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ダニエルは私の手を引き、自分の部屋のベッドルームへ入ると私を優しく押し倒した。
「見かけによらず、随分と丁寧なのね。」
覆いかぶさる彼の頬を撫でながらそう言うと、私の耳に唇を寄せ柔らかく甘噛みされる。
「酷く扱われる方が良いか?」
「貴方ならどちらでも。」
「ははっ、お前は本当に面白い奴だな。」
「そう?」
ダニエルが私のブラウスのボタンを外し、あらわになった胸元に口付ける。
そのままブラのフロントホックを外し、彼の固い掌が私の胸を包んだ。
「ふふ、くすぐったい。」
私が身を捩ると反対側の胸の先端を口に含まれて、甲高い嬌声を上げてしまう。
予期しない優しい愛撫に悪戯心が湧いてきたので、脚で彼の股間をそっと擦り上げると既に硬くなったものが当たった。
「おい、ふざけたことしてると慣らさずぶち込むぞ。」
体を起こした彼が怖い顔をして私を見つめるので、首に腕を回して口付けた。
舌を絡めて吸い上げると、胸の先端をつねられクニクニといじられる。
「んっ、邪魔しないでよ。」
「楽しんでるだけだ。」
もどかしくなってきてしまい、ダニエルのネクタイを乱暴にほどいて床に放り投げた。
「どうした?我慢できないのか?」
「そうね、もう我慢出来ない。」
ダニエルは意地の悪い笑みを浮かべ、自分の服を脱ぎ捨てていく。
「俺は脱いだぞ。お前も脱げよ。」
彫刻の様に滑らかで引き締まった体に見惚れているとダニエルが私の服に手をかけた。
彼の指先がかすかに触れるたび、体温が上がっていくような気がする。
彼がスルリと脇腹を撫でた。
そこには引き攣った傷の跡がある。
「撃たれたのか?」
「えぇ、随分昔の話よ。ちょっと仕事中にヘマしちゃって。」
「二度と傷を付けるな。」
ダニエルはそう言うと私に覆いかぶさり口を塞いだ。
彼の首に腕を回して貪る様にキスを交わすと彼の指が私の脚の間に添えられ、クチュリと音を立てて中に入ってきた。
それだけなのに背筋が震えてしまう。
「もう、いいから。入れて。」
キスの合間にそう囁くとダニエルは眉間に皺を寄せて短く息を吐き、私の両ひざを持ちあげて体を沈めた。
圧迫感と快感に体を仰け反らせて喘いでしまう。
「あぁっ!」
「そんなに締めるなっ。」
「無理ぃ、気持ちいぃ。」
中を擦られるたびに脳髄が痺れる。
ダニエルは私の体を押し潰すように深く抽送を繰り返した。
「そんなにイイか?」
「そこ好きぃ。」
「随分と可愛くなって。いつもそうなのか?」
「はぁ、んんっ!知りた、い?」
喘ぎながらそう笑って見せれば、奥を乱暴に抉られて一際大きな嬌声を上げてしまった。
言わせたくないなら聞かないで欲しい。
「他の男の事は忘れろ。俺だけ見てれば良い。」
「分かっ、あぁ!もぅおくぅやぁ。」
「こんなにグチャグチャにして嫌じゃないだろ?」
ダニエルは上気した顔で微笑んだ。
それは昔見た少年の頃を思い出させる笑みで、胸の奥が熱くなる。
彼が求めるなら何でもしてあげたいと思った。
それがただ利用されているだけだとしても構わない。
「あぁっ好きぃ。気持ち、いぃ。」
「俺もだっ、出すぞっ。」
「ん、出してっ。」
ダニエルは短く息を吐いて体を震わせた。
「見かけによらず、随分と丁寧なのね。」
覆いかぶさる彼の頬を撫でながらそう言うと、私の耳に唇を寄せ柔らかく甘噛みされる。
「酷く扱われる方が良いか?」
「貴方ならどちらでも。」
「ははっ、お前は本当に面白い奴だな。」
「そう?」
ダニエルが私のブラウスのボタンを外し、あらわになった胸元に口付ける。
そのままブラのフロントホックを外し、彼の固い掌が私の胸を包んだ。
「ふふ、くすぐったい。」
私が身を捩ると反対側の胸の先端を口に含まれて、甲高い嬌声を上げてしまう。
予期しない優しい愛撫に悪戯心が湧いてきたので、脚で彼の股間をそっと擦り上げると既に硬くなったものが当たった。
「おい、ふざけたことしてると慣らさずぶち込むぞ。」
体を起こした彼が怖い顔をして私を見つめるので、首に腕を回して口付けた。
舌を絡めて吸い上げると、胸の先端をつねられクニクニといじられる。
「んっ、邪魔しないでよ。」
「楽しんでるだけだ。」
もどかしくなってきてしまい、ダニエルのネクタイを乱暴にほどいて床に放り投げた。
「どうした?我慢できないのか?」
「そうね、もう我慢出来ない。」
ダニエルは意地の悪い笑みを浮かべ、自分の服を脱ぎ捨てていく。
「俺は脱いだぞ。お前も脱げよ。」
彫刻の様に滑らかで引き締まった体に見惚れているとダニエルが私の服に手をかけた。
彼の指先がかすかに触れるたび、体温が上がっていくような気がする。
彼がスルリと脇腹を撫でた。
そこには引き攣った傷の跡がある。
「撃たれたのか?」
「えぇ、随分昔の話よ。ちょっと仕事中にヘマしちゃって。」
「二度と傷を付けるな。」
ダニエルはそう言うと私に覆いかぶさり口を塞いだ。
彼の首に腕を回して貪る様にキスを交わすと彼の指が私の脚の間に添えられ、クチュリと音を立てて中に入ってきた。
それだけなのに背筋が震えてしまう。
「もう、いいから。入れて。」
キスの合間にそう囁くとダニエルは眉間に皺を寄せて短く息を吐き、私の両ひざを持ちあげて体を沈めた。
圧迫感と快感に体を仰け反らせて喘いでしまう。
「あぁっ!」
「そんなに締めるなっ。」
「無理ぃ、気持ちいぃ。」
中を擦られるたびに脳髄が痺れる。
ダニエルは私の体を押し潰すように深く抽送を繰り返した。
「そんなにイイか?」
「そこ好きぃ。」
「随分と可愛くなって。いつもそうなのか?」
「はぁ、んんっ!知りた、い?」
喘ぎながらそう笑って見せれば、奥を乱暴に抉られて一際大きな嬌声を上げてしまった。
言わせたくないなら聞かないで欲しい。
「他の男の事は忘れろ。俺だけ見てれば良い。」
「分かっ、あぁ!もぅおくぅやぁ。」
「こんなにグチャグチャにして嫌じゃないだろ?」
ダニエルは上気した顔で微笑んだ。
それは昔見た少年の頃を思い出させる笑みで、胸の奥が熱くなる。
彼が求めるなら何でもしてあげたいと思った。
それがただ利用されているだけだとしても構わない。
「あぁっ好きぃ。気持ち、いぃ。」
「俺もだっ、出すぞっ。」
「ん、出してっ。」
ダニエルは短く息を吐いて体を震わせた。
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