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海水浴に行きましょう。編
第5話 海水浴に行きましょう。5
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かき氷を食べた直後、琉生斗は小さな欠伸を漏らした。
「ヒョウマのところで、寝るか?」
アレクセイに尋ねられ、琉生斗は頷いた。
「うん。昼寝する」
赤ん坊か、と美花達は苦笑した。アレクセイは当たり前のように琉生斗を抱き抱える。
「おいー」
「クリス、美味かった」
「はいはい」
あまりの溺愛ぶりに、ミントのご学友達も赤面がとまらない。
「すごいですわね」
ヒッタルナは食い入るように見ている。
「ええ」
目に焼き付けなくては、とイリア。
「愛のある変態よね」
美花と町子は頷きあった。
「あんな、ハンサムなのに、彼女とかどうしてたんだろ?」
美花が聞くと、クリステイルは吹き出した。
「嫌な事聞きますねー」
「王太子、知らないの?」
クリステイルは肩を竦めた。
「残念ながら、私に話す兄じゃありません」
そうよねーー、と納得されるのも腹立たしいが、ラルジュナやアスラーンぐらいじゃないと知らないだろう。
「あぁ、レノラさんなら、聞いてるんじゃないですか?」
アンダーソニーの娘なら、耳に入る事もあるかもしれない。しかし、レノラは首を振った。
「父は殿下方の話は家でしません」
それもそうだ。
「おまえ相手するか、と父に冗談で言われた事はありますが、あのときの殿下の目は、心底父を軽蔑してましたねーー」
わたしも嫌だって、とレノラは言った。
「レノラさん、殿下は嫌なんですか?」
美花の問いに、レノラは力強く頷いた。
「細いのは無理だわ。わたし、ヤヘル団将ファンだもの」
赤くなったレノラに、ベルガモットは賛同する。
「あの筋肉は素晴らしいですわよね」
「そうなんです!筋肉が、もう筋肉が浮いててー」
キャピキャピのレノラを見て、美花は引いた。
「じゃあ、ファウラ様はーー」
「糸目の優男は、ちょっとーー」
「あれを好きな女性は特殊ですわよね」
ベルガモットは自分と似ていない弟を、ばっさりと斬り捨てた。
「トルイスト師団長こそ、変人じゃないですかー」
美花はぶうたれた。
「そんな事はありませんわ。主人はとても誠実な人なんですのよ」
「ファウラ様だって、すっごく優しくて、男らしくて、素敵な方なんです!」
「主人の方が優しいし、男らしいし、ハンサムだし、とっても純粋な人なんですわ!」
美花とベルガモットが睨み合う中、海からあがってきた東堂達は、会話の内容に目を丸くした。
「ーー師団長も大隊長も愛されてんすねー」
トルイストとファウラは照れている。
「あー、東堂おかえりー」
兵馬が別荘から出てきた。
「おまえ、本当に泳がねえなー」
海まで来てデスクワークの兵馬の姿に、東堂は呆れている。
「王太子、僕リンゴがいい」
「わかりました」
兵馬は美花達から離れた席に、乱暴に座った。
「どうした。疲れたのか?」
不機嫌な様子に、東堂は心配する。
「疲れるよー。目の前でいちゃいちゃすんだからー」
はあー、と兵馬は溜め息をついた。
「あぁ。ルート達か。やりにいったのか?」
元気だな。
クリステイルは吹き出した。
「ルートは眠いから抵抗中。殿下はちょっかいだしてる」
「プレイだな」
「僕の事なんか、ハエとでも思ってんじゃないー。王太子、僕食べたら代わるから、花蓮と遊んで来なよ」
「いいんですか!」
クリステイルの顔が輝くのを、東堂は冷めた目で見る。
「普段、護衛付きのデートで大変だもんね。邪魔しないから、奥の方でも行ってきたら?」
「おいおい」
兵馬の後押しに、東堂は呆れた。
まあ、護衛付きのデートは嫌だよなーー。
「ヒョウマ、オレ達にもかき氷くれよ」
遊び疲れた顔をしたセージが、シャーランとレイラーンとかき氷を食べに来た。
「セージ殿下。最後、片付けは手伝うんだよ」
兵馬はかき氷を手早く作る。
「なんでオレがー?」
「言い出しっぺなんでしょ?じゃあ、必要な物の手配は、本来は殿下がやるもんなんだよ。できないなら、人なんか誘わずに、家族と行きなよ」
きつい一言にセージは黙った。
「おまえら結局、兄ちゃんが好きだもんなー」
怒った目でセージは噛み付いた。
「当たり前だよ。僕達こっちに来てから、アレクセイ殿下にはどれだけ世話になってるかーー。住居に書類手続き、後見人、最初の生活費だってかなりもらってたよ。それを、王太子からだ、って言うスマートさ、すごいよね?」
うっ、とセージは言葉に詰まる。それは大人じゃないとどうにもできない事だ。自分にはどうしようもないじゃないかーー。
「片付けぐらい手伝わないと、ホント勝負にならないよ」
「えっ?」
「ルートは裏方ができないヤツは、歯牙にもかけないから」
セージは黙った。納得がいかない目で兵馬を睨む。
「兄ちゃんがいなけりゃ、オレと一緒になるさ」
「誰がだ?」
セージの背後から凍るような気配がした。振り返って、末っ子が長兄を睨む。
「おい!ちょっとはオレもルートと遊ばせろ!」
あの気を受けて動けるとはーー、やるなぁ、と東堂は感心した。
「断る」
にべも無いアレクセイの様子に、セージは切れた。
「兄ちゃん、オレは知ってんだぜ!兄ちゃんの弱点をな!」
聖女様だな。と、その場の全員が思った。
「弱点ーー」
ルートか、とアレクセイも思っていた。
「親父が言ってたけど、兄ちゃんお酒に弱いらしいじゃねえかー」
セージの言葉に、アレクセイは首を傾げた。
「飲んだ覚えがないがー」
「親父が言ってたの!オレと飲みで勝負だ!」
いや、あかんがなーー。
東堂は吹き出した。
「うちの国、何歳から飲めるんすか?」
トルイストが答える。
「十八歳からだ」
だめじゃん。
「学院の宿舎じゃ、みんな飲んでるぜ」
勝ち誇ったようにセージが言う。
「学院にちくらないと」
ミントが呟いた。
「うるせー!親父のとっときで潰してやんぜ!」
セージが、魔法でお酒の入った瓶を取り出した。
「陛下ご愛飲のカルヴァドス!それは怒られますよ!」
トルイストが忠告した。
「カルヴァドス?」
「アップルブランデーだよ、アルコール度数40ぐらいだけど、甘酸っぱくて飲みやすいらしい」
兵馬が答えた。
「先に潰れた方が負けだ!」
「いや、だからセージ殿下。警備隊に引き渡しますよ」
生真面目にトルイストが宥めた。
「ーーいいだろう」
と、アレクセイは快諾した。
「ヒョウマのところで、寝るか?」
アレクセイに尋ねられ、琉生斗は頷いた。
「うん。昼寝する」
赤ん坊か、と美花達は苦笑した。アレクセイは当たり前のように琉生斗を抱き抱える。
「おいー」
「クリス、美味かった」
「はいはい」
あまりの溺愛ぶりに、ミントのご学友達も赤面がとまらない。
「すごいですわね」
ヒッタルナは食い入るように見ている。
「ええ」
目に焼き付けなくては、とイリア。
「愛のある変態よね」
美花と町子は頷きあった。
「あんな、ハンサムなのに、彼女とかどうしてたんだろ?」
美花が聞くと、クリステイルは吹き出した。
「嫌な事聞きますねー」
「王太子、知らないの?」
クリステイルは肩を竦めた。
「残念ながら、私に話す兄じゃありません」
そうよねーー、と納得されるのも腹立たしいが、ラルジュナやアスラーンぐらいじゃないと知らないだろう。
「あぁ、レノラさんなら、聞いてるんじゃないですか?」
アンダーソニーの娘なら、耳に入る事もあるかもしれない。しかし、レノラは首を振った。
「父は殿下方の話は家でしません」
それもそうだ。
「おまえ相手するか、と父に冗談で言われた事はありますが、あのときの殿下の目は、心底父を軽蔑してましたねーー」
わたしも嫌だって、とレノラは言った。
「レノラさん、殿下は嫌なんですか?」
美花の問いに、レノラは力強く頷いた。
「細いのは無理だわ。わたし、ヤヘル団将ファンだもの」
赤くなったレノラに、ベルガモットは賛同する。
「あの筋肉は素晴らしいですわよね」
「そうなんです!筋肉が、もう筋肉が浮いててー」
キャピキャピのレノラを見て、美花は引いた。
「じゃあ、ファウラ様はーー」
「糸目の優男は、ちょっとーー」
「あれを好きな女性は特殊ですわよね」
ベルガモットは自分と似ていない弟を、ばっさりと斬り捨てた。
「トルイスト師団長こそ、変人じゃないですかー」
美花はぶうたれた。
「そんな事はありませんわ。主人はとても誠実な人なんですのよ」
「ファウラ様だって、すっごく優しくて、男らしくて、素敵な方なんです!」
「主人の方が優しいし、男らしいし、ハンサムだし、とっても純粋な人なんですわ!」
美花とベルガモットが睨み合う中、海からあがってきた東堂達は、会話の内容に目を丸くした。
「ーー師団長も大隊長も愛されてんすねー」
トルイストとファウラは照れている。
「あー、東堂おかえりー」
兵馬が別荘から出てきた。
「おまえ、本当に泳がねえなー」
海まで来てデスクワークの兵馬の姿に、東堂は呆れている。
「王太子、僕リンゴがいい」
「わかりました」
兵馬は美花達から離れた席に、乱暴に座った。
「どうした。疲れたのか?」
不機嫌な様子に、東堂は心配する。
「疲れるよー。目の前でいちゃいちゃすんだからー」
はあー、と兵馬は溜め息をついた。
「あぁ。ルート達か。やりにいったのか?」
元気だな。
クリステイルは吹き出した。
「ルートは眠いから抵抗中。殿下はちょっかいだしてる」
「プレイだな」
「僕の事なんか、ハエとでも思ってんじゃないー。王太子、僕食べたら代わるから、花蓮と遊んで来なよ」
「いいんですか!」
クリステイルの顔が輝くのを、東堂は冷めた目で見る。
「普段、護衛付きのデートで大変だもんね。邪魔しないから、奥の方でも行ってきたら?」
「おいおい」
兵馬の後押しに、東堂は呆れた。
まあ、護衛付きのデートは嫌だよなーー。
「ヒョウマ、オレ達にもかき氷くれよ」
遊び疲れた顔をしたセージが、シャーランとレイラーンとかき氷を食べに来た。
「セージ殿下。最後、片付けは手伝うんだよ」
兵馬はかき氷を手早く作る。
「なんでオレがー?」
「言い出しっぺなんでしょ?じゃあ、必要な物の手配は、本来は殿下がやるもんなんだよ。できないなら、人なんか誘わずに、家族と行きなよ」
きつい一言にセージは黙った。
「おまえら結局、兄ちゃんが好きだもんなー」
怒った目でセージは噛み付いた。
「当たり前だよ。僕達こっちに来てから、アレクセイ殿下にはどれだけ世話になってるかーー。住居に書類手続き、後見人、最初の生活費だってかなりもらってたよ。それを、王太子からだ、って言うスマートさ、すごいよね?」
うっ、とセージは言葉に詰まる。それは大人じゃないとどうにもできない事だ。自分にはどうしようもないじゃないかーー。
「片付けぐらい手伝わないと、ホント勝負にならないよ」
「えっ?」
「ルートは裏方ができないヤツは、歯牙にもかけないから」
セージは黙った。納得がいかない目で兵馬を睨む。
「兄ちゃんがいなけりゃ、オレと一緒になるさ」
「誰がだ?」
セージの背後から凍るような気配がした。振り返って、末っ子が長兄を睨む。
「おい!ちょっとはオレもルートと遊ばせろ!」
あの気を受けて動けるとはーー、やるなぁ、と東堂は感心した。
「断る」
にべも無いアレクセイの様子に、セージは切れた。
「兄ちゃん、オレは知ってんだぜ!兄ちゃんの弱点をな!」
聖女様だな。と、その場の全員が思った。
「弱点ーー」
ルートか、とアレクセイも思っていた。
「親父が言ってたけど、兄ちゃんお酒に弱いらしいじゃねえかー」
セージの言葉に、アレクセイは首を傾げた。
「飲んだ覚えがないがー」
「親父が言ってたの!オレと飲みで勝負だ!」
いや、あかんがなーー。
東堂は吹き出した。
「うちの国、何歳から飲めるんすか?」
トルイストが答える。
「十八歳からだ」
だめじゃん。
「学院の宿舎じゃ、みんな飲んでるぜ」
勝ち誇ったようにセージが言う。
「学院にちくらないと」
ミントが呟いた。
「うるせー!親父のとっときで潰してやんぜ!」
セージが、魔法でお酒の入った瓶を取り出した。
「陛下ご愛飲のカルヴァドス!それは怒られますよ!」
トルイストが忠告した。
「カルヴァドス?」
「アップルブランデーだよ、アルコール度数40ぐらいだけど、甘酸っぱくて飲みやすいらしい」
兵馬が答えた。
「先に潰れた方が負けだ!」
「いや、だからセージ殿下。警備隊に引き渡しますよ」
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と、アレクセイは快諾した。
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