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アジャハン国の王太子とラッキースケベについて。編
番外編 最後の晩餐
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「ヒョウマー、ご飯行こう~♪」
「ーー行かない」
「なんでー?デートだよー!」
「せめて、激辛店はやめて」
「えー!全然辛くなかったよねー?」
「ヒョウマ、私と海鮮焼きでも食べに行くか?」
「行きます!」
「えー!」
「ヒョウマといいルートといい、焼いただけのものが好きだな」
「バーベキュー国民なんで」
「ひどいよー、ボクの作ったもの食べてくれないしー」
しくしく。
「僕だって作るけど、ジュナも食べないよね?」
「だってー、味がしないんだもん~」
「おまえの食事はマグマでも食べてるみたいで、見れたものじゃないな」
「あんまりだよー。お店のひとに謝れー!」
「なになに?何の話?」
「アス王太子のところで、海鮮焼くの」
「おれも行く!」
「ああ、いいぞ」
「カニ焼いて!」
「ああ。毛ガニもあるぞ」
「ひゃあ!カニみそ!」
「ーー待て、ルート」
呪いにより、カニを見るのもだめな旦那様が妻をとめる。
「待ちません」
「また、けんかでもしたの?」
「ケンカぐらいするよ。じいちゃんがクリスの結婚式でパイプオルガン弾いてもいいって言ってくれたんだけどさ」
「ーーすねたんだね」
「いいじゃんな!めったに弾かせてもらえないのに!」
「あんな心の狭い奴はほっておこう。ヒョウマ、ホタテもあるぞ」
「アス王太子、神!」
「よし、ふたりとも。よい晩餐にしよう。最後はふたりを食べてもいいがーー」
あははははははっ!
「すごい、エロいおっさんみてー!」
「ギャグセンスあるね!」
仲良く歩く三人を見て、アレクセイとラルジュナは剣を抜いたそうですーー。
「ーー行かない」
「なんでー?デートだよー!」
「せめて、激辛店はやめて」
「えー!全然辛くなかったよねー?」
「ヒョウマ、私と海鮮焼きでも食べに行くか?」
「行きます!」
「えー!」
「ヒョウマといいルートといい、焼いただけのものが好きだな」
「バーベキュー国民なんで」
「ひどいよー、ボクの作ったもの食べてくれないしー」
しくしく。
「僕だって作るけど、ジュナも食べないよね?」
「だってー、味がしないんだもん~」
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「なになに?何の話?」
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「おれも行く!」
「ああ、いいぞ」
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「ーー待て、ルート」
呪いにより、カニを見るのもだめな旦那様が妻をとめる。
「待ちません」
「また、けんかでもしたの?」
「ケンカぐらいするよ。じいちゃんがクリスの結婚式でパイプオルガン弾いてもいいって言ってくれたんだけどさ」
「ーーすねたんだね」
「いいじゃんな!めったに弾かせてもらえないのに!」
「あんな心の狭い奴はほっておこう。ヒョウマ、ホタテもあるぞ」
「アス王太子、神!」
「よし、ふたりとも。よい晩餐にしよう。最後はふたりを食べてもいいがーー」
あははははははっ!
「すごい、エロいおっさんみてー!」
「ギャグセンスあるね!」
仲良く歩く三人を見て、アレクセイとラルジュナは剣を抜いたそうですーー。
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