208 / 307
聖女の禁域編
第106話 その日の後……。☆
しおりを挟む
「アレクー。仕事はいいのか?」
本当にくっついて離れないなーー、琉生斗は旦那様の態度に、呆れ返っている。何をするにも少し動くだけでも気にされる、動かれる。未来の自分なんか大変だろうなー、と自分に同情してしまう。
深い愛情からなのはわかるのだがーー。いま気にしてもしょうがないではないか。
アレクセイがキスをねだった。
もはや、朝からだけでも何回目かわからない。
「アレク。仕事大丈夫なら、ちょっとしようか」
昨日してないしなー、と琉生斗から誘うとアレクセイは目を輝かせた。
かわいいやつだなーー、と琉生斗は照れた。
「あっ、アレク!イイッ!あんっ」
対面座位でアレクセイに下から突かれ、琉生斗は気持ちよさそうに喘いでいる。彼の首にきつく腕をまわし、動きに合わせて腰を振る。
「ルート、愛している!」
噛みつくようなキスをされ、琉生斗は震える。
「あん!!」
身体が震えるとそこもよく動き、最奥の刺激に琉生斗は頭を振った。これだけ近いとお互いのはく息を吸い合いしてるんだろうな、とアレクセイの汗や肌の匂いに満たされながら琉生斗は思った。
「あっ、ヤバッ、すぐクる!」
身体が跳ねる。身体の奥が快感を期待して、焦れていく。
「ルートーー」
「アレクーーー!」
絶頂を迎えても、アレクセイの動きはとまらなかった。
「やだぁ~、待ってよぉ~、やめてぇ~~」
自分の甘ったるい声にも気づかないぐらい、琉生斗の脳内は沸騰していた。
「もう、大好き!」
その日、二人の行為は終わらなかった。
教皇ミハエルも、そのまま三日は放っておいたそうだーー。
「ちょっと殿下ー!陛下怒ってるよー」
貧乏くじを引かされた兵馬が離宮の前に立つ。
みんな、人に押し付けてー。こっちはそれどころじゃないんだよ、まったく。
しばらくしてアレクセイが出てきた。
「ーー幸せそうだね」
「何かあったのか?」
意表を突かれ兵馬は返事ができなかった。
「ーーないけど。変な事聞くね」
「そうか。すまない」
「はいはい。殿下は謁見室、アジャハン国の王太子が来るんでしょ?急いだほうがいいよ。ルートは神殿ね。さっさと用意して」
「ーーああ」
アレクセイは目を伏せた。
「そんな顔してもだめ!」
「わかっているー。だが、ルートがーー」
「だったら動きなよ。メソメソしてどうなる問題でもないじゃん」
正論に、アレクセイは悲しげな顔をした。
神殿へ向かいながら、兵馬はうんざりしたように言った。
「まったく、すぐにこもるねー。何やってんの?」
「え?セックスだけど」
「わかってて聞いてるんだよ!バカルート!」
「何だよ、エライ気が立ってるな。おまえこそ大丈夫だったか?」
親友に問われて兵馬は下を向いた。
「ひとりだったのか?」
「ジュナ王太子のとこに行ったよ」
「えっ?」
琉生斗は目を見開いた。
「ぱっーと遊びたかったんだよ」
兵馬の言葉に琉生斗は項垂れた。
「ーーごめんな。おれが遊んでやれなかったから」
兵馬は溜め息をついた。
「君だって、正直つらいでしょ」
「まあ、たしかに最近はたいした魔蝕も起こらなかったから油断してたし、ちょうどよかったよ」
気い引き締めてがんばらなきゃな、と琉生斗は言った。
「ーー君は偉いね」
「んな事ねえよ」
「僕は自分の事ばっかりだな」
「兵馬…?」
何で泣いてんだよーー。
「おまえ……、ラルジュナさんとケンカでもしたのか?」
ーーいくら僕でも他国の王太子とケンカなんかしないよー。ルートのにぶちん。
「ルート……」
兵馬は言うべきじゃないのはわかっていた。
「どうしたんだ?そりゃ、親父さん達の事はショックだろうがーー」
「あの二人より僕の方が最低なんだよ!」
大粒の涙がボロボロとこぼれる。琉生斗はその様子を見ながらある事を視てしまい、目を見開いたまま息を呑んだ。
「おまえ、まさかーー」
いや、口にしてはいけない。マナー違反だ。
だが、ーー。
「おまえな!男と男でもずっと一緒にいたらできちまうんだよ!おれ見てわからなかったのか!」
「そんなつもりはないよ!一回きりだ!」
「はあ!捨てられたのか!あの、タレ目ぶん殴ってやる!」
「何てこと言うんだよ!ルートのバカ!ちょっと人肌が欲しかっただけだ!悪いのは甘えた僕だよ!」
「あー、もう!あー、おれが全面的に悪いなー。おまえ放っといたからー」
琉生斗は頭をかいた。
ふと、神殿前の人々の視線に気づき、兵馬を促す。
「ちょっと、店行こうぜー」
「すみません!オレンジジュースとリンゴジュースください。個室借ります!」
神殿近くの喫茶店ソラリスは、聖女の降臨に慌てて席を用意した。
席に案内されスタッフがいなくなると、琉生斗はすぐに口を開いた。
「襲われたとかじゃないんだな?」
「紳士だったよ」
「あー、意外にああいうタイプってそうかー」
軽そうに見えて、最初は優しいみたいな。
「殿下なんか、まともそうに見えてただの変態だもんね」
「ひどいわね、あんた」
いや、あの人は優しいけど、ハマるとやばそうなタイプだろーー、琉生斗の脳内が警鐘を鳴らす。
「おまえ、最初優しくて、後で高額商品買わされるんじゃないか?」
「そんな人じゃないよ!」
「わかんねえよ。そんなに知ってるのか?」
「ーー知らないーー」
「自分でも深入りはマズイと思ってんだろ?一回きりと納得してんだったら、何が引っかかってんだよ」
琉生斗も言いながらわかっている。
情、だ。これが絡んでくると、人間は理屈が通用しない。
あの詐欺師王太子、よくわかってるじゃねえかーー、琉生斗は苦々しい気持ちでオレンジジュースを飲む。
「つっこんだこと聞いて悪いけど、向こうは一夜限りの遊びで納得してんのか?」
「ーー普通に接しようとは言ったよ」
「どっちが?」
「僕が…」
「向こうは何て?」
「わかった、ってーー」
ふーん。
判断ができないーー。琉生斗は話を聞きながらどうしたらいいのかわからなかった。
「問題は何なんだ?」
「僕がひどい人間だってことだよ……」
「いやー、まあ、親父さんのことでへこんでたんだろー。仲良かったもんな」
その言葉に、兵馬の涙はとまらなくなった。
「おまえどうしたいんだ?」
「ーーどうもしない。普通にするよ」
「できんのか?鉄道の打ち合わせもあんのにー」
「できるよ!僕は大丈夫だよ!つまんない感情になんかブレたりはしない!」
言い聞かせてんじゃねえかーー。
親友の必死な姿に、琉生斗は息を吐いた。
「お互い遊びの延長だよ。向こうは王太子なんだから」
「王太子じゃなかったら遊びじゃねえんだな」
「違う!そうじゃない!僕は普通がいいんだ。普通に仕事の話したり、普通に視察に出かけたり、普通に会話してたいんだよ!」
「兵馬……。バカだな、おまえーー………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読んでいただきありがとうございます。
もう1話ほど補足の話になります。
お付き合いいただきありがとうございます。
濃子
本当にくっついて離れないなーー、琉生斗は旦那様の態度に、呆れ返っている。何をするにも少し動くだけでも気にされる、動かれる。未来の自分なんか大変だろうなー、と自分に同情してしまう。
深い愛情からなのはわかるのだがーー。いま気にしてもしょうがないではないか。
アレクセイがキスをねだった。
もはや、朝からだけでも何回目かわからない。
「アレク。仕事大丈夫なら、ちょっとしようか」
昨日してないしなー、と琉生斗から誘うとアレクセイは目を輝かせた。
かわいいやつだなーー、と琉生斗は照れた。
「あっ、アレク!イイッ!あんっ」
対面座位でアレクセイに下から突かれ、琉生斗は気持ちよさそうに喘いでいる。彼の首にきつく腕をまわし、動きに合わせて腰を振る。
「ルート、愛している!」
噛みつくようなキスをされ、琉生斗は震える。
「あん!!」
身体が震えるとそこもよく動き、最奥の刺激に琉生斗は頭を振った。これだけ近いとお互いのはく息を吸い合いしてるんだろうな、とアレクセイの汗や肌の匂いに満たされながら琉生斗は思った。
「あっ、ヤバッ、すぐクる!」
身体が跳ねる。身体の奥が快感を期待して、焦れていく。
「ルートーー」
「アレクーーー!」
絶頂を迎えても、アレクセイの動きはとまらなかった。
「やだぁ~、待ってよぉ~、やめてぇ~~」
自分の甘ったるい声にも気づかないぐらい、琉生斗の脳内は沸騰していた。
「もう、大好き!」
その日、二人の行為は終わらなかった。
教皇ミハエルも、そのまま三日は放っておいたそうだーー。
「ちょっと殿下ー!陛下怒ってるよー」
貧乏くじを引かされた兵馬が離宮の前に立つ。
みんな、人に押し付けてー。こっちはそれどころじゃないんだよ、まったく。
しばらくしてアレクセイが出てきた。
「ーー幸せそうだね」
「何かあったのか?」
意表を突かれ兵馬は返事ができなかった。
「ーーないけど。変な事聞くね」
「そうか。すまない」
「はいはい。殿下は謁見室、アジャハン国の王太子が来るんでしょ?急いだほうがいいよ。ルートは神殿ね。さっさと用意して」
「ーーああ」
アレクセイは目を伏せた。
「そんな顔してもだめ!」
「わかっているー。だが、ルートがーー」
「だったら動きなよ。メソメソしてどうなる問題でもないじゃん」
正論に、アレクセイは悲しげな顔をした。
神殿へ向かいながら、兵馬はうんざりしたように言った。
「まったく、すぐにこもるねー。何やってんの?」
「え?セックスだけど」
「わかってて聞いてるんだよ!バカルート!」
「何だよ、エライ気が立ってるな。おまえこそ大丈夫だったか?」
親友に問われて兵馬は下を向いた。
「ひとりだったのか?」
「ジュナ王太子のとこに行ったよ」
「えっ?」
琉生斗は目を見開いた。
「ぱっーと遊びたかったんだよ」
兵馬の言葉に琉生斗は項垂れた。
「ーーごめんな。おれが遊んでやれなかったから」
兵馬は溜め息をついた。
「君だって、正直つらいでしょ」
「まあ、たしかに最近はたいした魔蝕も起こらなかったから油断してたし、ちょうどよかったよ」
気い引き締めてがんばらなきゃな、と琉生斗は言った。
「ーー君は偉いね」
「んな事ねえよ」
「僕は自分の事ばっかりだな」
「兵馬…?」
何で泣いてんだよーー。
「おまえ……、ラルジュナさんとケンカでもしたのか?」
ーーいくら僕でも他国の王太子とケンカなんかしないよー。ルートのにぶちん。
「ルート……」
兵馬は言うべきじゃないのはわかっていた。
「どうしたんだ?そりゃ、親父さん達の事はショックだろうがーー」
「あの二人より僕の方が最低なんだよ!」
大粒の涙がボロボロとこぼれる。琉生斗はその様子を見ながらある事を視てしまい、目を見開いたまま息を呑んだ。
「おまえ、まさかーー」
いや、口にしてはいけない。マナー違反だ。
だが、ーー。
「おまえな!男と男でもずっと一緒にいたらできちまうんだよ!おれ見てわからなかったのか!」
「そんなつもりはないよ!一回きりだ!」
「はあ!捨てられたのか!あの、タレ目ぶん殴ってやる!」
「何てこと言うんだよ!ルートのバカ!ちょっと人肌が欲しかっただけだ!悪いのは甘えた僕だよ!」
「あー、もう!あー、おれが全面的に悪いなー。おまえ放っといたからー」
琉生斗は頭をかいた。
ふと、神殿前の人々の視線に気づき、兵馬を促す。
「ちょっと、店行こうぜー」
「すみません!オレンジジュースとリンゴジュースください。個室借ります!」
神殿近くの喫茶店ソラリスは、聖女の降臨に慌てて席を用意した。
席に案内されスタッフがいなくなると、琉生斗はすぐに口を開いた。
「襲われたとかじゃないんだな?」
「紳士だったよ」
「あー、意外にああいうタイプってそうかー」
軽そうに見えて、最初は優しいみたいな。
「殿下なんか、まともそうに見えてただの変態だもんね」
「ひどいわね、あんた」
いや、あの人は優しいけど、ハマるとやばそうなタイプだろーー、琉生斗の脳内が警鐘を鳴らす。
「おまえ、最初優しくて、後で高額商品買わされるんじゃないか?」
「そんな人じゃないよ!」
「わかんねえよ。そんなに知ってるのか?」
「ーー知らないーー」
「自分でも深入りはマズイと思ってんだろ?一回きりと納得してんだったら、何が引っかかってんだよ」
琉生斗も言いながらわかっている。
情、だ。これが絡んでくると、人間は理屈が通用しない。
あの詐欺師王太子、よくわかってるじゃねえかーー、琉生斗は苦々しい気持ちでオレンジジュースを飲む。
「つっこんだこと聞いて悪いけど、向こうは一夜限りの遊びで納得してんのか?」
「ーー普通に接しようとは言ったよ」
「どっちが?」
「僕が…」
「向こうは何て?」
「わかった、ってーー」
ふーん。
判断ができないーー。琉生斗は話を聞きながらどうしたらいいのかわからなかった。
「問題は何なんだ?」
「僕がひどい人間だってことだよ……」
「いやー、まあ、親父さんのことでへこんでたんだろー。仲良かったもんな」
その言葉に、兵馬の涙はとまらなくなった。
「おまえどうしたいんだ?」
「ーーどうもしない。普通にするよ」
「できんのか?鉄道の打ち合わせもあんのにー」
「できるよ!僕は大丈夫だよ!つまんない感情になんかブレたりはしない!」
言い聞かせてんじゃねえかーー。
親友の必死な姿に、琉生斗は息を吐いた。
「お互い遊びの延長だよ。向こうは王太子なんだから」
「王太子じゃなかったら遊びじゃねえんだな」
「違う!そうじゃない!僕は普通がいいんだ。普通に仕事の話したり、普通に視察に出かけたり、普通に会話してたいんだよ!」
「兵馬……。バカだな、おまえーー………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読んでいただきありがとうございます。
もう1話ほど補足の話になります。
お付き合いいただきありがとうございます。
濃子
104
お気に入りに追加
243
あなたにおすすめの小説
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
突然異世界転移させられたと思ったら騎士に拾われて執事にされて愛されています
ブラフ
BL
学校からの帰宅中、突然マンホールが光って知らない場所にいた神田伊織は森の中を彷徨っていた
魔獣に襲われ通りかかった騎士に助けてもらったところ、なぜだか騎士にいたく気に入られて屋敷に連れて帰られて執事となった。
そこまではよかったがなぜだか騎士に別の意味で気に入られていたのだった。
だがその騎士にも秘密があった―――。
その秘密を知り、伊織はどう決断していくのか。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
地味顔陰キャな俺。異世界で公爵サマに拾われ、でろでろに甘やかされる
冷凍湖
BL
人生だめだめな陰キャくんがありがちな展開で異世界にトリップしてしまい、公爵サマに拾われてめちゃくちゃ甘やかされるウルトラハッピーエンド
アルファポリスさんに登録させてもらって、異世界がめっちゃ流行ってることを知り、びっくりしつつも書きたくなったので、勢いのまま書いてみることにしました。
他の話と違って書き溜めてないので更新頻度が自分でも読めませんが、とにかくハッピーエンドになります。します!
6/3
ふわっふわな話の流れしか考えずに書き始めたので、サイレント修正する場合があります。
公爵サマ要素全然出てこなくて自分でも、んん?って感じです(笑)。でもちゃんと公爵ですので、公爵っぽさが出てくるまでは、「あー、公爵なんだなあー」と広い心で見ていただけると嬉しいです、すみません……!
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる