女嫌いの王太子殿下に妃にならないかと提案されました

 グリードエンド王国の友好国、バルパスから王太子が留学生として入学して来る。

 今年19歳になるオリヴィアは、グリードエンド魔術学校専科一年生。
 学校長からオリヴィアに王太子の補佐役をお願いされる。

 何で私っっっ!!王族なんて無理無理無理っっっ!!!

 一応公爵家とはいえ、父ロベルトも兄グラントも騎士団、ニ番目の兄アシュレイは専科二年生。
 本家は北地区ロックス領で広大な牧場を経営しているため、王族とは特に密接に関わってるわけじゃない。
 一応騎士の家なので礼儀は厳しく躾けられたものの、感覚的にはド庶民だ。

 同じ専科に兄アシュレイがいるじゃないかと言えば、魔術研究が忙しくて忙しいと一蹴されたらしい。

ガックシ。

 やって来たのは長身で鷹の様な鋭い眼光を持つ美貌のユージーン•バルパス殿下。
 その佇まいからもう、王族オーラがビンビン。

 王太子殿下は兄は親しげに話すのに、何故かオリヴィアには冷たい……これってまさかっっっ!!



「うちの第二隊副隊長さまはモテ過ぎるのでとっとと結婚してほしい」スピンオフ。
騎士団第二隊副隊長グラントの妹オリヴィアとバルパス王国ユージーン王太子の出会編です。

この話単品でも読めますが、更に物語を楽しむ為に関連シリーズは以下の通りです。

オリヴィアの兄グラント、アシュレイの出て来るシリーズ
・誰にも読めない怪しい依頼を受ける事になりました
・うちの第二隊副隊長さまはモテ過ぎるのでとっとと結婚してほしい
・うちの魔術開発研究室室長さまがモテ過ぎています(主に男に)

ユージーンの兄ビル、父アーサーが出て来るシリーズ 
・誰にも読めない怪しい依頼を受ける事になりました
・異世界の結婚式に出席したら、理想を超える執事様がおりました
・ガヴィル・ガヴァンの遺言〜孫をよろしくと気軽に言うな〜


久しぶりなので、色々設定が錯綜しておりますが、これはこれと温かい目で読んで頂きますと幸いです。


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