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聖女の禁域編
第104話 思えば遠くにきましたね。第二部最終話
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「久しぶりだな、アリョーシャ」
「ああ」
「おまえが指揮をとった魔法騎士大演習について、色々聞きたい事があってなー」
「そうか」
アジャハン国の王太子アスラーンは、深緑色の切れ長な目を細め、親友を愛称で呼んだ。
彼やラルジュナはアレクセイの事を愛称で呼んでいるが、琉生斗達の耳には愛称は翻訳されないため、そのままの名前で伝わる。
「ロードリンゲンの魔法騎士の強さは桁違いだな。どう鍛えればそうなるのか。ん?彼は聖女連盟のときにいた護衛だな?」
中庭を警備している東堂を見てアスラーンは言った。
「ああ」
「なかなか気骨ある人間性だ。感心した」
東堂はあのとき琉生斗への見せしめにされ、バルド国の兵士に刺されたが、うめき声ひとつあげなかった。
「まだ二年目なのですが、小隊長なのですよ」
「それは凄いな」
アンダーソニーが孫を自慢するようにアスラーンに話しかけた。アスラーンの近衛兵フストンが苦い顔をしている。
「資料を渡しておく」
「そんな大事なもの、受け取れないぞ」
「特に問題がある内容でもない」
「ーー礼を言う。少し魔法騎士に近付いてもいいか?」
「ああ」
アスラーンはフストンを伴い、東堂達に近付いた。
「どうなさいました?アスラーン王太子殿下」
本日の警備主任を任された、中隊長ハーゼンが戸惑いを見せた。彼は事前に聞いていない事態に弱いほうだ。
「いや、個人的な事だよ。トードォ、私を覚えているか?」
「はい!アジャハンの王子様っす!」
全員が頭を抱えたい思いだった。
「元気で何よりだ」
「あざーす!」
近衛兵フストンが東堂を睨んだ。
「大大国の王太子に無礼な態度はやめていただきたい」
「あっ……」
「申し訳ございません!」
「ハーゼン中隊長は悪くないっす。俺が悪いんです!すみません!」
頭を下げようとしたハーゼンを東堂はとめ、自分が深々と頭を下げた。
「いやいや、悪いのはこちらだ。勤務中にすまなかった。フストン、失礼のないようにな」
アスラーンはにこやかに微笑んだ。
「トードォ、その態度は自国だけにしてくれ」
「アジャハンがどれだけ大大国か知っているだろうな?」
アスラーンがいなくなると東堂はハーゼンや他の魔法騎士から怒られた。
「うす!」
「わかってないだろ!」
「けど、良い人そうですね」
「そうだな。大大国の王太子なのに、どの国の王太子より人格者だといわれている」
「たしかに!うちのヒョロ太子よりよさげっすね!」
東堂が言うと、ハーゼンはその場に倒れたそうだ。
「……ーーアスラーン様」
アスラーンに話しかけるのは隠密のマーリムだ。全身灰色の衣服を着ていて、目しか見えない。
「どうだ?」
「本名はトードォ・ハルカ、名前がハルカだそうです」
「なぜ名前で呼ばれない?」
「ハルカ、は、あちらでは女性に多い名前のようです」
「なるほど」
「好きな物は、牛丼と癒される動物。ウサギの世話をよくしているそうです」
「そうか。造るか、癒しの動物園を」
アスラーンは真顔で言った。
「ではー」
マーリムが風のように姿を消した。
「はあー、やめてくださいよ。アスラーン様」
フストンの顔の表情は苦々しいままだ。
「あんな、好みが服を着て歩いてるんだ。どうにかしたいに決まっているだろう。そう言いながらおまえは私に協力してくれたではないか」
呆れ顔のフストンの肩をアスラーンは軽く叩いた。
「やらなかったら、後で怒るじゃないですか!」
「あたり前だが」
「聖女様のお仲間ですよ。絶対マズイですよ」
「そうかもな」
知りませんよ、アレクセイ殿下に嫌われてもーー、フストンは溜め息をついた。
「アリョーシャは好みではない」
「ーーいや、友情が壊れる心配をしてますが……」
「問題ない。細君に飛び火しなければ、あいつはおとなしくしていてくれる。フストン、小動物に詳しい者を集めてくれ。良い餌を造らないとな」
アスラーンは楽しそうに振り返った。
その目に、東堂が仲間に怒られ頭をかいている姿が写る。
「美味そうだな」
「ーーそういう事は口に出さないでください」
フストンは笑顔が印象的な若い魔法騎士に同情したーー。
喫茶店の二人はお互い睨み合っていた。琉生斗は馬鹿にしたように肩を竦める。
「何がだよ!」
その態度に兵馬は噛み付いた。
「おまえ。それは完全に、恋じゃねえかーー」
琉生斗は頭を押さえた。驚いて自分をみる兵馬の目が、一瞬きらりと光ったように見えた。
「おまえ、あの人と付き合いたいんだよ。あのタレ目、やりやがったなー!いや、もう悪いのはアレクだよ、全然信用できない人間紹介しやがってーー」
琉生斗は愚痴をこぼす。
兵馬は下を向いた。
「ーーいや、側室には誘われた、けど……」
「はあ?もうそんな話になってんのか!しかも、側室!」
「立場がある人だよ!そんなの当たり前じゃないか!」
「おまえもう側室やる気満々か!」
「や、やらないよ!普通にするんだから!」
「はいはい、せいぜいがんばったら?」
絶対に高額商品買わされるんだ、と琉生斗は言い続けた。
「おまえには、幸せになってほしいのに……」
琉生斗の言葉に兵馬は頷いた。
「ありがとう、ルート。けど、幸せって何だろうね?ルートは殿下がいれば幸せなんだろうけど、僕はまだわからないよーー」
「兵馬……」
「僕なりにさがしてみるよ。結果はどうあれ不合格にだって、終着点はあるからねーー」
その顔を見て琉生斗は、ちょっとかわいいなこいつ、と思ったそうだ。
「お互い、ほんと遠くまで来ちまったなー」
「ーーそうだね」
「何があっても、おれはおまえの味方だからな」
琉生斗と兵馬は、笑った。
ー完ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後まで読んでいただき、本当に、本当にありがとうございました。
自分にとっては、はじめての作品で、読むと書くの違いの難しさに、やめようかと何度も思いました。
ですが、たくさんの良い作品の中から、私の作品を見つけていただき、毎日読んでくださる方もいて、本当に感激、感謝しかありません。
言葉では伝えきれませんが、ありがとうございました。
また、第三部と続きますが、どうぞよろしくお願いいたします! 濃子
「ああ」
「おまえが指揮をとった魔法騎士大演習について、色々聞きたい事があってなー」
「そうか」
アジャハン国の王太子アスラーンは、深緑色の切れ長な目を細め、親友を愛称で呼んだ。
彼やラルジュナはアレクセイの事を愛称で呼んでいるが、琉生斗達の耳には愛称は翻訳されないため、そのままの名前で伝わる。
「ロードリンゲンの魔法騎士の強さは桁違いだな。どう鍛えればそうなるのか。ん?彼は聖女連盟のときにいた護衛だな?」
中庭を警備している東堂を見てアスラーンは言った。
「ああ」
「なかなか気骨ある人間性だ。感心した」
東堂はあのとき琉生斗への見せしめにされ、バルド国の兵士に刺されたが、うめき声ひとつあげなかった。
「まだ二年目なのですが、小隊長なのですよ」
「それは凄いな」
アンダーソニーが孫を自慢するようにアスラーンに話しかけた。アスラーンの近衛兵フストンが苦い顔をしている。
「資料を渡しておく」
「そんな大事なもの、受け取れないぞ」
「特に問題がある内容でもない」
「ーー礼を言う。少し魔法騎士に近付いてもいいか?」
「ああ」
アスラーンはフストンを伴い、東堂達に近付いた。
「どうなさいました?アスラーン王太子殿下」
本日の警備主任を任された、中隊長ハーゼンが戸惑いを見せた。彼は事前に聞いていない事態に弱いほうだ。
「いや、個人的な事だよ。トードォ、私を覚えているか?」
「はい!アジャハンの王子様っす!」
全員が頭を抱えたい思いだった。
「元気で何よりだ」
「あざーす!」
近衛兵フストンが東堂を睨んだ。
「大大国の王太子に無礼な態度はやめていただきたい」
「あっ……」
「申し訳ございません!」
「ハーゼン中隊長は悪くないっす。俺が悪いんです!すみません!」
頭を下げようとしたハーゼンを東堂はとめ、自分が深々と頭を下げた。
「いやいや、悪いのはこちらだ。勤務中にすまなかった。フストン、失礼のないようにな」
アスラーンはにこやかに微笑んだ。
「トードォ、その態度は自国だけにしてくれ」
「アジャハンがどれだけ大大国か知っているだろうな?」
アスラーンがいなくなると東堂はハーゼンや他の魔法騎士から怒られた。
「うす!」
「わかってないだろ!」
「けど、良い人そうですね」
「そうだな。大大国の王太子なのに、どの国の王太子より人格者だといわれている」
「たしかに!うちのヒョロ太子よりよさげっすね!」
東堂が言うと、ハーゼンはその場に倒れたそうだ。
「……ーーアスラーン様」
アスラーンに話しかけるのは隠密のマーリムだ。全身灰色の衣服を着ていて、目しか見えない。
「どうだ?」
「本名はトードォ・ハルカ、名前がハルカだそうです」
「なぜ名前で呼ばれない?」
「ハルカ、は、あちらでは女性に多い名前のようです」
「なるほど」
「好きな物は、牛丼と癒される動物。ウサギの世話をよくしているそうです」
「そうか。造るか、癒しの動物園を」
アスラーンは真顔で言った。
「ではー」
マーリムが風のように姿を消した。
「はあー、やめてくださいよ。アスラーン様」
フストンの顔の表情は苦々しいままだ。
「あんな、好みが服を着て歩いてるんだ。どうにかしたいに決まっているだろう。そう言いながらおまえは私に協力してくれたではないか」
呆れ顔のフストンの肩をアスラーンは軽く叩いた。
「やらなかったら、後で怒るじゃないですか!」
「あたり前だが」
「聖女様のお仲間ですよ。絶対マズイですよ」
「そうかもな」
知りませんよ、アレクセイ殿下に嫌われてもーー、フストンは溜め息をついた。
「アリョーシャは好みではない」
「ーーいや、友情が壊れる心配をしてますが……」
「問題ない。細君に飛び火しなければ、あいつはおとなしくしていてくれる。フストン、小動物に詳しい者を集めてくれ。良い餌を造らないとな」
アスラーンは楽しそうに振り返った。
その目に、東堂が仲間に怒られ頭をかいている姿が写る。
「美味そうだな」
「ーーそういう事は口に出さないでください」
フストンは笑顔が印象的な若い魔法騎士に同情したーー。
喫茶店の二人はお互い睨み合っていた。琉生斗は馬鹿にしたように肩を竦める。
「何がだよ!」
その態度に兵馬は噛み付いた。
「おまえ。それは完全に、恋じゃねえかーー」
琉生斗は頭を押さえた。驚いて自分をみる兵馬の目が、一瞬きらりと光ったように見えた。
「おまえ、あの人と付き合いたいんだよ。あのタレ目、やりやがったなー!いや、もう悪いのはアレクだよ、全然信用できない人間紹介しやがってーー」
琉生斗は愚痴をこぼす。
兵馬は下を向いた。
「ーーいや、側室には誘われた、けど……」
「はあ?もうそんな話になってんのか!しかも、側室!」
「立場がある人だよ!そんなの当たり前じゃないか!」
「おまえもう側室やる気満々か!」
「や、やらないよ!普通にするんだから!」
「はいはい、せいぜいがんばったら?」
絶対に高額商品買わされるんだ、と琉生斗は言い続けた。
「おまえには、幸せになってほしいのに……」
琉生斗の言葉に兵馬は頷いた。
「ありがとう、ルート。けど、幸せって何だろうね?ルートは殿下がいれば幸せなんだろうけど、僕はまだわからないよーー」
「兵馬……」
「僕なりにさがしてみるよ。結果はどうあれ不合格にだって、終着点はあるからねーー」
その顔を見て琉生斗は、ちょっとかわいいなこいつ、と思ったそうだ。
「お互い、ほんと遠くまで来ちまったなー」
「ーーそうだね」
「何があっても、おれはおまえの味方だからな」
琉生斗と兵馬は、笑った。
ー完ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後まで読んでいただき、本当に、本当にありがとうございました。
自分にとっては、はじめての作品で、読むと書くの違いの難しさに、やめようかと何度も思いました。
ですが、たくさんの良い作品の中から、私の作品を見つけていただき、毎日読んでくださる方もいて、本当に感激、感謝しかありません。
言葉では伝えきれませんが、ありがとうございました。
また、第三部と続きますが、どうぞよろしくお願いいたします! 濃子
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2部お疲れ様でした!
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ありがとうございます。励みになるお言葉、感謝しかありません!いつも読んでいただいて、本当に嬉しいです。また、よろしくお願い致します!