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第4話 センチメンタル・エチュード
不意打ちエンカウント
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駅前のショッピングモールにやって来たシトラスとキルシェ─そしてポメポメは、様々なお店を見て回った。
洋服屋では最新のトレンドファッションをチェックし、アクセサリーショップで普段身につけないアイテムを試した。靴屋で可愛いサンダルを見つけ、ゲームコーナーで最新のプリクラ機を試したり。
書店に立ち寄って好きな漫画の最新巻を立ち読みし、クレープ屋で季節限定メニューを食べて。
「あー楽しかったぁ~!やっぱりお買い物って最高だよねぇ~!」
「キルシェ、たくさん買ったね……」
両手に抱えきれないほどの紙袋を持って歩くキルシェの後に、同じく紙袋をいくつか手から提げたシトラスが続く。キルシェほどではないものの、シトラスもそれなりに買い物を楽しんだようだ。
「あたしトイレに行ってくるから、どこかで座って待っててくれる?」
「じゃあ荷物見てるね。あそこのベンチで待ってるから」
シトラスに買い物の荷物預けると、キルシェは近くの女子トイレへと駆けていく。残されたシトラスはベンチに腰掛けると、自分の隣に荷物を下ろしてふぅ、と一息ついた。
「シトラス、リフレッシュ出来たポメ?」
マスコット人形のようなサイズに縮んだポメポメがぴょこんと鞄から顔を出す。
「うん。最近ゆっくりお買い物に行けてなかったし、すごく楽しかったよ。キルシェに感謝しないとね」
笑顔でそう答えると、ポメポメも嬉しそうに頷いた。
ここ最近ずっと魔法の練習のことばかり考えていたため、こうしてのんびりと過ごす時間は久しぶりだった。お陰で気分もかなりスッキリしている気がする。
「よしっ、明日からまたがんばろう」
「シトラス、もう練習のこと考えてるポメ……」
そんな会話をしていると、ふと見覚えのある人物の姿が目に入る。
(あれ、あの人……)
後ろで束ねた赤い髪。リムレスの眼鏡をかけた上品な装いの男性だ。
以前、学校の帰り道で偶然出会ったあの人に間違いない。
男性もこちらに気づいたらしく、小さく会釈をすると優雅な步調でシトラスの方へと歩み寄ってくる。
(えっ、こ、こっちに来た!)
どうしよう、と焦るシトラスをよそに男性は彼女の前まで来ると、微笑みながら声をかけてきた。
「こんなところで、偶然ですね。お買い物ですか?」
「あ、はい!そうです!」
突然話しかけられて驚いたが、なんとか返事をする。
しかし、それに安堵する間もなく、男性の目線がシトラスの隣に山のように置かれている紙袋に向いていることに気付いた。
この状況だけを見ると、まるでシトラスが一人でこれだけの量を買ったように見えるかもしれない。
「あ、あのっ、これ全部私が買ったわけじゃなくてっ!キ……と、友達と一緒にきててっ、その子の荷物なんですけどっ……!今トイレに行ってるから、荷物番しててっ……!!」
焦って説明するうちに自分でも何を言っているのかわからなくなってくる。そんなシトラスの様子を見た男性がくすくすと笑ったのを見て、顔が熱くなるのを感じた。
(うわぁ私なに言ってるんだろう、別に質問された訳でもないのに……!)
恥ずかしさのあまり俯いていると、頭上から再び声が降ってきた。
「お友達と仲が良いんですね」
顔を上げると、そこには穏やかな笑みをたたえた男の顔があった。それを見て不思議と安心感を覚える自分がいることに驚く。
「はい……高校に入学してから初めて仲良くなった子で。すごく友達思いでいい子なんです」
語るうちに、自然とキルシェとの思い出が次々と蘇ってくる。はじめは内気で友達を作れなかった自分を、キルシェが手を差し伸べてくれて……。
そんな風に話をしていると、いつの間にか心の中に温かい安らぎが満ちてきていた。落ち着いた口調と視線で、男性はうまくシトラスの心を解きほぐしていく。
「そうですか、それは素晴らしいことですね」
そう言うと、彼はゆっくりと頷いてみせた。そして今度は少し悪戯っぽい笑みを浮かべてみせる。
「……ところで、もしよろしければですが、この後一緒にお茶でもいかがですか?ここでお会いできたのも何かの縁でしょうから」
「え?」
もっと貴方とゆっくり話してみたいと思っていたのです、と微笑む彼の表情に胸が高鳴るのを感じる。そういえば、以前学校の帰り道に会った時には「またいつでも会える」と言っていた。本当にその通りだったのではないかと、運命的な出会いに期待してしまいたくなる自分がいた。
(シトラス)
シトラスにしか聞こえない、低いポメポメの声が聞こえる。恐る恐る紙袋の間に身を隠したポメポメの方を振り返ると、眉間に皺を寄せて限りなく不機嫌な表情をしている。
(この前言ったこと、忘れたポメ?怪しい人に付いていっちゃ駄目って言ったはずポメよ?)
(わ、わかってるけど……)
一瞬、気持ちが揺らぐ。ポメポメが言っていることも一理あるが、この機会を逃したら、次にこの男性と話せる機会がいつ来るかわからない。
そもそも名前も、どこに住んでいるのかもまだ知らないのだから。
(ってそもそも今はダメだよ!私キルシェと買い物に来てるんだから!!)
シトラスは小さく首を横に振る。
男性のことを知りたい気持ちはあるけれど、今日はキルシェと一緒に買い物をするためにここに来たのだ。キルシェとの時間を大事にするべきだ、とシトラスは考え直した。
「……すみません。私今、さっき話してた友達と遊んでて、今その子が戻ってくるの待ってるんです。だから……」
そこまで言ったところだった。
「あーれーれー?キルシェちゃん今日これから、エマちゃんと用事があるかもー?今それを唐突に思い出しちゃったかもー?」
「キルシェ?!」
いつの間にトイレから戻ってきたのだろうか、背後から聞こえてきた声に驚いて振り向くと、そこに立っていたのはやはりキルシェだった。 いつの間にトイレから戻ってきていたのだろう。わざとらしい棒読み口調で話す彼女はどこか挙動不審だ。
「え、えっと……」
「だからシトラスごめーん!あたし今日先に帰るね~」
「ちょっ、キルシェ……?!」
キルシェはシトラスに預けていた自分の買い物の戦利品を持ち出すついでに─ポメポメも紙袋の中に隠しつつ回収したのだ。
(ポメッ!?キルシェ、何するポメ?!離すポメ~ッ!!!)
紙袋の中で暴れるポメポメをやんわりと押さえつけながら、キルシェはシトラスの耳元で囁くように言う。
「シトラス、せっかくだから行ってきなよ?本当はちょっと気になってたでしょ?このお兄さんのこと」
「えっ、な、何言って……」
突然のことに動揺を隠せないシトラスを他所に話は進んでいく。そして彼女は最後に一言だけ付け加えた。
「大丈夫だって♪ロゼ先パイだって誰かに夢中になるのも魔法が上手くなるコツだって言ってたじゃん?ポメポメのことは今日はあたしが見ててあげるからさ♪」
「いや、そういう問題じゃ……」
「おにーさん!あたし急用で帰るのであとはこの子のことよろしくお願いしまーすっ!」
(キルシェ?!ダメポメ!!勝手に決めるなポメーーーーーーー!!!)
二人にしか聞こえない声で、ポメポメは抗議するが当然聞き入れられるはずもない。キルシェはそう言って、シトラスが引き留める間も無くポメポメを連れて走り去ってしまった。
残された二人は呆然としたままその場に立ち尽くしてしまう。
(キ、キルシェなんであんなこと……っていうかどうしようこれ……!どうすればいいんだろう……!!)
シトラスは今まで、恋人がいたことがない。クラスの男子とも普段積極的に話す方ではないし、異性と二人きりになることなど今までの人生ほとんどなかった。
「……何だか、申し訳ありません。せっかくお友達といらしたというのに」
気まずい沈黙を破ったのは男の方だった。申し訳なさそうに頭を下げる男に、シトラスは慌てて首を横に振る。
「い、いえ!こちらこそ騒がしくしてしまってすみません……」
「お詫びと言っては何なんですが、この近くにコーヒーの美味しいお店がありまして。そちらにお誘いしようと思っていたのです。もし気が進まないようであれば、ご自宅近くまでお送りしますが……」
「……えっと…………」
正直なところ、シトラスはその誘いに乗りたいと思っていた。
この前下校中に会った時には「初対面だ」と彼は言っていたけれど、やはり前にも会ったような気がする。もう少し彼のことを知ることが出来たら、そう感じる理由がわかるかもしれない。
(ポメポメごめん……!私、やっぱりこの人のこと気になるんだ)
心の中でそう呟くと同時に覚悟を決めると、ゆっくりと口を開いた。
「はい、ぜひご一緒させてください……!」
洋服屋では最新のトレンドファッションをチェックし、アクセサリーショップで普段身につけないアイテムを試した。靴屋で可愛いサンダルを見つけ、ゲームコーナーで最新のプリクラ機を試したり。
書店に立ち寄って好きな漫画の最新巻を立ち読みし、クレープ屋で季節限定メニューを食べて。
「あー楽しかったぁ~!やっぱりお買い物って最高だよねぇ~!」
「キルシェ、たくさん買ったね……」
両手に抱えきれないほどの紙袋を持って歩くキルシェの後に、同じく紙袋をいくつか手から提げたシトラスが続く。キルシェほどではないものの、シトラスもそれなりに買い物を楽しんだようだ。
「あたしトイレに行ってくるから、どこかで座って待っててくれる?」
「じゃあ荷物見てるね。あそこのベンチで待ってるから」
シトラスに買い物の荷物預けると、キルシェは近くの女子トイレへと駆けていく。残されたシトラスはベンチに腰掛けると、自分の隣に荷物を下ろしてふぅ、と一息ついた。
「シトラス、リフレッシュ出来たポメ?」
マスコット人形のようなサイズに縮んだポメポメがぴょこんと鞄から顔を出す。
「うん。最近ゆっくりお買い物に行けてなかったし、すごく楽しかったよ。キルシェに感謝しないとね」
笑顔でそう答えると、ポメポメも嬉しそうに頷いた。
ここ最近ずっと魔法の練習のことばかり考えていたため、こうしてのんびりと過ごす時間は久しぶりだった。お陰で気分もかなりスッキリしている気がする。
「よしっ、明日からまたがんばろう」
「シトラス、もう練習のこと考えてるポメ……」
そんな会話をしていると、ふと見覚えのある人物の姿が目に入る。
(あれ、あの人……)
後ろで束ねた赤い髪。リムレスの眼鏡をかけた上品な装いの男性だ。
以前、学校の帰り道で偶然出会ったあの人に間違いない。
男性もこちらに気づいたらしく、小さく会釈をすると優雅な步調でシトラスの方へと歩み寄ってくる。
(えっ、こ、こっちに来た!)
どうしよう、と焦るシトラスをよそに男性は彼女の前まで来ると、微笑みながら声をかけてきた。
「こんなところで、偶然ですね。お買い物ですか?」
「あ、はい!そうです!」
突然話しかけられて驚いたが、なんとか返事をする。
しかし、それに安堵する間もなく、男性の目線がシトラスの隣に山のように置かれている紙袋に向いていることに気付いた。
この状況だけを見ると、まるでシトラスが一人でこれだけの量を買ったように見えるかもしれない。
「あ、あのっ、これ全部私が買ったわけじゃなくてっ!キ……と、友達と一緒にきててっ、その子の荷物なんですけどっ……!今トイレに行ってるから、荷物番しててっ……!!」
焦って説明するうちに自分でも何を言っているのかわからなくなってくる。そんなシトラスの様子を見た男性がくすくすと笑ったのを見て、顔が熱くなるのを感じた。
(うわぁ私なに言ってるんだろう、別に質問された訳でもないのに……!)
恥ずかしさのあまり俯いていると、頭上から再び声が降ってきた。
「お友達と仲が良いんですね」
顔を上げると、そこには穏やかな笑みをたたえた男の顔があった。それを見て不思議と安心感を覚える自分がいることに驚く。
「はい……高校に入学してから初めて仲良くなった子で。すごく友達思いでいい子なんです」
語るうちに、自然とキルシェとの思い出が次々と蘇ってくる。はじめは内気で友達を作れなかった自分を、キルシェが手を差し伸べてくれて……。
そんな風に話をしていると、いつの間にか心の中に温かい安らぎが満ちてきていた。落ち着いた口調と視線で、男性はうまくシトラスの心を解きほぐしていく。
「そうですか、それは素晴らしいことですね」
そう言うと、彼はゆっくりと頷いてみせた。そして今度は少し悪戯っぽい笑みを浮かべてみせる。
「……ところで、もしよろしければですが、この後一緒にお茶でもいかがですか?ここでお会いできたのも何かの縁でしょうから」
「え?」
もっと貴方とゆっくり話してみたいと思っていたのです、と微笑む彼の表情に胸が高鳴るのを感じる。そういえば、以前学校の帰り道に会った時には「またいつでも会える」と言っていた。本当にその通りだったのではないかと、運命的な出会いに期待してしまいたくなる自分がいた。
(シトラス)
シトラスにしか聞こえない、低いポメポメの声が聞こえる。恐る恐る紙袋の間に身を隠したポメポメの方を振り返ると、眉間に皺を寄せて限りなく不機嫌な表情をしている。
(この前言ったこと、忘れたポメ?怪しい人に付いていっちゃ駄目って言ったはずポメよ?)
(わ、わかってるけど……)
一瞬、気持ちが揺らぐ。ポメポメが言っていることも一理あるが、この機会を逃したら、次にこの男性と話せる機会がいつ来るかわからない。
そもそも名前も、どこに住んでいるのかもまだ知らないのだから。
(ってそもそも今はダメだよ!私キルシェと買い物に来てるんだから!!)
シトラスは小さく首を横に振る。
男性のことを知りたい気持ちはあるけれど、今日はキルシェと一緒に買い物をするためにここに来たのだ。キルシェとの時間を大事にするべきだ、とシトラスは考え直した。
「……すみません。私今、さっき話してた友達と遊んでて、今その子が戻ってくるの待ってるんです。だから……」
そこまで言ったところだった。
「あーれーれー?キルシェちゃん今日これから、エマちゃんと用事があるかもー?今それを唐突に思い出しちゃったかもー?」
「キルシェ?!」
いつの間にトイレから戻ってきたのだろうか、背後から聞こえてきた声に驚いて振り向くと、そこに立っていたのはやはりキルシェだった。 いつの間にトイレから戻ってきていたのだろう。わざとらしい棒読み口調で話す彼女はどこか挙動不審だ。
「え、えっと……」
「だからシトラスごめーん!あたし今日先に帰るね~」
「ちょっ、キルシェ……?!」
キルシェはシトラスに預けていた自分の買い物の戦利品を持ち出すついでに─ポメポメも紙袋の中に隠しつつ回収したのだ。
(ポメッ!?キルシェ、何するポメ?!離すポメ~ッ!!!)
紙袋の中で暴れるポメポメをやんわりと押さえつけながら、キルシェはシトラスの耳元で囁くように言う。
「シトラス、せっかくだから行ってきなよ?本当はちょっと気になってたでしょ?このお兄さんのこと」
「えっ、な、何言って……」
突然のことに動揺を隠せないシトラスを他所に話は進んでいく。そして彼女は最後に一言だけ付け加えた。
「大丈夫だって♪ロゼ先パイだって誰かに夢中になるのも魔法が上手くなるコツだって言ってたじゃん?ポメポメのことは今日はあたしが見ててあげるからさ♪」
「いや、そういう問題じゃ……」
「おにーさん!あたし急用で帰るのであとはこの子のことよろしくお願いしまーすっ!」
(キルシェ?!ダメポメ!!勝手に決めるなポメーーーーーーー!!!)
二人にしか聞こえない声で、ポメポメは抗議するが当然聞き入れられるはずもない。キルシェはそう言って、シトラスが引き留める間も無くポメポメを連れて走り去ってしまった。
残された二人は呆然としたままその場に立ち尽くしてしまう。
(キ、キルシェなんであんなこと……っていうかどうしようこれ……!どうすればいいんだろう……!!)
シトラスは今まで、恋人がいたことがない。クラスの男子とも普段積極的に話す方ではないし、異性と二人きりになることなど今までの人生ほとんどなかった。
「……何だか、申し訳ありません。せっかくお友達といらしたというのに」
気まずい沈黙を破ったのは男の方だった。申し訳なさそうに頭を下げる男に、シトラスは慌てて首を横に振る。
「い、いえ!こちらこそ騒がしくしてしまってすみません……」
「お詫びと言っては何なんですが、この近くにコーヒーの美味しいお店がありまして。そちらにお誘いしようと思っていたのです。もし気が進まないようであれば、ご自宅近くまでお送りしますが……」
「……えっと…………」
正直なところ、シトラスはその誘いに乗りたいと思っていた。
この前下校中に会った時には「初対面だ」と彼は言っていたけれど、やはり前にも会ったような気がする。もう少し彼のことを知ることが出来たら、そう感じる理由がわかるかもしれない。
(ポメポメごめん……!私、やっぱりこの人のこと気になるんだ)
心の中でそう呟くと同時に覚悟を決めると、ゆっくりと口を開いた。
「はい、ぜひご一緒させてください……!」
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