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幼少期の推し編
推しのためにせっせと働く妖精
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目に柔らかな日差しを感じ、私はそっと目を開ける。
「おはよ!アリサ!」
起きた瞬間推しの満面の笑みが、至近距離にあり声も出せずに驚く。
「眩しそうに動いてたから、そろそろ起きるかなーって」
えへへ、と嬉しそうにベルるんが笑う。どうやら、結構な寝坊をしてしまったのかもしれない。
寝る時は寝巻き姿だったベルるんだけど、今は着替えも終わっている。
「僕が作ったベッドどうだった?よく寝れた?」
「うん。ぐっすりだったよ。ありがとうね」
ベッドから飛んで降りると、ベルるんの肩にのる。
机の上には水の入ったタライが置いてる。
「もう少しで、多分ニナがご飯持ってきてくれるよ」
「そっか。昨日のうちに果物もらったから、それも一緒に食べようね」
これからニナが来るらしいので、果物の透明化は解かないでおく。
そんな話をしているうちに、ノックもせずにニナが入ってきた。
「坊っちゃま。ご飯はこちらに置いておきます」
ずかずかと部屋の中に入ると、机の上にお盆ごと置く。昨日のパンの残りだろうか?お盆の皿にはパンが1つだけのっている。
じっとニナを観察し、ステータスを表示させる。
レベルは8ね。攻撃力も魔力も大したことないし…スキルにも魅了はないな。
料理長や執事に魅了をかけたのは、ニナだと思ったけど違うのかな?
ステータスの特記事項に、ギルバートの愛人。という文字がある。
ギルバートって初めて聞くな?と思いながら、その他に変わった所のないステータスを閉じる。
「本日は奥様のところへお医者様がいらっしゃいます。けして、近づかないように」
ベルるんへ嫌味を言うニナへ近づく。よく見ると、首にはネックレスのチェーンがある。
どうやら侍女服の下にネックレスを付けているみたいだ。
鑑定ってできるかな?おっと、ビンゴだ!
ぴこんと目の前にネックレスの説明がでる。
魅惑のネックレス。所有者の瞳を見ると、相手に魅了をかけることができる。回数制限はなし。
このネックレスの力で、屋敷内の人を魅了してたのか。
「屋敷の人間にも必要以上に話しかけないでくださいね。みんな、坊っちゃまに構う暇なんてないので」
そう吐き捨てるように言うと、ニナは乱暴に扉を閉めて出て行った。
「ベルるん気にする必要ないからね」
「うん。僕アリサの用意してくれた果物が何かなーってずっと考えてたから、大丈夫だよ」
笑顔を浮かべるベルるんに、一旦ネックレスのことを考えるのを止める。
「とりあえずご飯食べようね!」
そう言うと、果物の透明化を解いてベルるんのところへ持っていく。
2人で食べる果物の味?目の前で美味しそうに食べる推しがいるから最高でしたよ!
「果物でもお腹いっぱいになるんだね」
社会人で一人暮らしを始めてから、果物をたくさん食べるなんて経験はしてこなかったからびっくり。
ベルるんもお腹をさすって、満足そうだ。
「僕もこんなに果物食べたの初めてだよ」
育ち盛りの子には足りない食事ばかりだったんだろう。とても嬉しそうだ。
「今日なんだけどね。私ちょっと近くの森に行こうと思うんだ」
「えっ。なんで?帰っちゃうの?」
私の言葉を聞いた途端に、ベルるんが嬉しそうな顔から一転してしゅんとする。
「違うよ。実はね、このお屋敷の人に悪い魔法がかけられてて、それを治してあげたいんだよ」
「え!それじゃあ僕とかお母様も?」
「ベルるんのお母さんは多分かかってると思う。ベルるんは大丈夫だよ」
ゲーム内の悪役であるベルるんは、状態異常やデバフ(能力を下げる魔法)は効かない強敵だった。
試しにベルるんのステータスを見ると、得意事項に状態異常無効化の文字がある。
「お母様が…」
「あ!でも、命に関わるものではないから大丈夫。それに、すぐに治してあげられるから」
ベルるんの目が潤み出してきて、慌てて弁解をする。
「わかった。それじゃあ僕はこのお部屋で本を読んで待ってるから、早く帰ってきてね」
両手を胸の前で組んで、ベルるんがそう言った。ぎゃんかわ!
「それじゃあ行ってくるね!」
「うん。気をつけてね」
そう言うと、私は頭の中に1つの森を浮かべる。
街の近くにあるウィスティアの森は、スライムなどの弱い魔物と薬草などの材料があるため最初のレベル上げに利用する場所だった。
テレポートがうまく使えるか心配だけど、行ってみよう!
「テレポート!」
そう叫ぶと、浮遊感があり目の前が暗くなった。
「うおっととと」
じゃり、と石を踏んだ感覚に、慌ててふわふわ空を飛ぶ。
周りは木々達に囲まれ、木漏れ日がとても美しい。
「テレポート成功!」
気つけ薬には、緑の薬草と湖の水が必要になる。
頭の中にマップを浮かべると、湖の方へと進む。
5分ほど飛ぶと、目の前に綺麗な湖が現れた。
どこまでも澄んでいる湖の上を飛ぶと、ばっちりと自分の姿が見える。
「わわ、本当に羽が生えてる!顔は…変わらないけど、ちょっと違う?」
羽をパタパタ動かしながら、自分の姿を確認する。
肩上の黒髪ボブに、愛嬌があるねと言ってもらえる見慣れた自分の顔。
服は見たことがない真っ白なワンピースに、背中の部分が穴が空いて羽が出ている。
「あ、分かった!すごい高級なエステに体験で行った後の顔だ」
顔そのものは私だけど、最高に肌の調子がいい私の顔だ。
身体の様子を見ているうちに、昨日から身体を洗っていないことに気がつく。
その場で服を脱ぐと、水浴びをさせてもらった。
しばらく身体を洗っていたが、ふと本来の目的を思い出す。
「湖の水持って帰って。そばに生えてる緑の薬草も!」
湖から出ると、身体はもちろんびしょ濡れだ。
「ウインドで行けるかな?身体切れたりしない?ちょっとやってみよう!ウインド!」
風の魔法を自分に向けて、できる限り出力を出さないイメージで行う。
手のひらから小さな風が湧き上がり、身体に向かって吹いてくる。
「おおー、いけそう」
その風を使って全身と、髪の毛まで乾かすとワンピースを再び着る。
「さてさて、材料集めて帰ろうかな!」
きゅぽん、とベルるんの部屋から持ってきた瓶を開いて、中に水を詰めていく。
近くにある緑の薬草も何個も集める。小さい手では、たくさん持ち帰ることは難しそうだ。
ゲームと同じことができるって言ってたけど、アイテムボックスもあるのかな?
手元にある薬草をアイテムボックスに入れることをイメージして
「アイテムボックス」
と言うとすぅっと手元にある薬草が消える。今度は何も言わずに、アイテムボックスから出すイメージをすると、ぽんっと手元に薬草が出てきた。
名前をいちいち言う必要はなさそうだけれど、口に出した方がイメージはしやすいな。と1人うんうんと頷く。
「よし。アイテムボックスあるなら、たくさん集めて昼前には帰ろ!」
できるだけ早く魅力を解き、ニナからネックレスを奪いたい。
せっせっと薬草を集め、再びテレポートで屋敷へと戻った。
「おはよ!アリサ!」
起きた瞬間推しの満面の笑みが、至近距離にあり声も出せずに驚く。
「眩しそうに動いてたから、そろそろ起きるかなーって」
えへへ、と嬉しそうにベルるんが笑う。どうやら、結構な寝坊をしてしまったのかもしれない。
寝る時は寝巻き姿だったベルるんだけど、今は着替えも終わっている。
「僕が作ったベッドどうだった?よく寝れた?」
「うん。ぐっすりだったよ。ありがとうね」
ベッドから飛んで降りると、ベルるんの肩にのる。
机の上には水の入ったタライが置いてる。
「もう少しで、多分ニナがご飯持ってきてくれるよ」
「そっか。昨日のうちに果物もらったから、それも一緒に食べようね」
これからニナが来るらしいので、果物の透明化は解かないでおく。
そんな話をしているうちに、ノックもせずにニナが入ってきた。
「坊っちゃま。ご飯はこちらに置いておきます」
ずかずかと部屋の中に入ると、机の上にお盆ごと置く。昨日のパンの残りだろうか?お盆の皿にはパンが1つだけのっている。
じっとニナを観察し、ステータスを表示させる。
レベルは8ね。攻撃力も魔力も大したことないし…スキルにも魅了はないな。
料理長や執事に魅了をかけたのは、ニナだと思ったけど違うのかな?
ステータスの特記事項に、ギルバートの愛人。という文字がある。
ギルバートって初めて聞くな?と思いながら、その他に変わった所のないステータスを閉じる。
「本日は奥様のところへお医者様がいらっしゃいます。けして、近づかないように」
ベルるんへ嫌味を言うニナへ近づく。よく見ると、首にはネックレスのチェーンがある。
どうやら侍女服の下にネックレスを付けているみたいだ。
鑑定ってできるかな?おっと、ビンゴだ!
ぴこんと目の前にネックレスの説明がでる。
魅惑のネックレス。所有者の瞳を見ると、相手に魅了をかけることができる。回数制限はなし。
このネックレスの力で、屋敷内の人を魅了してたのか。
「屋敷の人間にも必要以上に話しかけないでくださいね。みんな、坊っちゃまに構う暇なんてないので」
そう吐き捨てるように言うと、ニナは乱暴に扉を閉めて出て行った。
「ベルるん気にする必要ないからね」
「うん。僕アリサの用意してくれた果物が何かなーってずっと考えてたから、大丈夫だよ」
笑顔を浮かべるベルるんに、一旦ネックレスのことを考えるのを止める。
「とりあえずご飯食べようね!」
そう言うと、果物の透明化を解いてベルるんのところへ持っていく。
2人で食べる果物の味?目の前で美味しそうに食べる推しがいるから最高でしたよ!
「果物でもお腹いっぱいになるんだね」
社会人で一人暮らしを始めてから、果物をたくさん食べるなんて経験はしてこなかったからびっくり。
ベルるんもお腹をさすって、満足そうだ。
「僕もこんなに果物食べたの初めてだよ」
育ち盛りの子には足りない食事ばかりだったんだろう。とても嬉しそうだ。
「今日なんだけどね。私ちょっと近くの森に行こうと思うんだ」
「えっ。なんで?帰っちゃうの?」
私の言葉を聞いた途端に、ベルるんが嬉しそうな顔から一転してしゅんとする。
「違うよ。実はね、このお屋敷の人に悪い魔法がかけられてて、それを治してあげたいんだよ」
「え!それじゃあ僕とかお母様も?」
「ベルるんのお母さんは多分かかってると思う。ベルるんは大丈夫だよ」
ゲーム内の悪役であるベルるんは、状態異常やデバフ(能力を下げる魔法)は効かない強敵だった。
試しにベルるんのステータスを見ると、得意事項に状態異常無効化の文字がある。
「お母様が…」
「あ!でも、命に関わるものではないから大丈夫。それに、すぐに治してあげられるから」
ベルるんの目が潤み出してきて、慌てて弁解をする。
「わかった。それじゃあ僕はこのお部屋で本を読んで待ってるから、早く帰ってきてね」
両手を胸の前で組んで、ベルるんがそう言った。ぎゃんかわ!
「それじゃあ行ってくるね!」
「うん。気をつけてね」
そう言うと、私は頭の中に1つの森を浮かべる。
街の近くにあるウィスティアの森は、スライムなどの弱い魔物と薬草などの材料があるため最初のレベル上げに利用する場所だった。
テレポートがうまく使えるか心配だけど、行ってみよう!
「テレポート!」
そう叫ぶと、浮遊感があり目の前が暗くなった。
「うおっととと」
じゃり、と石を踏んだ感覚に、慌ててふわふわ空を飛ぶ。
周りは木々達に囲まれ、木漏れ日がとても美しい。
「テレポート成功!」
気つけ薬には、緑の薬草と湖の水が必要になる。
頭の中にマップを浮かべると、湖の方へと進む。
5分ほど飛ぶと、目の前に綺麗な湖が現れた。
どこまでも澄んでいる湖の上を飛ぶと、ばっちりと自分の姿が見える。
「わわ、本当に羽が生えてる!顔は…変わらないけど、ちょっと違う?」
羽をパタパタ動かしながら、自分の姿を確認する。
肩上の黒髪ボブに、愛嬌があるねと言ってもらえる見慣れた自分の顔。
服は見たことがない真っ白なワンピースに、背中の部分が穴が空いて羽が出ている。
「あ、分かった!すごい高級なエステに体験で行った後の顔だ」
顔そのものは私だけど、最高に肌の調子がいい私の顔だ。
身体の様子を見ているうちに、昨日から身体を洗っていないことに気がつく。
その場で服を脱ぐと、水浴びをさせてもらった。
しばらく身体を洗っていたが、ふと本来の目的を思い出す。
「湖の水持って帰って。そばに生えてる緑の薬草も!」
湖から出ると、身体はもちろんびしょ濡れだ。
「ウインドで行けるかな?身体切れたりしない?ちょっとやってみよう!ウインド!」
風の魔法を自分に向けて、できる限り出力を出さないイメージで行う。
手のひらから小さな風が湧き上がり、身体に向かって吹いてくる。
「おおー、いけそう」
その風を使って全身と、髪の毛まで乾かすとワンピースを再び着る。
「さてさて、材料集めて帰ろうかな!」
きゅぽん、とベルるんの部屋から持ってきた瓶を開いて、中に水を詰めていく。
近くにある緑の薬草も何個も集める。小さい手では、たくさん持ち帰ることは難しそうだ。
ゲームと同じことができるって言ってたけど、アイテムボックスもあるのかな?
手元にある薬草をアイテムボックスに入れることをイメージして
「アイテムボックス」
と言うとすぅっと手元にある薬草が消える。今度は何も言わずに、アイテムボックスから出すイメージをすると、ぽんっと手元に薬草が出てきた。
名前をいちいち言う必要はなさそうだけれど、口に出した方がイメージはしやすいな。と1人うんうんと頷く。
「よし。アイテムボックスあるなら、たくさん集めて昼前には帰ろ!」
できるだけ早く魅力を解き、ニナからネックレスを奪いたい。
せっせっと薬草を集め、再びテレポートで屋敷へと戻った。
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