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重症(トラウママシマシ)でも頑張る。(さすがにちょっと気まずい)

引き籠れども~今度は普通(希望)に派遣組?7

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 その後、もう一度支部に行って他の依頼も貰いました。

「サフサ。あの依頼は何だ?この世界の状態を考えるにどう考えても十級の難易度ではないだろう?」

 その問いに額を磨き続けながら、とても答え辛そうに答える。

「申し訳がございません。実は依頼については、あの依頼のあの依頼書はいつも持ち歩いていて頂き探して頂くようにしている物との事です。」

 その言葉にリーリアさんが眦をさらに引き上げる。

「それは何だ?この世界では、我々の理念とする『犠牲を減らしより良い未来を築くための適材適所』を放り投げて、未熟な者達を死地へと追いやろうとするのか?それも組織ぐるみで!」

「聞き及んだ限りではそのようです。しかし理由については噛み合う所がありました。お二人はこの世界の元々住んでいられた方にお会いしましたか?」

 俺は分からなかったので、リーリアさんに確認を取る。

「まだ出会っていない筈です。この世界のこの場所で元々生きていた住民は、マスターの分かりやすいように言うなら、エルフとドリアードのあいの子のような存在が多数派の種族でした。他の種族もエルフと伝承の精霊をかけ合わせた様な存在でした。これまでは、以前から生活していたことから、この世界についての質問が出来るように、また、薬草などについて知識が多く、研究者気質の者が多かったので、各施設に数人はいましたね。そう言われれば確かにルフェント達の事を見ませんね。あ、マスター、ルフェントは、マスター達の言う人間と同等の言葉です。」

「質問の答えなのですが、ルフェントの多くは大急ぎで造られた施設の中に居ます。理由は多数派の種族の全てが種眠ないし死亡。となっている為です。」

 その言葉にリーリアさんは非常に驚いていた。

「種眠はともかく死亡するものが出るとは。・・・。まさか、種眠の状態の者が死んだのか!?」

「はい。種眠は肉を持つ精霊と呼ばれるルフェントの最後の手段己の核のみに自身の存在を圧縮し、延命を図る究極の冬眠と、延命の姿。しかし、それを破る病が猛威を振るっているそうです。それに聞くのは、治癒草の薬のみなのです。その為どの方でもいいので助けるために持ってきてほしいとの事です。」

 その話ってリーリアさんは何も言えなくなるような?

「しかし、だ。それでも別の形で運用してくれ。それと、新しい依頼受領書もくれ。」

 そう言ったリーリアさんの顔はとても険しかった。

「マスター。申し訳ございませんが、今日は仕切り直しとして、明日からの探索といたしましょう。」

 そう言うリーリアさんには有無を言わせない迫力があった。







※これは、本当の意味での界通障害かもしれません。
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