4 / 48
天職アクセサリーショップ
初ダンジョン
しおりを挟む
家から10分ほど歩くと、ハリソン街のダンジョンに到着した。ダンジョンは、入口の坂道を下ると迷路の様に道が続いている。1階層なら地図が売っているため、迷うこともない。
カイルは、全身鉄の鎧を装備し、鉄の剣を腰にさしている。【戦士】の装備らしい装備だ。下層に行く装備ではなく、上層用の装備だ。
エルジュも鉄の短剣を腰に差している。装備は、魔物の皮で作られた皮の鎧だ。
「よし!行くぞエルジュ!」
カイルを先頭に坂道を下りダンジョンに入って行く。ダンジョンの通路は10人が並べる程の広さがある。ダンジョンにはモンスターと呼ばれる怪物達がおり、倒しても一定の時間がたつとまた現れるのだ。
1階層にはゴブリンと呼ばれる、子供程の身長のモンスターが現れる。普通の子供よりも力が強く、大人なら苦戦しない程のモンスターだ。
歩いていると、一匹のゴブリンが現れた。武器もなく、素手で攻撃するのだろうか?
「エルジュ!あれがゴブリンだ。俺が捕まえるからトドメを刺せ。」
カイル走りだし、ゴブリンを素手で捕まえ、エルジュの前に連れてくる。
「こいつの首を切れ。」
エルジュは、言われた通りゴブリンの首を短剣で切る。切ると緑色の血が吹き出し気持ち悪い。
なかなか切り落とす事は出来ずゴブリンは、絶命した。足元に緑色の石が落ちている。ゴブリンは、消えて無くなってしまった。
「これが魔物石だ。これを売るとお金と交換してもらえるんだ。」
冒険者の収入元の一つである。魔物石は、魔力の塊のため、魔法道具のエネルギーとして使われる。どれだけ弱いモンスターの魔物石でも、無いよりはあった方がいいのだ。
「ん?父さんちょっと貸して下さい。」
カイルから魔物石を受け取り素材鑑定眼を使う。
ゴブリンの魔物石
レベル1
効果 脚力強化 Lv1
「脚力強化ってスキルだよね?」
カイルに聞くとそうだと肯定した。俺も持ってるぞと言うからには、肉体強化の足特化なのだろう。
「魔物石にはスキルがあるのですか?」
「ん?聞いたことないな。」
魔物石は、基本魔法道具のエネルギーとしてしか利用されない。一定のエネルギーを使い終わった魔物石は、その辺にある石ころとかわりない見た目になるのだ。
「ゴブリンの魔物石は、20エーンの儲けになるから、稼ぐにはもっと必要だな。」
今回は、エルジュのレベル上げの為、仕事ではないが冒険者として稼ぐには、魔物石とモンスターが落とすドロップアイテムを売るのが基本だ。
一般的なパンが100エーンの価値なので、ゴブリンの魔物石は、安い部類だ。
歩いていると、ゴブリンが3匹見えた。エルジュからは、離れているため、気付かれていない。
「エルジュ魔法を使って見てくれ。」
カイルが目を爛々とさせている。
「どうやるの?」
エルジュは、今まで魔法を使ったことも、見たこともないためわからない。
「火魔法っていや、ファイアって魔法が初級魔法だな。こうファイア!って手を出して叫ぶと出ていたぞ。火の玉をイメージすると良いらしい。」
エルジュは、言われた通りにやってみる。離れたゴブリン達に手の平を向けて叫ぶ。
「ファイア!」
ゴブリン達に拳大程の火の玉が向かっていく。火の玉が一匹のゴブリンに着弾すると、床一面に炎が広がっていった。ゴブリン達は、燃えて消えていった。
「おお!凄い威力だな。」
カイルが興奮した声を上げるが、僕はそこで意識が途切れた。
カイルは、全身鉄の鎧を装備し、鉄の剣を腰にさしている。【戦士】の装備らしい装備だ。下層に行く装備ではなく、上層用の装備だ。
エルジュも鉄の短剣を腰に差している。装備は、魔物の皮で作られた皮の鎧だ。
「よし!行くぞエルジュ!」
カイルを先頭に坂道を下りダンジョンに入って行く。ダンジョンの通路は10人が並べる程の広さがある。ダンジョンにはモンスターと呼ばれる怪物達がおり、倒しても一定の時間がたつとまた現れるのだ。
1階層にはゴブリンと呼ばれる、子供程の身長のモンスターが現れる。普通の子供よりも力が強く、大人なら苦戦しない程のモンスターだ。
歩いていると、一匹のゴブリンが現れた。武器もなく、素手で攻撃するのだろうか?
「エルジュ!あれがゴブリンだ。俺が捕まえるからトドメを刺せ。」
カイル走りだし、ゴブリンを素手で捕まえ、エルジュの前に連れてくる。
「こいつの首を切れ。」
エルジュは、言われた通りゴブリンの首を短剣で切る。切ると緑色の血が吹き出し気持ち悪い。
なかなか切り落とす事は出来ずゴブリンは、絶命した。足元に緑色の石が落ちている。ゴブリンは、消えて無くなってしまった。
「これが魔物石だ。これを売るとお金と交換してもらえるんだ。」
冒険者の収入元の一つである。魔物石は、魔力の塊のため、魔法道具のエネルギーとして使われる。どれだけ弱いモンスターの魔物石でも、無いよりはあった方がいいのだ。
「ん?父さんちょっと貸して下さい。」
カイルから魔物石を受け取り素材鑑定眼を使う。
ゴブリンの魔物石
レベル1
効果 脚力強化 Lv1
「脚力強化ってスキルだよね?」
カイルに聞くとそうだと肯定した。俺も持ってるぞと言うからには、肉体強化の足特化なのだろう。
「魔物石にはスキルがあるのですか?」
「ん?聞いたことないな。」
魔物石は、基本魔法道具のエネルギーとしてしか利用されない。一定のエネルギーを使い終わった魔物石は、その辺にある石ころとかわりない見た目になるのだ。
「ゴブリンの魔物石は、20エーンの儲けになるから、稼ぐにはもっと必要だな。」
今回は、エルジュのレベル上げの為、仕事ではないが冒険者として稼ぐには、魔物石とモンスターが落とすドロップアイテムを売るのが基本だ。
一般的なパンが100エーンの価値なので、ゴブリンの魔物石は、安い部類だ。
歩いていると、ゴブリンが3匹見えた。エルジュからは、離れているため、気付かれていない。
「エルジュ魔法を使って見てくれ。」
カイルが目を爛々とさせている。
「どうやるの?」
エルジュは、今まで魔法を使ったことも、見たこともないためわからない。
「火魔法っていや、ファイアって魔法が初級魔法だな。こうファイア!って手を出して叫ぶと出ていたぞ。火の玉をイメージすると良いらしい。」
エルジュは、言われた通りにやってみる。離れたゴブリン達に手の平を向けて叫ぶ。
「ファイア!」
ゴブリン達に拳大程の火の玉が向かっていく。火の玉が一匹のゴブリンに着弾すると、床一面に炎が広がっていった。ゴブリン達は、燃えて消えていった。
「おお!凄い威力だな。」
カイルが興奮した声を上げるが、僕はそこで意識が途切れた。
10
お気に入りに追加
68
あなたにおすすめの小説
わけあって、ちょっとお尻周りがふっくらしているんです。【日常生活でおむつは欠かせません!】
ろむ
大衆娯楽
前代未聞、
おむつ男子の70%ノンフィクションストーリー⁈
"レポート"では無くちょっと変わったリアルな日常の様子をお届け。
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
おっさんが異世界で無双したりしなかったり
一条 治
ファンタジー
十条 修 40歳。色々あって異世界転移。「恵まれた日本でぬくぬくと生きてきた俺が見ず知らずの土地で生きていけると思う?」神様に無理言って、貰ったギフトはネットショッピング?奴隷のケモミミ幼女にエルフ美少女。ロ、ロリコンちゃうわ!ちょっと他人よりストライクゾーンが広いだけやし!!ミリタリーも好きだったりするよ。なかなか話が進みませんが、生温かい目で見守ってもらえると助かります。レーティングのR-15指定は念のためです。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる