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Later Talks ─ 白いユリが咲く
後日談4 白いユリが咲く(5)
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無事に──とは言えないかもしれないが、結婚式はなんとか終わった。
私は信じられないくらい広い窓の前に立ち、一人夜景を見下ろす。
私たち新郎新婦のためにと用意してもらったこのスイートは、今までに泊ったことのあるどんな部屋と比べても優に三倍以上は広く、寝室とリビングの間には仕切りまであった。
(なんか……一人だと落ち着かないな)
夫となった祐一郎さんは「ちょっと出かけてくる」と言ってついさっき出て行ってしまい、部屋は文字通り静寂に包まれている。
私はスマホを取り出し、時計を確認した。
まだ午後九時を回ってはいない──これならセーフだろう。ロックを解除し、連絡帳を検索する。
さ行の中ほどに目当ての名前──「進藤絢子」の文字を見つけると、私は迷わないようすぐに発信ボタンを押した。
「──はい。はい、すみません。……はい、お願いします。……おやすみなさい」
私は電話を切り、静かに息をつく。
今日のお礼とあわせてちょっとしたお願いをしたのだが、前の職場の先輩である進藤さんは快く引き受けてくれた。
これで、私にできることはすべてやった。あとはもう、なるようになるだけだ。
私は扉を開け、寝室からリビングへと戻った。
電話中に祐一郎さんが戻ってきた時、気を遣わせないようにと寝室に移動していたのだ。
「電話、終わったの?」
ソファに座っていた祐一郎さんが振り向く。
「うん。茉莉さんに受診を勧めるようにって、谷元への伝言を頼んだの」
私はスマホをテーブルの端に置き、祐一郎さんの隣に腰かけた。
「……精神科を受診するように、ってね」
恋人を略奪された側が腹いせのような感じで嫌がらせを加えるのならまだわかる。
でも茉莉さんは正真正銘、私から谷元を略奪した側なのだ。
こんな言い方をするのはなんだと自分でも思うけれど、彼女は谷元を取り合う勝負で私に勝ったのだ。そして私は潔く身を引いた。
何も怖がる必要なんてないはずなのだ。
それなのに谷元と私が不倫しているだなんて盲信し、プライドも恥も捨てて今日みたいな行動に出た──どう考えてもおかしい。強迫観念にとりつかれているとしか思えない。
「人生最大の晴れの日にあんなことをされたのに……優しいね、君は」
祐一郎さんがいたわるように言った。
(人生最大の晴れの日、か……)
結婚式に強いあこがれやこだわりを持っていた人なら、きっと耐えられなかっただろうと思う。
でも私は、別に結婚式なんてどっちでも、というタイプだった。以前正直にそう言ったら「人生で唯一自分が主役になれる日なのに!?」と驚かれたけれど。
私のように、少なくとも自分の人生においては常に自分が主人公だと思って生きている人間には、あまり響かない言葉だと思う。
「ふふ、そんなことないわよ」
私は笑いながら首を振った。別に私は優しくなんてない。
でも、茉莉さんのしたことに腹を立ててはいないのも事実だった。
たしかにあの一件がゲストに与えた衝撃やスタッフにかけた迷惑を考えると頭が痛くはなるけれど、そのわりに私自身の気持ちは和いでいるのだった。
「別にね、私としては彼女にどんな診断が下ったっていいの。精神を病んでいると言われたとしても、全く正常だと言われたとしても、私の知ったことじゃないから」
そう、私は決して、ただ彼女──茉莉さんのためだけに受診を勧めたわけではない。
「言ってみれば、受診したっていうその事実が大事なの。受診しなくちゃいけないくらいに追い詰められていたんだと思われることがね」
祐一郎さんの反応がなかったので、私はそう言い足した。
「私と谷元の不倫なんてもちろん事実無根、笑止千万の勘違いだけど、第三者がどちらを信じるかは気分次第。でももし片方が精神科を受診していたら──?」
意味ありげに言葉を切ると、祐一郎さんは目を細めた。
「もう片方の主張の信憑性が上がる、ってわけか」
それに微笑みで答え、私は正面に視線を戻す。
「もちろん、自分が略奪したとはいえ、夫の元恋人である私にいい感情を抱けないのは無理もないと思うわ。たとえ自分が『勝っている』と思っていても。でも今日みたいな行動に出てしまうのは──さすがに異常だと思う」
今日のあの行動によって彼女が背負うことになる悪評判は、「夫に不倫された女」だけでは済まないのだ。
不倫を暴き告発すること自体は、何も責められることじゃない。でも時と場合を選べないことは大いに責められてしまうだろう。
それでももし、受診の結果本当に治療が必要な状態だと判断されたとしたら、彼女は少なくともある程度、第三者からも許されるだろう。そして私もより「純粋な」被害者となる。
そんな打算的な考えがあることは、詳しく説明しなくても伝わるだろう。
「つまり、彼女にとっても君にとっても最善の道ってことかな?」
優しげに笑いながら言う祐一郎さんに、私は「そうかもね」とうなずいた。
「……それにしてもよく、耐えたね」
祐一郎さんが私の頭をぽん、と優しく撫でる。
「まあ……ね。ほんとに赤ワインじゃなかったのはせめてもの救いだけど。念のためって免責プランに入ってなきゃクリーニング代まで上乗せになるところだったなんて……」
ウェディングドレスのクリーニングに一体どれくらいの費用がかかるのかは知らないけれど。
「まあ、今日のに関しては谷元家に請求してもよかったんじゃないかと思うけどね」
たしかに、あれは明らかに故意だったし、もし請求されても谷元が支払いを拒否することはなかっただろうと思う。
けれど私は首を振る。
「ううん、これでよかったの。あれだけ多くの目撃者がいるわけだし、今後のお付き合いを遠慮できる正当な理由ができたって考えることもできるでしょ?」
もうあの職場は辞めたとはいえ、それで谷元とも茉莉さんとも関係がすっぱり切れるわけじゃない。
祐一郎さんと谷元は学生時代からの友人らしいし──もちろん、最初から事情を知っている祐一郎さんは「四人で食事でも」なんて言い出したりはしないとわかってはいるけれど。
祐一郎さんはそんな私に何も言わず、突然ふらりと立ち上がった。
どうしたのだろうと目で追っていると、彼は部屋の入口の方へと姿を消し、そして部屋を出ることなく戻ってきた。
「君に渡したいものがあったんだ」
その手にはなんと、大輪のユリの花束がある。真っ白なユリだ。
「わあ! すごい!」
驚いて目を丸くする私に、祐一郎さんは花束をそっと手渡した。
その瞬間、ユリの花特有のくっきりとした甘い香りが鼻腔を突く。
「さっき出かけたのはもしかして……これのため?」
電話中だったのもあって、私は戻ってきた祐一郎さんの持ち物までは気が回らなかった。
「うちで立派なオリエンタルリリーを仕入れたって言うからつい。今日の君にふさわしい花だから」
うち、というのは会社ではなく実家のお花屋さんのことだろう。
でも今日の私にふさわしいっていうのは……?
「それって、正真正銘の城井友里になったから?」
名前にちなんだ花を贈るというのは、ベタではあるかもしれないけれどそのぶんやっぱりロマンチックで素敵だ。
けれどなぜか祐一郎さんは意味深に微笑んでいる。
「まあ、それもあるけど。あんな不測の事態にも、怯むことも狼狽えることもなかった君に」
「……!」
ピンとくる──これはきっと花言葉関係だ。
でも白いユリの花言葉は、たしか〈純潔〉だったはずだ。
初めて会った時にそう教わったのは今でもよく覚えている。
ただ、今日一日を振り返ってみても〈純潔〉という言葉を思い起こさせるような場面なんてなかったような気がするのだ。〈修羅場〉とかならまだしも。そんな花言葉があるのかは知らないけれど。
「……白いユリにはね、〈純潔〉以外にも花言葉があるんだよ」
まるで心を読んだのかと思いたくなるタイミングでそう言われ、若干狼狽える。
けれどその花言葉が気になるので、私は素直に「なに?」と尋ねた。
「〈威厳〉──だよ」
「……〈威厳〉?」
その言葉があまりに意外で、私は思わずぽかんと口を開けた。威厳なんてそんなもの、私にあっただろうか。
けれど祐一郎さんはにっこりと微笑む。
「ほら、堂々とあの場を治めた君にぴったりでしょ」
「そ、そう……かなあ?」
とにかく冷静さを失ってはいけない、引いてもいけないと思ってはいたけれど。
でもなるほど、それが第三者には堂々としているように見えたのかもしれない。といっても、それは花嫁だったからではないのだけれど。
だからそこにあえて名前を付けるとしたら──やっぱり「アラサー女の威厳」だろうか。そんなことを考えていると、なんだか笑えてきた。
「……ありがとう」
私は目を閉じ、ユリの花の甘い香りを胸いっぱいに吸い込む。
するとまるでそれを待っていたかのように、温かい唇がそっと重ねられた。
私は信じられないくらい広い窓の前に立ち、一人夜景を見下ろす。
私たち新郎新婦のためにと用意してもらったこのスイートは、今までに泊ったことのあるどんな部屋と比べても優に三倍以上は広く、寝室とリビングの間には仕切りまであった。
(なんか……一人だと落ち着かないな)
夫となった祐一郎さんは「ちょっと出かけてくる」と言ってついさっき出て行ってしまい、部屋は文字通り静寂に包まれている。
私はスマホを取り出し、時計を確認した。
まだ午後九時を回ってはいない──これならセーフだろう。ロックを解除し、連絡帳を検索する。
さ行の中ほどに目当ての名前──「進藤絢子」の文字を見つけると、私は迷わないようすぐに発信ボタンを押した。
「──はい。はい、すみません。……はい、お願いします。……おやすみなさい」
私は電話を切り、静かに息をつく。
今日のお礼とあわせてちょっとしたお願いをしたのだが、前の職場の先輩である進藤さんは快く引き受けてくれた。
これで、私にできることはすべてやった。あとはもう、なるようになるだけだ。
私は扉を開け、寝室からリビングへと戻った。
電話中に祐一郎さんが戻ってきた時、気を遣わせないようにと寝室に移動していたのだ。
「電話、終わったの?」
ソファに座っていた祐一郎さんが振り向く。
「うん。茉莉さんに受診を勧めるようにって、谷元への伝言を頼んだの」
私はスマホをテーブルの端に置き、祐一郎さんの隣に腰かけた。
「……精神科を受診するように、ってね」
恋人を略奪された側が腹いせのような感じで嫌がらせを加えるのならまだわかる。
でも茉莉さんは正真正銘、私から谷元を略奪した側なのだ。
こんな言い方をするのはなんだと自分でも思うけれど、彼女は谷元を取り合う勝負で私に勝ったのだ。そして私は潔く身を引いた。
何も怖がる必要なんてないはずなのだ。
それなのに谷元と私が不倫しているだなんて盲信し、プライドも恥も捨てて今日みたいな行動に出た──どう考えてもおかしい。強迫観念にとりつかれているとしか思えない。
「人生最大の晴れの日にあんなことをされたのに……優しいね、君は」
祐一郎さんがいたわるように言った。
(人生最大の晴れの日、か……)
結婚式に強いあこがれやこだわりを持っていた人なら、きっと耐えられなかっただろうと思う。
でも私は、別に結婚式なんてどっちでも、というタイプだった。以前正直にそう言ったら「人生で唯一自分が主役になれる日なのに!?」と驚かれたけれど。
私のように、少なくとも自分の人生においては常に自分が主人公だと思って生きている人間には、あまり響かない言葉だと思う。
「ふふ、そんなことないわよ」
私は笑いながら首を振った。別に私は優しくなんてない。
でも、茉莉さんのしたことに腹を立ててはいないのも事実だった。
たしかにあの一件がゲストに与えた衝撃やスタッフにかけた迷惑を考えると頭が痛くはなるけれど、そのわりに私自身の気持ちは和いでいるのだった。
「別にね、私としては彼女にどんな診断が下ったっていいの。精神を病んでいると言われたとしても、全く正常だと言われたとしても、私の知ったことじゃないから」
そう、私は決して、ただ彼女──茉莉さんのためだけに受診を勧めたわけではない。
「言ってみれば、受診したっていうその事実が大事なの。受診しなくちゃいけないくらいに追い詰められていたんだと思われることがね」
祐一郎さんの反応がなかったので、私はそう言い足した。
「私と谷元の不倫なんてもちろん事実無根、笑止千万の勘違いだけど、第三者がどちらを信じるかは気分次第。でももし片方が精神科を受診していたら──?」
意味ありげに言葉を切ると、祐一郎さんは目を細めた。
「もう片方の主張の信憑性が上がる、ってわけか」
それに微笑みで答え、私は正面に視線を戻す。
「もちろん、自分が略奪したとはいえ、夫の元恋人である私にいい感情を抱けないのは無理もないと思うわ。たとえ自分が『勝っている』と思っていても。でも今日みたいな行動に出てしまうのは──さすがに異常だと思う」
今日のあの行動によって彼女が背負うことになる悪評判は、「夫に不倫された女」だけでは済まないのだ。
不倫を暴き告発すること自体は、何も責められることじゃない。でも時と場合を選べないことは大いに責められてしまうだろう。
それでももし、受診の結果本当に治療が必要な状態だと判断されたとしたら、彼女は少なくともある程度、第三者からも許されるだろう。そして私もより「純粋な」被害者となる。
そんな打算的な考えがあることは、詳しく説明しなくても伝わるだろう。
「つまり、彼女にとっても君にとっても最善の道ってことかな?」
優しげに笑いながら言う祐一郎さんに、私は「そうかもね」とうなずいた。
「……それにしてもよく、耐えたね」
祐一郎さんが私の頭をぽん、と優しく撫でる。
「まあ……ね。ほんとに赤ワインじゃなかったのはせめてもの救いだけど。念のためって免責プランに入ってなきゃクリーニング代まで上乗せになるところだったなんて……」
ウェディングドレスのクリーニングに一体どれくらいの費用がかかるのかは知らないけれど。
「まあ、今日のに関しては谷元家に請求してもよかったんじゃないかと思うけどね」
たしかに、あれは明らかに故意だったし、もし請求されても谷元が支払いを拒否することはなかっただろうと思う。
けれど私は首を振る。
「ううん、これでよかったの。あれだけ多くの目撃者がいるわけだし、今後のお付き合いを遠慮できる正当な理由ができたって考えることもできるでしょ?」
もうあの職場は辞めたとはいえ、それで谷元とも茉莉さんとも関係がすっぱり切れるわけじゃない。
祐一郎さんと谷元は学生時代からの友人らしいし──もちろん、最初から事情を知っている祐一郎さんは「四人で食事でも」なんて言い出したりはしないとわかってはいるけれど。
祐一郎さんはそんな私に何も言わず、突然ふらりと立ち上がった。
どうしたのだろうと目で追っていると、彼は部屋の入口の方へと姿を消し、そして部屋を出ることなく戻ってきた。
「君に渡したいものがあったんだ」
その手にはなんと、大輪のユリの花束がある。真っ白なユリだ。
「わあ! すごい!」
驚いて目を丸くする私に、祐一郎さんは花束をそっと手渡した。
その瞬間、ユリの花特有のくっきりとした甘い香りが鼻腔を突く。
「さっき出かけたのはもしかして……これのため?」
電話中だったのもあって、私は戻ってきた祐一郎さんの持ち物までは気が回らなかった。
「うちで立派なオリエンタルリリーを仕入れたって言うからつい。今日の君にふさわしい花だから」
うち、というのは会社ではなく実家のお花屋さんのことだろう。
でも今日の私にふさわしいっていうのは……?
「それって、正真正銘の城井友里になったから?」
名前にちなんだ花を贈るというのは、ベタではあるかもしれないけれどそのぶんやっぱりロマンチックで素敵だ。
けれどなぜか祐一郎さんは意味深に微笑んでいる。
「まあ、それもあるけど。あんな不測の事態にも、怯むことも狼狽えることもなかった君に」
「……!」
ピンとくる──これはきっと花言葉関係だ。
でも白いユリの花言葉は、たしか〈純潔〉だったはずだ。
初めて会った時にそう教わったのは今でもよく覚えている。
ただ、今日一日を振り返ってみても〈純潔〉という言葉を思い起こさせるような場面なんてなかったような気がするのだ。〈修羅場〉とかならまだしも。そんな花言葉があるのかは知らないけれど。
「……白いユリにはね、〈純潔〉以外にも花言葉があるんだよ」
まるで心を読んだのかと思いたくなるタイミングでそう言われ、若干狼狽える。
けれどその花言葉が気になるので、私は素直に「なに?」と尋ねた。
「〈威厳〉──だよ」
「……〈威厳〉?」
その言葉があまりに意外で、私は思わずぽかんと口を開けた。威厳なんてそんなもの、私にあっただろうか。
けれど祐一郎さんはにっこりと微笑む。
「ほら、堂々とあの場を治めた君にぴったりでしょ」
「そ、そう……かなあ?」
とにかく冷静さを失ってはいけない、引いてもいけないと思ってはいたけれど。
でもなるほど、それが第三者には堂々としているように見えたのかもしれない。といっても、それは花嫁だったからではないのだけれど。
だからそこにあえて名前を付けるとしたら──やっぱり「アラサー女の威厳」だろうか。そんなことを考えていると、なんだか笑えてきた。
「……ありがとう」
私は目を閉じ、ユリの花の甘い香りを胸いっぱいに吸い込む。
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