と鼻の先まで顔を近づけてきた。
「国にとってもめでたいことだもの。殿下はエリシアさんを離さないわよ。あなたを生涯守り、大切にするでしょう。メンケレン帝国がちょっかいかけてきているのが本当なら、戦争だって厭わないはずよ」
「それが、魔力発現以降一回も会ってなくて」
「避けてるの!? そりゃ、あなたを虐げてきた国と永遠におさらばしたい気持ちはわからないではないけど」
「避けてません。私はどんなものからも逃げません。逃げてるのはアラスター殿下の方です」
エリシアはお腹がむかむかしてくるのを感じた。カリーナが「うーん」と首をかしげる。
「あの人、見た目の印象より遥かに狡猾なんだけどなあ。その気になれば、あなたを丸め込むのくらい簡単なはずなのに」
確かに出会った当初、アラスターはエリシアに実に甘かった。
「私たち貴族もそうだけど、王太子である殿下は特に、小さい頃から称号の大切さや責任の重さを教え込まれてきたはずよ。大切なのは利益。私たちは両親や教育係から、そういう考え方を叩き込まれるわ。人を助けるのは、何か思惑があるときだけ」
「ということは、私を隣国に奪われたりしたら、アラスター殿下は国王様や王妃様からたっぷりお小言を食らうんですね?」
「当たり前よ! 隣国皇太子に攫われるなんて展開は熱いし、恋愛小説みたいで素敵だけど。こっちの王太子は『馬鹿』って不名誉な烙印を押されちゃうわ!」
カリーナの迫力に圧倒されつつも、ひとつわかったことがあった。アラスターは積極的に、馬鹿の烙印を押されたいと思っている。
「さて、そろそろ帰らなくちゃ。孤独そうだからまた来てあげるわ。一応友人だしね」
散々飲み食いして、カリーナは颯爽と帰って行った。エリシアはまたひとりになった。
(そう、私はずっとひとりだった。仲間も味方もいなかった。アラスター殿下との日々は刺激的で、退屈な時間なんて一瞬たりともなかった。嬉しかった。生まれて初めて、特別な相手を見つけたような……)
エリシアは立ち上がった。唯一の問題は、アラスターの本心がわからないことだ。
彼の部屋の扉の前まで行って、会いたいという思いを正直に伝えよう。エリシアはそう心に決めた。
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