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装備
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二人で横に並びながら倉庫に向かう。倉庫には鍵がかかっているらしく、先ほどルククは先ほど両親から鍵を受け取っていた。その鍵は大きく、手のひらにやっと握り込めるサイズだ。
「どうしてそんなに鍵、大きいの?」
と、クルルが尋ねると、ルククは
「あー、これね。」
と言って快く返事してくれた。
「俺の義父が力強すぎて折っちゃうんだよね…。」
どんだけ力強いんだ、ルククの義父…。
そんなことを思いながら歩いていると、倉庫にたどり着いた。カチャッ。音を立てて鍵が開く。ギイィと思いドアを開けると、そこにはキラキラ光る綺麗な装備の数々が並んでいた。
防具一式は、壁に掲げられ美しく光っている。
「綺麗だね…。」
「そーだろ?」
ルククは満足げにそう言った。
試しに来てみると、サイズもぴったりだ。
「まるで私たちのために用意されたみたい…。」
心の奥底からそう思うほど、本当にぴったりだったのだ。
「剣にする?弓にする?」
ルククが尋ねる。この世界で魔法が使えるのは魔のつく生き物だけで、私たちや人間、獣人は使えない。だから剣か弓が主な戦闘方法なのだ。
「剣は重くて持てないから、弓にしてもいい?」
「もちろん。なら、俺は剣だな。」
その弓はすぐに手になじんだ。まるで、昔からの相棒のようだ。
さて、装備が揃ったら早速向かうことにしよう。大変な道になるが、なんとか乗り切るしかない。
「いくぞー、
「「おー!」」
「どうしてそんなに鍵、大きいの?」
と、クルルが尋ねると、ルククは
「あー、これね。」
と言って快く返事してくれた。
「俺の義父が力強すぎて折っちゃうんだよね…。」
どんだけ力強いんだ、ルククの義父…。
そんなことを思いながら歩いていると、倉庫にたどり着いた。カチャッ。音を立てて鍵が開く。ギイィと思いドアを開けると、そこにはキラキラ光る綺麗な装備の数々が並んでいた。
防具一式は、壁に掲げられ美しく光っている。
「綺麗だね…。」
「そーだろ?」
ルククは満足げにそう言った。
試しに来てみると、サイズもぴったりだ。
「まるで私たちのために用意されたみたい…。」
心の奥底からそう思うほど、本当にぴったりだったのだ。
「剣にする?弓にする?」
ルククが尋ねる。この世界で魔法が使えるのは魔のつく生き物だけで、私たちや人間、獣人は使えない。だから剣か弓が主な戦闘方法なのだ。
「剣は重くて持てないから、弓にしてもいい?」
「もちろん。なら、俺は剣だな。」
その弓はすぐに手になじんだ。まるで、昔からの相棒のようだ。
さて、装備が揃ったら早速向かうことにしよう。大変な道になるが、なんとか乗り切るしかない。
「いくぞー、
「「おー!」」
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