5 / 36
第1章・大阪百鬼会の若い衆 編
005:新たな人事
しおりを挟む
005:新たな人事
俺が大阪にやってきて3日が経った。
東京から華龍會のメンバーが、続々と大阪の地に足を踏み入れて俺のところにやってくるのである。やはり想定していた人数である180人が、俺の華龍會に属する事になっている。
何よりも大所帯すぎると、オヤジが周りから目をつけられるのでは無いかという不安もあったが、兄貴に相談したところ「気にしなくて良い」との事だった。
「幹部連中は揃ってるな? 今から新しい華龍會の人事を発表するから良く聞くように」
『はいっ!!!!』
「まずは副会長に〈岸 和馬〉。続いて理事長に〈野中 洸平〉。本部長に〈黒江 涼〉。そして〈今蔵 潤〉〈坂根 浩史〉〈花里 元〉〈宇野 雄太〉の4人は直参の幹部とする」
俺は兄貴に相談しながら決めた人事を、ここに集まった華龍會幹部の8人に発表するのである。
全てを発表し切ったところで、幹部たちは華龍會の繁栄を願って三本締めを行なう。
人事会議が終わったところで、和馬が手を挙げて紹介したい人がいるという。
「紹介したい人だと? このタイミングで言うくらいなんだから、この華龍會に利益がある事なんだろうな?」
「それはもちろんです!! オジキからの任された人材なんで!!」
「なんだと!? 兄貴が、お前に任せたのか?」
「オヤジは忙しそうだったので、俺に任せてくれたと話していました。とにかく紹介させて下さい」
確かに否定できないくらいに忙しい三日間だった。
とりあえずは、その兄貴からの人材ってのを確認させてもらおうじゃないか。それでダメな奴だったら、会って間もないが兄貴に苦情を入れてやるさ。
会議室の扉が開いて入って来たのは、メガネをかけてショートカットなヤクザに見えない青年だった。歳としては俺たちよりも少し上だが、明らかにヤクザをやるような見た目では無い。
「ほ 本当に、お前が兄貴の紹介で来た奴なのか? どこから見ても普通のカタギに見えるんだけど………」
「オヤジ。この男は〈小野 峰央〉と言って、少し前までは本家で若い衆をやっていたみたいです」
「本家って事は、広瀬組で面倒見てたって奴か。それで小野くんは、どんなところが凄いんだ? 見た目からして頭が良いとかじゃ無いのか?」
「それが小野は、記憶能力が凄いのと喧嘩の腕も若い衆の中では1番という話らしいです」
「おいおい、マジかよ………記憶能力が高いってのは、まぁ納得できるけどよ。これが喧嘩が強いなんて、微塵も思えないんだよなぁ」
小野というらしいが兄貴の話では、記憶能力が異常な為に縄張り関係などを、全て理解しているらしい。
それと喧嘩の腕も広瀬組の中では、トップレベルに強いという話だ。喧嘩の腕があるから、俺たちのような武闘派なところに置きたいらしい。
「それで小野は、本当に強いのか?」
「自己紹介が遅れまして申し訳ありません。喧嘩の腕に関しましては、自分で言うのは恥ずかしいところがありますが………それなりに強いと思いますよ」
「そうか。それなら和馬と、軽くやり合ってみてくれないか? 俺は馬鹿だから自分の目で見た物じゃないと、信じる事ができねぇんだわ」
「それは構いませんが、岸の兄貴は………」
「オヤジが言うんだからやるぞ!! 手加減なんてしなくて良いから本気を見せてやれ!!」
周りからは馬鹿かと言われるかもしれないが、俺は自分の目以外は信じないのである。
だからこそ和馬と戦わせて、どれだけ強いのかを把握する必要があると思っている。
和馬も久しぶりに喧嘩ができると、それなりにスイッチが入っているので、思っていたよりも小野の実力をキッチリと把握できるだろう。
2人をビルの広いところに案内して、危なくなったら止めると言う条件でスタートさせる。
「オヤジ。どう見たって、あのガキが勝てるようには思えないっすけどね………」
「確かに見るからに弱そうだよな。それに和馬もやる気になってるみたいだし、和馬だって弱いどころか、華龍會の中だったらトップレベルだしな」
野中理事長は、本当に小野は強いのかと俺に耳打ちして来たのである。まぁ理解できる事で、和馬が勝ってしまったらオヤジのメンツを潰してしまうかもしれない。
そう考えたら緊張して来た。
とにかく穏便に済んでくれと思っていると、最初に動き出したのは和馬の方だった。
一気に距離を潰すと姿勢を低くして、小野の懐に飛び込んでいくのである。喧嘩慣れしてなければ、相手の懐に飛び込むなんて躊躇してしまう。
しかし和馬も俺よりも歳下ではあるが、それなりに場数は踏んでいる事が分かる。
「あぁ~あ。これで終わりだな………って嘘だろ!?」
「か 会長、小野って奴ホンモノですよ。俺たちの中でも今すぐに理事長レベル………いや、一気に副会長になれるくらいの強さっす!!」
勝負がついたと思った。
確かに決着はついたのであるが、俺たちが想定していた決着とは大きく異なっていた。
小野は落ち着き払った雰囲気で、和馬の懐に入って来てからのアッパーに合わせて、ボクシングでいうところのチョッピングライトがクリーンヒットした。
きっと小野も力を緩めていたのだろうが、思ったよりも綺麗にカウンターとして入ったので、和馬は地面に白目を剥きながら気を失っていて、張本人の小野も小さな声で「あっ……」と溢していた。
「小野よ、さっきは失礼な言い方をして悪かった。確かに小野の力は、華龍會の中でもトップレベルなのは間違いなかった。何なら俺よりも強いかもしれないな」
「いえ、会長とはやりたく無いと本能が言ってます。とりあえずは迎え入れてもらえて良かったです………今日から会長付きとして頑張らせていただきます」
「おうっ!! それじゃあ小野を祝いたいところではあるが、先に和馬を片付けないとな………おっと? オヤジから電話だ。今日は解散とするから、各々で大阪のシマについて学んでおけよ」
俺は事務所付きのメンバー以外を返して、かかって来たオヤジの電話に出るのである。
『おうっ。出るん遅かったけど、なんぞあったんか?』
「お待たせしてしまって申し訳ありません。兄貴が俺に付けてくれた小野の歓迎会をやっていまして………それでオヤジが、わざわざ電話とは何かありました?」
『今から青山と飲もかと思うてるんやけど、龍も一緒にどや? 自分らに任したい仕事の話もしたいんやけど』
「本当ですか!! 今すぐに向かいますので、少々お待ちください!!」
今から兄貴と3人で飲もうと誘ってくれた。
兄貴とオヤジを待たせるわけにはいかないからと、小野に車を回すように指示を出して準備する。
3日間は自分の組織の地盤固めに時間が取られてしまっていて、広瀬組として活動できていないので仕事をくれると言ってくれて嬉しく思っている。
小野の運転でオヤジが指定した飲み屋に到着する。
「小野は、ここで他の付きと一緒に待機していてくれ。それか皆んなで飯でも食ってこい」
「いえ、ここで待っていますので大丈夫です」
「本当か? それなら良いが、金だけは受け取っておいてくれ。1度出した金を、このまま懐に戻すのは上の人間として恥になるからな」
「了解しました。それじゃあお言葉に甘えていただきまして、後で飯に使わせていただきます………」
俺は小野に食事代を渡してから店の中に入る。
オヤジが指定した飲み屋は、思っていたよりも落ち着いたところで和食料理屋らしい。
暖簾を潜って入ると、カウンター席にオヤジと兄貴が既に軽い食事を行なっていたのである。
「オヤジに兄貴。任せてしまって申し訳ありませんでした………少々人事関係で、時間を取られてしまって」
「そんなん俺も青山も気にしてあれへんから、そないに謝罪みたいな事をするんじゃあれへんで」
「そう言って貰えると助かります。兄貴は、いつ到着したんですか? あぁ事務所から一緒に来たのか」
「いや俺は別の場所で仕事をして来たから、一緒には来てへんで。それに俺が来たのも少し前や。オヤジも言うたけど、そないに軽々しゅうペコペコすな」
「はいっ!! わかりました。それじゃあ兄貴の隣を失礼させていただきます!!」
この世界の道というのを、オヤジと兄貴は俺に分かりやすく教えてくれるのである。
俺が大阪にやってきて3日が経った。
東京から華龍會のメンバーが、続々と大阪の地に足を踏み入れて俺のところにやってくるのである。やはり想定していた人数である180人が、俺の華龍會に属する事になっている。
何よりも大所帯すぎると、オヤジが周りから目をつけられるのでは無いかという不安もあったが、兄貴に相談したところ「気にしなくて良い」との事だった。
「幹部連中は揃ってるな? 今から新しい華龍會の人事を発表するから良く聞くように」
『はいっ!!!!』
「まずは副会長に〈岸 和馬〉。続いて理事長に〈野中 洸平〉。本部長に〈黒江 涼〉。そして〈今蔵 潤〉〈坂根 浩史〉〈花里 元〉〈宇野 雄太〉の4人は直参の幹部とする」
俺は兄貴に相談しながら決めた人事を、ここに集まった華龍會幹部の8人に発表するのである。
全てを発表し切ったところで、幹部たちは華龍會の繁栄を願って三本締めを行なう。
人事会議が終わったところで、和馬が手を挙げて紹介したい人がいるという。
「紹介したい人だと? このタイミングで言うくらいなんだから、この華龍會に利益がある事なんだろうな?」
「それはもちろんです!! オジキからの任された人材なんで!!」
「なんだと!? 兄貴が、お前に任せたのか?」
「オヤジは忙しそうだったので、俺に任せてくれたと話していました。とにかく紹介させて下さい」
確かに否定できないくらいに忙しい三日間だった。
とりあえずは、その兄貴からの人材ってのを確認させてもらおうじゃないか。それでダメな奴だったら、会って間もないが兄貴に苦情を入れてやるさ。
会議室の扉が開いて入って来たのは、メガネをかけてショートカットなヤクザに見えない青年だった。歳としては俺たちよりも少し上だが、明らかにヤクザをやるような見た目では無い。
「ほ 本当に、お前が兄貴の紹介で来た奴なのか? どこから見ても普通のカタギに見えるんだけど………」
「オヤジ。この男は〈小野 峰央〉と言って、少し前までは本家で若い衆をやっていたみたいです」
「本家って事は、広瀬組で面倒見てたって奴か。それで小野くんは、どんなところが凄いんだ? 見た目からして頭が良いとかじゃ無いのか?」
「それが小野は、記憶能力が凄いのと喧嘩の腕も若い衆の中では1番という話らしいです」
「おいおい、マジかよ………記憶能力が高いってのは、まぁ納得できるけどよ。これが喧嘩が強いなんて、微塵も思えないんだよなぁ」
小野というらしいが兄貴の話では、記憶能力が異常な為に縄張り関係などを、全て理解しているらしい。
それと喧嘩の腕も広瀬組の中では、トップレベルに強いという話だ。喧嘩の腕があるから、俺たちのような武闘派なところに置きたいらしい。
「それで小野は、本当に強いのか?」
「自己紹介が遅れまして申し訳ありません。喧嘩の腕に関しましては、自分で言うのは恥ずかしいところがありますが………それなりに強いと思いますよ」
「そうか。それなら和馬と、軽くやり合ってみてくれないか? 俺は馬鹿だから自分の目で見た物じゃないと、信じる事ができねぇんだわ」
「それは構いませんが、岸の兄貴は………」
「オヤジが言うんだからやるぞ!! 手加減なんてしなくて良いから本気を見せてやれ!!」
周りからは馬鹿かと言われるかもしれないが、俺は自分の目以外は信じないのである。
だからこそ和馬と戦わせて、どれだけ強いのかを把握する必要があると思っている。
和馬も久しぶりに喧嘩ができると、それなりにスイッチが入っているので、思っていたよりも小野の実力をキッチリと把握できるだろう。
2人をビルの広いところに案内して、危なくなったら止めると言う条件でスタートさせる。
「オヤジ。どう見たって、あのガキが勝てるようには思えないっすけどね………」
「確かに見るからに弱そうだよな。それに和馬もやる気になってるみたいだし、和馬だって弱いどころか、華龍會の中だったらトップレベルだしな」
野中理事長は、本当に小野は強いのかと俺に耳打ちして来たのである。まぁ理解できる事で、和馬が勝ってしまったらオヤジのメンツを潰してしまうかもしれない。
そう考えたら緊張して来た。
とにかく穏便に済んでくれと思っていると、最初に動き出したのは和馬の方だった。
一気に距離を潰すと姿勢を低くして、小野の懐に飛び込んでいくのである。喧嘩慣れしてなければ、相手の懐に飛び込むなんて躊躇してしまう。
しかし和馬も俺よりも歳下ではあるが、それなりに場数は踏んでいる事が分かる。
「あぁ~あ。これで終わりだな………って嘘だろ!?」
「か 会長、小野って奴ホンモノですよ。俺たちの中でも今すぐに理事長レベル………いや、一気に副会長になれるくらいの強さっす!!」
勝負がついたと思った。
確かに決着はついたのであるが、俺たちが想定していた決着とは大きく異なっていた。
小野は落ち着き払った雰囲気で、和馬の懐に入って来てからのアッパーに合わせて、ボクシングでいうところのチョッピングライトがクリーンヒットした。
きっと小野も力を緩めていたのだろうが、思ったよりも綺麗にカウンターとして入ったので、和馬は地面に白目を剥きながら気を失っていて、張本人の小野も小さな声で「あっ……」と溢していた。
「小野よ、さっきは失礼な言い方をして悪かった。確かに小野の力は、華龍會の中でもトップレベルなのは間違いなかった。何なら俺よりも強いかもしれないな」
「いえ、会長とはやりたく無いと本能が言ってます。とりあえずは迎え入れてもらえて良かったです………今日から会長付きとして頑張らせていただきます」
「おうっ!! それじゃあ小野を祝いたいところではあるが、先に和馬を片付けないとな………おっと? オヤジから電話だ。今日は解散とするから、各々で大阪のシマについて学んでおけよ」
俺は事務所付きのメンバー以外を返して、かかって来たオヤジの電話に出るのである。
『おうっ。出るん遅かったけど、なんぞあったんか?』
「お待たせしてしまって申し訳ありません。兄貴が俺に付けてくれた小野の歓迎会をやっていまして………それでオヤジが、わざわざ電話とは何かありました?」
『今から青山と飲もかと思うてるんやけど、龍も一緒にどや? 自分らに任したい仕事の話もしたいんやけど』
「本当ですか!! 今すぐに向かいますので、少々お待ちください!!」
今から兄貴と3人で飲もうと誘ってくれた。
兄貴とオヤジを待たせるわけにはいかないからと、小野に車を回すように指示を出して準備する。
3日間は自分の組織の地盤固めに時間が取られてしまっていて、広瀬組として活動できていないので仕事をくれると言ってくれて嬉しく思っている。
小野の運転でオヤジが指定した飲み屋に到着する。
「小野は、ここで他の付きと一緒に待機していてくれ。それか皆んなで飯でも食ってこい」
「いえ、ここで待っていますので大丈夫です」
「本当か? それなら良いが、金だけは受け取っておいてくれ。1度出した金を、このまま懐に戻すのは上の人間として恥になるからな」
「了解しました。それじゃあお言葉に甘えていただきまして、後で飯に使わせていただきます………」
俺は小野に食事代を渡してから店の中に入る。
オヤジが指定した飲み屋は、思っていたよりも落ち着いたところで和食料理屋らしい。
暖簾を潜って入ると、カウンター席にオヤジと兄貴が既に軽い食事を行なっていたのである。
「オヤジに兄貴。任せてしまって申し訳ありませんでした………少々人事関係で、時間を取られてしまって」
「そんなん俺も青山も気にしてあれへんから、そないに謝罪みたいな事をするんじゃあれへんで」
「そう言って貰えると助かります。兄貴は、いつ到着したんですか? あぁ事務所から一緒に来たのか」
「いや俺は別の場所で仕事をして来たから、一緒には来てへんで。それに俺が来たのも少し前や。オヤジも言うたけど、そないに軽々しゅうペコペコすな」
「はいっ!! わかりました。それじゃあ兄貴の隣を失礼させていただきます!!」
この世界の道というのを、オヤジと兄貴は俺に分かりやすく教えてくれるのである。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる