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第1話 展開が早いって!☆
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「ごめん!サクヤ。俺、会社の後輩とできちゃって」
結婚式の1週間前だった。
呉橋咲夜は愕然とした表情で、恋人の話を聞いていた。
「な、な、なんで?」
動揺しすぎて瞬きが増えすぎる。
おかしい、昨日から二人の新居に住んでるのに。
今日は、足りない物を買いにきたついでの、独身最後のデートのはずなのにーー。
「もう、4ヶ月なんだ……」
「何が?」
浮気の期間がか?
「腹の子が……」
おーまい、がーん!
咲夜は項垂れた。
もはや何も言うことができない。俺のターン、で最強のカードを出された気分だ。
「冗談、でしょー」
「本当なんだー。式のキャンセル料や、家電なんかのお金は返すから」
恋人は頭を下げた。
そういう問題だけじゃないんだけどーー。
天国から地獄に突き落とされ、呆然としかできない咲夜に、恋人は言った。
「今日の晩には出ていってくれ。明日から、あいつが住むからー」
はー?
咲夜は恋人を睨みつけた。
おまえがそれを言う?という気分だ。
咲夜は立ち上がり、トレイの上に置かれたカップを脇に避難させ、恋人の頭をトレイではたき落とした。
「さよなら、くそ男!赤ちゃん、本当にあんたの子ならいいわね!」
咲夜はおしゃれなカフェを足早に出た。
なんで、自分の子だって信じるんだろう。自分の腹にいないのに。
結局、ただ浮気相手に本気になっただけ。自分は振られた、それだけなのだ。
「ちくしょう!ふざけんなぁ!」
咲夜は泣きながら走った。
うえーん、うえーん、ひどいよー。
あんまりだ!
「あ、あんたぁ!」
誰を呼びとめたのか、焦った声に咲夜は前を見た。
目の前で子供にナイフを振り上げる男がいた。咲夜は子供に抱きつき、男から庇った。
瞬間、腹部にひどい痛みが走った。
「ッ!」
それは、何度も繰り返された。咲夜は恐ろしさのあまり、目が開けられなかった。
ゆっくりと意識が遠のいていくー。
何で?さっきまで、あんなに幸せだったのにーー。
パトカーのサイレンが遠くに聞こえたーー。
その日の夕方のニュースで、『通り魔から子供を庇って会社員の女性が死亡』、という報道があったらしいが、咲夜は見ることができなかった。
なぜならば、現在咲夜は、まったく別の場所にいるからだ。
「はい?」
目を覚ませば豪華な天蓋付きベッドで酒を飲んでいる。かなり飲んだのか、くらくらを通り越して危険ゾーンに入っている。
「へー、なんでよー」
ショックのあまりイケメンの胸にでも飛び込んで、刺激的な夜でも過ごしたのかしらー。
「失礼します。サキナ様」
「はいっ」
声をかけられてビクッとなる。
あれ?声が低い?
「もうやけ酒はおやめください。旦那様もいまは意地をはって愛人のところにいるだけです。いつかはサキナ様の元に来てくださりますから」
何いってんのこのお兄さん。
咲夜は考えた。そして気づいた。股に何かがあることをーー。お兄さんに見られないように毛布の中に手を入れ確認する。
あ、ある!いままで吸ったもんだしていたブツが、自分の股についている。
「本当にひどい話でございます。ラース大公にもっとも愛された愛孫様であるサキナ様が、結婚初夜にほって置かれるなんて!わたくし、悔しゅうございます!サキナ様もなぜ文句のひとつも言われないのですか!」
近くにあった鏡にうつるのは見知らぬ少年。美しい金髪に翡翠のような瞳。完璧なウィーン少年合唱団OBだ。
あ、そうだ。私、じゃない、ぼくはサキナ。
サキナ・アーシェラ・ド・ラース。
大陸の英雄と言われた祖父ラース大公の孫だ。
咲夜の記憶が薄れ、サキナの記憶がはっきりと浮かんでくる。
この世界ではあるときから女性が極端に生まれなくなった。このままでは人類が滅亡すると魔法科学を異常に発展させ、なんと男の中でも妊娠出産ができる種を生みだすことに成功したのだ。
生める種は額に花びらのような3つのアザをもって生まれることから、アザ花種と呼ばれる。
サキナはこのアザをもって生まれたため、大変祖父に可愛がられた。孫が25人もいるのにアザ花種は8人だけ。祖父は良い子供を増やしたいと、18歳になるサキナの婿探しを慎重に行った。
祖父は強い男が好きだ。身分に関係なく強さで勲章や位を与えることも多い。その祖父がサキナの婿にどうかと選んだのがエドアルド・リッツ・ブルースティッツ伯爵子息だ。
ラース大公の子飼いの十貴族のうちのひとつで、由緒正しい家柄だ。本人も剣の達人で、数々の武勲をあげている。
彼に嫁いでたくさん子を産むように言われてきたのに、初日から愛人に旦那を奪われている。
サキナははじめて飲む酒の力を借りて自分を慰めようとして、倒れてしまった。
ーー急性アルコール中毒だったんだろうな。
そしてなぜか、咲夜はサキナになってしまった、ということだ。
お祖父様に何て言おうーー。
サキナの念が強く残っている。祖父への尊敬と恐れの念だ。
くそっ。
いま頃旦那はサキナの気持ちも知らずに、愛人とおせっせしているかと思うと、怒りで卒倒しそうだ。咲夜の婚約者とかぶり怒り倍増だ。
裏切り者め!目にもの見せてやる!
「レイン。ちょっと部屋から出て」
サキナは大公領地から自分についてきた侍従レインに命じた。
「変な考えは起こしませんよね?」
レインがおそるおそる聞いた。
もう起こした後なのよ、とは言えずにサキナは微笑んだ。ラース大公の華とも言われる自分の笑みだ。レインは顔を赤らめながら下がっていく。
レインが部屋から出ると、サキナは飾り机の上からあるものを取った。
「ふふふふっ」
エドアルドは銀の髪を揺らしながら、愛人のノエルと楽しんでいる最中だった。
今日来たサキナについては考えないようにしている。
そもそも断れない相手からの縁談だ。受けるしか道がなかった。愛する気も愛し合う気もない。
だが、夜の行為がないことをラース大公に告げ口されると厄介だーー。
「エドアルド様……」
かわいらしくノエルが揺れる。その腰をつかみ下から突き上げる。
バァン!
勢いよく寝室のドアが開き、ローブ姿のサキナが姿を見せた。
「な、なんだ!」
「きゃあ!」
二人は慌てるがサキナは無言でベッドに近付き、目を見開いているノエルを、どーん、と押した。
ノエルはベッドから転げ落ちる。
サキナは黙ったまま、エドアルドの湿ったものを握り、裏スジを親指でくるくるとまわした。
「あっ!」
エドアルドの腰が浮く。
「お、おい!」
と、口では拒絶するが身体が敏感に反応する。先ほどよりしっかり硬くなったそれを、こんなもんか、という目で見て、エドアルドの上にサキナは乗った。
「なっ!」
突き飛ばそうとした。だが、サキナの中が気持ちが良すぎて少し動かされただけで、エドアルドはイッてしまったのだ。
あまりの早さにサキナは呆れた顔をした。そしてゆっくりと腰を揺すりはじめる。ゆっくりなのに、中がエドアルドのものを包み込んで動き、たまらなく感じてしまう。
「ちょ、ちょっと!旦那様!」
ノエルの声が聞こえたが、もうどうにもできなかった。
同じ体位でエドアルドは3回もイッてしまい、我に返ったときにはサキナは身体から離れていた。
「ごちそうさまでした。では、続きをどうぞ」
そう言い捨てて、寝室から出ていく。
「まて!どういうつもりだ!」
「え?子種が欲しかっただけですけど」
正直にサキナは答えた。エドアルドが言葉に詰まる。
「まあ残念ではありますよ。お祖父様が大公の鷹とおっしゃるからどんな素敵な人かと思っていたら、ただの優柔不断の早漏とは」
サキナは冷たい目でエドアルドを見て、その場を去った。早漏は言い過ぎたかな、と反省しながら。
結婚式の1週間前だった。
呉橋咲夜は愕然とした表情で、恋人の話を聞いていた。
「な、な、なんで?」
動揺しすぎて瞬きが増えすぎる。
おかしい、昨日から二人の新居に住んでるのに。
今日は、足りない物を買いにきたついでの、独身最後のデートのはずなのにーー。
「もう、4ヶ月なんだ……」
「何が?」
浮気の期間がか?
「腹の子が……」
おーまい、がーん!
咲夜は項垂れた。
もはや何も言うことができない。俺のターン、で最強のカードを出された気分だ。
「冗談、でしょー」
「本当なんだー。式のキャンセル料や、家電なんかのお金は返すから」
恋人は頭を下げた。
そういう問題だけじゃないんだけどーー。
天国から地獄に突き落とされ、呆然としかできない咲夜に、恋人は言った。
「今日の晩には出ていってくれ。明日から、あいつが住むからー」
はー?
咲夜は恋人を睨みつけた。
おまえがそれを言う?という気分だ。
咲夜は立ち上がり、トレイの上に置かれたカップを脇に避難させ、恋人の頭をトレイではたき落とした。
「さよなら、くそ男!赤ちゃん、本当にあんたの子ならいいわね!」
咲夜はおしゃれなカフェを足早に出た。
なんで、自分の子だって信じるんだろう。自分の腹にいないのに。
結局、ただ浮気相手に本気になっただけ。自分は振られた、それだけなのだ。
「ちくしょう!ふざけんなぁ!」
咲夜は泣きながら走った。
うえーん、うえーん、ひどいよー。
あんまりだ!
「あ、あんたぁ!」
誰を呼びとめたのか、焦った声に咲夜は前を見た。
目の前で子供にナイフを振り上げる男がいた。咲夜は子供に抱きつき、男から庇った。
瞬間、腹部にひどい痛みが走った。
「ッ!」
それは、何度も繰り返された。咲夜は恐ろしさのあまり、目が開けられなかった。
ゆっくりと意識が遠のいていくー。
何で?さっきまで、あんなに幸せだったのにーー。
パトカーのサイレンが遠くに聞こえたーー。
その日の夕方のニュースで、『通り魔から子供を庇って会社員の女性が死亡』、という報道があったらしいが、咲夜は見ることができなかった。
なぜならば、現在咲夜は、まったく別の場所にいるからだ。
「はい?」
目を覚ませば豪華な天蓋付きベッドで酒を飲んでいる。かなり飲んだのか、くらくらを通り越して危険ゾーンに入っている。
「へー、なんでよー」
ショックのあまりイケメンの胸にでも飛び込んで、刺激的な夜でも過ごしたのかしらー。
「失礼します。サキナ様」
「はいっ」
声をかけられてビクッとなる。
あれ?声が低い?
「もうやけ酒はおやめください。旦那様もいまは意地をはって愛人のところにいるだけです。いつかはサキナ様の元に来てくださりますから」
何いってんのこのお兄さん。
咲夜は考えた。そして気づいた。股に何かがあることをーー。お兄さんに見られないように毛布の中に手を入れ確認する。
あ、ある!いままで吸ったもんだしていたブツが、自分の股についている。
「本当にひどい話でございます。ラース大公にもっとも愛された愛孫様であるサキナ様が、結婚初夜にほって置かれるなんて!わたくし、悔しゅうございます!サキナ様もなぜ文句のひとつも言われないのですか!」
近くにあった鏡にうつるのは見知らぬ少年。美しい金髪に翡翠のような瞳。完璧なウィーン少年合唱団OBだ。
あ、そうだ。私、じゃない、ぼくはサキナ。
サキナ・アーシェラ・ド・ラース。
大陸の英雄と言われた祖父ラース大公の孫だ。
咲夜の記憶が薄れ、サキナの記憶がはっきりと浮かんでくる。
この世界ではあるときから女性が極端に生まれなくなった。このままでは人類が滅亡すると魔法科学を異常に発展させ、なんと男の中でも妊娠出産ができる種を生みだすことに成功したのだ。
生める種は額に花びらのような3つのアザをもって生まれることから、アザ花種と呼ばれる。
サキナはこのアザをもって生まれたため、大変祖父に可愛がられた。孫が25人もいるのにアザ花種は8人だけ。祖父は良い子供を増やしたいと、18歳になるサキナの婿探しを慎重に行った。
祖父は強い男が好きだ。身分に関係なく強さで勲章や位を与えることも多い。その祖父がサキナの婿にどうかと選んだのがエドアルド・リッツ・ブルースティッツ伯爵子息だ。
ラース大公の子飼いの十貴族のうちのひとつで、由緒正しい家柄だ。本人も剣の達人で、数々の武勲をあげている。
彼に嫁いでたくさん子を産むように言われてきたのに、初日から愛人に旦那を奪われている。
サキナははじめて飲む酒の力を借りて自分を慰めようとして、倒れてしまった。
ーー急性アルコール中毒だったんだろうな。
そしてなぜか、咲夜はサキナになってしまった、ということだ。
お祖父様に何て言おうーー。
サキナの念が強く残っている。祖父への尊敬と恐れの念だ。
くそっ。
いま頃旦那はサキナの気持ちも知らずに、愛人とおせっせしているかと思うと、怒りで卒倒しそうだ。咲夜の婚約者とかぶり怒り倍増だ。
裏切り者め!目にもの見せてやる!
「レイン。ちょっと部屋から出て」
サキナは大公領地から自分についてきた侍従レインに命じた。
「変な考えは起こしませんよね?」
レインがおそるおそる聞いた。
もう起こした後なのよ、とは言えずにサキナは微笑んだ。ラース大公の華とも言われる自分の笑みだ。レインは顔を赤らめながら下がっていく。
レインが部屋から出ると、サキナは飾り机の上からあるものを取った。
「ふふふふっ」
エドアルドは銀の髪を揺らしながら、愛人のノエルと楽しんでいる最中だった。
今日来たサキナについては考えないようにしている。
そもそも断れない相手からの縁談だ。受けるしか道がなかった。愛する気も愛し合う気もない。
だが、夜の行為がないことをラース大公に告げ口されると厄介だーー。
「エドアルド様……」
かわいらしくノエルが揺れる。その腰をつかみ下から突き上げる。
バァン!
勢いよく寝室のドアが開き、ローブ姿のサキナが姿を見せた。
「な、なんだ!」
「きゃあ!」
二人は慌てるがサキナは無言でベッドに近付き、目を見開いているノエルを、どーん、と押した。
ノエルはベッドから転げ落ちる。
サキナは黙ったまま、エドアルドの湿ったものを握り、裏スジを親指でくるくるとまわした。
「あっ!」
エドアルドの腰が浮く。
「お、おい!」
と、口では拒絶するが身体が敏感に反応する。先ほどよりしっかり硬くなったそれを、こんなもんか、という目で見て、エドアルドの上にサキナは乗った。
「なっ!」
突き飛ばそうとした。だが、サキナの中が気持ちが良すぎて少し動かされただけで、エドアルドはイッてしまったのだ。
あまりの早さにサキナは呆れた顔をした。そしてゆっくりと腰を揺すりはじめる。ゆっくりなのに、中がエドアルドのものを包み込んで動き、たまらなく感じてしまう。
「ちょ、ちょっと!旦那様!」
ノエルの声が聞こえたが、もうどうにもできなかった。
同じ体位でエドアルドは3回もイッてしまい、我に返ったときにはサキナは身体から離れていた。
「ごちそうさまでした。では、続きをどうぞ」
そう言い捨てて、寝室から出ていく。
「まて!どういうつもりだ!」
「え?子種が欲しかっただけですけど」
正直にサキナは答えた。エドアルドが言葉に詰まる。
「まあ残念ではありますよ。お祖父様が大公の鷹とおっしゃるからどんな素敵な人かと思っていたら、ただの優柔不断の早漏とは」
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