未来から来た彼女!

ナナミアリ

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第一章 ひまわり

第8話 驚いた?転生者!

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俺は自分の外見に自信がなかった。

というか、自分のすべてに自信がなかった。

     両親が離婚し、俺の性格も内気で周りから褒めることがなく、自信を持たせるために何かを言う人もほとんどいなかった。

     学校先生たちは、真面目な子が気に入り、時々褒めるが、たたそのタイミングは遅すぎだった。

     港町市は一流の大都市であり、誰もが生活のペースが速く、一人の先生は数十人の子供の面倒を見なければならないなかで、先生たちの遅れた褒め言葉は俺にとってさらなる哀れと感じさせてしまった。

しかも、俺の実家は港町市では、超チョウチョウ金持ちであった。

一生お金に困らないし、引きこもりで人見知り性格は、思春期の子によく現れるものだし、誰もが彼を問題視にしなかった。

     いつの間にか、社会という最高の学校に出れば、きっと対人関係がうまく治る、いや直せると思った人が少なくもないだ。

     そして、ゆっくりと「普通の人」になっていく。

     引きこもりって何か悪い? 

     やんちゃな子より頭を悩ませることがなく、金持ちの坊っちゃんのように悪ふざけがやり放題よりましだ。

   引きこもりは、放課後に友達と遊ぶことがなく、たた、家に引きこもるのが好きだけでは、親も心配いらないし、先生も心配する必要はなかった。

都合がいいことだ!

   そのため、小学校、中学校、そして現在の高校まで、俺に「チェンジ」してほしいと言われたことが一度もなかった!

いや、誰もいませんでした。

     そして今、現れた!

     「見た目は他人への第一印象を左右するものだから、たまに変化も人々の目を輝かせるわ」

「これからは、今まで他人に残したダメオタクというイメージを完全に破らなければ」と彼女は腰を下げ俺のクローゼットをかき回しながら言いました。

ところで、俺の服はすべて暗い色しかなく、まれに色があってもアニメキャラクターの柄だった。

     「全部黒、灰色、茶色なの?明るい服はないの?」

     「うーん、あるよ!」

     俺はクローゼットに置かれたスーツケースを降ろし、そこから慎重に立ち襟の紅白のコートを取り出し、宝物を差し出すように広げた。

しかし、彼女はそれを見て気絶しそうになった!

なんと、コートの背中に大きな5つ赤い文字を書かれている!

――四代目火影!

     「あっちへいけ。」と温涼ウェン・スズミは目障りのように俺を追い払った。

再度手を差し伸べスーツケースをかき回し、最終的にオレンジ色の秋のセーターを見つけました。

カカロットは真ん中に描かれた「ドラゴンボール」で宇宙服を着ており、袖にはNASAのロゴがあるやつでした。

     「これ、カッコイイじゃん~」彼女は満足そうに言った。

     「当たり前だ。これは日本の少年ジャンプとアメリカのNASAがコラボしたモデルだったよ、俺結構並んでようやく手に入れたやつさ」

     「着て!」

    温涼ウェン・スズミは、服を投げだが、彼は苦い顔で、「他のやつにしってもいい?この服コレクションの価値があるだから」。

     「着なきゃ誰か君が持っているのを知っているの?」

     「……」

     「立ち止まらないで?ささっと着替えて!」

     「わかったよ、あの、ちょっと外で待てって…着替えるから…」

     これを聞いて彼女は「フン」と笑い、それにあうボトムスを選び寝室を出ました。

     しばらくして俺が寝室から出てきたが、もし変化について話さなければならないなら、それはただいつもより元気になっただけ。

つまり、暗いインチキなオタクから日当たりの良いオタクになったぐらいだ。

「やっぱりアニメも映画もウソだらけ」

「着替えるだけで人が変わる確率が低いなぁ!というかイケメンなら何を着てもガッコいい、俺には無理だ!」

俺は神経質に話していましたが、この結果は温涼ウェン・スズミの予想範囲内でした。

すると、彼女は冷静に言い始めた、「お金は持っているの?」

     「はぁ?」

     「先トイレに確かめたが、そこに洗顔料すらないから後で買いに行くよ!」

     「いやいや、普段は石けんで洗っているし、使い心地も良くて、使った後はちょっと顔がパサパサだけとネットで調べたら、すっきり洗顔の反応だって」

     温涼ウェン・スズミはそれを聞いて再度唖然とした。

     「検索って本当に有害知識だらけね…」

     「いや、そんなのどうでもいい、チェンジって金かかるの? 今の騙し詐欺じゃないよね? 転生は俺の許容範囲内だけど、お金に絡むとちょっと…」

     俺が一瞬にして警戒心を強めた。

これは俺の父親から受け継いだ数少ない特徴の一つだった。「お金」に絡むなら、ゲームやアニメも釣られない、もちろん、色気も言うまでもない。

「天然くん、ケチなやつって知っていたが、そこまでケチとは思わなかったわ!」

「いいわよ、こっちから全部出すから」と彼女の頭に黒い線が現れ、拳を握りしめ歯を食いしばって言った。

     タダでもらえる!

     うれしい?

     俺は罪悪感と驚きを同時に感じさせ、彼女は自分の為にそこまでするなんで、という前に聞きたかった質問がこの時また思い浮かんだ。

     「転生者って未来の歌とか、小説などをパクって儲かりやすいじゃない?」

「なのに、君のほうがあまり…」

     それを聞いた彼女は怒りを爆発した。

「まだ、生まれ変わったばかりじゃん!」

    「じゅあさ、例のプログラムも持っていないの?」

    「ないわ!」

    「それじゃ、君の転生はあまり意味なさそうだね!」

     「……」

     「あ、そうだ、次の宝くじを覚えている?」

     「覚えていない!」

     「じゃあ……次のワールドカップの優勝国は?」

     「イタリア……ちょっと、携帯で何をしているの?」

     「メモしとこう、ちょっと待ってね、最後の質問…」

     「もう終わりだ」

     「ラスト、ラスト…」

     俺が携帯のスクリーンセーバーに『ワールドカップは絶対にイタリアが勝つほうを買うのを忘れるな!』というフレーズを設定した。

その後、俺は真剣な顔でもう一問を聞いた。

     「Jay Chouの新しいアルバムはいつリリースされたの?」

     「……」

     それを聞いた温涼ウェン・スズミも悲しそうに見えた…

     「私が転生前では彼は50代で、アルバムを作っていると言い続けていましたが、彼の最新の曲はやはり「MOJITO」でした」

     「……」

     二人の目が同時にハイライトを失った…

     これは本当に悲しいというよりも悲しいことだった!

     温涼ウェン・スズミは首を横に振って復活し、「もういいから、今はあなたのチェンジ計画のほうが重要だ」。

     「イメーチェじゃなかったの?」

     「これが基本よ……『キャラ設定』って言葉は聞いたことがあるでしょう!」

「もちろん、これを知った時、まだ芸能人に適応していなかった」と俺は頷いた。

「このチェンジプランは、あなたに自信を与え、将来の悲劇を回避するが目標よ、つまり、改善の方向性を決める必要があるの」

     温涼ウェン・スズミは姿勢を変え、肘を膝の上に置き、指を交差しながら続けて言い始めた。

    
「この方向性『キャラ設定』と同じ、要するに、今のオタクイメージと完全に違って、ギャップ差があるからこそ効果ありのチェンジだ」

     「というわけで、今から名前を言って、アニメキャラでもいいし、有名人でもいいし、そのキャラ設定が君に合うかどうかを判断して見るね。」

   はしばらく考えるように見えたが、実は俺が全くチェンジするつもりがなかった。

ただ、温涼ウェン・スズミの真剣な表情を見ると、思わずある人の名前を言い出した。

     「張…張之凡チョウ・シノブ?」

     これを聞いて、温涼ウェン・スズミが唖然とした。

     まさか、いつも受け身の天然くんは、中二病のように勇気出し、人畜無害な直球を打って来た!

     へぇへぇ、俺のキャラ設定は君の片思いの相手だった!

     驚いた?転生者!

     これこそ、俺の変身ルート!
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