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天職アクセサリーショップ
初ダンジョン
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家から10分ほど歩くと、ハリソン街のダンジョンに到着した。ダンジョンは、入口の坂道を下ると迷路の様に道が続いている。1階層なら地図が売っているため、迷うこともない。
カイルは、全身鉄の鎧を装備し、鉄の剣を腰にさしている。【戦士】の装備らしい装備だ。下層に行く装備ではなく、上層用の装備だ。
エルジュも鉄の短剣を腰に差している。装備は、魔物の皮で作られた皮の鎧だ。
「よし!行くぞエルジュ!」
カイルを先頭に坂道を下りダンジョンに入って行く。ダンジョンの通路は10人が並べる程の広さがある。ダンジョンにはモンスターと呼ばれる怪物達がおり、倒しても一定の時間がたつとまた現れるのだ。
1階層にはゴブリンと呼ばれる、子供程の身長のモンスターが現れる。普通の子供よりも力が強く、大人なら苦戦しない程のモンスターだ。
歩いていると、一匹のゴブリンが現れた。武器もなく、素手で攻撃するのだろうか?
「エルジュ!あれがゴブリンだ。俺が捕まえるからトドメを刺せ。」
カイル走りだし、ゴブリンを素手で捕まえ、エルジュの前に連れてくる。
「こいつの首を切れ。」
エルジュは、言われた通りゴブリンの首を短剣で切る。切ると緑色の血が吹き出し気持ち悪い。
なかなか切り落とす事は出来ずゴブリンは、絶命した。足元に緑色の石が落ちている。ゴブリンは、消えて無くなってしまった。
「これが魔物石だ。これを売るとお金と交換してもらえるんだ。」
冒険者の収入元の一つである。魔物石は、魔力の塊のため、魔法道具のエネルギーとして使われる。どれだけ弱いモンスターの魔物石でも、無いよりはあった方がいいのだ。
「ん?父さんちょっと貸して下さい。」
カイルから魔物石を受け取り素材鑑定眼を使う。
ゴブリンの魔物石
レベル1
効果 脚力強化 Lv1
「脚力強化ってスキルだよね?」
カイルに聞くとそうだと肯定した。俺も持ってるぞと言うからには、肉体強化の足特化なのだろう。
「魔物石にはスキルがあるのですか?」
「ん?聞いたことないな。」
魔物石は、基本魔法道具のエネルギーとしてしか利用されない。一定のエネルギーを使い終わった魔物石は、その辺にある石ころとかわりない見た目になるのだ。
「ゴブリンの魔物石は、20エーンの儲けになるから、稼ぐにはもっと必要だな。」
今回は、エルジュのレベル上げの為、仕事ではないが冒険者として稼ぐには、魔物石とモンスターが落とすドロップアイテムを売るのが基本だ。
一般的なパンが100エーンの価値なので、ゴブリンの魔物石は、安い部類だ。
歩いていると、ゴブリンが3匹見えた。エルジュからは、離れているため、気付かれていない。
「エルジュ魔法を使って見てくれ。」
カイルが目を爛々とさせている。
「どうやるの?」
エルジュは、今まで魔法を使ったことも、見たこともないためわからない。
「火魔法っていや、ファイアって魔法が初級魔法だな。こうファイア!って手を出して叫ぶと出ていたぞ。火の玉をイメージすると良いらしい。」
エルジュは、言われた通りにやってみる。離れたゴブリン達に手の平を向けて叫ぶ。
「ファイア!」
ゴブリン達に拳大程の火の玉が向かっていく。火の玉が一匹のゴブリンに着弾すると、床一面に炎が広がっていった。ゴブリン達は、燃えて消えていった。
「おお!凄い威力だな。」
カイルが興奮した声を上げるが、僕はそこで意識が途切れた。
カイルは、全身鉄の鎧を装備し、鉄の剣を腰にさしている。【戦士】の装備らしい装備だ。下層に行く装備ではなく、上層用の装備だ。
エルジュも鉄の短剣を腰に差している。装備は、魔物の皮で作られた皮の鎧だ。
「よし!行くぞエルジュ!」
カイルを先頭に坂道を下りダンジョンに入って行く。ダンジョンの通路は10人が並べる程の広さがある。ダンジョンにはモンスターと呼ばれる怪物達がおり、倒しても一定の時間がたつとまた現れるのだ。
1階層にはゴブリンと呼ばれる、子供程の身長のモンスターが現れる。普通の子供よりも力が強く、大人なら苦戦しない程のモンスターだ。
歩いていると、一匹のゴブリンが現れた。武器もなく、素手で攻撃するのだろうか?
「エルジュ!あれがゴブリンだ。俺が捕まえるからトドメを刺せ。」
カイル走りだし、ゴブリンを素手で捕まえ、エルジュの前に連れてくる。
「こいつの首を切れ。」
エルジュは、言われた通りゴブリンの首を短剣で切る。切ると緑色の血が吹き出し気持ち悪い。
なかなか切り落とす事は出来ずゴブリンは、絶命した。足元に緑色の石が落ちている。ゴブリンは、消えて無くなってしまった。
「これが魔物石だ。これを売るとお金と交換してもらえるんだ。」
冒険者の収入元の一つである。魔物石は、魔力の塊のため、魔法道具のエネルギーとして使われる。どれだけ弱いモンスターの魔物石でも、無いよりはあった方がいいのだ。
「ん?父さんちょっと貸して下さい。」
カイルから魔物石を受け取り素材鑑定眼を使う。
ゴブリンの魔物石
レベル1
効果 脚力強化 Lv1
「脚力強化ってスキルだよね?」
カイルに聞くとそうだと肯定した。俺も持ってるぞと言うからには、肉体強化の足特化なのだろう。
「魔物石にはスキルがあるのですか?」
「ん?聞いたことないな。」
魔物石は、基本魔法道具のエネルギーとしてしか利用されない。一定のエネルギーを使い終わった魔物石は、その辺にある石ころとかわりない見た目になるのだ。
「ゴブリンの魔物石は、20エーンの儲けになるから、稼ぐにはもっと必要だな。」
今回は、エルジュのレベル上げの為、仕事ではないが冒険者として稼ぐには、魔物石とモンスターが落とすドロップアイテムを売るのが基本だ。
一般的なパンが100エーンの価値なので、ゴブリンの魔物石は、安い部類だ。
歩いていると、ゴブリンが3匹見えた。エルジュからは、離れているため、気付かれていない。
「エルジュ魔法を使って見てくれ。」
カイルが目を爛々とさせている。
「どうやるの?」
エルジュは、今まで魔法を使ったことも、見たこともないためわからない。
「火魔法っていや、ファイアって魔法が初級魔法だな。こうファイア!って手を出して叫ぶと出ていたぞ。火の玉をイメージすると良いらしい。」
エルジュは、言われた通りにやってみる。離れたゴブリン達に手の平を向けて叫ぶ。
「ファイア!」
ゴブリン達に拳大程の火の玉が向かっていく。火の玉が一匹のゴブリンに着弾すると、床一面に炎が広がっていった。ゴブリン達は、燃えて消えていった。
「おお!凄い威力だな。」
カイルが興奮した声を上げるが、僕はそこで意識が途切れた。
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