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第7章:リアライド王国・冒険編
第84話:研究の始まり
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ドラセナの力の研究はアルグレミス城の隣にある研究所で行われるようだった。
前もってそれを聞いていたのでナハトたちは朝食を食べると一同に集まった。
これから始まる自分の力に関する研究についてドラセナは緊張しているようだった。強張った表情などからそれが伺える。それだけにナハトは「ドラセナ、大丈夫か?」と声をかけた。
「……うん、少し緊張しているけど、大丈夫」
「ホントに大丈夫か? 無理ならやめてもいいんだぞ?」
「ううん、大丈夫。ここまで来たんだから、やるよ」
ドラセナは緊張しつつも硬い決意を秘めた表情で頷く。そう言われた以上、ナハトにそれ以上何も言えることはなく、ドラセナの決意を後押しするしかなかった。
研究所に行く前に最後にリアライド王のもとに謁見に行く。王は昨日と同じくフランクにナハトたちを迎えてくれた。
「そうか。今日から研究が始まるのか……ドラセナ嬢、申し訳ないが、協力を頼むぞ」
「はい。国王陛下」
リアライド王にドラセナは頭を下げる。そこでナハトはリアライド王に伝えるべきことがあるのを思い出し、口を開いた。
「国王陛下、ベルード伯爵のことなのですが……」
そうだ。ドラセナがこのアルグレミスに到着することを良しとせずヴァルチザンと組んだりして刺客を送り込んで来たリアライドの貴族。その名を出すと王は眉根を寄せた。
「ベルードか。あいつがどうかしたのか?」
「いえ、伯爵はドラセナがここに来るのを良しとしていないようで……」
「ああ。そのようだな。ドラセナ嬢に関する研究を中止するように言っていた」
王は頷く。どうやら把握しているのはそれだけでそれ以上のことは知らないようだった。
ナハトがベルード伯爵がヴァルチザンの人間を招いたり、刺客をナハトたちに差し向けたりしてきたことを話すと王は驚愕に目を見開いた。
「バカな……!? ベルードがそんなことを……?」
「信じられないかもしれません。ですが、これは事実です」
「その通りです。国王陛下」
ナハトの言葉にグレースも続く。王はフランクな態度を崩し、深く考え込むように難しげな表情になった。
「あいつがそんなことを……しかし、貴公らが言うからには嘘ではないのだろうな……」
王はしばらく考え込み、その末に「分かった」と口を開いた。
「ベルードに関することは我々に任せてくれ。必ずしかるべき処置を取ると約束しよう」
「お願いします。国王陛下」
王はそう言うと周りの大臣らしき人物たちに何事かを指示し出した。その末にナハトたちの方を見る。
「それではドラセナ嬢の力の研究のこと、よろしく頼むぞ」
最後にそう言って、ナハトたちも頷き、謁見の間を退室する。
アルグレミス城の隣にある研究所は大きな施設だった。
想力に関する様々な研究が行われているようで研究所のそこいらでラプラニウム鉱石の姿があった。
その研究所の入り口で「ドラセナ・エリアスです」とドラセナが名乗ると、しばらくお待ちください、と言われ、それからしばらく経った後、研究所の奥から一人の若い女性が姿を見せた。
「初めまして。ドラセナ・エリアスさんにそのお仲間の桜の勇者様がた。私はマヘリア・リベラス。この研究所の主任研究員をやっている者です」
挨拶をしてきたマヘリアにナハトたちもそれぞれ自分の名前を名乗る。その末にナハトは訪ねた。
「その若さで主任研究員ですか? 凄いですね」
ナハトの言葉にマヘリアは謙遜するように笑う。
「いえ、大したことじゃないわよ」
「マヘリアさんは天才なんです」
研究所の入り口でナハトたちを受け付けれくれたスタッフがそう言う。天才、か。ナハトはもう一度、マヘリアの方を見た。
「天才なんて、そんな大げさなものでもないわよ。ちょっとラプラニム鉱石や想力に詳しいってだけよ」
謙遜だろう、ということはナハトにも分かったが、謙遜しているのを指摘することもないだろう。
あまり長々と雑談をするつもりはないのかマヘリアは一気に本題に入ってきた。
「それじゃあ、ドラセナさんの力に関する研究を早速、始めたいんだけど……準備はいいかしら?」
「はい」
マヘリアの問いかけにドラセナが頷く。マヘリアはドラセナを見、その後にナハトたちを見た。
「付き添いの方たちも見学するってことでオッケー?」
「ええ。できれば」
ナハトはそう言った。ドラセナにどんなことをされるのか。あまり非道なことはされないだろうと信頼はしているが、できれば見守りたかった。「分かったわ」とマヘリアは頷く。
「まず始めにドラセナさんには服を着替えてもらうことになるけど……その間、少し他の皆さんは待ってもらえる?」
「分かりました」
ナハトは頷く。そうしてドラセナと共にマヘリアは奥の部屋へと行った。
「うーむ、一体、どのような研究がなされるのだろうな」
そう口を開いたのはイーニッドだ。彼女はこの研究所自体にも興味津々といった様子を見せている。
「やはりドラセナさんに力を使ってもらうのではないでしょうか? それはそれで危険な気もしますが……」
イヴがそう言って懸念を示す。たしかに。獅子の想獣王の前足を切断した時のような破壊の力を発揮されては研究所が潰れかねない。
「マインダースでの剣鬼ルゼとの戦いでナハト殿に力を授けた時のような力なら問題あるまい。ドラセナ様も自身の力を使いこなせるように努力はしておられるようだしな」
グレースの言葉にナハトは「そうだな」と頷いた。あの時、自分に剣鬼ルゼを退ける力を与えてくれたドラセナ。あのような力であればここで研究する分には問題ないだろう。
そんなやり取りをしていると奥からマヘリアとそれに連れられてドラセナが姿を見せた。ドラセナはいつもの白いワンピース風の服装ではなく、ナハトの世界で病院で間者が着るような簡素な白い服を身に纏っている。
「それじゃあ、ドラセナさんの力についての研究を始めるわ。まずは色々な測定からね。少し退屈かもしれないけど、申し訳ないけど我慢してね」
「はい。分かりました」
ドラセナは頷く。それから奥の方へとマヘリアの先導でみんなして歩いて行く。
測定という言葉の通り、最初はドラセナの身長などの測定から行われているようだった。
それらはナハトの元の世界にもあったものだが、見慣れない施設もあった。「あれは何ですか?」とナハトが訊ねると、「あれは想力測定器ね」とマヘリアが言葉を返す。
「幻想具を持った人間があれで測定すればその幻想具から放たれた想力がどれくらいなのかを測定する機械よ。ま、ドラセナさんには幻想具なしで測ってもらうことになるけど……」
ドラセナはその体内に想力を秘めている。それならば幻想具なしでも数字が出るはずだろう。
それがドラセナが特別な人間であるとの証になる。どうやらこの測定はそれがメインのようだった。マヘリアに促されるまま、ドラセナは想力測定機に乗る。
そして、マヘリアは驚愕の表情を浮かべた。
「驚いたわ……ドラセナさん、本当に貴方、想力を体内に秘めているのね……聞いてはいたことだけど……こうして実際に数値を見ると驚かざるを得ないわ」
どうやら幻想具を持って測定しないと出ない数値が出たようだった。マヘリアは驚愕の表情でドラセナを見る。ドラセナは少し気恥ずかしそうにしていた。
「でも、たしかに。これから研究も進みそうだわ。ドラセナさん、貴方の力は他人の力を活性化させるような力もあるんでしょう?」
「はい。マインダースでもナハトに力を分け与えました」
その通りだ。マインダースでの剣鬼ルゼとの戦いでナハトはドラセナから力を分け与えられた。マヘリアは少し考え込む仕草を見せると、口を開いた。
「その力の方をメインに研究していきましょう。この奥に想力機があるんだけど、そこに想力を注ぎ込んでくれる? できるかしら?」
マヘリアの言葉にドラセナは少し考え込み、その末に「できると思います」と答えた。
「そう。それじゃあ、早速、やってみましょう」
マヘリアはそう言って一同と共に先に進む。ナハトはその後に続きながら、一応、ドラセナの人権をちゃんと考慮した研究をしてくれているな、と思った。
大丈夫だろうとは思いつつも不安もあったが、このような研究ならばまぁ、許せるところだろう。少しドラセナをモルモット扱いされている感を感じてはしまうが。
何にせよ、研究はまだ始まったばかりだった。一日二日で終わるものでもないんだろうな、と思いながら、ナハトは一同の後を追った。
前もってそれを聞いていたのでナハトたちは朝食を食べると一同に集まった。
これから始まる自分の力に関する研究についてドラセナは緊張しているようだった。強張った表情などからそれが伺える。それだけにナハトは「ドラセナ、大丈夫か?」と声をかけた。
「……うん、少し緊張しているけど、大丈夫」
「ホントに大丈夫か? 無理ならやめてもいいんだぞ?」
「ううん、大丈夫。ここまで来たんだから、やるよ」
ドラセナは緊張しつつも硬い決意を秘めた表情で頷く。そう言われた以上、ナハトにそれ以上何も言えることはなく、ドラセナの決意を後押しするしかなかった。
研究所に行く前に最後にリアライド王のもとに謁見に行く。王は昨日と同じくフランクにナハトたちを迎えてくれた。
「そうか。今日から研究が始まるのか……ドラセナ嬢、申し訳ないが、協力を頼むぞ」
「はい。国王陛下」
リアライド王にドラセナは頭を下げる。そこでナハトはリアライド王に伝えるべきことがあるのを思い出し、口を開いた。
「国王陛下、ベルード伯爵のことなのですが……」
そうだ。ドラセナがこのアルグレミスに到着することを良しとせずヴァルチザンと組んだりして刺客を送り込んで来たリアライドの貴族。その名を出すと王は眉根を寄せた。
「ベルードか。あいつがどうかしたのか?」
「いえ、伯爵はドラセナがここに来るのを良しとしていないようで……」
「ああ。そのようだな。ドラセナ嬢に関する研究を中止するように言っていた」
王は頷く。どうやら把握しているのはそれだけでそれ以上のことは知らないようだった。
ナハトがベルード伯爵がヴァルチザンの人間を招いたり、刺客をナハトたちに差し向けたりしてきたことを話すと王は驚愕に目を見開いた。
「バカな……!? ベルードがそんなことを……?」
「信じられないかもしれません。ですが、これは事実です」
「その通りです。国王陛下」
ナハトの言葉にグレースも続く。王はフランクな態度を崩し、深く考え込むように難しげな表情になった。
「あいつがそんなことを……しかし、貴公らが言うからには嘘ではないのだろうな……」
王はしばらく考え込み、その末に「分かった」と口を開いた。
「ベルードに関することは我々に任せてくれ。必ずしかるべき処置を取ると約束しよう」
「お願いします。国王陛下」
王はそう言うと周りの大臣らしき人物たちに何事かを指示し出した。その末にナハトたちの方を見る。
「それではドラセナ嬢の力の研究のこと、よろしく頼むぞ」
最後にそう言って、ナハトたちも頷き、謁見の間を退室する。
アルグレミス城の隣にある研究所は大きな施設だった。
想力に関する様々な研究が行われているようで研究所のそこいらでラプラニウム鉱石の姿があった。
その研究所の入り口で「ドラセナ・エリアスです」とドラセナが名乗ると、しばらくお待ちください、と言われ、それからしばらく経った後、研究所の奥から一人の若い女性が姿を見せた。
「初めまして。ドラセナ・エリアスさんにそのお仲間の桜の勇者様がた。私はマヘリア・リベラス。この研究所の主任研究員をやっている者です」
挨拶をしてきたマヘリアにナハトたちもそれぞれ自分の名前を名乗る。その末にナハトは訪ねた。
「その若さで主任研究員ですか? 凄いですね」
ナハトの言葉にマヘリアは謙遜するように笑う。
「いえ、大したことじゃないわよ」
「マヘリアさんは天才なんです」
研究所の入り口でナハトたちを受け付けれくれたスタッフがそう言う。天才、か。ナハトはもう一度、マヘリアの方を見た。
「天才なんて、そんな大げさなものでもないわよ。ちょっとラプラニム鉱石や想力に詳しいってだけよ」
謙遜だろう、ということはナハトにも分かったが、謙遜しているのを指摘することもないだろう。
あまり長々と雑談をするつもりはないのかマヘリアは一気に本題に入ってきた。
「それじゃあ、ドラセナさんの力に関する研究を早速、始めたいんだけど……準備はいいかしら?」
「はい」
マヘリアの問いかけにドラセナが頷く。マヘリアはドラセナを見、その後にナハトたちを見た。
「付き添いの方たちも見学するってことでオッケー?」
「ええ。できれば」
ナハトはそう言った。ドラセナにどんなことをされるのか。あまり非道なことはされないだろうと信頼はしているが、できれば見守りたかった。「分かったわ」とマヘリアは頷く。
「まず始めにドラセナさんには服を着替えてもらうことになるけど……その間、少し他の皆さんは待ってもらえる?」
「分かりました」
ナハトは頷く。そうしてドラセナと共にマヘリアは奥の部屋へと行った。
「うーむ、一体、どのような研究がなされるのだろうな」
そう口を開いたのはイーニッドだ。彼女はこの研究所自体にも興味津々といった様子を見せている。
「やはりドラセナさんに力を使ってもらうのではないでしょうか? それはそれで危険な気もしますが……」
イヴがそう言って懸念を示す。たしかに。獅子の想獣王の前足を切断した時のような破壊の力を発揮されては研究所が潰れかねない。
「マインダースでの剣鬼ルゼとの戦いでナハト殿に力を授けた時のような力なら問題あるまい。ドラセナ様も自身の力を使いこなせるように努力はしておられるようだしな」
グレースの言葉にナハトは「そうだな」と頷いた。あの時、自分に剣鬼ルゼを退ける力を与えてくれたドラセナ。あのような力であればここで研究する分には問題ないだろう。
そんなやり取りをしていると奥からマヘリアとそれに連れられてドラセナが姿を見せた。ドラセナはいつもの白いワンピース風の服装ではなく、ナハトの世界で病院で間者が着るような簡素な白い服を身に纏っている。
「それじゃあ、ドラセナさんの力についての研究を始めるわ。まずは色々な測定からね。少し退屈かもしれないけど、申し訳ないけど我慢してね」
「はい。分かりました」
ドラセナは頷く。それから奥の方へとマヘリアの先導でみんなして歩いて行く。
測定という言葉の通り、最初はドラセナの身長などの測定から行われているようだった。
それらはナハトの元の世界にもあったものだが、見慣れない施設もあった。「あれは何ですか?」とナハトが訊ねると、「あれは想力測定器ね」とマヘリアが言葉を返す。
「幻想具を持った人間があれで測定すればその幻想具から放たれた想力がどれくらいなのかを測定する機械よ。ま、ドラセナさんには幻想具なしで測ってもらうことになるけど……」
ドラセナはその体内に想力を秘めている。それならば幻想具なしでも数字が出るはずだろう。
それがドラセナが特別な人間であるとの証になる。どうやらこの測定はそれがメインのようだった。マヘリアに促されるまま、ドラセナは想力測定機に乗る。
そして、マヘリアは驚愕の表情を浮かべた。
「驚いたわ……ドラセナさん、本当に貴方、想力を体内に秘めているのね……聞いてはいたことだけど……こうして実際に数値を見ると驚かざるを得ないわ」
どうやら幻想具を持って測定しないと出ない数値が出たようだった。マヘリアは驚愕の表情でドラセナを見る。ドラセナは少し気恥ずかしそうにしていた。
「でも、たしかに。これから研究も進みそうだわ。ドラセナさん、貴方の力は他人の力を活性化させるような力もあるんでしょう?」
「はい。マインダースでもナハトに力を分け与えました」
その通りだ。マインダースでの剣鬼ルゼとの戦いでナハトはドラセナから力を分け与えられた。マヘリアは少し考え込む仕草を見せると、口を開いた。
「その力の方をメインに研究していきましょう。この奥に想力機があるんだけど、そこに想力を注ぎ込んでくれる? できるかしら?」
マヘリアの言葉にドラセナは少し考え込み、その末に「できると思います」と答えた。
「そう。それじゃあ、早速、やってみましょう」
マヘリアはそう言って一同と共に先に進む。ナハトはその後に続きながら、一応、ドラセナの人権をちゃんと考慮した研究をしてくれているな、と思った。
大丈夫だろうとは思いつつも不安もあったが、このような研究ならばまぁ、許せるところだろう。少しドラセナをモルモット扱いされている感を感じてはしまうが。
何にせよ、研究はまだ始まったばかりだった。一日二日で終わるものでもないんだろうな、と思いながら、ナハトは一同の後を追った。
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