一般職アクセサリーショップが万能すぎるせいで、貴族のお嬢様が嫁いできた!〜勇者や賢者なんていりません。アクセサリーを一つ下さい〜

茄子の皮

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天職アクセサリーショップ

お礼終了

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 ギルドに戻った僕達は、テーブルに料理を並べ、昼食にしていた。

「こんなに強くて、エルジュは、どこまでレベルを上げる気だ?」
 ギュラルさんが聞いてくる。

 正直ここまでの強さがあるなら、もうレベル上げはいらないかな。父さんと二人でも、十分大丈夫そうだし。


「ギュラルさん、アイントさん。ありがとうございます。僕も強くなれたので、お礼はもう大丈夫ですよ。」

 本当は、一週間の予定だったが、もう十分だ。

「そうだな。冒険者でもないなら、それだけ強ければ問題ないだろう。むしろ強すぎて、問題だろうな。冒険者になってみないか?」
 ギュラルさんは、冒険者になってくれと、頼んでくる。普通なら2等級冒険者ほどの力があれば、是非とも欲しい人材だろう。けど僕は、戦闘職じゃないから、基礎能力では、戦闘職の人達からすれば明らかに弱いのだ。それにダンジョンは、危険だからね。

 僕は、丁寧に断る。僕は、依頼する事はあるかも知れないけど、冒険者にはならないだろう。

「そうか。お礼としては、足りないから欲しい物はないのか?」
 ギュラルさんとアイントさんが聞いてくる。欲しい物は魔法袋が欲しい。容量が大きいリュックサックと腰に着けれる袋が欲しいと、言う。

 二人は、任せろと、ギルドを出て行った。父はため息をついているが、これくらいなら良いだろう。

 5分もすると、二人は戻ってきた。

「これならどうだ、エルジュにやるよ!」
 黒いリュックサックと、青いウエストポーチを貰った。

 リュックサックは、見た目の100倍もの容量が入り、ゴブリンリーダーの大剣の様な、リュックサックよりも大きな物でも入れる事ができるそうだ。ウエストポーチは、手のひら2つ程の大きさだが、リュックサックの50倍ほどの容量が入るみたいだ。以前見たことがある、商品だ。リュックサックが400万エーンで、ウエストポーチが200万エーンもする高級品だ。

 断るが、いいからやるよ。と言うので、ありがたく貰っておく。

「それじゃ。このパーティーも解散だな。用があるなら遠慮しないで言えよ!」

 食事も終わり、受付でパーティー解散を伝える。ギュラルさんは、元々いたパーティーに戻って行った。アイントさんは、一から鍛え直すみたいだ。

「楽しいパーティーだったね。」

「そうだな。良い奴らだからな。」
 父さんも名残惜しそうに言う。父さんは、固定のパーティーメンバーが居ないので、基本ソロでダンジョンに行っている。

 さて、この後は面白い事ができそうだ。

「父さん。ダンジョンで面白い実験がしたいから手伝って。」

 父さんと共にダンジョン11階層へ行く。リュックサックとウエストポーチを装備しておく。


 ダンジョン11階層に着いた。

「父さんこれを全て発動させて。」
 父さんに剛力Lv2のキーホルダー10個を渡す。父さんが発動させると顔色が変わった。

「おい!こいつはなんだ!」

 魔鉱石
 効果 剛力Lv2
 力が60%上がる。
 効果時間 30分

 力が60%×10個。力が6倍上がったのだ。全身にいつもの6倍の力が込められる。

 父さんは、笑顔で聞いている。
「なるほど。あとどのくらいあるんだ?」

 僕は、100個のキーホルダーを見せる。

「ほう?ならやることは決まったな。」

 流石父さん。僕の言いたい事がわかったのかな。

 僕は、剛力Lv2を20個発動させる。

「行くぞ!」
 父の合図と共にダンジョンを爆走した。






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