271 / 307
王太子日和編
第59話 婚約お披露目会で主役より目立つふたり
しおりを挟む
「ーーアレクセイは?」
アダマスが側に控える近衛兵長パボンに尋ねた。
クリステイルと花蓮は貴族達から挨拶を受けている。にこやかにしてはいるが、少し休ませたいところだ。
だが、ご学友にも祝いの言葉をもらい、とても嬉しそうな息子の顔に、アダマスは目を細める。
「まだのようです。今年は魔蝕の発生が異常らしいですので、聖女様のお身体が心配ですね」
「そうだな……。誰もどうにもできん……。アレクセイが支えているだろうがーー」
「あら、入り口がざわついてましてよ」
ラズベリーの言葉につられアダマスも入り口を見た。
ざわめきと共に会場に入ってきたのは、自国の第一王子夫妻だ。二人が並ぶ姿に、あちらこちらから溜め息が聞こえた。
「まぁ、きれい!」
「素敵ー!」
女性達の悲鳴のような歓声が会場内に響いた。アダマスは苦笑する。
琉生斗は元の世界の漢服をアレンジした白銀の衣装を着ていた。襟には黒い花の刺繍を入れている。銀色の帯の下の蔽膝(前掛け)には、時空竜の女神様の刺繍が入っており、裳(スカート)はダンスの事を考えてやや短めだ。
髪の毛にさした花のかんざしは、アレキサンドライトに真珠を加えたアレクセイの手作りで、彼はこれをラルジュナに相談して作った。
しかし、皆が驚いたのはアレクセイの衣装だ。妻の服装に合わせて紺色のコートの襟を重ねて帯で留め、裾もいつもの正装より長めにしている。
「元がいいから何でも似合うわね~」
今日は魔法騎士ではなく、公爵家の婚約者としてドレスを着ている美花が、我ながらやったわ、とガッツポーズだ。
ウエディングドレスと並行して作っていた漢服アレンジ衣装は、これならドレスよりはマシ、と本人も首を縦に振るしかなかった。
兵馬に言われてアレクセイの服を琉生斗に合わせてアレンジしたが、見た目が麗しすぎる。
アレクセイの衣装係には、ぶーぶー、言われたが、これからは何というか楽しみだ。
「ミハナがあの服を作ったんですか?」
貴族の正装を着たファウラが目を丸くしている。
「ほとんどイメージだけです。パターンは兵馬が引いてくれたんで、後はみんなでひたすら刺繍ですよ」
肩凝りました、と美花は笑った。
二人はアダマスとクリステイルにお辞儀をしてから、用意された席の前に立った。
合わせて会場内の人々に頭を下げる。
われんばかりの拍手が巻き起こった。
「ん?今日は長椅子なんだ」
琉生斗は椅子を見てつぶやいた。
「殿下の希望だよ」
後ろから兵馬が答える。
「おっ、花蓮大丈夫か?」
「なんとかね。ーー花蓮、アシリッシ辺境伯、最近娘のリョーナが結婚してるーー」
兵馬が小型通信機で、貴族の名前を花蓮に教えていた。花蓮もそれを聞いて頷き、にこにこと挨拶をしている。
「うまいこと考えたなーー」
感心しながら琉生斗は、アレクセイに寄りそうように座る。
「あっ、殿下にはお酒は出さないでください!」
給仕に兵馬が指示を出した。
「うん。そこは大事だな」
「ーー少しなら」
「離婚するぞ」
嫌だ、とアレクセイは残念そうに言った。
「しかし、クリスはああいうのは得意だよな」
「帝王学の分野だからな」
あっ、そうか。訓練してるのね。
「ただの甘ったれ坊っちゃんじゃなかったんだ」
「王太子は苦労人だよ。父親と兄が自由人すぎるし」
兵馬の言葉に、自由人な兄は首を傾げた。
「花蓮、その人は、ピッツバルグさん。大丈夫ー?……花蓮も疲れてきてるねー」
「もうすぐかーー」
挨拶に並ぶ者も少なくなってきた。
そのとき、琉生斗達の目の前に、筆頭公爵家のハーベスター公爵リーフが立った。
「失礼。仲睦まじい事、結構でございますな」
アレクセイに向かって、傲岸不遜に言い放つ。自分の方が身分は上とでも、思っているのかもしれない。
「ええ」
もっとも、それを気にするようなアレクセイではない。リーフは眉をあげた。
「相変わらず、奥方以外の事には興味がなさそうですね」
「ええ」
正直に答えるアレクセイに、琉生斗と兵馬は苦笑いだ。
「ーーそれにしても、我が家の婚約者の兄君は、とんでもない男ですね」
兵馬が眉をしかめた。
「資産を増やすために、あの方を押さえるとはーー」
金目当てと思われてるーー、兵馬が驚きに目を丸くしている。
「いやはや、恐ろしい真似をなさいますな」
リーフが独り言をいいながら去っていった。
「なるほど、そう思うヤツもいるんだ」
琉生斗は深く頷いた。
「ーー僕、すごい悪い奴じゃん」
「表面しか知らないヤツからしたら、超悪女兵馬様だな」
「金目当てで元王太子に言い寄る人間かー。僕の評判も地に落ちたもんだね。僕で落ちる王太子がだめなんだろうけどーー、ルート」
「ん?」
兵馬が貴族の列を見て、目を細める。
「後ろから三番目のひと見た事ある?」
ちょうど警備をしている東堂の近くにいる青年を見るが、琉生斗には覚えがない。自分達より十歳は年上であろう。貴族の服は着ているが身体には合っていなかった。
緊張した面持ちで、挨拶の順番を待っている。
「ない。兵士じゃないな」
「貴族でもない」
「え?」
「殿下、気を引いて。その間に東堂に連れ出してもらうから」
「ああ」
兵馬が東堂に精神で話しかける。
気を引くって、こっちに気を引くんだよなーー、どうすんだろ。
「ルート」
アレクセイが琉生斗の顎に手をかけた。
ーーこれか。誰が見んだよ。
琉生斗の目をじっと見つめる。
ーーんっ?視線がくる?
琉生斗の唇が塞がれると、黄色い悲鳴があちこちからあがり、会場がざわめきでいっぱいになる。
やがてざわめきは、水を打ったように静かになっていきーー。
深く重ねたアレクセイの唇が、とても楽しそうに動く。
ーーちょっと待て!舌はやめろぉぉぉ!!!
「ーー殿下、いいよ」
兵馬が小声で言うまでの時間が、長いように思えた。
「ーーもういいのか」
なんで残念そうなんだよ。
「ばかぁ」
琉生斗はアレクセイの腕に抱きついた。
「ーーわかった。見張ってて、もうすぐ行くから。ルート、花蓮のフォローいける?」
「了解」
琉生斗は兵馬から小型通信機を受け取る。アレクセイに付けてもらえば、傍目にはイチャイチャしてるようにしか見えないだろう。
アダマスは呆れた顔でこちらを見ているが、ほとんどの者は微笑ましく笑ってくれているようだ。
「良い国だよな」
「そう思ってもらえるとはーー」
アレクセイが微笑んだ。
アダマスが側に控える近衛兵長パボンに尋ねた。
クリステイルと花蓮は貴族達から挨拶を受けている。にこやかにしてはいるが、少し休ませたいところだ。
だが、ご学友にも祝いの言葉をもらい、とても嬉しそうな息子の顔に、アダマスは目を細める。
「まだのようです。今年は魔蝕の発生が異常らしいですので、聖女様のお身体が心配ですね」
「そうだな……。誰もどうにもできん……。アレクセイが支えているだろうがーー」
「あら、入り口がざわついてましてよ」
ラズベリーの言葉につられアダマスも入り口を見た。
ざわめきと共に会場に入ってきたのは、自国の第一王子夫妻だ。二人が並ぶ姿に、あちらこちらから溜め息が聞こえた。
「まぁ、きれい!」
「素敵ー!」
女性達の悲鳴のような歓声が会場内に響いた。アダマスは苦笑する。
琉生斗は元の世界の漢服をアレンジした白銀の衣装を着ていた。襟には黒い花の刺繍を入れている。銀色の帯の下の蔽膝(前掛け)には、時空竜の女神様の刺繍が入っており、裳(スカート)はダンスの事を考えてやや短めだ。
髪の毛にさした花のかんざしは、アレキサンドライトに真珠を加えたアレクセイの手作りで、彼はこれをラルジュナに相談して作った。
しかし、皆が驚いたのはアレクセイの衣装だ。妻の服装に合わせて紺色のコートの襟を重ねて帯で留め、裾もいつもの正装より長めにしている。
「元がいいから何でも似合うわね~」
今日は魔法騎士ではなく、公爵家の婚約者としてドレスを着ている美花が、我ながらやったわ、とガッツポーズだ。
ウエディングドレスと並行して作っていた漢服アレンジ衣装は、これならドレスよりはマシ、と本人も首を縦に振るしかなかった。
兵馬に言われてアレクセイの服を琉生斗に合わせてアレンジしたが、見た目が麗しすぎる。
アレクセイの衣装係には、ぶーぶー、言われたが、これからは何というか楽しみだ。
「ミハナがあの服を作ったんですか?」
貴族の正装を着たファウラが目を丸くしている。
「ほとんどイメージだけです。パターンは兵馬が引いてくれたんで、後はみんなでひたすら刺繍ですよ」
肩凝りました、と美花は笑った。
二人はアダマスとクリステイルにお辞儀をしてから、用意された席の前に立った。
合わせて会場内の人々に頭を下げる。
われんばかりの拍手が巻き起こった。
「ん?今日は長椅子なんだ」
琉生斗は椅子を見てつぶやいた。
「殿下の希望だよ」
後ろから兵馬が答える。
「おっ、花蓮大丈夫か?」
「なんとかね。ーー花蓮、アシリッシ辺境伯、最近娘のリョーナが結婚してるーー」
兵馬が小型通信機で、貴族の名前を花蓮に教えていた。花蓮もそれを聞いて頷き、にこにこと挨拶をしている。
「うまいこと考えたなーー」
感心しながら琉生斗は、アレクセイに寄りそうように座る。
「あっ、殿下にはお酒は出さないでください!」
給仕に兵馬が指示を出した。
「うん。そこは大事だな」
「ーー少しなら」
「離婚するぞ」
嫌だ、とアレクセイは残念そうに言った。
「しかし、クリスはああいうのは得意だよな」
「帝王学の分野だからな」
あっ、そうか。訓練してるのね。
「ただの甘ったれ坊っちゃんじゃなかったんだ」
「王太子は苦労人だよ。父親と兄が自由人すぎるし」
兵馬の言葉に、自由人な兄は首を傾げた。
「花蓮、その人は、ピッツバルグさん。大丈夫ー?……花蓮も疲れてきてるねー」
「もうすぐかーー」
挨拶に並ぶ者も少なくなってきた。
そのとき、琉生斗達の目の前に、筆頭公爵家のハーベスター公爵リーフが立った。
「失礼。仲睦まじい事、結構でございますな」
アレクセイに向かって、傲岸不遜に言い放つ。自分の方が身分は上とでも、思っているのかもしれない。
「ええ」
もっとも、それを気にするようなアレクセイではない。リーフは眉をあげた。
「相変わらず、奥方以外の事には興味がなさそうですね」
「ええ」
正直に答えるアレクセイに、琉生斗と兵馬は苦笑いだ。
「ーーそれにしても、我が家の婚約者の兄君は、とんでもない男ですね」
兵馬が眉をしかめた。
「資産を増やすために、あの方を押さえるとはーー」
金目当てと思われてるーー、兵馬が驚きに目を丸くしている。
「いやはや、恐ろしい真似をなさいますな」
リーフが独り言をいいながら去っていった。
「なるほど、そう思うヤツもいるんだ」
琉生斗は深く頷いた。
「ーー僕、すごい悪い奴じゃん」
「表面しか知らないヤツからしたら、超悪女兵馬様だな」
「金目当てで元王太子に言い寄る人間かー。僕の評判も地に落ちたもんだね。僕で落ちる王太子がだめなんだろうけどーー、ルート」
「ん?」
兵馬が貴族の列を見て、目を細める。
「後ろから三番目のひと見た事ある?」
ちょうど警備をしている東堂の近くにいる青年を見るが、琉生斗には覚えがない。自分達より十歳は年上であろう。貴族の服は着ているが身体には合っていなかった。
緊張した面持ちで、挨拶の順番を待っている。
「ない。兵士じゃないな」
「貴族でもない」
「え?」
「殿下、気を引いて。その間に東堂に連れ出してもらうから」
「ああ」
兵馬が東堂に精神で話しかける。
気を引くって、こっちに気を引くんだよなーー、どうすんだろ。
「ルート」
アレクセイが琉生斗の顎に手をかけた。
ーーこれか。誰が見んだよ。
琉生斗の目をじっと見つめる。
ーーんっ?視線がくる?
琉生斗の唇が塞がれると、黄色い悲鳴があちこちからあがり、会場がざわめきでいっぱいになる。
やがてざわめきは、水を打ったように静かになっていきーー。
深く重ねたアレクセイの唇が、とても楽しそうに動く。
ーーちょっと待て!舌はやめろぉぉぉ!!!
「ーー殿下、いいよ」
兵馬が小声で言うまでの時間が、長いように思えた。
「ーーもういいのか」
なんで残念そうなんだよ。
「ばかぁ」
琉生斗はアレクセイの腕に抱きついた。
「ーーわかった。見張ってて、もうすぐ行くから。ルート、花蓮のフォローいける?」
「了解」
琉生斗は兵馬から小型通信機を受け取る。アレクセイに付けてもらえば、傍目にはイチャイチャしてるようにしか見えないだろう。
アダマスは呆れた顔でこちらを見ているが、ほとんどの者は微笑ましく笑ってくれているようだ。
「良い国だよな」
「そう思ってもらえるとはーー」
アレクセイが微笑んだ。
12
お気に入りに追加
243
あなたにおすすめの小説
突然異世界転移させられたと思ったら騎士に拾われて執事にされて愛されています
ブラフ
BL
学校からの帰宅中、突然マンホールが光って知らない場所にいた神田伊織は森の中を彷徨っていた
魔獣に襲われ通りかかった騎士に助けてもらったところ、なぜだか騎士にいたく気に入られて屋敷に連れて帰られて執事となった。
そこまではよかったがなぜだか騎士に別の意味で気に入られていたのだった。
だがその騎士にも秘密があった―――。
その秘密を知り、伊織はどう決断していくのか。
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
地味顔陰キャな俺。異世界で公爵サマに拾われ、でろでろに甘やかされる
冷凍湖
BL
人生だめだめな陰キャくんがありがちな展開で異世界にトリップしてしまい、公爵サマに拾われてめちゃくちゃ甘やかされるウルトラハッピーエンド
アルファポリスさんに登録させてもらって、異世界がめっちゃ流行ってることを知り、びっくりしつつも書きたくなったので、勢いのまま書いてみることにしました。
他の話と違って書き溜めてないので更新頻度が自分でも読めませんが、とにかくハッピーエンドになります。します!
6/3
ふわっふわな話の流れしか考えずに書き始めたので、サイレント修正する場合があります。
公爵サマ要素全然出てこなくて自分でも、んん?って感じです(笑)。でもちゃんと公爵ですので、公爵っぽさが出てくるまでは、「あー、公爵なんだなあー」と広い心で見ていただけると嬉しいです、すみません……!
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ぼくは男なのにイケメンの獣人から愛されてヤバい!!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる