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第2章・モフモフで可愛いケモノっ子
027:潜入の心得
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俺たちは《アカシア島》にいる海賊たちのボスである船長に、挨拶するべく船員の追跡を行う。
「この山の山頂にあるって言ってたよね? それならある程度の見当はつくだろう………だが、見張りの有無に関しては、オリジナルスキルを使ってみるか」
――――オリジナルスキル・周囲探知――――
「あの女騎士さんからコピーしたっていうスキルですか………」
「相手のスキルをコピーできるなんて強いわん」
俺は海賊の根城の周りに見張りはいないかと、女騎士さんのオリジナルスキルを使用して調べる。
すると根城を中心に東西南北の4ヶ所に、2人ずつの見張りがいる事が解った。
「これなら1ヶ所に集中するのではなく、前衛と後衛の2人を2つに分けよう。俺側はシュナちゃんで、もう1つはカエデちゃんを前提にしてエッタさんは援護をよろしく」
「了解しました!!」
「分かったわん!!」
「うんにゃ……」
俺たちは二手に分かれて息を殺し、海賊たちの根城の中に潜入していく。
カエデちゃんを前衛に置くのは少し不安なところはあるが、ポテンシャルがあるしエッタさんが援護するから問題ないだろう。
シュナちゃんの実力も未知数なところはあるが、氷魔法高レベルで使えるというところは大きい。
「シュナちゃん。できる限り息を殺して………ここで見つかったら面倒になるからね」
「分かったにゃ……」
「あの2人の見張りをコッソリと後ろから倒そう」
「はいにゃ」
相手の戦力も分からないうちから、目立ちたくない為に息を殺して近寄るが、シュナちゃんは猫人族の特性からなのか、息を殺して進むのが無茶苦茶に上手い。
そのまま俺たちが進むと見張りの男たちを目視したので、暗殺する様に大声を出させず戦闘を開始する。
「シュナちゃん、アイツらの足を凍らせてくれ………」
「了解にゃ!!」
・氷魔法Level2《アイスフィールド》
俺はシュナちゃんに頼んで、見張り2人の男たちの足元を遠くから凍らしてもらう。
「な なんだ!?」
「どうなっているんだ!? 敵襲なのか!?」
シュナちゃんに足元を凍らされた事によって、兵士たちは何が起きたのかと作戦通りに混乱している。
「作戦通りだっ!!」
・高速移動魔法Level2
俺は混乱しているのを確認してから高速移動魔法を使って、見張り2人の首をスパッと目にも止まらぬ速さで斬った。
あまりにも早い出来事だった為に、見張りたちは声を出す事なく地面にバタンッと倒れたのである。
「よし、なんとか目立たずに見張りは倒せたか………ここら辺で周辺探知を、もう1回使ってみるか」
――――オリジナルスキル・周辺探知――――
「あいにゃ」
見張りは無事に倒したが慎重に進むという事で、もう1回スキルを使って周りを調べる。
すると、こちらに向かってくる事を探知した。
「さっきの物音で、おかしいって思った奴が居たみたいだ………今回は潜入だから、ここは隠れてやり過ごすよ」
「あいにゃ」
ここでいらない戦闘をして目立つ事よりも隠れて、追っ手の奴らを巻いた方が良いと言って俺たちは隠れる。
俺は茂みの中に息を殺して隠れて、シュナちゃんは猫の特性を生かして木の上に登って隠れた。
「おい。本当に変な声が聞こえたのか?」
「あぁ本当に聞こえたんだって」
「また空耳なんじゃねぇのか? それに忍び込むって言ったって来るのは大体、雑魚の兎人族じゃねぇかよ」
「確かになぁ。それにしても、こんな島に武器だの兵器だの、そんな《宝〉は眠ってんのかな?」
なんだ武器? 兵器? そんなのを狙って海賊たちは、このアカシア島に住み着いてるのか?
とにかく俺たちの存在には気がついていないらしい。
それなら静かに持ち場へ戻っていけ。
「ありゃ? ここの見張り番は、どこに行ったんだ?」
「そういえばいない!? 本当に襲撃されたんじゃない!?」
コイツらは本当に要らない事に気がつきやがる。
仕方ないか、余計な騒がれ方されても面倒だからな。
俺はシュナちゃんに目配せをして、上の有利なところから倒して欲しいと合図を出した。
「こ これは上に報告した方が………」
「そうだな。上に報告した方が良さ………うわ!?」
シュナちゃんは相手が見えてない位置から、飛びついて声も出させずにカチンコチンッに凍らせた。
これはシュナちゃんが本気を出せば、触っただけで終わるんじゃないだろうか。
「よし。これで周りには居なくなった………このまま進もう」
「了解にゃ」
色々とジタバタしてしまったが、俺たちは根城の前まで近寄る事ができた。
* * *
エッタさんとカエデちゃんも目立たない為に息を殺して茂みの中で様子を見ている。
俺たちの時の様に見張りは2人で、こっちは俺たちの方よりも怠けているので隙が多く見受けられる。
「カエデちゃんは近距離戦闘が得意なんだよね?」
「そうですわん!! 近距離なら、そんじょそこらの奴らに負けたりはしないわん!!」
「それじゃあ、私の魔法で意識を惹きつけるから、意識が逸れているうちに2人を倒して」
「やってやるわん!!」
こちらの作戦と同じ様にエッタさんが、魔法で見張りの人間たちの意識を逸らすから、そのうちにカエデちゃんが倒すという作戦を立てる。
「騒がれないうちに倒してね」
・土魔法Level2《ストーンウォール》
エッタさんは大き過ぎないサイズのストーンフォールを出す、何なのかと驚いて見張りたちが壁に近寄る。
その隙にカエデちゃんが見張りの背後に回って、首元と腹を殴って声を出させずに気を失わせた。
俺たちよりも遥かに上手く見張りを倒して、根城の近くまで接近する事に成功した。
「何処か見られずに潜入できる場所を探そう………」
「クンクン………こっちからは人の匂いがしないわん!!」
エッタさんは周りをキョロキョロしながら人が居ないところは無いかと探している。
ふとカエデちゃんの方を見たら、地面の匂いを嗅いでいて何やら人の匂いを嗅ぎ分けていて、人がいないところを察知した。
「本当っ!? 何処なら潜入できる?」
「こっちですわん!! 私に着いてきて欲しいわん!!」
「えぇ案内して!!」
カエデちゃんは胸をポンッと叩いて、私に着いてきて欲しいと息を殺しながら根城に近寄っていく。
すると本当に誰にもバレる事なく、海賊たちの根城に到達できて、宝物庫であろう場所の窓から中に入れた。
「本当にバレずに潜入できたね!!」
「私に任せて欲しいわん!!」
エッタさんがカエデちゃんの頭を撫でると、尻尾をパタパタと振って自信満々で喜んでいる。
すると宝物庫の中に見回りをしている人間が入ってくる気配がしたので、2人は急いで近くの木箱の中に隠れる。
「ここら辺に置いてあるんだろうな?」
「確か、そうだったはずです。でも何で、アレが必要なんでしょうね?」
「そんなの俺たちは知らなくて良いんだよ。船長が持ってこいと言ったら、持っていくだけで良いんだ」
何やら海賊の船長が宝物庫から持ってきて欲しいというものを取りに来たらしく、船員たちにも何で必要なのかと疑問らしい。
エッタさんは木箱から少し顔を出して、船員たちが何をとりにきたのかを確認しようとする。
船員たちはエッタさんたちに気付かずに、宝物庫の奥の方に置いてある木箱の中から古びた剣を取り出した。
「この山の山頂にあるって言ってたよね? それならある程度の見当はつくだろう………だが、見張りの有無に関しては、オリジナルスキルを使ってみるか」
――――オリジナルスキル・周囲探知――――
「あの女騎士さんからコピーしたっていうスキルですか………」
「相手のスキルをコピーできるなんて強いわん」
俺は海賊の根城の周りに見張りはいないかと、女騎士さんのオリジナルスキルを使用して調べる。
すると根城を中心に東西南北の4ヶ所に、2人ずつの見張りがいる事が解った。
「これなら1ヶ所に集中するのではなく、前衛と後衛の2人を2つに分けよう。俺側はシュナちゃんで、もう1つはカエデちゃんを前提にしてエッタさんは援護をよろしく」
「了解しました!!」
「分かったわん!!」
「うんにゃ……」
俺たちは二手に分かれて息を殺し、海賊たちの根城の中に潜入していく。
カエデちゃんを前衛に置くのは少し不安なところはあるが、ポテンシャルがあるしエッタさんが援護するから問題ないだろう。
シュナちゃんの実力も未知数なところはあるが、氷魔法高レベルで使えるというところは大きい。
「シュナちゃん。できる限り息を殺して………ここで見つかったら面倒になるからね」
「分かったにゃ……」
「あの2人の見張りをコッソリと後ろから倒そう」
「はいにゃ」
相手の戦力も分からないうちから、目立ちたくない為に息を殺して近寄るが、シュナちゃんは猫人族の特性からなのか、息を殺して進むのが無茶苦茶に上手い。
そのまま俺たちが進むと見張りの男たちを目視したので、暗殺する様に大声を出させず戦闘を開始する。
「シュナちゃん、アイツらの足を凍らせてくれ………」
「了解にゃ!!」
・氷魔法Level2《アイスフィールド》
俺はシュナちゃんに頼んで、見張り2人の男たちの足元を遠くから凍らしてもらう。
「な なんだ!?」
「どうなっているんだ!? 敵襲なのか!?」
シュナちゃんに足元を凍らされた事によって、兵士たちは何が起きたのかと作戦通りに混乱している。
「作戦通りだっ!!」
・高速移動魔法Level2
俺は混乱しているのを確認してから高速移動魔法を使って、見張り2人の首をスパッと目にも止まらぬ速さで斬った。
あまりにも早い出来事だった為に、見張りたちは声を出す事なく地面にバタンッと倒れたのである。
「よし、なんとか目立たずに見張りは倒せたか………ここら辺で周辺探知を、もう1回使ってみるか」
――――オリジナルスキル・周辺探知――――
「あいにゃ」
見張りは無事に倒したが慎重に進むという事で、もう1回スキルを使って周りを調べる。
すると、こちらに向かってくる事を探知した。
「さっきの物音で、おかしいって思った奴が居たみたいだ………今回は潜入だから、ここは隠れてやり過ごすよ」
「あいにゃ」
ここでいらない戦闘をして目立つ事よりも隠れて、追っ手の奴らを巻いた方が良いと言って俺たちは隠れる。
俺は茂みの中に息を殺して隠れて、シュナちゃんは猫の特性を生かして木の上に登って隠れた。
「おい。本当に変な声が聞こえたのか?」
「あぁ本当に聞こえたんだって」
「また空耳なんじゃねぇのか? それに忍び込むって言ったって来るのは大体、雑魚の兎人族じゃねぇかよ」
「確かになぁ。それにしても、こんな島に武器だの兵器だの、そんな《宝〉は眠ってんのかな?」
なんだ武器? 兵器? そんなのを狙って海賊たちは、このアカシア島に住み着いてるのか?
とにかく俺たちの存在には気がついていないらしい。
それなら静かに持ち場へ戻っていけ。
「ありゃ? ここの見張り番は、どこに行ったんだ?」
「そういえばいない!? 本当に襲撃されたんじゃない!?」
コイツらは本当に要らない事に気がつきやがる。
仕方ないか、余計な騒がれ方されても面倒だからな。
俺はシュナちゃんに目配せをして、上の有利なところから倒して欲しいと合図を出した。
「こ これは上に報告した方が………」
「そうだな。上に報告した方が良さ………うわ!?」
シュナちゃんは相手が見えてない位置から、飛びついて声も出させずにカチンコチンッに凍らせた。
これはシュナちゃんが本気を出せば、触っただけで終わるんじゃないだろうか。
「よし。これで周りには居なくなった………このまま進もう」
「了解にゃ」
色々とジタバタしてしまったが、俺たちは根城の前まで近寄る事ができた。
* * *
エッタさんとカエデちゃんも目立たない為に息を殺して茂みの中で様子を見ている。
俺たちの時の様に見張りは2人で、こっちは俺たちの方よりも怠けているので隙が多く見受けられる。
「カエデちゃんは近距離戦闘が得意なんだよね?」
「そうですわん!! 近距離なら、そんじょそこらの奴らに負けたりはしないわん!!」
「それじゃあ、私の魔法で意識を惹きつけるから、意識が逸れているうちに2人を倒して」
「やってやるわん!!」
こちらの作戦と同じ様にエッタさんが、魔法で見張りの人間たちの意識を逸らすから、そのうちにカエデちゃんが倒すという作戦を立てる。
「騒がれないうちに倒してね」
・土魔法Level2《ストーンウォール》
エッタさんは大き過ぎないサイズのストーンフォールを出す、何なのかと驚いて見張りたちが壁に近寄る。
その隙にカエデちゃんが見張りの背後に回って、首元と腹を殴って声を出させずに気を失わせた。
俺たちよりも遥かに上手く見張りを倒して、根城の近くまで接近する事に成功した。
「何処か見られずに潜入できる場所を探そう………」
「クンクン………こっちからは人の匂いがしないわん!!」
エッタさんは周りをキョロキョロしながら人が居ないところは無いかと探している。
ふとカエデちゃんの方を見たら、地面の匂いを嗅いでいて何やら人の匂いを嗅ぎ分けていて、人がいないところを察知した。
「本当っ!? 何処なら潜入できる?」
「こっちですわん!! 私に着いてきて欲しいわん!!」
「えぇ案内して!!」
カエデちゃんは胸をポンッと叩いて、私に着いてきて欲しいと息を殺しながら根城に近寄っていく。
すると本当に誰にもバレる事なく、海賊たちの根城に到達できて、宝物庫であろう場所の窓から中に入れた。
「本当にバレずに潜入できたね!!」
「私に任せて欲しいわん!!」
エッタさんがカエデちゃんの頭を撫でると、尻尾をパタパタと振って自信満々で喜んでいる。
すると宝物庫の中に見回りをしている人間が入ってくる気配がしたので、2人は急いで近くの木箱の中に隠れる。
「ここら辺に置いてあるんだろうな?」
「確か、そうだったはずです。でも何で、アレが必要なんでしょうね?」
「そんなの俺たちは知らなくて良いんだよ。船長が持ってこいと言ったら、持っていくだけで良いんだ」
何やら海賊の船長が宝物庫から持ってきて欲しいというものを取りに来たらしく、船員たちにも何で必要なのかと疑問らしい。
エッタさんは木箱から少し顔を出して、船員たちが何をとりにきたのかを確認しようとする。
船員たちはエッタさんたちに気付かずに、宝物庫の奥の方に置いてある木箱の中から古びた剣を取り出した。
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