8 / 48
天職アクセサリーショップ
ダンジョンで実験
しおりを挟む
僕はダンジョンに潜っていた。父と一緒にダンジョンでレベル上げと魔物石の実験をするのだ。
「ほらゴブリンだぞ!」
父はゴブリンを捕まえ連れてきた。ゴブリンは、暴れているが、身動きが取れない様に抑えこまれている。
僕は短剣をゴブリンの首に突き刺す。血が流れるが、直ぐに絶命した。
捕まえては、突き刺しを繰り返していく。もう10匹は倒しただろう。
「普通ならレベルが上がっただろうから、一人で倒してみるか!」
父が一匹のゴブリンを連れてきて、離れた場所に投げる。
ゴブリンは、武器もなく素手のみでギーギー騒いでいる。
父は僕の後ろに下がり様子を見ている。
僕は短剣を構えゴブリンに向かっていく。僕を見てゴブリンは、走って向かってきた。
「首か胸元を狙え!」
父は後ろで叫ぶ。
「やあ!」
短剣をゴブリンの首めがけ切りつける。首から血が流れだした。ゴブリンは、僕につかまり殴りつけるが、ゴブリンの腕を掴む。力は、僕の方が上みたいだ。再度首を切るとゴブリンは、絶命した。
「ふー」
僕は息を吐き出す。
「うん。大丈夫そうだな。でも動きがぎこちないのは練習必要だな。」
カイルが見たところ素人丸出しみたいだ。戦闘職ならスキルで剣術や槍術、護身術などのスキルがあり、体の使い方を覚える事ができるのだ。
僕は、戦闘スキルが無いため自力で身に付けなければいけない。
「今日はもういいかな。」
そろそろお昼になりそうだ。
「そうだね。最後に魔法を使ってみようと思うんだ。」
父は嬉しそうにゴブリンがいないか、ダンジョンを進んでいく。歩いていると、ゴブリンが4匹まとまっていた。
「どうする?」
「風魔法を使って見るよ。」
風魔法の初級技ウィンドカッターがある。風の刃を飛ばすことができる風魔法だ。
父はうなずくきやるように、ゴブリンを指さす。
「ウィンドカッター!」
僕はゴブリンに向かって風魔法を使う。風の刃が一つ向かっていき、一番手前にいたゴブリンの腹に直撃する。
ゴブリンの腹から血が流れるが、ゴブリンは腹をさする程度で痛がる様子もない。
「まだ威力が弱いな。」
父は残念そうに話す。
「そうだね。次はファイアを使うよ。」
父は威力を抑える様に指示する。
「ファイア!」
僕の手の平から、親指ほどの小さな火の玉が出てゴブリンに向かっていく。
火の玉がウィンドカッターをぶつけたゴブリンの足に直撃すると、ゴブリンが火だるまになり燃え尽きた。
「凄いな。」
僕と父は思う。
他のゴブリンが気付き向かってきた。父が二匹を直ぐに仕留め、僕が一匹を倒す。
「うん。危なげなさそうだな。」
レベル1のゴブリンなら倒せる力が付いた。
僕は、ゴブリンの魔物石を集める。
「そうだね。次はこれの実験をするよ。」
ゴブリンの魔物石を見せる。
「どんな効果があるんだ?」
ゴブリンの魔物石
レベル1
効果 腕力強化Lv1
ゴブリンの魔物石
レベル1
効果 脚力強化Lv1
各2つ手元にある。
「これをどうすれば効果がでるんだろう。」
この使い方がわからない。
持ってきた紐にゴブリンの魔物石を結び首にかける。ネックレスだ。
僕は腕に力を込める。腕力強化できるかな?
全く効果が無さそうだ。
「エルジュ、素材合成か素材分解のスキルを使うんじゃ無いのか?」
父が不思議そうに見ている。
「最初は、素材分解をしてみよう。素材分解!」
僕は魔物石に触れて叫ぶ。
うん。全く変化なしだ。
「はっはっはっ!全然変わらんな!」
父は頭を撫でながら笑っている。
素材分解のスキルで分解するんじゃないのか?でもどうやって分解するのだろうか。
炎魔法か!
「父さん、離れてて。」
父は離れて見守っている。
「素材分解!」
僕は持っていた魔物石に向かって炎魔法を使う。すると、魔物石が液状に溶けだした。液状に溶けたがポタポタと垂れる事はなく、水滴の塊のようになっている。
「ほぉ~魔物石が溶けるのか。見たことないな。」
父は、興味深くみている。
炎魔法を止めると、魔物石は固まってしまった。平べったい水滴のようだ。
魔鉱石
効果 腕力強化Lv1
ん?魔鉱石ってなんだ?
「ほらゴブリンだぞ!」
父はゴブリンを捕まえ連れてきた。ゴブリンは、暴れているが、身動きが取れない様に抑えこまれている。
僕は短剣をゴブリンの首に突き刺す。血が流れるが、直ぐに絶命した。
捕まえては、突き刺しを繰り返していく。もう10匹は倒しただろう。
「普通ならレベルが上がっただろうから、一人で倒してみるか!」
父が一匹のゴブリンを連れてきて、離れた場所に投げる。
ゴブリンは、武器もなく素手のみでギーギー騒いでいる。
父は僕の後ろに下がり様子を見ている。
僕は短剣を構えゴブリンに向かっていく。僕を見てゴブリンは、走って向かってきた。
「首か胸元を狙え!」
父は後ろで叫ぶ。
「やあ!」
短剣をゴブリンの首めがけ切りつける。首から血が流れだした。ゴブリンは、僕につかまり殴りつけるが、ゴブリンの腕を掴む。力は、僕の方が上みたいだ。再度首を切るとゴブリンは、絶命した。
「ふー」
僕は息を吐き出す。
「うん。大丈夫そうだな。でも動きがぎこちないのは練習必要だな。」
カイルが見たところ素人丸出しみたいだ。戦闘職ならスキルで剣術や槍術、護身術などのスキルがあり、体の使い方を覚える事ができるのだ。
僕は、戦闘スキルが無いため自力で身に付けなければいけない。
「今日はもういいかな。」
そろそろお昼になりそうだ。
「そうだね。最後に魔法を使ってみようと思うんだ。」
父は嬉しそうにゴブリンがいないか、ダンジョンを進んでいく。歩いていると、ゴブリンが4匹まとまっていた。
「どうする?」
「風魔法を使って見るよ。」
風魔法の初級技ウィンドカッターがある。風の刃を飛ばすことができる風魔法だ。
父はうなずくきやるように、ゴブリンを指さす。
「ウィンドカッター!」
僕はゴブリンに向かって風魔法を使う。風の刃が一つ向かっていき、一番手前にいたゴブリンの腹に直撃する。
ゴブリンの腹から血が流れるが、ゴブリンは腹をさする程度で痛がる様子もない。
「まだ威力が弱いな。」
父は残念そうに話す。
「そうだね。次はファイアを使うよ。」
父は威力を抑える様に指示する。
「ファイア!」
僕の手の平から、親指ほどの小さな火の玉が出てゴブリンに向かっていく。
火の玉がウィンドカッターをぶつけたゴブリンの足に直撃すると、ゴブリンが火だるまになり燃え尽きた。
「凄いな。」
僕と父は思う。
他のゴブリンが気付き向かってきた。父が二匹を直ぐに仕留め、僕が一匹を倒す。
「うん。危なげなさそうだな。」
レベル1のゴブリンなら倒せる力が付いた。
僕は、ゴブリンの魔物石を集める。
「そうだね。次はこれの実験をするよ。」
ゴブリンの魔物石を見せる。
「どんな効果があるんだ?」
ゴブリンの魔物石
レベル1
効果 腕力強化Lv1
ゴブリンの魔物石
レベル1
効果 脚力強化Lv1
各2つ手元にある。
「これをどうすれば効果がでるんだろう。」
この使い方がわからない。
持ってきた紐にゴブリンの魔物石を結び首にかける。ネックレスだ。
僕は腕に力を込める。腕力強化できるかな?
全く効果が無さそうだ。
「エルジュ、素材合成か素材分解のスキルを使うんじゃ無いのか?」
父が不思議そうに見ている。
「最初は、素材分解をしてみよう。素材分解!」
僕は魔物石に触れて叫ぶ。
うん。全く変化なしだ。
「はっはっはっ!全然変わらんな!」
父は頭を撫でながら笑っている。
素材分解のスキルで分解するんじゃないのか?でもどうやって分解するのだろうか。
炎魔法か!
「父さん、離れてて。」
父は離れて見守っている。
「素材分解!」
僕は持っていた魔物石に向かって炎魔法を使う。すると、魔物石が液状に溶けだした。液状に溶けたがポタポタと垂れる事はなく、水滴の塊のようになっている。
「ほぉ~魔物石が溶けるのか。見たことないな。」
父は、興味深くみている。
炎魔法を止めると、魔物石は固まってしまった。平べったい水滴のようだ。
魔鉱石
効果 腕力強化Lv1
ん?魔鉱石ってなんだ?
10
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
√悪役貴族 処刑回避から始まる覇王道~悪いな勇者、この物語の主役は俺なんだ~
萩鵜アキ
ファンタジー
主人公はプロミネント・デスティニーという名作ゲームを完全攻略した途端に絶命。気がつくとゲームの中の悪役貴族エルヴィン・ファンケルベルクに転移していた。
エルヴィンは勇者を追い詰め、亡き者にしようと画策したことがバレ、処刑を命じられた。
享年16才。ゲームの中ではわりと序盤に死ぬ役割だ。
そんなエルヴィンに転生?
ふざけるな!
せっかく大好きなプロデニの世界に転移したんだから、寿命までこの世界を全力で楽しんでやる!
エルヴィンの中に転移したのは丁度初等部三年生の春のこと。今から処刑までは7年の猶予がある。
それまでに、ゲームの知識を駆使してデッドエンドを回避する!
こうして始まった処刑回避作戦であるが、エルヴィンの行動が静かな波紋となって広がっていく。
無自覚な行動により、いくつものフラグが立ったり折れたり、家臣の心を掌握したり過大な評価を受けたりしながら、ついに勇者と相まみえる。
果たしてエルヴィン・ファンケルベルクはバッドエンドを回避出来るのか……?
せっかく異世界転生したのに、子爵家の後継者ってそれはないでしょう!~お飾り大公のせいで領地が大荒れ、北の成り上がり伯爵と東の大公国から狙われ
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
大公爵領内は二大伯爵のせいで大荒れ諸侯も他国と通じ…あれ、これ詰んだ?
会社からの帰り道、強姦魔から半裸の女性を助けたところ落下し意識を失ってしまう。
朝目が覚めると鏡の前には見知らぬ。黒髪の美少年の顔があった。
その時俺は思い出した。自分が大人気戦略シュミレーションRPG『ドラゴン・オブ・ファンタジー雪月花』の悪役『アーク・フォン・アーリマン』だと……
そして時に悪態をつき、悪事を働き主人公を窮地に陥れるが、結果としてそれがヒロインと主人公を引き立せ、最終的に主人公に殺される。自分がそんな小悪役であると……
「やってやるよ! 俺はこの人生を生き抜いてやる!!」
そんな決意を胸に抱き、現状を把握するものの北の【毒蛇公爵】、東の大公【東の弓聖】に攻められ蹂躙されるありさま……先ずは大公が治める『リッジジャング地方』統一のために富国強兵へ精を出す。
「まずは叔父上、御命頂戴いたします」
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
おっさんが異世界で無双したりしなかったり
一条 治
ファンタジー
十条 修 40歳。色々あって異世界転移。「恵まれた日本でぬくぬくと生きてきた俺が見ず知らずの土地で生きていけると思う?」神様に無理言って、貰ったギフトはネットショッピング?奴隷のケモミミ幼女にエルフ美少女。ロ、ロリコンちゃうわ!ちょっと他人よりストライクゾーンが広いだけやし!!ミリタリーも好きだったりするよ。なかなか話が進みませんが、生温かい目で見守ってもらえると助かります。レーティングのR-15指定は念のためです。
わけあって、ちょっとお尻周りがふっくらしているんです。【日常生活でおむつは欠かせません!】
ろむ
大衆娯楽
前代未聞、
おむつ男子の70%ノンフィクションストーリー⁈
"レポート"では無くちょっと変わったリアルな日常の様子をお届け。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる