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第四章 新製品の開発と絆
兄妹の絆 side ラヴィーナ
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「お兄様! お兄様!」
私は興奮していた。大興奮だ。
「一年前、街で私を助けてくれたお姉さんは、アイリーンお姉様でした……!」
「ええ⁉︎ そうだったの? あんなに探していたのに、まさかの身近にいたんだなぁ……」
一年前、街で迷子になってしまった私は、普段運動なんてしないからすぐに疲れてしまって、危険だとわかっていながら道に座り込んでしまった。
街ゆく人はみんな見て見ぬふり。
私に声をかけてくれる人なんていなかった。
それどころか一様に気味悪そうな表情を隠しもせず、鳥肌が立った腕をさすっている人すらいて、「近寄りたくもない」と全身で語っているようだった。
「外出なんてしなければよかった」その思いだけが頭の中を占めていた。
この気味悪い見た目でも我慢して仕えている人しかいない王宮の中でさえ、その目が気になって飛び出してきてしまったのに、どうして外はもっと偏見の目に満ちているという想像ができなかったのだろうか。
私は自分の考えの甘さに涙が出そうだった。
そんなときに声をかけてくれたのがアイリーンお姉様だった。
とても美しい人だと思った。
一目見てそう思えたのは今までお母様だけだったから、とても不思議な気分だった。
私のお母様は、この国の王妃様をしている。
真っ白なお肌に銀色の髪の毛がとても美しい女性だ。
お母様はとても遠い北の国のお姫様だったらしいけど、別の国に滅ぼされてしまって、なんとか逃げてたどり着いたのがこのアイレヴ王国だったのだそうだ。
一緒に逃げた護衛の人のツテを頼ってドレスを売るお店で働いていたところ、視察で訪れたお父様が一目惚れして結婚することになったと聞いた。
とても素敵なお話だと思った。
でも、貴族の人たちの中にはそんなお母様の出身を蔑む人もたくさんいた。
だから私は貴族の人たちが大嫌いだった。
他人を自分のものさしでしか判断できない貴族たちが、私の大切な家族と一緒にこの国を導けるとは思えなかった。
私が王宮を飛び出したのはそういうのも含めて全部が嫌になったからだった。
だから、初めて会った気味悪い姿の私を当然のように受け入れてくれて、見返りもなく笑顔を向けてくれたアイリーンお姉様が眩しかったし、絶対にもう一度会いたいと思っていた。
お父様とお母様には黙って王宮の外に出たことを叱られたけど、そのおかげでアイリーンお姉様に会えたので少しも後悔はなかった。
「お世話になったお姉さんを探してほしい」とお願いすると、「自分の力で探すように」と言われた。そのときは私にアイリーンお姉様を探し出すことを諦めさせようとしているのだと思ったものだ。
私は絶対に諦めるつもりはなかったので、一生懸命探した。平民だと思っていたから、両親の許可を取って護衛を連れて何度も外へ出て探した。
どうして見つからないのかと思ったけど、当然だった。アイリーンお姉様はグレン伯爵家のれっきとした貴族令嬢だったのだから。
今思えば、「自分の力で探せ」と言った両親はアイリーンお姉様の素性を把握していたのだろうと思う。それを分かった上で私に「偏見を捨てろ」と言いたかったに違いない。
そのおかげで、私が向けられてあれほど嫌だった偏見の目を、一緒に国を支えていくはずの貴族の人たちに向けていたことに気づけた。
人にされて嫌なことは絶対に自分でもしたくない。そう思っていたのに、無意識にそれをしてしまっていたのだ。一国の王女として恥ずかしいことだ。
きっとアイリーンお姉様が特別なのではない。アイリーンお姉様がありのままの私を受け入れてくれたように、私も偏見の目を捨てて国民に寄り添うべきなのだ。避けてばかりいないで「ありのままの私」を伝えていくべきなのだ。
伝える努力をしないで怯えて閉じこもっているだけの王女なんて、私が国民の立場でも信頼できない。私が変われば、きっと周りの目も変えていけるのではないか――。
「……もしかしてお兄様も、ご存知でした? アイリーンお姉様があの日の『お姉さん』だってこと――」
「もしかしたら……とはね。僕だって忙しかったからラヴィーばかりに構っていられなくなったしね」
アイリーンお姉様には完敗だ。
――王宮に閉じこもっていた問題児を二人も簡単に外に連れ出してしまうのね。
それならそれで構わない。臨むところだ。
私だって腹を括ってこの国のために頑張ると決めた。アイリーンお姉様のおかげでこの国の未来が明るく思えてきたから。
「お兄様、私、この国の王女として頑張ってみます。お兄様の分も。だから、是非ともアイリーンお姉様を本物のお義姉様にしてください。約束です」
エミリオお兄様は面食らった様子だった。
――エミリオお兄様はアイリーンお姉様と一緒に外へ出て行ってしまうのでしょう? その代わりに、私がここへ残ってフレデリックお兄様をお支えするわ。
「私、知っています。アイリーンお姉様が今殿方の間で非常に人気があることを……! 美人で気立てもよくて、おまけにグレン伯爵家の令嬢。あのように完璧で素晴らしい方、なかなかいらっしゃいませんものね。早く勝負をかけないとどなたかに攫われてしまいますよ……!」
――だから早く、あの方を捕まえてしまってくださいね。
「すごいな。アイリーンは」
エミリオお兄様はそう言って破顔した。
「僕のためにも、ラヴィーのためにも、この国のためにも、僕は絶対にアイリーンを捕まえないといけないね」
とても幸せそうなお顔をしていたから、私も嬉しくなった。
――アイリーンお姉様、お覚悟なさいませね。
「あと、アイリーンお姉様は『エリー』の正体をとっくにご存じでしたよ?」
「え……え⁉︎ うそだろ……あんなに悩んだ僕の時間は一体……」
「ふふふふ……」
「はぁ……アイリーンには一生勝てない気がする」
「大丈夫です。私もそう思います」
「何が大丈夫なの……」
私たちはもう、二人きりの世界には戻らないだろうから。
私は興奮していた。大興奮だ。
「一年前、街で私を助けてくれたお姉さんは、アイリーンお姉様でした……!」
「ええ⁉︎ そうだったの? あんなに探していたのに、まさかの身近にいたんだなぁ……」
一年前、街で迷子になってしまった私は、普段運動なんてしないからすぐに疲れてしまって、危険だとわかっていながら道に座り込んでしまった。
街ゆく人はみんな見て見ぬふり。
私に声をかけてくれる人なんていなかった。
それどころか一様に気味悪そうな表情を隠しもせず、鳥肌が立った腕をさすっている人すらいて、「近寄りたくもない」と全身で語っているようだった。
「外出なんてしなければよかった」その思いだけが頭の中を占めていた。
この気味悪い見た目でも我慢して仕えている人しかいない王宮の中でさえ、その目が気になって飛び出してきてしまったのに、どうして外はもっと偏見の目に満ちているという想像ができなかったのだろうか。
私は自分の考えの甘さに涙が出そうだった。
そんなときに声をかけてくれたのがアイリーンお姉様だった。
とても美しい人だと思った。
一目見てそう思えたのは今までお母様だけだったから、とても不思議な気分だった。
私のお母様は、この国の王妃様をしている。
真っ白なお肌に銀色の髪の毛がとても美しい女性だ。
お母様はとても遠い北の国のお姫様だったらしいけど、別の国に滅ぼされてしまって、なんとか逃げてたどり着いたのがこのアイレヴ王国だったのだそうだ。
一緒に逃げた護衛の人のツテを頼ってドレスを売るお店で働いていたところ、視察で訪れたお父様が一目惚れして結婚することになったと聞いた。
とても素敵なお話だと思った。
でも、貴族の人たちの中にはそんなお母様の出身を蔑む人もたくさんいた。
だから私は貴族の人たちが大嫌いだった。
他人を自分のものさしでしか判断できない貴族たちが、私の大切な家族と一緒にこの国を導けるとは思えなかった。
私が王宮を飛び出したのはそういうのも含めて全部が嫌になったからだった。
だから、初めて会った気味悪い姿の私を当然のように受け入れてくれて、見返りもなく笑顔を向けてくれたアイリーンお姉様が眩しかったし、絶対にもう一度会いたいと思っていた。
お父様とお母様には黙って王宮の外に出たことを叱られたけど、そのおかげでアイリーンお姉様に会えたので少しも後悔はなかった。
「お世話になったお姉さんを探してほしい」とお願いすると、「自分の力で探すように」と言われた。そのときは私にアイリーンお姉様を探し出すことを諦めさせようとしているのだと思ったものだ。
私は絶対に諦めるつもりはなかったので、一生懸命探した。平民だと思っていたから、両親の許可を取って護衛を連れて何度も外へ出て探した。
どうして見つからないのかと思ったけど、当然だった。アイリーンお姉様はグレン伯爵家のれっきとした貴族令嬢だったのだから。
今思えば、「自分の力で探せ」と言った両親はアイリーンお姉様の素性を把握していたのだろうと思う。それを分かった上で私に「偏見を捨てろ」と言いたかったに違いない。
そのおかげで、私が向けられてあれほど嫌だった偏見の目を、一緒に国を支えていくはずの貴族の人たちに向けていたことに気づけた。
人にされて嫌なことは絶対に自分でもしたくない。そう思っていたのに、無意識にそれをしてしまっていたのだ。一国の王女として恥ずかしいことだ。
きっとアイリーンお姉様が特別なのではない。アイリーンお姉様がありのままの私を受け入れてくれたように、私も偏見の目を捨てて国民に寄り添うべきなのだ。避けてばかりいないで「ありのままの私」を伝えていくべきなのだ。
伝える努力をしないで怯えて閉じこもっているだけの王女なんて、私が国民の立場でも信頼できない。私が変われば、きっと周りの目も変えていけるのではないか――。
「……もしかしてお兄様も、ご存知でした? アイリーンお姉様があの日の『お姉さん』だってこと――」
「もしかしたら……とはね。僕だって忙しかったからラヴィーばかりに構っていられなくなったしね」
アイリーンお姉様には完敗だ。
――王宮に閉じこもっていた問題児を二人も簡単に外に連れ出してしまうのね。
それならそれで構わない。臨むところだ。
私だって腹を括ってこの国のために頑張ると決めた。アイリーンお姉様のおかげでこの国の未来が明るく思えてきたから。
「お兄様、私、この国の王女として頑張ってみます。お兄様の分も。だから、是非ともアイリーンお姉様を本物のお義姉様にしてください。約束です」
エミリオお兄様は面食らった様子だった。
――エミリオお兄様はアイリーンお姉様と一緒に外へ出て行ってしまうのでしょう? その代わりに、私がここへ残ってフレデリックお兄様をお支えするわ。
「私、知っています。アイリーンお姉様が今殿方の間で非常に人気があることを……! 美人で気立てもよくて、おまけにグレン伯爵家の令嬢。あのように完璧で素晴らしい方、なかなかいらっしゃいませんものね。早く勝負をかけないとどなたかに攫われてしまいますよ……!」
――だから早く、あの方を捕まえてしまってくださいね。
「すごいな。アイリーンは」
エミリオお兄様はそう言って破顔した。
「僕のためにも、ラヴィーのためにも、この国のためにも、僕は絶対にアイリーンを捕まえないといけないね」
とても幸せそうなお顔をしていたから、私も嬉しくなった。
――アイリーンお姉様、お覚悟なさいませね。
「あと、アイリーンお姉様は『エリー』の正体をとっくにご存じでしたよ?」
「え……え⁉︎ うそだろ……あんなに悩んだ僕の時間は一体……」
「ふふふふ……」
「はぁ……アイリーンには一生勝てない気がする」
「大丈夫です。私もそう思います」
「何が大丈夫なの……」
私たちはもう、二人きりの世界には戻らないだろうから。
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