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新たな問題 8
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館に戻ると、父上がお呼びだと使用人に告げられ、そのままそちらに向かうこととなった。
「すまないな。忙しくしている時に」
「いいえ。父上のおかげでだいたいの問題は解消しましたから、あとは細かなことだけですし」
そう言い極力にこやかに笑顔を作る。
正直……父上との距離感が、まだ掴めていないのだ。
お互い、十二年と言う時間を離れて過ごしたし、父上の境遇や心情を知らず、避けていた俺としては、申し訳なさや、後ろめたさも少々あって……。
父上の方も、そういったぎこちなさがそこはかとなく感じられるので、きっと同じような心情に悩まれているのではと思う。
けれど……ただ足踏みしているだけの俺とは違い、悩みつつもこうして、俺と接しようとしてくれる所が、まるで昔のままで……少し、面映い。
「お前が昨日、話題にしていて、気になったのだがな。
私の救出のために、影に徹して機会を伺ってくれていたという、騎士に昇格した面々なのだが……」
先日はサヤを庇うために、こちらからお茶に誘ったわけだけど、結局話題は当たり障りのないものに終始した。
その中で少しだけ、配下の者らの話になったのだ。
父上の救出は吠狼の面々が頑張ってくれたわけだけれど、彼らのことは「影」と紹介するにとどめ、まだ詳しくは伝えていない。
けれどその彼らの活躍だって、ジークらが俺との接触を図ってきたからこそで、ずっと諦めず、根気強く粘ってくれていたのは彼らだ。
だから、父上救出の功績は、彼らと、粘り耐えてきた父上の配下方のものだと、それとなく伝えたのだけど……。
「彼らにも一度、礼を伝えておきたく思うのだが、時間を取れるものか、相談したくてな」
そう言われ、その意外な内容に少々驚いた。
まさか直接、末端の彼らを労うと……?
「時間なら、いつでも可能です」
忙しくしているのは書類仕事が多い俺たちくらいで、ジークらはさほどでもない。
いつも午後からは訓練の時間としているので、その時は如何ですかと聞いてみると、それで良いとのこと。
「本日でも可能か」
また早急な……。まぁ、大丈夫だと思う。……もしかして、抜き打ち的なやつなのかな?
「ええ。大丈夫です。では午後に」
エルランドらの到着は夕刻だろうし、問題なかろうと承知した。
父上の部屋を辞して、そのまま執務室に。残りの書類仕事をこなしつつ昼を迎え、昼食を堪能した。
ここの人数も増えたので、そろそろ料理人を入れることを考えた方が良いかもしれないな……。けれど、ハインの数少ない趣味を奪うのもなぁと、そんなことを考えて、極力サヤについては思考を働かせない。
当のサヤも、なんでもない風に振舞っているからだ。
それでも……極力俺と視線を合わせなかったり、一緒に行動することを避けているのは、気持ちが揺らぐからだろうし、あの言葉だって、簡単に口にしたのではないと、分かる。
分かるから余計、苦しかった。
子ができないかもしれない……それは、女性として、知られたくない……口にしたくないことだろうと思う……。
そして俺の立場が、それを許さない。子を残すことを、どうしても求められる……。
けれど俺は…………本心ではそんなこと、どうだって良いとだって、思うのだ。
サヤを求めるのは、子を求めたからじゃない。
そんなことのために、サヤを失いたくない…………。
降って湧いた、跡継という立場が、煩わしい……。こんなものがなければ、サヤにあんな顔で、あんな言葉を吐かせることもなかったのではないか……。
「レイシール様」
「んっ、すまない。……行こうか」
しばらくぼーっとしていたらしい。
ハインとシザーを伴って、父上の部屋へと赴いた。
すると父上は、ガイウスと、俺が断ったせいで、そのまま父上の従者に収まったルフスに支えられ、兵舎へ向かうこととなった。
ルフスは俺が断ったことを、特になんとも思っていないのか、ごく普通に接してくれたから、少しホッとする。
兵舎には、個人用の部屋と、訓練用の大部屋がある。
大部屋の床は土がむき出しであるが、叩いて固めてある構造で、騎士や兵士らの訓練に、自由に使える空間。一応訓練場となっていた。
そこでジークらと……何故かサヤが、鍛錬を行なっていた。
俺たちが来たことに一瞬驚いた様子を見せたものの、気不味そうに視線を逸らし、訓練を再開する。
いつもの男装に、尻尾のような髪型。動きやすいようにか、上着は脱ぎ、短衣に細袴のみ。腰には腰帯ではなく、ベルトを巻いていた。
ガイウスが途端に不機嫌になったのも肌で感じるが、父上の手前黙っておく様子なので、そのままこちらも流すことにする。
「…………これは何をしているんだ?」
そう聞くと、俺たちを迎えてくれたジークが、柔和な笑顔を浮かべて答えてくれた。
「サヤさんにご指導いただいて、受け身の練習です。
例えば……上階から飛び降りる羽目になった場合にも、怪我を最低限にできるように」
つまり、サヤのやったやつだな……。
三人寝そべった騎士らの上を飛び込むようにして飛び越え、そのまま肩から回って立ち上がる。
ほぼ前転なのだが、少し違うらしい。片方の肩から入り、頭は地面につけずに回り、最後はそのまま立ち上がる。
サヤはそれを、とても優雅に美しくこなしてしまうが、これは回るだけでも案外難しいことであるようだ。
まず三人を飛び越えるように飛び込むのからして……仲間の上に落ちたり、顔から地面に突っ込む姿も見受けられる……。勇気を振り絞るのにも一苦労する様子だ。
「背中心は使わないのだそうです。頭も地面にはつけず、肩から逆側の腰にかけて回り、そのまま立ち上がります。
まずは一人で廻れるところから練習し、ああやって飛び越える人数を増やし、次は更に高さを上げていく。
高い場所から飛び降りた際の怪我を減らすだけではなく、これができると、戦闘時などに地面を転がった際も素早く立ち上がれ、隙を作りにくいということで」
切っ掛けは、騎士の一人がやってみたいと口にしたことだったという。
あの高さから飛び降りれたなら、色々凄いと言い出したそうだ。
それでサヤに、自分にもできるかと聞いたところ……。
「できますよ。
あれは五点着地法と言いまして、衝撃を上手く分散させて、身体に伝えないようにする方法なんです。
あ、でもまずは……受け身を練習しないといけませんが……受け身って、分かりますか?」
と、言われたらしい。
受け身は分かる……分かるが、……サヤのやっていたものと、我々の認識には、かなり差異があった。
我々の受け身は、ただ受け身と呼ばれてはいたものの、個々にやり方も違い、これという正しいものが決まっているわけではなく、ただ地面を転がるなどする際に、極力痛くないように動くというだけのものだったのだ。
それに対してサヤのものは、決まった形があり、無駄が無かった。
ただ転がったところで、我々では立ち上がる隙などそうそう作れない。
だがサヤの場合、立ち上がるまでが一瞬だ。流れのまま気付けば、態勢が整っている。
「ただひたすら練習です。まずば意識してできること。次に、イレギュラー……不測の事態があっても、こなせること。それから、反射になるまで身体に覚えこませること。
例えば、急に背後から押されても、何かにぶつかった衝撃で吹き飛ばされても、受け身が取れなければいけないです」
サヤは、全ての手本を見事こなして、皆に見せていた。
鍛錬の時は男性相手でも怯んだりはしない。数人に囲まれても、隙なんて作らない。
その見事な体捌きには、見惚れるしかなかった…………。
数人による攻撃に体勢を崩し、地面を転がる羽目になっても、追い詰められ、逃げ場が限られても、彼女は瞬時に判断し、行動する。
その移動に受け身が使われる場合もあり、体勢を崩したと思ってもすぐに立て直すから、皆はなかなか、攻めあぐねている。
「…………彼女に、あの上階から飛び降りる手本を、もう一度見たいと……そう言ったのですが……」
不意にジークが、そう語り出したので、サヤに張り付いていた視線を、ジークに移した。
「あれはもう、やる勇気がありません……と、言われました」
熱を帯びた視線で、サヤを見つめながら、そう呟いたジーク。そうして、俺に視線を向け「レイシール様は、本当に果報者だ」と、付け足される。
「あの高さは、サヤさんにとっても未知のことで、正直もう一度と言われても、できる気がしないそうですよ」
眼を見張る俺を、父上が不思議そうに見る。
父上には話していなかった。あの火事の、顛末を。
そんな俺たちを交互に見てからジークは、ふんわりと微笑んで、言葉を続けた。
「すまないな。忙しくしている時に」
「いいえ。父上のおかげでだいたいの問題は解消しましたから、あとは細かなことだけですし」
そう言い極力にこやかに笑顔を作る。
正直……父上との距離感が、まだ掴めていないのだ。
お互い、十二年と言う時間を離れて過ごしたし、父上の境遇や心情を知らず、避けていた俺としては、申し訳なさや、後ろめたさも少々あって……。
父上の方も、そういったぎこちなさがそこはかとなく感じられるので、きっと同じような心情に悩まれているのではと思う。
けれど……ただ足踏みしているだけの俺とは違い、悩みつつもこうして、俺と接しようとしてくれる所が、まるで昔のままで……少し、面映い。
「お前が昨日、話題にしていて、気になったのだがな。
私の救出のために、影に徹して機会を伺ってくれていたという、騎士に昇格した面々なのだが……」
先日はサヤを庇うために、こちらからお茶に誘ったわけだけど、結局話題は当たり障りのないものに終始した。
その中で少しだけ、配下の者らの話になったのだ。
父上の救出は吠狼の面々が頑張ってくれたわけだけれど、彼らのことは「影」と紹介するにとどめ、まだ詳しくは伝えていない。
けれどその彼らの活躍だって、ジークらが俺との接触を図ってきたからこそで、ずっと諦めず、根気強く粘ってくれていたのは彼らだ。
だから、父上救出の功績は、彼らと、粘り耐えてきた父上の配下方のものだと、それとなく伝えたのだけど……。
「彼らにも一度、礼を伝えておきたく思うのだが、時間を取れるものか、相談したくてな」
そう言われ、その意外な内容に少々驚いた。
まさか直接、末端の彼らを労うと……?
「時間なら、いつでも可能です」
忙しくしているのは書類仕事が多い俺たちくらいで、ジークらはさほどでもない。
いつも午後からは訓練の時間としているので、その時は如何ですかと聞いてみると、それで良いとのこと。
「本日でも可能か」
また早急な……。まぁ、大丈夫だと思う。……もしかして、抜き打ち的なやつなのかな?
「ええ。大丈夫です。では午後に」
エルランドらの到着は夕刻だろうし、問題なかろうと承知した。
父上の部屋を辞して、そのまま執務室に。残りの書類仕事をこなしつつ昼を迎え、昼食を堪能した。
ここの人数も増えたので、そろそろ料理人を入れることを考えた方が良いかもしれないな……。けれど、ハインの数少ない趣味を奪うのもなぁと、そんなことを考えて、極力サヤについては思考を働かせない。
当のサヤも、なんでもない風に振舞っているからだ。
それでも……極力俺と視線を合わせなかったり、一緒に行動することを避けているのは、気持ちが揺らぐからだろうし、あの言葉だって、簡単に口にしたのではないと、分かる。
分かるから余計、苦しかった。
子ができないかもしれない……それは、女性として、知られたくない……口にしたくないことだろうと思う……。
そして俺の立場が、それを許さない。子を残すことを、どうしても求められる……。
けれど俺は…………本心ではそんなこと、どうだって良いとだって、思うのだ。
サヤを求めるのは、子を求めたからじゃない。
そんなことのために、サヤを失いたくない…………。
降って湧いた、跡継という立場が、煩わしい……。こんなものがなければ、サヤにあんな顔で、あんな言葉を吐かせることもなかったのではないか……。
「レイシール様」
「んっ、すまない。……行こうか」
しばらくぼーっとしていたらしい。
ハインとシザーを伴って、父上の部屋へと赴いた。
すると父上は、ガイウスと、俺が断ったせいで、そのまま父上の従者に収まったルフスに支えられ、兵舎へ向かうこととなった。
ルフスは俺が断ったことを、特になんとも思っていないのか、ごく普通に接してくれたから、少しホッとする。
兵舎には、個人用の部屋と、訓練用の大部屋がある。
大部屋の床は土がむき出しであるが、叩いて固めてある構造で、騎士や兵士らの訓練に、自由に使える空間。一応訓練場となっていた。
そこでジークらと……何故かサヤが、鍛錬を行なっていた。
俺たちが来たことに一瞬驚いた様子を見せたものの、気不味そうに視線を逸らし、訓練を再開する。
いつもの男装に、尻尾のような髪型。動きやすいようにか、上着は脱ぎ、短衣に細袴のみ。腰には腰帯ではなく、ベルトを巻いていた。
ガイウスが途端に不機嫌になったのも肌で感じるが、父上の手前黙っておく様子なので、そのままこちらも流すことにする。
「…………これは何をしているんだ?」
そう聞くと、俺たちを迎えてくれたジークが、柔和な笑顔を浮かべて答えてくれた。
「サヤさんにご指導いただいて、受け身の練習です。
例えば……上階から飛び降りる羽目になった場合にも、怪我を最低限にできるように」
つまり、サヤのやったやつだな……。
三人寝そべった騎士らの上を飛び込むようにして飛び越え、そのまま肩から回って立ち上がる。
ほぼ前転なのだが、少し違うらしい。片方の肩から入り、頭は地面につけずに回り、最後はそのまま立ち上がる。
サヤはそれを、とても優雅に美しくこなしてしまうが、これは回るだけでも案外難しいことであるようだ。
まず三人を飛び越えるように飛び込むのからして……仲間の上に落ちたり、顔から地面に突っ込む姿も見受けられる……。勇気を振り絞るのにも一苦労する様子だ。
「背中心は使わないのだそうです。頭も地面にはつけず、肩から逆側の腰にかけて回り、そのまま立ち上がります。
まずは一人で廻れるところから練習し、ああやって飛び越える人数を増やし、次は更に高さを上げていく。
高い場所から飛び降りた際の怪我を減らすだけではなく、これができると、戦闘時などに地面を転がった際も素早く立ち上がれ、隙を作りにくいということで」
切っ掛けは、騎士の一人がやってみたいと口にしたことだったという。
あの高さから飛び降りれたなら、色々凄いと言い出したそうだ。
それでサヤに、自分にもできるかと聞いたところ……。
「できますよ。
あれは五点着地法と言いまして、衝撃を上手く分散させて、身体に伝えないようにする方法なんです。
あ、でもまずは……受け身を練習しないといけませんが……受け身って、分かりますか?」
と、言われたらしい。
受け身は分かる……分かるが、……サヤのやっていたものと、我々の認識には、かなり差異があった。
我々の受け身は、ただ受け身と呼ばれてはいたものの、個々にやり方も違い、これという正しいものが決まっているわけではなく、ただ地面を転がるなどする際に、極力痛くないように動くというだけのものだったのだ。
それに対してサヤのものは、決まった形があり、無駄が無かった。
ただ転がったところで、我々では立ち上がる隙などそうそう作れない。
だがサヤの場合、立ち上がるまでが一瞬だ。流れのまま気付けば、態勢が整っている。
「ただひたすら練習です。まずば意識してできること。次に、イレギュラー……不測の事態があっても、こなせること。それから、反射になるまで身体に覚えこませること。
例えば、急に背後から押されても、何かにぶつかった衝撃で吹き飛ばされても、受け身が取れなければいけないです」
サヤは、全ての手本を見事こなして、皆に見せていた。
鍛錬の時は男性相手でも怯んだりはしない。数人に囲まれても、隙なんて作らない。
その見事な体捌きには、見惚れるしかなかった…………。
数人による攻撃に体勢を崩し、地面を転がる羽目になっても、追い詰められ、逃げ場が限られても、彼女は瞬時に判断し、行動する。
その移動に受け身が使われる場合もあり、体勢を崩したと思ってもすぐに立て直すから、皆はなかなか、攻めあぐねている。
「…………彼女に、あの上階から飛び降りる手本を、もう一度見たいと……そう言ったのですが……」
不意にジークが、そう語り出したので、サヤに張り付いていた視線を、ジークに移した。
「あれはもう、やる勇気がありません……と、言われました」
熱を帯びた視線で、サヤを見つめながら、そう呟いたジーク。そうして、俺に視線を向け「レイシール様は、本当に果報者だ」と、付け足される。
「あの高さは、サヤさんにとっても未知のことで、正直もう一度と言われても、できる気がしないそうですよ」
眼を見張る俺を、父上が不思議そうに見る。
父上には話していなかった。あの火事の、顛末を。
そんな俺たちを交互に見てからジークは、ふんわりと微笑んで、言葉を続けた。
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