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闇に潜む弾丸
闇に潜む弾丸-06
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煉獄の炎のごとき色を宿す双眸に射竦められ、ディアスの動きは封じられた。
地獄から舞い戻る時間も惜しいとばかりに現れた二体目の人馬。丸腰で中型ミュータントと対峙せねばならないという最悪の場面だが、ディアスの眼から生への執着、その光は消えていない。
(この状況でカーディルが何もしないわけがない。敵の一撃を防ぎさえすれば、あとは何となる!)
腰を落として、どの方向にもすぐに走れる体勢をとった。奇しくも先程の人馬と同じような立場となったのである。
激しく首を振り、涎を撒き散らしながら、人馬は砂ぼこりを蹴りあげて猛烈な突進を仕掛けてきた。
ぎりぎりまで引き付けて、横っ跳びにかわした。成功だ。そう思った瞬間、足首に鋭い痛みが走り、体が浮遊感に包まれた。
敵はただの獸ではない、人間の腕は飾りでもない。腕を伸ばしてディアスの足首を掴み、棒切れでも扱うように振り上げたのだ。
(このまま叩きつけるつもりか……!?)
視界が激しく揺れ動く。
衝撃に備え、とっさに頭を庇う。だが衝撃はまったく別の所からやってきた。
人馬の側面に黒い鉄塊がぶち当たる。砲身が邪魔にならぬよう、砲塔を少し旋回させた戦車の突撃であった。
人馬が苦悶の唸りをあげるが、倒れない。その場で踏み留まった。
空中で放り出され、大地に受け身をとるディアス。足首が痛むが気にしている余裕はない。自分が今やるべきことは何か、視線を左右に走らせライフルを探した。
「このままくたばりやがれぇ!」
よろめく人馬にカーディルは再度、突撃を仕掛ける。
人馬は避けようともしなかった。それどころか、正面から受けてたち、両手で正面装甲を掴んで戦車の突撃を押さえ込んだのだった。
「うそぉ!?」
カーディルが驚愕の声をあげる。それは悪夢か現実か。いずれにせよ信じたくはない。
人馬は巨大な歯をむき出しにして食いしばり、手足に青筋を浮かび上がらせ、全身全霊でカーディルの動きを封じにかかった。
それどころか徐々に戦車が持ち上げられていた。30度、40度と角度がつけられていく。
(まさか、このままひっくり返すつもり……?)
脳裡に甲羅を下にしてもがく亀のイメージが思い浮かんだ。
不可解な動き、無謀な行動。その真の意図に気付いたとき、カーディルは息が詰まるほどの焦燥を覚えた。汗が滲み出て、喉が痛いほどに渇く。
「やらせるか、この……ッ!」
拘束から逃れるために履帯を高速で回転させるが接地面が少なくなった分、人馬にかかる抵抗も抑えられてしまった。慌てて砲塔を旋回させてみたりもしたが当然、何ら意味はない。
二本足で立ち今まさに戦車をひっくり返して無力化させんとする人馬に、ライフルを拾い上げたディアスが片膝を立てて狙いを定めた。
狙撃には明確な目的がなければならない。では、今重視するべき点は何か。戦車を潰されることだけはなんとしても阻止しなければならない。こちらに注意を向けてくれればなお良しだ。
ディアスの位置からでは人馬の頭部は戦車を持ち上げる腕に阻まれ狙いがつけられない。また、基本的にミュータントの頭部は弱点であると同時にもっとも硬い部分でもある。一か八かの賭けには出られない。
ならば、とディアスは人馬の右腕に向けて次々と撃ち放った。肉が抉れ、小指と薬指が弾け飛び、骨が露出し、それでも人馬は止まらない。ディアスを一瞥するのみで、標的を変えようとはしなかった。
(奴も優先順位ってやつを理解しているということか。今まで倒してきたミュータントはわりとすぐに挑発に乗ってくれたんだが……)
戦車が倒されるのが先か、人馬の右腕が千切れるのが先か。ディアスは一心不乱に撃ち続けた。
人馬も相当に苦しいのだろう、泡を吹きながら戦車を支えている。だが倒れない。露出した骨が予想外に硬く腕を完全に破壊するまでに至らないのだ。
突然、人馬の左足の肉が弾けた。何事だ、と疑問が溶ける間もなくもう一発、低く唸るような風切り音、左足首に命中し大きく抉り取った。その威力からしてディアスのライフルよりもずっと大口径の銃のようだ。
人馬の巨大がぐらりと揺れる。状況はよくわからないが、とにかく好機だ。
腕、足、そして射線が空いた頭部へと、次々に弾丸を撃ち込んだ。人馬を挟んで反対側からも大口径の弾丸が放たれ、その肉体を破壊した。
手足のみならず、胸や腹も骨が剥き出しになった部分があり、人馬は生きながらにしてゾンビのような姿となりその場に崩れ、凄まじい地響きをあげて戦車の下敷きとなった。
闇夜に静寂が戻り、耳の奥に残った銃声がキィィンと音を立て痛み出した。
「終わった、のか……?」
数多くのミュータントと戦ってきたディアスでさえ、こいつは非常識だとしか思えなかった無尽蔵の生命力。
もう戦う力があるはずもない。それでも立ち上がってくるのではないかという不安に囚われ、荒く息をつく人馬にライフルを向けたままその場を動けずにいた。
履帯が逆回転し、人馬の皮を削りながら、その身体の上から降りた。
そしてまた、前進。
何をする気だ、とディアスが止める間もなく、戦車が人馬の頭部へと乗り上げた。
(こいつはディアスを殺そうとした! ぶち殺してやる、挽肉になってくたばりやがれ!)
その姿は夜叉か魔人か。鬼気迫る表情で前進するカーディル。履帯が人馬の頭部を噛み砕き、ウシガエルの鳴き声のような断末魔も、駆動音にかき消された。
がくり、と戦車が一段落ちる感覚。頭部が完全に破壊され、履帯が大地に接したようだ。
ほっと一息つくカーディルの口元に浮かんだ歪んだ愉悦。血と脳漿の臭いを撒き散らし、今ここに戦いは決着した。
やるべき後始末は色々あるが、まずは確認しなければならないことがある。謎の協力者の存在だ。
ディアスはライフルからスコープを取り外し、正面へと向けて覗きこんだ。切り取られた円のなかにバイクに跨がった男の姿が見えた。傍らに立て掛けた巨大な銃、それが人馬の足を破壊したものの正体だろう。
右腕の肘から先はなく、白い骨が剥き出しになっている。その傷の様子から、無くしてからそう時間は経っていないだろう。上腕部に巻き付けた止血帯が、見ただけでもわかるほど深く食い込んでいる。
その男もこちらの様子を探っていたようで左手で双眼鏡を掴んで覗いていた。こちらに気付くと、双眼鏡を持ったまま手を振って見せる。
どこかで見たような気がするが、思い出せない。そもそも丸子製作所の関係者以外に知り合いらしい知り合いもいないので記憶を辿るのにそう時間はかからなかった。
結果、該当無しである。
男は大型ライフルを背に回し、左腕一本で器用にバイクを操りこちらに向かって来る。
できれば到着する前に思い出したい。礼儀と言うだけでなく、まだ敵か味方かはっきりしないという意味では死活問題ですらあった。
顔は思い出せないが、あの特徴ある銃ならどうか。そこでようやく思い至った。貧民窟で人馬の足元に倒れていた男だ。
少し離れた所にバイクを置いて、厳つい顔に精一杯の笑顔を浮かべて男は歩み寄ってきた。ディアスよりも頭ひとつ分は大きい。ゴリラと人間の合成ミュータントなのではないかと本気で考えてしまったくらいだ。
「よう、あんたがあの戦車の持ち主かい。さっきは助かったぜ。あんたがいなけりゃ俺は今ごろ馬の糞だ」
言いながら、男は左手を差し出す。ディアスは一瞬、何のつもりだか理解できなかった。ハンターにとって腕を預けることは自殺行為であり、禁忌でもある。
それでもなお握手を求める者はただの馬鹿か、罠を仕掛けたか、あるいは全てを理解したうえでなお、相手に親愛の情を示したいという覚悟の決めてのことか。
しかもこの男には右手が無いのだ。初対面の男に腕を預けようなどと、警戒心が無さすぎるとしか言いようがない。
ディアスは呆れていたが、同時にこの男に対して悪い感情も持たなかった。
(うん……よし、三番だな)
右手を出しかけて、慌てて引っ込め左手を差し出す。
「あんたがいなけりゃ今ごろ戦車は破壊されて、俺はなぶり殺しにされていたかもしれん。助かったよ」
男同士が不器用な笑顔を浮かべ、照明弾に照らされた夜空の下で堅い握手を交わした。直前まで思い出せなかったことは黙っていることにした。
地獄から舞い戻る時間も惜しいとばかりに現れた二体目の人馬。丸腰で中型ミュータントと対峙せねばならないという最悪の場面だが、ディアスの眼から生への執着、その光は消えていない。
(この状況でカーディルが何もしないわけがない。敵の一撃を防ぎさえすれば、あとは何となる!)
腰を落として、どの方向にもすぐに走れる体勢をとった。奇しくも先程の人馬と同じような立場となったのである。
激しく首を振り、涎を撒き散らしながら、人馬は砂ぼこりを蹴りあげて猛烈な突進を仕掛けてきた。
ぎりぎりまで引き付けて、横っ跳びにかわした。成功だ。そう思った瞬間、足首に鋭い痛みが走り、体が浮遊感に包まれた。
敵はただの獸ではない、人間の腕は飾りでもない。腕を伸ばしてディアスの足首を掴み、棒切れでも扱うように振り上げたのだ。
(このまま叩きつけるつもりか……!?)
視界が激しく揺れ動く。
衝撃に備え、とっさに頭を庇う。だが衝撃はまったく別の所からやってきた。
人馬の側面に黒い鉄塊がぶち当たる。砲身が邪魔にならぬよう、砲塔を少し旋回させた戦車の突撃であった。
人馬が苦悶の唸りをあげるが、倒れない。その場で踏み留まった。
空中で放り出され、大地に受け身をとるディアス。足首が痛むが気にしている余裕はない。自分が今やるべきことは何か、視線を左右に走らせライフルを探した。
「このままくたばりやがれぇ!」
よろめく人馬にカーディルは再度、突撃を仕掛ける。
人馬は避けようともしなかった。それどころか、正面から受けてたち、両手で正面装甲を掴んで戦車の突撃を押さえ込んだのだった。
「うそぉ!?」
カーディルが驚愕の声をあげる。それは悪夢か現実か。いずれにせよ信じたくはない。
人馬は巨大な歯をむき出しにして食いしばり、手足に青筋を浮かび上がらせ、全身全霊でカーディルの動きを封じにかかった。
それどころか徐々に戦車が持ち上げられていた。30度、40度と角度がつけられていく。
(まさか、このままひっくり返すつもり……?)
脳裡に甲羅を下にしてもがく亀のイメージが思い浮かんだ。
不可解な動き、無謀な行動。その真の意図に気付いたとき、カーディルは息が詰まるほどの焦燥を覚えた。汗が滲み出て、喉が痛いほどに渇く。
「やらせるか、この……ッ!」
拘束から逃れるために履帯を高速で回転させるが接地面が少なくなった分、人馬にかかる抵抗も抑えられてしまった。慌てて砲塔を旋回させてみたりもしたが当然、何ら意味はない。
二本足で立ち今まさに戦車をひっくり返して無力化させんとする人馬に、ライフルを拾い上げたディアスが片膝を立てて狙いを定めた。
狙撃には明確な目的がなければならない。では、今重視するべき点は何か。戦車を潰されることだけはなんとしても阻止しなければならない。こちらに注意を向けてくれればなお良しだ。
ディアスの位置からでは人馬の頭部は戦車を持ち上げる腕に阻まれ狙いがつけられない。また、基本的にミュータントの頭部は弱点であると同時にもっとも硬い部分でもある。一か八かの賭けには出られない。
ならば、とディアスは人馬の右腕に向けて次々と撃ち放った。肉が抉れ、小指と薬指が弾け飛び、骨が露出し、それでも人馬は止まらない。ディアスを一瞥するのみで、標的を変えようとはしなかった。
(奴も優先順位ってやつを理解しているということか。今まで倒してきたミュータントはわりとすぐに挑発に乗ってくれたんだが……)
戦車が倒されるのが先か、人馬の右腕が千切れるのが先か。ディアスは一心不乱に撃ち続けた。
人馬も相当に苦しいのだろう、泡を吹きながら戦車を支えている。だが倒れない。露出した骨が予想外に硬く腕を完全に破壊するまでに至らないのだ。
突然、人馬の左足の肉が弾けた。何事だ、と疑問が溶ける間もなくもう一発、低く唸るような風切り音、左足首に命中し大きく抉り取った。その威力からしてディアスのライフルよりもずっと大口径の銃のようだ。
人馬の巨大がぐらりと揺れる。状況はよくわからないが、とにかく好機だ。
腕、足、そして射線が空いた頭部へと、次々に弾丸を撃ち込んだ。人馬を挟んで反対側からも大口径の弾丸が放たれ、その肉体を破壊した。
手足のみならず、胸や腹も骨が剥き出しになった部分があり、人馬は生きながらにしてゾンビのような姿となりその場に崩れ、凄まじい地響きをあげて戦車の下敷きとなった。
闇夜に静寂が戻り、耳の奥に残った銃声がキィィンと音を立て痛み出した。
「終わった、のか……?」
数多くのミュータントと戦ってきたディアスでさえ、こいつは非常識だとしか思えなかった無尽蔵の生命力。
もう戦う力があるはずもない。それでも立ち上がってくるのではないかという不安に囚われ、荒く息をつく人馬にライフルを向けたままその場を動けずにいた。
履帯が逆回転し、人馬の皮を削りながら、その身体の上から降りた。
そしてまた、前進。
何をする気だ、とディアスが止める間もなく、戦車が人馬の頭部へと乗り上げた。
(こいつはディアスを殺そうとした! ぶち殺してやる、挽肉になってくたばりやがれ!)
その姿は夜叉か魔人か。鬼気迫る表情で前進するカーディル。履帯が人馬の頭部を噛み砕き、ウシガエルの鳴き声のような断末魔も、駆動音にかき消された。
がくり、と戦車が一段落ちる感覚。頭部が完全に破壊され、履帯が大地に接したようだ。
ほっと一息つくカーディルの口元に浮かんだ歪んだ愉悦。血と脳漿の臭いを撒き散らし、今ここに戦いは決着した。
やるべき後始末は色々あるが、まずは確認しなければならないことがある。謎の協力者の存在だ。
ディアスはライフルからスコープを取り外し、正面へと向けて覗きこんだ。切り取られた円のなかにバイクに跨がった男の姿が見えた。傍らに立て掛けた巨大な銃、それが人馬の足を破壊したものの正体だろう。
右腕の肘から先はなく、白い骨が剥き出しになっている。その傷の様子から、無くしてからそう時間は経っていないだろう。上腕部に巻き付けた止血帯が、見ただけでもわかるほど深く食い込んでいる。
その男もこちらの様子を探っていたようで左手で双眼鏡を掴んで覗いていた。こちらに気付くと、双眼鏡を持ったまま手を振って見せる。
どこかで見たような気がするが、思い出せない。そもそも丸子製作所の関係者以外に知り合いらしい知り合いもいないので記憶を辿るのにそう時間はかからなかった。
結果、該当無しである。
男は大型ライフルを背に回し、左腕一本で器用にバイクを操りこちらに向かって来る。
できれば到着する前に思い出したい。礼儀と言うだけでなく、まだ敵か味方かはっきりしないという意味では死活問題ですらあった。
顔は思い出せないが、あの特徴ある銃ならどうか。そこでようやく思い至った。貧民窟で人馬の足元に倒れていた男だ。
少し離れた所にバイクを置いて、厳つい顔に精一杯の笑顔を浮かべて男は歩み寄ってきた。ディアスよりも頭ひとつ分は大きい。ゴリラと人間の合成ミュータントなのではないかと本気で考えてしまったくらいだ。
「よう、あんたがあの戦車の持ち主かい。さっきは助かったぜ。あんたがいなけりゃ俺は今ごろ馬の糞だ」
言いながら、男は左手を差し出す。ディアスは一瞬、何のつもりだか理解できなかった。ハンターにとって腕を預けることは自殺行為であり、禁忌でもある。
それでもなお握手を求める者はただの馬鹿か、罠を仕掛けたか、あるいは全てを理解したうえでなお、相手に親愛の情を示したいという覚悟の決めてのことか。
しかもこの男には右手が無いのだ。初対面の男に腕を預けようなどと、警戒心が無さすぎるとしか言いようがない。
ディアスは呆れていたが、同時にこの男に対して悪い感情も持たなかった。
(うん……よし、三番だな)
右手を出しかけて、慌てて引っ込め左手を差し出す。
「あんたがいなけりゃ今ごろ戦車は破壊されて、俺はなぶり殺しにされていたかもしれん。助かったよ」
男同士が不器用な笑顔を浮かべ、照明弾に照らされた夜空の下で堅い握手を交わした。直前まで思い出せなかったことは黙っていることにした。
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