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第四章 新製品の開発と絆
来客
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その日、お客様として来店してくれたのはラヴィーナ王女殿下。ラヴィーちゃん。
王女殿下の来店なので、本日は一応貸し切りにしたほうがいいだろうということで、店の外には「closed」の札をかけている。
ラヴィーちゃんの色白を通り越して青白いともいえる肌は、下地とファンデーションを使って血色のいい色白に補正する。首との色の差異が気にならないよう色選びは慎重に行う。
いつもファンデーションを売るときはこうやって色を合わせてから売るようにしているけれど、前世を含めて今まで見てきたどのお客様よりも白い肌だ。
ピンク系のファンデーションが一番馴染みが良さそうだったので、ブラシを使って顔の中心から外側に向かって全体的に薄く、フェイスラインは特に気をつけて薄くのせる。ピンク色のチークも薄くのせ、これだけで健康的な色味を表現できた。
「わぁ……! アイリーンお姉様、すごいです……! 私の幽霊みたいな顔色が、普通になりました……!」
――ふふ。よかった。こんなに可愛いんだから、まずは自分に自信を持ってもらわなきゃね。
「普段の顔色でも幽霊みたいなんて思わないけれど、もしどうしても気になるならこうしてお化粧でカバーすれば自分に自信が持てるでしょう?」
メイクに関しては他人がどう思おうと関係ない。「自分に自信が持てる」ことが一番なのだ。それを実現するために美容部員がいる。
「でもこれ、自分でできるかな……」
不安な声を拾ったので自信満々に答える。
「大丈夫! できるようになるまで私がサポートします! 侍女の方にお教えしてもいいのですが……」
「いえ、私が自分でできるようになりたいです!」
「素敵です! じゃあ、一からお教えしますね。わからないところは何度でも聞いてください。簡単だから大丈夫ですよ」
ビューティーアドバイザーはメイクするだけではなく、その技術を伝えることこそが本分なのだから。
朝にラヴィーちゃんを店にお迎えして、帰る頃には日が傾いていた。
エミリオ様にもひとしきり感謝され、くすぐったく思っていたら、見覚えのある男性の姿が店のドアから現れた。
「失礼いたします。アイリーンお嬢様はいらっしゃいますでしょうか……」
エミリオ様と顔を見合わせる。
明らかに「貴族家の執事」の服装をしているこの男性は、グレン伯爵家の筆頭執事の方だ。毎月私に生活費を直接渡しに来てくれるので知っている。
警戒するエミリオ様に「知っている人だから大丈夫」と言い残して歩み寄る。
「はい。アイリーンはこちらに。いかがなさいましたか?」
「奥様がお話をしたいとおっしゃっていまして。少しお時間をいただけますか?」
――同じ家に住んでいるのだから、家にいるときにでも呼び出せばいいのに……。
私は不思議に思いながら答えた。
「ええ……。もちろんいいのですが、屋敷に帰ってからではご都合が悪いのでしょうか?」
「できればこちらでお話したいのです。恐れ入りますがエミリオ様にも聞いていただきたく存じますので」
そう言って現れたのは何度か遠くから見たことのあるグレン伯爵夫人だった。
そして、その横には夫人を支えるようにして立つグレン伯爵。
――えぇ……二人揃ってこんなところまで……何事なの一体……。
私は変に緊張しながら助けを求めるようにエミリオ様のほうを窺った。
「お久しぶりです。グレン伯爵。グレン伯爵夫人。家族の会話に私も同席してよろしいのですか?」
「ご無沙汰しております。もちろん、エミリオ様に同席していただきたいがために出向きましたので、よろしければ……」
「わかりました。では、こちらにどうぞ。あまり綺麗ではなくて申し訳ありませんが」
事態が飲み込めなくて呆然としている間に、エミリオ様がスマートに対応してしまった。
私は焦りながらあとを追いかけて「すみません、エミリオ様」と小声で声をかける。「全然。気にしないで」と笑うエミリオ様がかっこよすぎて心臓が跳ねた。
――やだ。また不整脈。最近多くて困る……。
私は最近よく悩まされている不整脈に内心で文句をぶつけながら、エミリオ様に続き、応接室として使っている部屋に入った。
✳︎✳︎✳︎
「どうぞ」
「ありがとうございます」
応接室のソファーに座っている私の前にお茶が置かれた。
いつもなら私が淹れるべきそれは、今日だけグレン伯爵家筆頭執事のジェームスさんによって淹れられた。
私がやろうとしていたら、ジェームスさんが慌ててやってきて、交代すると言って茶器一式を奪われてしまったのだ。
――私が淹れるより断然おいしいのはなぜなんだろう……。
あとで淹れ方のコツを聞いてみよう、と心に決めたところで、お茶が置かれたテーブルを挟んで私の正面に座っているグレン伯爵夫人が口火を切った。
「エミリオ様、アイリーン、この度は、本当にありがとうございました」
「私からもお礼を。本当にありがとうございます」
グレン伯爵家夫人に続いてグレン伯爵も。何にお礼を言っているのかもわからないのだけれど。
エミリオ様と顔を見合わせる。もちろんお互いはてな? の表情だ。
「いきなりこんなこと言われても困りますよね。少し、私の話をさせてください」
グレン伯爵夫人はそう言って悲しそうに笑った。
「私は……ずっとアイリーンの存在をどう受け止めていいのかわからなくて悩んでいて、でも、悩むのもつらくて……結局、見ないふりをすることにしてしまったのです」
唐突に始まった自分に関する話にドキっとしたが、いつかしたいと思っていた話ではないか、と気持ちを落ち着けるように小さく深呼吸した。
ふと隣を見るとエミリオ様から心配そうにこちらを見ていたので、大丈夫だと笑ってみせる。
気を落ち着けると、悩みの種を連れてきてしまったグレン伯爵の様子をちらりと確認する。
彼は妻の隣に座り、俯いて沈黙を守っていた。
――そうだね。彼女を苦しめたのは私とあなただね。
私は穏やかな気持ちで続く話を聞いた。
エミリオ様が隣にいてくれることが何より心強かった。
「本当にごめんなさい。私の弱い心を、大人の私が自分を守るためにしたことが、どれほど幼いあなたを傷つけたことでしょう……」
話を要約するとこういうことだ。
グレン伯爵夫人は、夫の不貞の末に産まれた私の存在をどうしても許容できなかった。だから極力視界に入らないようにして、いないものとして扱うことにしたのだ。
なぜそうしたかというと、夫を責められなかったから。グレン伯爵夫人は、ソフィアお姉様を産んだあとに流産を二度繰り返し、ついに原因不明の不妊という診断を受けてしまったのだという。
後継となる男児だけでなく、それ以上子を産めないと診断された夫人は絶望の淵に立たされた。そんなときに私の存在が明らかになったそうだ。
――自分に余裕のないときは、他人の喜びすら受け入れられなかったりするから……。ましてや自分が産めないとわかったあとに、愛人に産ませた子を認めないといけなくなるなんて。私の存在を受け入れ難かった夫人の気持ちもわかる気がする。
「でもね。あなたのことを忘れたわけではなかったのよ。時間をかけて気持ちに折り合いがつけば、ソフィアと同様に愛して育てようと思っていたの」
けれどそのまま月日が流れてしまって、気持ちの整理がついても簡単には近づけなくなってしまったのだそうだ。
「一体、今さらどんな顔をしてあなたに会いに行っていいのかわからなくなってしまってね。躊躇していたら、どんどん会いづらくなってしまって……」
ずっと嫌われていて、視界に入れるのも嫌で避けられているのだと思っていたから、私にはそれを聞けただけで十分だった。
「では、今日は意を決して会いに来てくださったんですね。ありがとうございます」
――なぜそれが感謝に繋がるのかはわからないけれど。私もお礼を言わなければ。
「私こそグレン伯爵夫人に感謝しなければいけません。私たちを信じて、ヴィタリーサの化粧品を使い続けてくれていたとソフィアお姉様から伺いました。ありがとうございます!」
私は心からの感謝を伝えた。
私の存在は憎むべき夫の不貞の証拠だというのに、グレン伯爵夫人はその私が売っているものを使い続け、あまつさえ人に勧めてくれていたようなのだ。頭が下がる思いだ。
「いいえ。その件に関して感謝しなければいけないのは私のほうなのです。まさに今日、こちらへ伺ったのはその感謝の気持ちを伝えたかったからなのです。実は……」
グレン伯爵夫人は徐に自分の腹を撫で、そこに愛おしそうな視線を向けた。
「まさか……!」
先日、やっと今まで流通してしていた白粉の成分調査が終わった。
結果、継続して身につけることで中毒を引き起こす危険性を孕む、人体に害となる物質がその中に含まれていることが発見された。その被害は身体の健康だけでなく、精神にも干渉しうる、とても危険な物質だということが――。
そして、その成分を長期的に摂取していると、流産を引き起こしたり、妊娠しづらい身体になってしまう可能性もあると――。
「はい。もう妊娠五ヵ月になります。安定期に入ったのでご報告をと妻が聞かないものですから……」
「エミリオ様とアイリーンのおかげで授かった命ですもの。ちゃんとお礼を言いにこなければこの子に怒られてしまうわ」
グレン伯爵が心配そうな目を向けながらそう引き継いだ。その隣で夫人は幸せそうに微笑んでいる。
――なんと……!
「「おめでとうございます!」」
喜びに興奮した私とエミリオ様の声が被った。
――私の、私とエミリオ様の努力が新しい命を産み出すなんて……!
私は思ってもみなかった報告に歓喜した。
王女殿下の来店なので、本日は一応貸し切りにしたほうがいいだろうということで、店の外には「closed」の札をかけている。
ラヴィーちゃんの色白を通り越して青白いともいえる肌は、下地とファンデーションを使って血色のいい色白に補正する。首との色の差異が気にならないよう色選びは慎重に行う。
いつもファンデーションを売るときはこうやって色を合わせてから売るようにしているけれど、前世を含めて今まで見てきたどのお客様よりも白い肌だ。
ピンク系のファンデーションが一番馴染みが良さそうだったので、ブラシを使って顔の中心から外側に向かって全体的に薄く、フェイスラインは特に気をつけて薄くのせる。ピンク色のチークも薄くのせ、これだけで健康的な色味を表現できた。
「わぁ……! アイリーンお姉様、すごいです……! 私の幽霊みたいな顔色が、普通になりました……!」
――ふふ。よかった。こんなに可愛いんだから、まずは自分に自信を持ってもらわなきゃね。
「普段の顔色でも幽霊みたいなんて思わないけれど、もしどうしても気になるならこうしてお化粧でカバーすれば自分に自信が持てるでしょう?」
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「でもこれ、自分でできるかな……」
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「いえ、私が自分でできるようになりたいです!」
「素敵です! じゃあ、一からお教えしますね。わからないところは何度でも聞いてください。簡単だから大丈夫ですよ」
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朝にラヴィーちゃんを店にお迎えして、帰る頃には日が傾いていた。
エミリオ様にもひとしきり感謝され、くすぐったく思っていたら、見覚えのある男性の姿が店のドアから現れた。
「失礼いたします。アイリーンお嬢様はいらっしゃいますでしょうか……」
エミリオ様と顔を見合わせる。
明らかに「貴族家の執事」の服装をしているこの男性は、グレン伯爵家の筆頭執事の方だ。毎月私に生活費を直接渡しに来てくれるので知っている。
警戒するエミリオ様に「知っている人だから大丈夫」と言い残して歩み寄る。
「はい。アイリーンはこちらに。いかがなさいましたか?」
「奥様がお話をしたいとおっしゃっていまして。少しお時間をいただけますか?」
――同じ家に住んでいるのだから、家にいるときにでも呼び出せばいいのに……。
私は不思議に思いながら答えた。
「ええ……。もちろんいいのですが、屋敷に帰ってからではご都合が悪いのでしょうか?」
「できればこちらでお話したいのです。恐れ入りますがエミリオ様にも聞いていただきたく存じますので」
そう言って現れたのは何度か遠くから見たことのあるグレン伯爵夫人だった。
そして、その横には夫人を支えるようにして立つグレン伯爵。
――えぇ……二人揃ってこんなところまで……何事なの一体……。
私は変に緊張しながら助けを求めるようにエミリオ様のほうを窺った。
「お久しぶりです。グレン伯爵。グレン伯爵夫人。家族の会話に私も同席してよろしいのですか?」
「ご無沙汰しております。もちろん、エミリオ様に同席していただきたいがために出向きましたので、よろしければ……」
「わかりました。では、こちらにどうぞ。あまり綺麗ではなくて申し訳ありませんが」
事態が飲み込めなくて呆然としている間に、エミリオ様がスマートに対応してしまった。
私は焦りながらあとを追いかけて「すみません、エミリオ様」と小声で声をかける。「全然。気にしないで」と笑うエミリオ様がかっこよすぎて心臓が跳ねた。
――やだ。また不整脈。最近多くて困る……。
私は最近よく悩まされている不整脈に内心で文句をぶつけながら、エミリオ様に続き、応接室として使っている部屋に入った。
✳︎✳︎✳︎
「どうぞ」
「ありがとうございます」
応接室のソファーに座っている私の前にお茶が置かれた。
いつもなら私が淹れるべきそれは、今日だけグレン伯爵家筆頭執事のジェームスさんによって淹れられた。
私がやろうとしていたら、ジェームスさんが慌ててやってきて、交代すると言って茶器一式を奪われてしまったのだ。
――私が淹れるより断然おいしいのはなぜなんだろう……。
あとで淹れ方のコツを聞いてみよう、と心に決めたところで、お茶が置かれたテーブルを挟んで私の正面に座っているグレン伯爵夫人が口火を切った。
「エミリオ様、アイリーン、この度は、本当にありがとうございました」
「私からもお礼を。本当にありがとうございます」
グレン伯爵家夫人に続いてグレン伯爵も。何にお礼を言っているのかもわからないのだけれど。
エミリオ様と顔を見合わせる。もちろんお互いはてな? の表情だ。
「いきなりこんなこと言われても困りますよね。少し、私の話をさせてください」
グレン伯爵夫人はそう言って悲しそうに笑った。
「私は……ずっとアイリーンの存在をどう受け止めていいのかわからなくて悩んでいて、でも、悩むのもつらくて……結局、見ないふりをすることにしてしまったのです」
唐突に始まった自分に関する話にドキっとしたが、いつかしたいと思っていた話ではないか、と気持ちを落ち着けるように小さく深呼吸した。
ふと隣を見るとエミリオ様から心配そうにこちらを見ていたので、大丈夫だと笑ってみせる。
気を落ち着けると、悩みの種を連れてきてしまったグレン伯爵の様子をちらりと確認する。
彼は妻の隣に座り、俯いて沈黙を守っていた。
――そうだね。彼女を苦しめたのは私とあなただね。
私は穏やかな気持ちで続く話を聞いた。
エミリオ様が隣にいてくれることが何より心強かった。
「本当にごめんなさい。私の弱い心を、大人の私が自分を守るためにしたことが、どれほど幼いあなたを傷つけたことでしょう……」
話を要約するとこういうことだ。
グレン伯爵夫人は、夫の不貞の末に産まれた私の存在をどうしても許容できなかった。だから極力視界に入らないようにして、いないものとして扱うことにしたのだ。
なぜそうしたかというと、夫を責められなかったから。グレン伯爵夫人は、ソフィアお姉様を産んだあとに流産を二度繰り返し、ついに原因不明の不妊という診断を受けてしまったのだという。
後継となる男児だけでなく、それ以上子を産めないと診断された夫人は絶望の淵に立たされた。そんなときに私の存在が明らかになったそうだ。
――自分に余裕のないときは、他人の喜びすら受け入れられなかったりするから……。ましてや自分が産めないとわかったあとに、愛人に産ませた子を認めないといけなくなるなんて。私の存在を受け入れ難かった夫人の気持ちもわかる気がする。
「でもね。あなたのことを忘れたわけではなかったのよ。時間をかけて気持ちに折り合いがつけば、ソフィアと同様に愛して育てようと思っていたの」
けれどそのまま月日が流れてしまって、気持ちの整理がついても簡単には近づけなくなってしまったのだそうだ。
「一体、今さらどんな顔をしてあなたに会いに行っていいのかわからなくなってしまってね。躊躇していたら、どんどん会いづらくなってしまって……」
ずっと嫌われていて、視界に入れるのも嫌で避けられているのだと思っていたから、私にはそれを聞けただけで十分だった。
「では、今日は意を決して会いに来てくださったんですね。ありがとうございます」
――なぜそれが感謝に繋がるのかはわからないけれど。私もお礼を言わなければ。
「私こそグレン伯爵夫人に感謝しなければいけません。私たちを信じて、ヴィタリーサの化粧品を使い続けてくれていたとソフィアお姉様から伺いました。ありがとうございます!」
私は心からの感謝を伝えた。
私の存在は憎むべき夫の不貞の証拠だというのに、グレン伯爵夫人はその私が売っているものを使い続け、あまつさえ人に勧めてくれていたようなのだ。頭が下がる思いだ。
「いいえ。その件に関して感謝しなければいけないのは私のほうなのです。まさに今日、こちらへ伺ったのはその感謝の気持ちを伝えたかったからなのです。実は……」
グレン伯爵夫人は徐に自分の腹を撫で、そこに愛おしそうな視線を向けた。
「まさか……!」
先日、やっと今まで流通してしていた白粉の成分調査が終わった。
結果、継続して身につけることで中毒を引き起こす危険性を孕む、人体に害となる物質がその中に含まれていることが発見された。その被害は身体の健康だけでなく、精神にも干渉しうる、とても危険な物質だということが――。
そして、その成分を長期的に摂取していると、流産を引き起こしたり、妊娠しづらい身体になってしまう可能性もあると――。
「はい。もう妊娠五ヵ月になります。安定期に入ったのでご報告をと妻が聞かないものですから……」
「エミリオ様とアイリーンのおかげで授かった命ですもの。ちゃんとお礼を言いにこなければこの子に怒られてしまうわ」
グレン伯爵が心配そうな目を向けながらそう引き継いだ。その隣で夫人は幸せそうに微笑んでいる。
――なんと……!
「「おめでとうございます!」」
喜びに興奮した私とエミリオ様の声が被った。
――私の、私とエミリオ様の努力が新しい命を産み出すなんて……!
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