未来から来た彼女！

第二章 春の雨に洗われた太陽

第3話 ますます彼女に似ている

授業中、賀天然ガテンネンは真面目に授業を聞いているが、薛勇シュエツヨシのほうでこっそりで机の下でゲームを遊んで、時には彼をちら見した。

敵のコンボ技で負けてしまった後に、薛勇シュエツヨシはムカつくようにゲームからログアウトし携帯を置き、頭を上げて彼に尋ねました。

「涼スズミと何かあったの？」

俺は黒板を見ながら、ノードに写していったが、さり気なく彼に「まだ彼女を追いかけたいの？」と聞いた。

「追っかけるもんか！今回のことで、彼女は学校から処罰されてさ、もう学校には来ないから、おそらく芸術試験が終わるまでじゃないと逢えないと思うよ！」

俺はそれを聞いて、手に持っているペンをちょっと止めて、「そうか…ところで、委員長は？」と呟いた。

彼はそれを聞いてニヤニヤ笑って、とても嬉しそうに教えてくれた。

「あいつさ、皆の前で断れて完全に面子を失ってしまったから、もう学校にはいられないでしょう！というか、たとえ彼が大丈夫と言っても彼のお父さんもダメだから、もう十八中学校に転校してしまったそうよ！」

話し終わった後も、彼は先の質問に再度しつこく聞かれた！

「ねえ、教えて、涼スズミちゃんとどうしたの？最初からそういう計画だったの？あの日俺はブーイングができなく、ちょっと惜しいいなぁ！」

「うーん…当ててみ？」と俺は彼を見てそう答えた。

「まさか……いや、ヒッ……君も彼女から断れた？」

俺は苦笑いしながら反論しなかった。

薛勇シュエツヨシは彼の苦笑いを気づかないが、ただ、この反応に対してなんか妙に懐かしく、無意識のうちに呟いた。

「なんかさ、君って…ますます彼女に似ていくね？」

手にしていたペンがついに止まった。

俺はノードのページをめくった。

「勘違いだ」

「いや、君らの間に何かがあるに違いない、だって、今話し方も彼女にそっくりだもん！」

薛勇シュエツヨシは頭を数回振った。

「……」

女の子が自分に与える影響は、単なる言動だけじゃない!?

俺はこれ以上深く掘り下げたくなかったので、話題を変えました。

「張之凡チョウシノブがいなくなったら、今の委員長は誰なの?」

「曹愛青ソウアオイさ」

答えを受けて、俺は再び黒板に目を向けた。

薛勇シュエツヨシは彼の表情を注意深く見ていたが、あまりも落ち着くから、何ががっかり感じでした。

「ねぇねぇ、今は誰が好き？俺はちょっと混乱しているけど、まさかどっちも好きなの？でも、今の君ならなんか興味がなさそうね？」

「今は他人を好き資格はないし、二度と他人を好きになりたくない」

「……」

薛勇シュエツヨシは唖然とし、彼は賀天然ガテンネンがあまりにも急ぎすぎってしまい、クールダウンの時間はなく、バグで止まってしまったに違い。

「これを言ったときのお前の表情がちょうムカつくって知っている？」

「勇ツヨシ兄貴」

「何に？」

「一緒に座って面白いね！」

「はぁ？」

午前中は順調に過ぎ、昼休みに薛勇シュエツヨシが俺と一緒にランチを食べようとしたが、教室の裏口が突然、低学年の女子三人に半分ふさがれた。

「誰を探しているの？」

薛勇シュエツヨシは裏口の一番近いため聞いた。

頭を上げると、突然、三人の女の子の中に一人、しかもめっちゃかわい子で、思わず先輩ぶりをしながら聞いた。

「君らって何年生？」

「先輩…私たちは高一です」とかわいい女の子は照れながら答えました。

「ああ、高一か、若いっていいなぁ……クク、いや、後輩、誰を探しているの？」

「あの……」

少女から躓く話を聞いても、薛勇シュエツヨシは聞いても慌てず、いつもバーであった女の子とまったく異なり、なんと可愛いらしい子だと感じた。

「賀先輩を探しています…」

横にいた女の子の一人が勇気を出して助けてくれました。

「賀先輩？賀って…クソ…」

薛勇シュエツヨシは呟きながらようやく思い出して、隣で居眠りをしている賀天然ガテンネンに肘をぶつかった。

最近の俺は悲しみと悩みのせいで、よく眠れなく、昼休みのベルが鳴ってから1分もかからずに、テーブルで眠りに落ちました。

誰に押さえているように気づき、俺はいつものようにすぐに目を覚まし、目を開けて息を吐き出した。

「どうしたの？」

「あなたを探している」

薛勇シュエツヨシは幽霊を見たような表情で玄関先の少女を指さし、俺は冷静に見えたが、頭はまだ少しめまいがしていた。

「三人とも俺を探しているの？」

すると、三人組の女の子達は、左右にいる女の子はさっと後ずさりし、真ん中のかわいい女の子だけが残った。

「あのう…」

少女は不安そうに辺りを見回したが、俺は彼女を当惑させず、立ち上がり、先に教室を出て少女に言った。

「話せる場所を探しましょう」

「うん……」

後輩の少女は素直にうなずき、俺の後を追って立ち去った。

教室のドアで、薛勇シュエツヨシは男と女が出て行くのを見て、更に一緒に来た後輩二人の女の子の赤い顔を見て、経験豊富の彼にはすぐさまこのあとで何かあるかを想像できる。

彼は教室に振り返って、クラスのほとんどの人が自分を見て、彼は酸っぱくなったキムチで言った。

「人は、人生に必ず一度や二度はあるものだ、風水が変わる、珍しくない！ちっ！」

教室ではソワソワ徐々に始まり、白も目をそらし、横で黙って勉強していた曹愛青《ソウアオイ》に愚痴を言った。

「愛青アオイちゃん、ほらこの賀天然ガテンネンって本当にやばいやつよ、温涼ウェンスズミとは曖昧でよくわからないのに、後輩の女の子を見て、すぐに一緒に出たし、クラスの男の子は本当にいいヤツいないね！」

それを聞いた曹愛青ソウアオイはすごく恥ずかしく感じ、彼女は赤い顔で解釈した。

「いや、亭々テイテイ、彼とは何の関係もないし、彼と温さんもただの友達だし」

「じゃあ、彼は同意すると思う？あの子は結構可愛いと思う…」

白亭々ハクテイテイは目を丸くして尋ねました。

「まあ……私には関係ない……本を読むから、邪魔しないで……」

……

……

キャンパスの石畳の小道はカエデの葉でいっぱいで、俺はポケットに手を入れて前を大股で歩き、後ろの女の子は追いつくと、再び前に進んだ。

こうして、二人はしばらく前に進み、後ろから追っかけるようになった。

俺が急に立ち止まり、後輩の女の子も急に足を止めて、多分速すぎたのか、彼女は前かがみになり、俺は手伸ばしもしなかった。

幸いなことに、女の子はしっかりと立ち止まった。

「先輩…」

彼女は制服の袖に手を入れて頭を下げ、俺を見ようともしなかった。

「言いたいことがあれば言っていいよ、ここには誰もいないから」

「ちょっと聞きたいだけど…あの～先輩って…彼女いるの？…」

彼女は恥ずかしそうに制服の丸袖で口元を隠し、まるでこうすれば照れさが隠せると思うように聞いた。

「君の名前は何に？」

「私は…私の名前は姜惜兮キョウシーシーです…一年10組です…」

「ジジ？」

俺ははっきりと聞こえなかったため、繰り返して聞いた。女の子は顔を赤らめて腕を振った。

「いいえ、いいえ…姜子牙《キョウシガ》のキョウで、シーシーは惜しくの字と…」

「風が強くの兮《シー》ですか？」

「うん！！」

俺は尋ねると、彼女は力強く頷いた。

「俺は彼女いるかどうかは君が話したいことと何の関係ある？」と俺は分かってもわからない振りをして尋ねました。

「それは……先輩に彼女がいなかったら……私と……付き合ってもいいですか？」

姜惜兮キョウシーシーはどもりながら話し終え、先輩の落ち着き表情をのぞき見しました...

「付き合うってあの付き合うのこと？」

すると、女の子は彼からこの言葉を聞かれて、心臓の鼓動が速くなった。

「え……え……ただ……ただの……恋人同士みたいな……」

「えっと、俺が好き？」

俺はようやく気づき、彼女に一歩近づき、少女はじっと立っていて、あえて動かず、恥ずかしそうに頭をうなずくだけでした。

「う～ん？――なんで俺が好きなの？」

彼女の手はすでに袖を伸ばしていて、人差し指を合わせて恥ずかしそうに言った。

「歓迎会で…先輩はギター弾いていた時…ガッコいいと思っていた…私もギター弾ける……あと、知っている…先輩はNLに違いない…」

俺はこれを聞いて少し驚いた。

今までリアルではファンに会ったことがなかった。なぜならば、可能性は低すぎだから。

「今の告白？」

「うん……」

「告白って、こんなに簡単だね！…」

「あぁ、ごめんなさい、私……頑張ります！」

彼女は泣きそうになったが、案の定の結果だった。もし友人から告白を煽ることを聞かなかったら、こんな恥ずかしく思いもなかった！

すると、あまりにも恥ずかしく感じた彼女は思わず、顔を隠して振り向いて遠くに逃げようとした。

「ねえ、ちょっと待って」

背後からの呼びかけを聞いて、姜惜兮キョウシーシーは足を止め、あえて頭をそらさなかった。

「いいよ」

この一言を聞いた彼女は振り返り、もみじの小道に一人佇む賀先輩に驚きの表情を浮かべた。たしかに、彼の言葉は少し物憂げで、喜びは感じられなかったが、女の子は大喜びしました。

「先…先輩、本当に…？」と彼女は尋ねずにはいられませんでした。

「うん、いいよ！付き合って見よう！」

憧れの先輩が自分に頷くのを見て、

しかも、

笑顔で答えた！