33 / 48
全盲のお嬢様 フォルブルク家の災難
新人天職者レベルアップキャンペーン ダンジョン攻略
しおりを挟む
僕達4人パーティーの天職を確認する。
エルジュ【アクセサリーショップ】
ミューラ【回復術師】
パリス【剣士】
ココミ【狩人】
前衛が僕とパリスで後援がミューラとココミだ。
ココミさんは、弓が基本装備だが、盾も剣も使えるので、今回は、剣と盾を装備している。
パリスは、大剣をかついでいる。
ミューラは、木の杖を持っている。
「エルジュは、冒険者なのか?立派な装備だな。」
パリスさんが言う。僕の装備は、一般的な装備だ。
「はい。冒険者となりダンジョンに入ってます。」
「ほう。何階層まで行ったんだ?」
「先日やっと30階層のボスを倒しました。」
30階層のボス、シャドウリザードを一人で倒したのだ。剛力Lv3の攻撃でゴリ押しした。
「な!30階層か!そうか。良い仲間がいたんだな。」
パリスは、仲間と一緒、いや仲間についていって倒したと思っているのだろう。仲間が倒したが、いかにも自分が倒した様に話すのは、子供だから見栄を張ったと思っているのだ。ココミさんも同じく思っているのだろう。
話していると、ゴブリンが3匹でてきた。
「ゴブリンか。よしエルジュ行ってみようか。」
パリスが大剣を構えるが、僕は、ウエストポーチから手のひら程の鉄球を取り出す。
腰に着けた10連剛力Lv3のキーホルダーを発動させ、鉄球をゴブリンに投げる。ゴブリンリーダーのドロップアイテムの大剣を鉄球に作り変えたのを、ウエストポーチに入れている。
「グギャ!」
一匹のゴブリンの頭に高速の鉄球がぶつかり、ゴブリンの頭が砕けた。
残りの二匹にも、鉄球をぶつけて絶命させる。ゴブリン達は、魔物石を残して消えていた。
「終わりましたよ。」
僕は、魔物石を拾い話す。この方法なら、離れていても、ゴブリンリーダー位なら倒せる様になったのだ。
「魔法袋か。この鉄球を投げるのか。」
パリスが一つの鉄球を拾い眺めている。この鉄球は、5kg程の重さがあり、直線に投げるには、コツが必要だ。
「エルジュの強さは、問題ないな。むしろ何しに来たんだ?」
パリスが不思議そうに聞いてくる。
「街の外が見たかったのです。」
「ダンジョンは、ついでか。教会や王国が旅の費用を出してくれるから、タダで旅が出来るからな。よし、次はミューラが行ってみるか!」
歩いて行くと、ゴブリンが2匹いた。
ミューラの攻撃は、杖で殴るか、光魔法だ。
「ほらよっと!」
パリスが二匹のゴブリンの足を切り落とし、ミューラが光魔法でとどめをさす。
「ホワイトアロー」
光の矢が、ゴブリンの頭に突き刺さり絶命する。
「出来ました!」
ミューラが嬉しそうに、ぴょんぴょん跳びはねている。
「魔力は、大丈夫なの?」
ココミがミューラに聞くが、ミューラは、わからないみたいだ。僕も最初は、分からず気絶したから注意が必要だな。
その後進みゴブリンを倒していく。僕は、鉄球でたおし、ミューラに短剣を貸して、とどめをさしていく。ゴブリンの手足を切り落とし、ミューラがとどめをさすだけだ。
2階層に降りると、ゴブリンマジシャンがでてきた。魔法攻撃もあるが、問題なく倒していく。
3階層になると、ゴブリンナイトが出てきた。少し強くなったが問題なく倒している。ミューラは、戦闘せず、とどめをさすだけだ。戦闘したら、死んでしまうだろう。
合計2時間ほどで、ボス部屋の扉に着いた。
「ボスは、ゴブリンナイト2匹とゴブリンリーダー3匹、ゴブリンマジシャン5匹で合計10匹ほどだからな。」
うん。余裕だな。だがこれはどうなんだ?
「エルジュも気付いたか。今回は、扉が漆黒の扉だ。この漆黒の扉だとボスの強さが倍になるぞ。」
合計20匹になるのかな?余裕だろうな。
「危なくなったら、俺とココミでやるから、エルジュとミューラは、壁際で隠れていろ。」
パリスさんとココミさんなら倍のボスでも余裕なんだろうな。
「分かりました。」
ミューラが答える。ミューラの出番は無いだろう。
「一つ試したいことがあるので、僕は魔法を使って良いですか?」
炎魔法を一撃決めるのだ。
「もちろんだ。危なくなったら下がれよ」
パリスさんも許可してくれた。
「よしいくぞ。」
パリスさんが、漆黒の扉をあける。
一際デカイゴブリンが見える。
高さは、5メートル程のゴブリンで、両手に3メートルはある巨大な斧を持っている。今まで見たことないやつだ。
他は、ゴブリンナイトやゴブリンマジシャン、ゴブリンリーダーが50匹ほどいる。中心に巨大なゴブリンがいて、他のゴブリンが囲んでいる。
「おいおい、ゴブリンキングじゃねぇか!エルジュ!作戦変更だ!俺があいつを仕留める、ココミはエルジュとミューラを守れ!」
パリスが大剣を構え、大声で叫ぶ。
ココミさんが僕とミューラの前に立つ。
ゴブリン達は、ニヤニヤした顔で僕達を見て動かない。まとまってみている。
「もっと中に行くと動くのかな。」
5階層のボスもそんな感じだったなと、懐かしい気持ちでゴブリン達を見て、僕は両手をゴブリンに向ける。
「ファイアーロード」
僕はゴブリン達の周りを螺旋状に魔力を込める。中心は、ゴブリンキングだ。
「ファイア!」
僕が発すると、螺旋がに火柱が上がる。
【ファイアーロード】は、炎の通り道を作り、【ファイア】は、炎魔法で火柱を上げるのだ。
魔法の勉強をして、できた炎魔法だ。
「グガガガ!」
ゴブリンキングが断末魔を上げて倒れこむ。斧は、溶けて床に鉄が流れている。周りのゴブリンは、跡形もなく消え失せた。
ゴブリンキングも燃えて消え失せ、床に大量の魔物石とドロップアイテムが落ちていた。ゴブリンキングの斧も溶ける前の状態で2本落ちていた。
「終わりましたよ。」
僕は、3人を見ると固まっていた。
ゴブリンキングの魔物石
レベル53
効果 斧術Lv2
レベル53か強かったんだな。斧術はいらないな。
僕が魔物石を拾っていると、3人は動き出した。
「エルジュ。俺は決死の覚悟をしたんだぞ。それをお前は、当たり前の様に倒しやがって!」
パリスさんが僕の頭を撫でてくる。
ココミさんにミューラさんが「二人も出来るの?」と聞くが「出来る訳ないでしょ!」と感情を出して否定している。
巨大な斧は、魔法で溶かしてリュックサックスに入れた。所有権は、僕なのだ。
こうしてダンジョン攻略を終了した。
エルジュ【アクセサリーショップ】
ミューラ【回復術師】
パリス【剣士】
ココミ【狩人】
前衛が僕とパリスで後援がミューラとココミだ。
ココミさんは、弓が基本装備だが、盾も剣も使えるので、今回は、剣と盾を装備している。
パリスは、大剣をかついでいる。
ミューラは、木の杖を持っている。
「エルジュは、冒険者なのか?立派な装備だな。」
パリスさんが言う。僕の装備は、一般的な装備だ。
「はい。冒険者となりダンジョンに入ってます。」
「ほう。何階層まで行ったんだ?」
「先日やっと30階層のボスを倒しました。」
30階層のボス、シャドウリザードを一人で倒したのだ。剛力Lv3の攻撃でゴリ押しした。
「な!30階層か!そうか。良い仲間がいたんだな。」
パリスは、仲間と一緒、いや仲間についていって倒したと思っているのだろう。仲間が倒したが、いかにも自分が倒した様に話すのは、子供だから見栄を張ったと思っているのだ。ココミさんも同じく思っているのだろう。
話していると、ゴブリンが3匹でてきた。
「ゴブリンか。よしエルジュ行ってみようか。」
パリスが大剣を構えるが、僕は、ウエストポーチから手のひら程の鉄球を取り出す。
腰に着けた10連剛力Lv3のキーホルダーを発動させ、鉄球をゴブリンに投げる。ゴブリンリーダーのドロップアイテムの大剣を鉄球に作り変えたのを、ウエストポーチに入れている。
「グギャ!」
一匹のゴブリンの頭に高速の鉄球がぶつかり、ゴブリンの頭が砕けた。
残りの二匹にも、鉄球をぶつけて絶命させる。ゴブリン達は、魔物石を残して消えていた。
「終わりましたよ。」
僕は、魔物石を拾い話す。この方法なら、離れていても、ゴブリンリーダー位なら倒せる様になったのだ。
「魔法袋か。この鉄球を投げるのか。」
パリスが一つの鉄球を拾い眺めている。この鉄球は、5kg程の重さがあり、直線に投げるには、コツが必要だ。
「エルジュの強さは、問題ないな。むしろ何しに来たんだ?」
パリスが不思議そうに聞いてくる。
「街の外が見たかったのです。」
「ダンジョンは、ついでか。教会や王国が旅の費用を出してくれるから、タダで旅が出来るからな。よし、次はミューラが行ってみるか!」
歩いて行くと、ゴブリンが2匹いた。
ミューラの攻撃は、杖で殴るか、光魔法だ。
「ほらよっと!」
パリスが二匹のゴブリンの足を切り落とし、ミューラが光魔法でとどめをさす。
「ホワイトアロー」
光の矢が、ゴブリンの頭に突き刺さり絶命する。
「出来ました!」
ミューラが嬉しそうに、ぴょんぴょん跳びはねている。
「魔力は、大丈夫なの?」
ココミがミューラに聞くが、ミューラは、わからないみたいだ。僕も最初は、分からず気絶したから注意が必要だな。
その後進みゴブリンを倒していく。僕は、鉄球でたおし、ミューラに短剣を貸して、とどめをさしていく。ゴブリンの手足を切り落とし、ミューラがとどめをさすだけだ。
2階層に降りると、ゴブリンマジシャンがでてきた。魔法攻撃もあるが、問題なく倒していく。
3階層になると、ゴブリンナイトが出てきた。少し強くなったが問題なく倒している。ミューラは、戦闘せず、とどめをさすだけだ。戦闘したら、死んでしまうだろう。
合計2時間ほどで、ボス部屋の扉に着いた。
「ボスは、ゴブリンナイト2匹とゴブリンリーダー3匹、ゴブリンマジシャン5匹で合計10匹ほどだからな。」
うん。余裕だな。だがこれはどうなんだ?
「エルジュも気付いたか。今回は、扉が漆黒の扉だ。この漆黒の扉だとボスの強さが倍になるぞ。」
合計20匹になるのかな?余裕だろうな。
「危なくなったら、俺とココミでやるから、エルジュとミューラは、壁際で隠れていろ。」
パリスさんとココミさんなら倍のボスでも余裕なんだろうな。
「分かりました。」
ミューラが答える。ミューラの出番は無いだろう。
「一つ試したいことがあるので、僕は魔法を使って良いですか?」
炎魔法を一撃決めるのだ。
「もちろんだ。危なくなったら下がれよ」
パリスさんも許可してくれた。
「よしいくぞ。」
パリスさんが、漆黒の扉をあける。
一際デカイゴブリンが見える。
高さは、5メートル程のゴブリンで、両手に3メートルはある巨大な斧を持っている。今まで見たことないやつだ。
他は、ゴブリンナイトやゴブリンマジシャン、ゴブリンリーダーが50匹ほどいる。中心に巨大なゴブリンがいて、他のゴブリンが囲んでいる。
「おいおい、ゴブリンキングじゃねぇか!エルジュ!作戦変更だ!俺があいつを仕留める、ココミはエルジュとミューラを守れ!」
パリスが大剣を構え、大声で叫ぶ。
ココミさんが僕とミューラの前に立つ。
ゴブリン達は、ニヤニヤした顔で僕達を見て動かない。まとまってみている。
「もっと中に行くと動くのかな。」
5階層のボスもそんな感じだったなと、懐かしい気持ちでゴブリン達を見て、僕は両手をゴブリンに向ける。
「ファイアーロード」
僕はゴブリン達の周りを螺旋状に魔力を込める。中心は、ゴブリンキングだ。
「ファイア!」
僕が発すると、螺旋がに火柱が上がる。
【ファイアーロード】は、炎の通り道を作り、【ファイア】は、炎魔法で火柱を上げるのだ。
魔法の勉強をして、できた炎魔法だ。
「グガガガ!」
ゴブリンキングが断末魔を上げて倒れこむ。斧は、溶けて床に鉄が流れている。周りのゴブリンは、跡形もなく消え失せた。
ゴブリンキングも燃えて消え失せ、床に大量の魔物石とドロップアイテムが落ちていた。ゴブリンキングの斧も溶ける前の状態で2本落ちていた。
「終わりましたよ。」
僕は、3人を見ると固まっていた。
ゴブリンキングの魔物石
レベル53
効果 斧術Lv2
レベル53か強かったんだな。斧術はいらないな。
僕が魔物石を拾っていると、3人は動き出した。
「エルジュ。俺は決死の覚悟をしたんだぞ。それをお前は、当たり前の様に倒しやがって!」
パリスさんが僕の頭を撫でてくる。
ココミさんにミューラさんが「二人も出来るの?」と聞くが「出来る訳ないでしょ!」と感情を出して否定している。
巨大な斧は、魔法で溶かしてリュックサックスに入れた。所有権は、僕なのだ。
こうしてダンジョン攻略を終了した。
10
お気に入りに追加
68
あなたにおすすめの小説
わけあって、ちょっとお尻周りがふっくらしているんです。【日常生活でおむつは欠かせません!】
ろむ
大衆娯楽
前代未聞、
おむつ男子の70%ノンフィクションストーリー⁈
"レポート"では無くちょっと変わったリアルな日常の様子をお届け。
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
おっさんが異世界で無双したりしなかったり
一条 治
ファンタジー
十条 修 40歳。色々あって異世界転移。「恵まれた日本でぬくぬくと生きてきた俺が見ず知らずの土地で生きていけると思う?」神様に無理言って、貰ったギフトはネットショッピング?奴隷のケモミミ幼女にエルフ美少女。ロ、ロリコンちゃうわ!ちょっと他人よりストライクゾーンが広いだけやし!!ミリタリーも好きだったりするよ。なかなか話が進みませんが、生温かい目で見守ってもらえると助かります。レーティングのR-15指定は念のためです。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる