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秘密 5
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暫くして、ちらりとサヤを見ると、顔の赤みは引いたように見えた。大丈夫そう……かな? ああ、ひっついたから、暑かっただけかもな。今更それを思いついてしまった。
……あ、だとしたら俺、サヤにベタベタしすぎたか……いや、でも不埒なこと考えて抱きしめたわけじゃない。サヤが震えていたからだし……サヤも嫌悪感を感じてる風ではなかったから……だ、大丈夫だよな? って駄目だ。集中! まず手元の仕事を片付けろ、俺。
ギル宛に、クリスタ様がどうやらここにいらっしゃる気でいることや、客間を増やすから、家具を至急用意して、送って欲しい旨を綴る。クリスタ様の部屋はある程度の高級家具を見繕わなければならない。出来合いのものがあれば良いのだけれど……。無ければ、早めに連絡してくれとも記しておく。その時は、本館の客間から家具を借りるしかない。異母様が無駄に贅を凝らしてるから、どの部屋でも対応可能なくらいの家具があるだろうし。
アギー公爵家とは、二年前の俺が兄上に斬られた事件があるから、あちらもあまり関わりたくないと思う筈。
だから、家具だけ渡して関わらなくて済むなら、それに越したことはないと、考えてくれれば良いのだけれど……。
……異母様……か。
もうすぐ、お戻りになられるのだよな……。
土嚢壁を見た異母様が、どう思われるか……それを考えると、胃を掴まれたような心地になる。
異母様の意思を蔑ろにした上に、河川敷を作っていくことまで決めている。きっと彼の方は、矜持を傷つけられたと思うだろう。父上の許可がなければ、何も出来ないはずの俺が、父上を通り越して、更に上から支持を取り付けた形になったのだから。
多数の貴族の支持に加え、王族の後継、姫様の支持まで得てしまった。もう、俺たちの主張以上の、理に適った正当な理由無しに、反対など出来ない。
……俺の立ち位置を、フェルドナレンの中に作る……か。
今になってやっと分かった。周りの視線がこちらを向くことで、異母様が俺に手出ししにくい環境を作るって意味だったか。
土嚢壁という目新しいもので興味を引き、河川敷で更に視線を集める。同じような水害は、どんな地域にも少なからずあるだろうから、全く興味を持たないなんて領地は、きっと皆無だし、しかも軍事面にも利用出来るという、別の切り口まで用意した。食いつかないでおく理由を探す方が難しい。
とはいえ本来なら、どれほど興味があろうと、他領の運営には口を挟む余地が無い。しかし俺たちは、そこに支援金を募るという形で、許可を出した。
それはつまり、貴族としては、なんの権利も持たない俺が、他領の、複数の貴族から支持を得るという、裏技みたいな後ろ盾を作り、行動を起こせる立ち位置を作り上げたということだ。
成人前の、後継でもない妾腹二子が、とんでもない手段で我を通したということ。
前代未聞なその所業が、更に人の興味を引くだろうことは、疑いを挟む余地もない。
金を出した貴族は、金を出す以上、経過にも目をやっているだろう。当然、情報を集める。治水に成功を収めたとなれば、更に注目を集めることになる。セイバーンに関わろうする貴族も増えるだろう。
そうなれば、俺は、確かに、レイシール・ハツェン・セイバーンという名を、フェルドナレンに知らしめることになる。
今更ながら、頭が痛い……。マルの打つ手は半端ないな……。
異母様の怒りは、俺が一手に引き受ける腹積りでいたのだけれど、マルはそれすら回避する手を打った。
これでは、俺を非難することもできやしない。
姫様のことは、クリスタ様経由の、俺の伝手だとマルは言ったけれど、きっとこれを元から狙っていたのだと思う。繋がりがあることも知っていて、クリスタ様が興味を持つような、それを上に回す気になる様な嘆願を、用意した筈だ。確かに最高の一手なのだろうけれど……それが怖い。
異母様の怒りを、俺から逸らしてしまったら、それがどこに向くことになるのか……。
……サヤは、大丈夫なのか……。
襟飾りがあるから、引き抜くという手は使えない。俺の配下である以上、無理な命令も扱いも、出来ないと思うが……あの方がそれくらいのことで、引き下がるとは思えない。
俺を屈服させる為に、酷い手段を選ぶ可能性は、大きい。しかし……行動できない。外の目がこちらを向いている。一部隊とはいえ、近衛がここに滞在するのだから。
本当に、これで良かったのか……?
マルめ……きっと俺がこんな風に、悩んでしまうと思ったから、ギリギリまで伏せてたんだな、絶対そうだ。
しかも近衛部隊が居る所為で、姫様からの支持を疑いようがないし、下手な言葉も吐けなければ、行動も出来ない。俺にも、俺の配下にも手出しが出来ない。
発散できないまま、溜まりに溜まった怒りの処理は、どうなる……。
館の使用人らが心配だった。前から、何かあった場合のしわ寄せが、そちらに向かう傾向が強い。
立場の弱い俺には、彼らを守る手立てが無い……。
彼らだって領民なのに……ユミルの様に、家庭の事情で仕方なく関わっている者だって、きっと少なからず居るというのに……。
「レイシール様、確認をお願いしてもよろしいですか?」
サヤの声で、我に返った。
書類を手にしたサヤが、席を立つところで、慌てて「ああ」と、返事を返す。
書類を受け取り、目を通して、問題が無いことを確認する。
これも明日、早馬でメバックに送ることになるから、そのまま受け取った。
「レイシール様の方は……?」
「あ、あぁ、今から帷の件について書こうとしてたんだけど、どういったものをお願いすれば良いんだ?」
「あ、それは…クリスタ様の客間となるお部屋を、見てからです。
窓の大きさや必要枚数を、確認しないといけないので。
あの、宜しければ、それは私の方で、記しましょうか?」
そうか、そうだな。
書類を見る限り、サヤの文字は、もう充分な上達ぶりだ。貴族宛の手紙でないなら、これだけ書ければ問題無い。……ちょっと前に、拙い文字の手紙を、もらったばかりなのになぁ。
「凄いなぁ、サヤは」
「えっ?なんです?急に……」
つい零した言葉に、サヤが不思議そうに首を傾げる。
「ひと月も経ってないからね、サヤがこの国の文字を知ってから。
なのに……もう当たり前みたいに、文字が書ける」
「ただ異国の言葉なら、こんなに簡単ではなかったと思いますよ。
この文字は……私の言葉のまま、別の形を覚えるだけですから。
平仮名や片仮名と同じ、違う書き方の文字が一つ増えるだけって感覚だったからですよ。
それならもう、慣れるだけですから」
なんでもないことの様にサヤは言い、にこりと笑った。
だけど、そんな筈は無いと、俺は知っている。
この国の識字率は、決して高くない。日常的に、文字を視界に入れて生活していても、ただ日常を過ごすだけでは身につかないのだ。実際に、館の使用人の中にすら、文字を書けない者は多い。自分や家族の名前と、生活に関わることだけ分かっていれば、生活は出来るのだから。
そうだ……サヤの凄さは、こんな所なんだ。
書ける様になるまで、努力をした。けれどそれを、当然のことに、していること。
サヤは、サヤの世界でも、こんな風に一生懸命、頑張ったのだと思う。
沢山の知識を吸収し、武術を身につけた。
両親とは離れ、祖母と二人の生活だったと言っていた。人手が少ないから、サヤはなんでもしなければならなかった筈だ。だからこそ、料理も、掃除も、なんだって自分で出来る様になったのだと思う。
この子は、日常的に、努力してるんだ。当たり前みたいに言うけど、それだけのことをしてる。
やっぱりサヤは、凄いんだ。
「サヤを見てると、なんだか元気をもらえるよ。俺も頑張んなきゃなぁ」
うん。俺も、頑張らなきゃ。
ただ心配するだけじゃダメだ。悩むだけじゃ、何にもならない。
もう、歯車は動き出しているんだ。今更、起こったことをどうこうなんて出来やしない。
なら、何かあった場合に、俺が出来ることを全力で、やるだけだ。
立場が弱いから何も出来ない。それは言い訳だ。
だってマルは、貴族でもない、特別な役職についているわけでもない。なのに俺のやりたいと言ったことを、こんな風に形にしたのだ。
なら俺は、俺の望みを形にしてくれた彼らに報いなきゃ、俺の役割を、きちんとこなさなきゃ。
そして、領主一族の責任を、忘れないこと。何が出来るか分からないけれど、俺の出来ることで、領民を守る。それだけだよな。
「さて、元気も出たことだし、まだ時間は少しあるかな。クリスタ様のお部屋の窓を、確認しに行こう」
「はいっ」
悩むくらいなら、動こう。出来ることを全部やればいい。
ただ、それだけのことだ。
……あ、だとしたら俺、サヤにベタベタしすぎたか……いや、でも不埒なこと考えて抱きしめたわけじゃない。サヤが震えていたからだし……サヤも嫌悪感を感じてる風ではなかったから……だ、大丈夫だよな? って駄目だ。集中! まず手元の仕事を片付けろ、俺。
ギル宛に、クリスタ様がどうやらここにいらっしゃる気でいることや、客間を増やすから、家具を至急用意して、送って欲しい旨を綴る。クリスタ様の部屋はある程度の高級家具を見繕わなければならない。出来合いのものがあれば良いのだけれど……。無ければ、早めに連絡してくれとも記しておく。その時は、本館の客間から家具を借りるしかない。異母様が無駄に贅を凝らしてるから、どの部屋でも対応可能なくらいの家具があるだろうし。
アギー公爵家とは、二年前の俺が兄上に斬られた事件があるから、あちらもあまり関わりたくないと思う筈。
だから、家具だけ渡して関わらなくて済むなら、それに越したことはないと、考えてくれれば良いのだけれど……。
……異母様……か。
もうすぐ、お戻りになられるのだよな……。
土嚢壁を見た異母様が、どう思われるか……それを考えると、胃を掴まれたような心地になる。
異母様の意思を蔑ろにした上に、河川敷を作っていくことまで決めている。きっと彼の方は、矜持を傷つけられたと思うだろう。父上の許可がなければ、何も出来ないはずの俺が、父上を通り越して、更に上から支持を取り付けた形になったのだから。
多数の貴族の支持に加え、王族の後継、姫様の支持まで得てしまった。もう、俺たちの主張以上の、理に適った正当な理由無しに、反対など出来ない。
……俺の立ち位置を、フェルドナレンの中に作る……か。
今になってやっと分かった。周りの視線がこちらを向くことで、異母様が俺に手出ししにくい環境を作るって意味だったか。
土嚢壁という目新しいもので興味を引き、河川敷で更に視線を集める。同じような水害は、どんな地域にも少なからずあるだろうから、全く興味を持たないなんて領地は、きっと皆無だし、しかも軍事面にも利用出来るという、別の切り口まで用意した。食いつかないでおく理由を探す方が難しい。
とはいえ本来なら、どれほど興味があろうと、他領の運営には口を挟む余地が無い。しかし俺たちは、そこに支援金を募るという形で、許可を出した。
それはつまり、貴族としては、なんの権利も持たない俺が、他領の、複数の貴族から支持を得るという、裏技みたいな後ろ盾を作り、行動を起こせる立ち位置を作り上げたということだ。
成人前の、後継でもない妾腹二子が、とんでもない手段で我を通したということ。
前代未聞なその所業が、更に人の興味を引くだろうことは、疑いを挟む余地もない。
金を出した貴族は、金を出す以上、経過にも目をやっているだろう。当然、情報を集める。治水に成功を収めたとなれば、更に注目を集めることになる。セイバーンに関わろうする貴族も増えるだろう。
そうなれば、俺は、確かに、レイシール・ハツェン・セイバーンという名を、フェルドナレンに知らしめることになる。
今更ながら、頭が痛い……。マルの打つ手は半端ないな……。
異母様の怒りは、俺が一手に引き受ける腹積りでいたのだけれど、マルはそれすら回避する手を打った。
これでは、俺を非難することもできやしない。
姫様のことは、クリスタ様経由の、俺の伝手だとマルは言ったけれど、きっとこれを元から狙っていたのだと思う。繋がりがあることも知っていて、クリスタ様が興味を持つような、それを上に回す気になる様な嘆願を、用意した筈だ。確かに最高の一手なのだろうけれど……それが怖い。
異母様の怒りを、俺から逸らしてしまったら、それがどこに向くことになるのか……。
……サヤは、大丈夫なのか……。
襟飾りがあるから、引き抜くという手は使えない。俺の配下である以上、無理な命令も扱いも、出来ないと思うが……あの方がそれくらいのことで、引き下がるとは思えない。
俺を屈服させる為に、酷い手段を選ぶ可能性は、大きい。しかし……行動できない。外の目がこちらを向いている。一部隊とはいえ、近衛がここに滞在するのだから。
本当に、これで良かったのか……?
マルめ……きっと俺がこんな風に、悩んでしまうと思ったから、ギリギリまで伏せてたんだな、絶対そうだ。
しかも近衛部隊が居る所為で、姫様からの支持を疑いようがないし、下手な言葉も吐けなければ、行動も出来ない。俺にも、俺の配下にも手出しが出来ない。
発散できないまま、溜まりに溜まった怒りの処理は、どうなる……。
館の使用人らが心配だった。前から、何かあった場合のしわ寄せが、そちらに向かう傾向が強い。
立場の弱い俺には、彼らを守る手立てが無い……。
彼らだって領民なのに……ユミルの様に、家庭の事情で仕方なく関わっている者だって、きっと少なからず居るというのに……。
「レイシール様、確認をお願いしてもよろしいですか?」
サヤの声で、我に返った。
書類を手にしたサヤが、席を立つところで、慌てて「ああ」と、返事を返す。
書類を受け取り、目を通して、問題が無いことを確認する。
これも明日、早馬でメバックに送ることになるから、そのまま受け取った。
「レイシール様の方は……?」
「あ、あぁ、今から帷の件について書こうとしてたんだけど、どういったものをお願いすれば良いんだ?」
「あ、それは…クリスタ様の客間となるお部屋を、見てからです。
窓の大きさや必要枚数を、確認しないといけないので。
あの、宜しければ、それは私の方で、記しましょうか?」
そうか、そうだな。
書類を見る限り、サヤの文字は、もう充分な上達ぶりだ。貴族宛の手紙でないなら、これだけ書ければ問題無い。……ちょっと前に、拙い文字の手紙を、もらったばかりなのになぁ。
「凄いなぁ、サヤは」
「えっ?なんです?急に……」
つい零した言葉に、サヤが不思議そうに首を傾げる。
「ひと月も経ってないからね、サヤがこの国の文字を知ってから。
なのに……もう当たり前みたいに、文字が書ける」
「ただ異国の言葉なら、こんなに簡単ではなかったと思いますよ。
この文字は……私の言葉のまま、別の形を覚えるだけですから。
平仮名や片仮名と同じ、違う書き方の文字が一つ増えるだけって感覚だったからですよ。
それならもう、慣れるだけですから」
なんでもないことの様にサヤは言い、にこりと笑った。
だけど、そんな筈は無いと、俺は知っている。
この国の識字率は、決して高くない。日常的に、文字を視界に入れて生活していても、ただ日常を過ごすだけでは身につかないのだ。実際に、館の使用人の中にすら、文字を書けない者は多い。自分や家族の名前と、生活に関わることだけ分かっていれば、生活は出来るのだから。
そうだ……サヤの凄さは、こんな所なんだ。
書ける様になるまで、努力をした。けれどそれを、当然のことに、していること。
サヤは、サヤの世界でも、こんな風に一生懸命、頑張ったのだと思う。
沢山の知識を吸収し、武術を身につけた。
両親とは離れ、祖母と二人の生活だったと言っていた。人手が少ないから、サヤはなんでもしなければならなかった筈だ。だからこそ、料理も、掃除も、なんだって自分で出来る様になったのだと思う。
この子は、日常的に、努力してるんだ。当たり前みたいに言うけど、それだけのことをしてる。
やっぱりサヤは、凄いんだ。
「サヤを見てると、なんだか元気をもらえるよ。俺も頑張んなきゃなぁ」
うん。俺も、頑張らなきゃ。
ただ心配するだけじゃダメだ。悩むだけじゃ、何にもならない。
もう、歯車は動き出しているんだ。今更、起こったことをどうこうなんて出来やしない。
なら、何かあった場合に、俺が出来ることを全力で、やるだけだ。
立場が弱いから何も出来ない。それは言い訳だ。
だってマルは、貴族でもない、特別な役職についているわけでもない。なのに俺のやりたいと言ったことを、こんな風に形にしたのだ。
なら俺は、俺の望みを形にしてくれた彼らに報いなきゃ、俺の役割を、きちんとこなさなきゃ。
そして、領主一族の責任を、忘れないこと。何が出来るか分からないけれど、俺の出来ることで、領民を守る。それだけだよな。
「さて、元気も出たことだし、まだ時間は少しあるかな。クリスタ様のお部屋の窓を、確認しに行こう」
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悩むくらいなら、動こう。出来ることを全部やればいい。
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