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アジャハン国の王太子とラッキースケベについて。編
番外編 ばかふたり
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アレクセイとラルジュナは黄昏ていた。
「ねえ、アリョーシャー」
「ーーなんだ?」
「知らない事って、まだまだあるんだねー」
「ーーああ」
二人はかつての学舎、アジャハン学院の屋上で空を眺めている。
「よく授業サボってここで遊んだよねー」
「ーーああ」
「アリョーシャー」
「ーーなんだ?」
「ボク、たいがいの事には動じないって思ってたんだけどーー、それはボクの思いあがりだったみたいだよー」
「そうだな」
ラルジュナが遠い目をしている。
アレクセイはうわの空で返事をしていた。
「ねえ、アリョーシャー。王都にアイの前横丁があるんだけど、行ってみないー?」
「ーー何故だ?」
アレクセイは首を傾げた。
アイの前横丁。
アイの前、とはーー。
「ーーセクシーランジェリーの店があるんだってー」
アレクセイは手で頭を押さえた。
「ーー行く」
「だよねー、行こうー」
そう、Iの前にはやっぱりHだ。
二人ははり切って、でかけたらしいーー。
「ねえ、アリョーシャー」
「ーーなんだ?」
「知らない事って、まだまだあるんだねー」
「ーーああ」
二人はかつての学舎、アジャハン学院の屋上で空を眺めている。
「よく授業サボってここで遊んだよねー」
「ーーああ」
「アリョーシャー」
「ーーなんだ?」
「ボク、たいがいの事には動じないって思ってたんだけどーー、それはボクの思いあがりだったみたいだよー」
「そうだな」
ラルジュナが遠い目をしている。
アレクセイはうわの空で返事をしていた。
「ねえ、アリョーシャー。王都にアイの前横丁があるんだけど、行ってみないー?」
「ーー何故だ?」
アレクセイは首を傾げた。
アイの前横丁。
アイの前、とはーー。
「ーーセクシーランジェリーの店があるんだってー」
アレクセイは手で頭を押さえた。
「ーー行く」
「だよねー、行こうー」
そう、Iの前にはやっぱりHだ。
二人ははり切って、でかけたらしいーー。
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