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魔法騎士大演習とそれぞれの思惑編(長編)
第107話 自分の願い
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「あっ!ヤバっ!アレク!魔蝕だよ!」
「ーーわかった」
日が落ちる前に、魔蝕が発生した。アジャハン国、プルウィア領だ。
「ーーおなじみになってきたな」
「今年は何年かに一度の大雨季らしい」
琉生斗に服を着せながらアレクセイが言う。
「へぇー。それって、気候が魔蝕に影響するのか、魔蝕が気候に影響するのかどっちなんだろうな」
アレクセイの目が開かれた。
「なるほど、そうだなーー」
「あー、研究するとこないか。聖女の日誌でもちゃんと読むよ」
ふたりは魔蝕の浄化に向かった。
「雷鳥!風鳥!氷鳥!光鳥!海鳥!」
美花から、色とりどりの力をもった魔法鳥が放たれた。
対峙するのはいままでよりも、巨大なデスビーストハードだ。ドラゴンの頭部に尾。鋼のような胴体には獅子の顔がいくつもあり、それらが常に火を噴いている。
「う~ん。弱点じゃねえな!」
汗をぬぐう暇もない。
「魔法が駄目なら削り続けるのみ!」
トルイストが剣の強度をあげる魔法をかけた。
「一点を狙うぞ!ファウラ!」
「はい!最高位の結界を張ります!生命尽きるまで削ってください!」
「うすっ!」
ファウラの結界に身体を護られ、炎は一切効かず、振り下ろされる腕もはね返す。
「おりゃ!おりゃ!おりゃーー!」
とにかく斬る。トルイストの猛攻に東堂も続いた。傷がいつの間にか回復する。美花が治癒魔法もかけているのだろう。
すごい奴だ。
「みんな、すげぇー!」
聖剣をきつく握りしめる。
いつまでもこのひと達とともに戦いたい。戦っていたい。
それが自分の願いだーー。
「よし!いけるぞ!」
「ミハナ!結界を!」
「はい!」
身体にかかる幾重もの結界。
デスビーストの腕が東堂を吹き飛ばした。結界に護られ、地面にバウンドする。回転して身体を戻し、また向かって行く。
「カッコいいーー!」
「すごい!トードォ!」
「ホント!」
「ステキ!」
「さすが、アスラーン様が目をつけるだけはありますね」
マルテスが溜め息をついた。
「もしものときは、覚悟を決めますか……」
「おりゃー!」
夜が深くなる。それでも戦いは終わらなかった。
「こいつを倒さなければ、逆転はない!」
「アジャハンの残った魔法騎士が、ノーマルを倒しているかもしれませんしね」
「うすっ!今度は士長達の出る幕なんかつくらないっすよ!」
頼もしく青年は駆け出した。
「トードォーー」
「本当に貴方はーー」
英雄のようだーー。
ーーあたしだってーー。負けてられないわ!
「熾天使の光!」
放ったのは美花。習得不能といわれる天使魔法だ。
巨大な光線が東堂より疾くデスビーストに直撃した。間髪入れずに東堂も胴体を削る。
「破ぁぁぁーーー!」
消し飛べぇ!
鋼の胴体が飛んだ。
「あっ!」
「や、やった!」
ぐるおおぁぁぁぁぁーー!
耳を塞ぎたくなる断末魔に、皆顔をしかめる。
汗を手で払い、東堂は吠えた。
「よっしゃあぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」
美花がへたり込むのをファウラが気づかう。だが、その彼も剣も握れないほどに疲れ切っている。
トルイストが宝石を取り出した。
「ーーすごいダイヤモンドだな」
「こ、これで逆転できますよね!時間いけますか!」
「あいつらが、どうでるかだがーー」
トルイストが肩で息をしながら竜騎士達を睨んだ。
「くそっ!襲ってくるかな」
もう、戦えない。
来られたら、終わりだ。
「!」
美花は驚愕した。
ーーそれは闇から姿をあらわした。
暗くおぞましい闇の王。
「ーー亡霊王……」
東堂が息をのんだ。あのときの圧倒的な闇がそこにいる。
「嘘!」
美花とファウラにむかって大剣が動いた。
身体が言うことをきかない中、ファウラは美花を庇うように抱きしめた。
「ファウラ様!」
残った魔力で結界を張るしかーー。
「ひゃあ!」
「無理です!」
竜騎士達が美花達の前に立ち、結界を張った。
だが、あまりの攻撃の強さにいともたやすく結界が破壊される。
「どうして?」
イスラとフェリカが美花達を抱えて飛ぶ。
「もう、あなた達リタイアでしょ?」
「非戦闘員は安全な場所に運ばないと!」
美花達はそのまま救護テントに運ばれていく。
「なんででてくるかなー」
頬が勝手に引きつっていく。
「何とか逃げるぞ!」
「足が動きません!」
東堂は泣いている。
トルイストも泣きたい気持ちだ。
「もう、時間のはずだ!」
「まだ、五分もありますよぉ!」
マルテスが結界を張りながら叫んだ。
「とにかく、逃げるぞ!」
「置いてってくださいー」
腕もあがらない。聖剣を持つ手が震えている。
「結界が、もう持ちません!」
「逃げられますかぁ!?」
サヘラが悲痛な声で叫んだ。
「トードォ!もう少しだ!」
「トードォ殿!飛びますよ!」
タルティンが結界をマルテスとオルシカとサヘラにまかせてこちらに来た。
『魔法封じ』
血の気が引くとはこのことだろう。
全身から生気が抜けるのを感じる。
東堂は、死を覚悟した。
トルイストが東堂を庇うように、ガクガクと痙攣をおこす腕で剣をかまえる。
三人分の強固な結界が消えていく。
竜騎士達の顔は青ざめ、腰が落ちる。
『ーー破壊の渦……』
亡霊王が魔法を放つーー。
「くそおぉぉぉぉぉーー!」
東堂は、足掻くように叫んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いつも、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
後、2、3話で魔法騎士大演習編が終わります。
次は、アレクセイが悪神を斬りに暗黒大陸に行く『神殺し編』です。
どうぞ、よろしくお願い致します。
「ーーわかった」
日が落ちる前に、魔蝕が発生した。アジャハン国、プルウィア領だ。
「ーーおなじみになってきたな」
「今年は何年かに一度の大雨季らしい」
琉生斗に服を着せながらアレクセイが言う。
「へぇー。それって、気候が魔蝕に影響するのか、魔蝕が気候に影響するのかどっちなんだろうな」
アレクセイの目が開かれた。
「なるほど、そうだなーー」
「あー、研究するとこないか。聖女の日誌でもちゃんと読むよ」
ふたりは魔蝕の浄化に向かった。
「雷鳥!風鳥!氷鳥!光鳥!海鳥!」
美花から、色とりどりの力をもった魔法鳥が放たれた。
対峙するのはいままでよりも、巨大なデスビーストハードだ。ドラゴンの頭部に尾。鋼のような胴体には獅子の顔がいくつもあり、それらが常に火を噴いている。
「う~ん。弱点じゃねえな!」
汗をぬぐう暇もない。
「魔法が駄目なら削り続けるのみ!」
トルイストが剣の強度をあげる魔法をかけた。
「一点を狙うぞ!ファウラ!」
「はい!最高位の結界を張ります!生命尽きるまで削ってください!」
「うすっ!」
ファウラの結界に身体を護られ、炎は一切効かず、振り下ろされる腕もはね返す。
「おりゃ!おりゃ!おりゃーー!」
とにかく斬る。トルイストの猛攻に東堂も続いた。傷がいつの間にか回復する。美花が治癒魔法もかけているのだろう。
すごい奴だ。
「みんな、すげぇー!」
聖剣をきつく握りしめる。
いつまでもこのひと達とともに戦いたい。戦っていたい。
それが自分の願いだーー。
「よし!いけるぞ!」
「ミハナ!結界を!」
「はい!」
身体にかかる幾重もの結界。
デスビーストの腕が東堂を吹き飛ばした。結界に護られ、地面にバウンドする。回転して身体を戻し、また向かって行く。
「カッコいいーー!」
「すごい!トードォ!」
「ホント!」
「ステキ!」
「さすが、アスラーン様が目をつけるだけはありますね」
マルテスが溜め息をついた。
「もしものときは、覚悟を決めますか……」
「おりゃー!」
夜が深くなる。それでも戦いは終わらなかった。
「こいつを倒さなければ、逆転はない!」
「アジャハンの残った魔法騎士が、ノーマルを倒しているかもしれませんしね」
「うすっ!今度は士長達の出る幕なんかつくらないっすよ!」
頼もしく青年は駆け出した。
「トードォーー」
「本当に貴方はーー」
英雄のようだーー。
ーーあたしだってーー。負けてられないわ!
「熾天使の光!」
放ったのは美花。習得不能といわれる天使魔法だ。
巨大な光線が東堂より疾くデスビーストに直撃した。間髪入れずに東堂も胴体を削る。
「破ぁぁぁーーー!」
消し飛べぇ!
鋼の胴体が飛んだ。
「あっ!」
「や、やった!」
ぐるおおぁぁぁぁぁーー!
耳を塞ぎたくなる断末魔に、皆顔をしかめる。
汗を手で払い、東堂は吠えた。
「よっしゃあぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」
美花がへたり込むのをファウラが気づかう。だが、その彼も剣も握れないほどに疲れ切っている。
トルイストが宝石を取り出した。
「ーーすごいダイヤモンドだな」
「こ、これで逆転できますよね!時間いけますか!」
「あいつらが、どうでるかだがーー」
トルイストが肩で息をしながら竜騎士達を睨んだ。
「くそっ!襲ってくるかな」
もう、戦えない。
来られたら、終わりだ。
「!」
美花は驚愕した。
ーーそれは闇から姿をあらわした。
暗くおぞましい闇の王。
「ーー亡霊王……」
東堂が息をのんだ。あのときの圧倒的な闇がそこにいる。
「嘘!」
美花とファウラにむかって大剣が動いた。
身体が言うことをきかない中、ファウラは美花を庇うように抱きしめた。
「ファウラ様!」
残った魔力で結界を張るしかーー。
「ひゃあ!」
「無理です!」
竜騎士達が美花達の前に立ち、結界を張った。
だが、あまりの攻撃の強さにいともたやすく結界が破壊される。
「どうして?」
イスラとフェリカが美花達を抱えて飛ぶ。
「もう、あなた達リタイアでしょ?」
「非戦闘員は安全な場所に運ばないと!」
美花達はそのまま救護テントに運ばれていく。
「なんででてくるかなー」
頬が勝手に引きつっていく。
「何とか逃げるぞ!」
「足が動きません!」
東堂は泣いている。
トルイストも泣きたい気持ちだ。
「もう、時間のはずだ!」
「まだ、五分もありますよぉ!」
マルテスが結界を張りながら叫んだ。
「とにかく、逃げるぞ!」
「置いてってくださいー」
腕もあがらない。聖剣を持つ手が震えている。
「結界が、もう持ちません!」
「逃げられますかぁ!?」
サヘラが悲痛な声で叫んだ。
「トードォ!もう少しだ!」
「トードォ殿!飛びますよ!」
タルティンが結界をマルテスとオルシカとサヘラにまかせてこちらに来た。
『魔法封じ』
血の気が引くとはこのことだろう。
全身から生気が抜けるのを感じる。
東堂は、死を覚悟した。
トルイストが東堂を庇うように、ガクガクと痙攣をおこす腕で剣をかまえる。
三人分の強固な結界が消えていく。
竜騎士達の顔は青ざめ、腰が落ちる。
『ーー破壊の渦……』
亡霊王が魔法を放つーー。
「くそおぉぉぉぉぉーー!」
東堂は、足掻くように叫んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いつも、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
後、2、3話で魔法騎士大演習編が終わります。
次は、アレクセイが悪神を斬りに暗黒大陸に行く『神殺し編』です。
どうぞ、よろしくお願い致します。
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