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均衡 12
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オゼロ官邸は、貴族街の一角にある。
この貴族街は、王宮に仕える子爵家が多く暮らしているのだけれど、公爵家は役職柄もあり、官邸を有している。
伯爵家にも貴族街に屋敷を持つ人は多いが、男爵家ともなるとそんなもの……持ったところで年の一度、春の挨拶に使うだけなんてこともザラで、維持費が馬鹿らしい。
よって、春の挨拶には、行きつけの宿を予約しているのだ。
俺はギルと、バート商会の好意で、裏庭の離れを丸々借り受けられ、正直かなり楽をさせてもらっている。
老舗の大店だもの、王都のことは知り尽くしているし、その人脈も広い。警備もしっかりしており、情報の漏洩を心配する必要もないし、何より人目を憚らずにのんびり、セイバーンにいる時と同じように振る舞える。
料理人だって連れてこれるし、バート商会の使用人は、用がある時以外は、離れに近付いてこない。
貴族と関わる上での、そういう細かい配慮が行き届いており、更には身内も同然ってくらいに大切にしてもらえるのだから、有難いしか出てこない。
宿とかだと、御用伺いの使用人が常時部屋に在中して視線が張り付くし、その人たちも貴族に粗相がないようにと緊張していて、気が休まらない。
その御用伺いだって信用できるわけじゃないから、下手なことは口にできないし、行動できない。
食べ物だって毒味やらなんやらを得て冷え切った豪奢なものが出てくるのだが、冷え切っている時点で、豪奢でも味は格段に落ちている……。
皆で温かいものを、一緒に美味しく食べられる。それが何より心が安らぐと、俺は常々思っているのだけど……。
「おっかしいなぁ……みんな同じもの食べたのに、なんでユストだけ腹痛?」
「……ホントすいません……」
そんな風にテイクは言うが、病なんてなろうと思ってなるものじゃない。
だらだらと脂汗が止まらないユスト。かなり痛いのだと思う。先程まで不浄場に引き篭もっている感じだった。
やっとひと段落して部屋に戻ってきたけれど、小休止といったところです……と、か細い声で言う。険しい表情。近くまた、不浄場に逆戻りする予定のようだ。
「仕方がないさ。医師だって人だもの、体調不良はあるよ。今日はゆっくりと休んでおいて。
…………オブシズ……護衛を任せる。用意して」
「もう済ませてます」
「駄目。オブシズでと言ったはずだ。
目は隠しなさい。服装も、貴族みたいにしなくて良い」
何故か臨戦態勢のオブシズ、着替えてこないならクロードを護衛に選ぶと言うと、渋々引き下がった。
オゼロ官邸でダウィート殿との面会……。だから、レイモンドが付き従っている可能性が高い。
オブシズを連れて行くしかないのだとしても、オブシズだとは、極力気付かれないようにしておきたかった。
引き下がるつもりが無いのは、表情を見れば分かったし、下手に突き放して、これ以上思い詰めても困る。見えない場所で行動されると対処できないから、もうここは腹を括ることにした。
「サヤ……申し訳ないけど、オブシズにも注意しておいてもらえる? 思い詰めすぎてる気がするから……」
「畏まりました」
先程は、クロードを護衛に連れて行くと、オブシズを脅したものの……。
オゼロ官邸にクロードを伴うと、アギー公爵様の時みたいに警戒心を煽って、交渉どころじゃない状態になりかねないから、これは控えた方が良いだろうと、思っていた。
だってきっと、待っているのはダウィート殿だけではない。
拠点村までわざわざ出向いてきたダウィート殿が、敢えて結果を持ち越したのは、オゼロ公爵様からの指示なのだと思う。
春の式典の時から、オゼロ公爵様は俺に興味を抱いていた。策略を巡らし、俺を手中に収めようとされていたのだ。
そんな方だから、必ず邪魔が無い形で、接触してくると、俺は読んでいた。
会合の時は、まったくこちらに無反応だったけれど、それはきっと周りの目があるから。
オゼロ官邸内では必ず、接触してくるだろう。
暫く待っていると、長衣を短衣に着替え、前髪をざんばらに下ろしたオブシズが戻ってきた。
若干ムスッとしている。
俺は覚悟なんてもうとっくに固めているのに……とか、そんなことを考えているのだろうけれど。
オブシズの前に立って、前髪を掻き分けた。
急な行動に面食らったみたいな、びっくりと見開かれた瞳が俺を見る。蜜色で、縁が翡翠に染まった、綺麗な色。
そこをしっかりと見据える。
「俺が守りたいものには、オブシズも含まれているんだよ」
そう言うと、更に動揺したように、瞳が泳いだ。
「どうか俺に、オブシズが誇れる主になる機会を、与えておくれ。
オブシズの助けが必要な時は、ちゃんと呼ぶから」
思い詰めて、ひとりで苦しくならないで。
二十年の戦いはきっと孤独だったろう。貴族のイザコザに、立場の弱い傭兵団の仲間を巻き込まないよう、怒りも苦しみも押し殺し、ひとりで対処してきたのだと思う。
だけど……。
レイモンドはジェスルに関わっている。ジェスルは北に、北は獣人に絡まる枷で、世界は長くて重い鎖で雁字搦めになっている。
全部は繋がってる。これはもう、オブシズだけの問題じゃないんだ。
この問題は、世界の理に絡まり、歪んでいる。
俺たちはこの大きな歪みに挑まなきゃならない。世界の均衡に抗う。そのための今で、俺たちじゃないか。
「オブシズの抱えた重荷は、俺にも繋がっている。孤児や流民にも繋がってる。ここの皆が、何かしら関わっているんだ。
だから動く時は、みんな一緒。誰かを犠牲になんてしない。だって俺たちは、仲間なんだから」
「…………それをご自分にも、しっかりと、言い聞かせていただきたいものです」
ハインが、ボソリと釘を刺した。
………………っ。
「わ、分かっているよ! 俺だってもうそろそろ、学んだしっ!」
「口先で分かってるなどと言ううちは、身に染みていません」
容赦無く切り捨てられ、反論できない……。
い、いや、自覚してるけども……。俺も散々周りを振り回してきたって、分かってるけども!
「オブシズ、貴方が暴走するとレイシール様の手綱が緩みます。
間違っても目を離してはなりませんよ。この人は本当に、信用なりませんから」
あの事件で身に染みたでしょう? と、ハイン。
その向こうで、傷の癒えきってないシザーも縮こまっている。守りきれなかったと恐縮しているのだろう。
クロードが、必死で笑いを噛み殺していて、だけど堪えきれなくて、肩が小刻みに震えていた。
そうですね! よりにもよって俺は、一番危険な前線に突っ走った大馬鹿野郎ですからね!
誰も何も反論してくれないのは、皆がそう思っているってことですよね!
「オブシズさん、私も頑張りますから、二人で気を引き締めましょうね……」
「貴女もですよサヤ。男爵夫人になろうと言う身を、そろそろ自覚なさい」
「ごめんなさい……」
「二人とも、ご自分だけで何でもかんでも解決しようとしないでください。
マル、オブシズ、責任重大ですからね。
あと、ジェイドも。お願いですから頼みますよ」
「金くれンなら、その分の働きはする。ヤバイと思ったら殴ってでも止めてやンぜ」
そう言いつつ、何故か小綺麗な服装でジェイドが現れた。
いつもざんばらな草色の髪は、綺麗に中心で分けて梳られており、低めの身長も手伝って、十五歳ほどの幼さに見える。
まるで貴族か、良家のご子息さながらに洗練された所作で、上着の内側のホルスターに挟んだ小刀を確認し、アイルから小剣を受け取って、腰に括り付けた剣帯に下げた。
ジェイドの変装は今までいくつも見てきたけれど……今日のはまるで、誰かに仕えている小姓のようだな。
「良いぜ。俺ももう行ける」
「どこに行くんだ?」
「お前らの監視」
………………。
先程ハインは、何故かジェイドに頼みますよと、言ったな?
「ハイン……」
「信用なりませんから」
ハインはとうとう、己の葛藤を飲み込んで、吠狼と結託しだしたようだ。
獣人と深く関わる吠狼のことを、黙認はしていてもあまり自分から関わろうとはしてこなかったというのに、まさかジェイドを雇うとは。
いや、仲良くなったなら喜ばしいことだけどね……だけどそれは、あんまりじゃないか?
「レイ様愛されてますからねぇ」
「……愛かな、これは……」
立派な主となる道は、相当遠いようだと、何か暗澹たる気持ちになった……。
この貴族街は、王宮に仕える子爵家が多く暮らしているのだけれど、公爵家は役職柄もあり、官邸を有している。
伯爵家にも貴族街に屋敷を持つ人は多いが、男爵家ともなるとそんなもの……持ったところで年の一度、春の挨拶に使うだけなんてこともザラで、維持費が馬鹿らしい。
よって、春の挨拶には、行きつけの宿を予約しているのだ。
俺はギルと、バート商会の好意で、裏庭の離れを丸々借り受けられ、正直かなり楽をさせてもらっている。
老舗の大店だもの、王都のことは知り尽くしているし、その人脈も広い。警備もしっかりしており、情報の漏洩を心配する必要もないし、何より人目を憚らずにのんびり、セイバーンにいる時と同じように振る舞える。
料理人だって連れてこれるし、バート商会の使用人は、用がある時以外は、離れに近付いてこない。
貴族と関わる上での、そういう細かい配慮が行き届いており、更には身内も同然ってくらいに大切にしてもらえるのだから、有難いしか出てこない。
宿とかだと、御用伺いの使用人が常時部屋に在中して視線が張り付くし、その人たちも貴族に粗相がないようにと緊張していて、気が休まらない。
その御用伺いだって信用できるわけじゃないから、下手なことは口にできないし、行動できない。
食べ物だって毒味やらなんやらを得て冷え切った豪奢なものが出てくるのだが、冷え切っている時点で、豪奢でも味は格段に落ちている……。
皆で温かいものを、一緒に美味しく食べられる。それが何より心が安らぐと、俺は常々思っているのだけど……。
「おっかしいなぁ……みんな同じもの食べたのに、なんでユストだけ腹痛?」
「……ホントすいません……」
そんな風にテイクは言うが、病なんてなろうと思ってなるものじゃない。
だらだらと脂汗が止まらないユスト。かなり痛いのだと思う。先程まで不浄場に引き篭もっている感じだった。
やっとひと段落して部屋に戻ってきたけれど、小休止といったところです……と、か細い声で言う。険しい表情。近くまた、不浄場に逆戻りする予定のようだ。
「仕方がないさ。医師だって人だもの、体調不良はあるよ。今日はゆっくりと休んでおいて。
…………オブシズ……護衛を任せる。用意して」
「もう済ませてます」
「駄目。オブシズでと言ったはずだ。
目は隠しなさい。服装も、貴族みたいにしなくて良い」
何故か臨戦態勢のオブシズ、着替えてこないならクロードを護衛に選ぶと言うと、渋々引き下がった。
オゼロ官邸でダウィート殿との面会……。だから、レイモンドが付き従っている可能性が高い。
オブシズを連れて行くしかないのだとしても、オブシズだとは、極力気付かれないようにしておきたかった。
引き下がるつもりが無いのは、表情を見れば分かったし、下手に突き放して、これ以上思い詰めても困る。見えない場所で行動されると対処できないから、もうここは腹を括ることにした。
「サヤ……申し訳ないけど、オブシズにも注意しておいてもらえる? 思い詰めすぎてる気がするから……」
「畏まりました」
先程は、クロードを護衛に連れて行くと、オブシズを脅したものの……。
オゼロ官邸にクロードを伴うと、アギー公爵様の時みたいに警戒心を煽って、交渉どころじゃない状態になりかねないから、これは控えた方が良いだろうと、思っていた。
だってきっと、待っているのはダウィート殿だけではない。
拠点村までわざわざ出向いてきたダウィート殿が、敢えて結果を持ち越したのは、オゼロ公爵様からの指示なのだと思う。
春の式典の時から、オゼロ公爵様は俺に興味を抱いていた。策略を巡らし、俺を手中に収めようとされていたのだ。
そんな方だから、必ず邪魔が無い形で、接触してくると、俺は読んでいた。
会合の時は、まったくこちらに無反応だったけれど、それはきっと周りの目があるから。
オゼロ官邸内では必ず、接触してくるだろう。
暫く待っていると、長衣を短衣に着替え、前髪をざんばらに下ろしたオブシズが戻ってきた。
若干ムスッとしている。
俺は覚悟なんてもうとっくに固めているのに……とか、そんなことを考えているのだろうけれど。
オブシズの前に立って、前髪を掻き分けた。
急な行動に面食らったみたいな、びっくりと見開かれた瞳が俺を見る。蜜色で、縁が翡翠に染まった、綺麗な色。
そこをしっかりと見据える。
「俺が守りたいものには、オブシズも含まれているんだよ」
そう言うと、更に動揺したように、瞳が泳いだ。
「どうか俺に、オブシズが誇れる主になる機会を、与えておくれ。
オブシズの助けが必要な時は、ちゃんと呼ぶから」
思い詰めて、ひとりで苦しくならないで。
二十年の戦いはきっと孤独だったろう。貴族のイザコザに、立場の弱い傭兵団の仲間を巻き込まないよう、怒りも苦しみも押し殺し、ひとりで対処してきたのだと思う。
だけど……。
レイモンドはジェスルに関わっている。ジェスルは北に、北は獣人に絡まる枷で、世界は長くて重い鎖で雁字搦めになっている。
全部は繋がってる。これはもう、オブシズだけの問題じゃないんだ。
この問題は、世界の理に絡まり、歪んでいる。
俺たちはこの大きな歪みに挑まなきゃならない。世界の均衡に抗う。そのための今で、俺たちじゃないか。
「オブシズの抱えた重荷は、俺にも繋がっている。孤児や流民にも繋がってる。ここの皆が、何かしら関わっているんだ。
だから動く時は、みんな一緒。誰かを犠牲になんてしない。だって俺たちは、仲間なんだから」
「…………それをご自分にも、しっかりと、言い聞かせていただきたいものです」
ハインが、ボソリと釘を刺した。
………………っ。
「わ、分かっているよ! 俺だってもうそろそろ、学んだしっ!」
「口先で分かってるなどと言ううちは、身に染みていません」
容赦無く切り捨てられ、反論できない……。
い、いや、自覚してるけども……。俺も散々周りを振り回してきたって、分かってるけども!
「オブシズ、貴方が暴走するとレイシール様の手綱が緩みます。
間違っても目を離してはなりませんよ。この人は本当に、信用なりませんから」
あの事件で身に染みたでしょう? と、ハイン。
その向こうで、傷の癒えきってないシザーも縮こまっている。守りきれなかったと恐縮しているのだろう。
クロードが、必死で笑いを噛み殺していて、だけど堪えきれなくて、肩が小刻みに震えていた。
そうですね! よりにもよって俺は、一番危険な前線に突っ走った大馬鹿野郎ですからね!
誰も何も反論してくれないのは、皆がそう思っているってことですよね!
「オブシズさん、私も頑張りますから、二人で気を引き締めましょうね……」
「貴女もですよサヤ。男爵夫人になろうと言う身を、そろそろ自覚なさい」
「ごめんなさい……」
「二人とも、ご自分だけで何でもかんでも解決しようとしないでください。
マル、オブシズ、責任重大ですからね。
あと、ジェイドも。お願いですから頼みますよ」
「金くれンなら、その分の働きはする。ヤバイと思ったら殴ってでも止めてやンぜ」
そう言いつつ、何故か小綺麗な服装でジェイドが現れた。
いつもざんばらな草色の髪は、綺麗に中心で分けて梳られており、低めの身長も手伝って、十五歳ほどの幼さに見える。
まるで貴族か、良家のご子息さながらに洗練された所作で、上着の内側のホルスターに挟んだ小刀を確認し、アイルから小剣を受け取って、腰に括り付けた剣帯に下げた。
ジェイドの変装は今までいくつも見てきたけれど……今日のはまるで、誰かに仕えている小姓のようだな。
「良いぜ。俺ももう行ける」
「どこに行くんだ?」
「お前らの監視」
………………。
先程ハインは、何故かジェイドに頼みますよと、言ったな?
「ハイン……」
「信用なりませんから」
ハインはとうとう、己の葛藤を飲み込んで、吠狼と結託しだしたようだ。
獣人と深く関わる吠狼のことを、黙認はしていてもあまり自分から関わろうとはしてこなかったというのに、まさかジェイドを雇うとは。
いや、仲良くなったなら喜ばしいことだけどね……だけどそれは、あんまりじゃないか?
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