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36 トロッコでゴーゴー
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通路は暗く、皆はウォッフォンのライトを照らしながら進んだ。二人並んで歩けるほどの狭さだ。すると前方に、何か座席のようなものが出現した。それはトロッコだった。
しかも手でハンドルを押す手漕ぎトロッコだった。席はちょうど四人がけで、ハンドルは左側の座席の間に二つある。
このハンドルを二人で交互に押して移動するんだけど……彼女が一人でこのハンドルを操作する、その様子を想像すると笑えてくる。
「教官はこれも一人でやってるのかな?」
私の質問にヴァルがが答えた。
「そうだろうな、もう俺たちの理解を超えているんだ、彼女は。」
ヴァルガの一言に皆が笑った。トロッコの先はちゃんと線路が続いていて、トロッコには懐中電灯が置いてあった。それを照らして、私はハンドルのある左側の席に座った。クラースさんも私の正面に座った。
するとヴァルガが私の肩を押して、私の席をとってしまった。
「どうしたの?」
「俺が漕ぐ。お前はルーと右側にいろ。」
「あ、ありがとう。」
なんだその優しさは。お言葉に甘えて、私は右側の席に座り、ヴァルガとクラースさんが「せーのっ」と、ハンドルを交互に押し始めた。トロッコはゆっくりと進み始めて、線路をガタンゴトンと進んでいく。するとジェーンの声がした。
『先程の扉から、この通路は壁がコンクリートで固められていますね。業者に頼んだのだとすれば、その業者もセクターの入り口を知っている訳ですが、調べても業者がこの場所を訪れた痕跡はありません。』
『それか』リンの声だ。『頼んでいないのかもよ?だって、マテオ団長が見つけた見積書って、恐ろしく低予算だったんでしょ?コンクリ作業も一人でやったんじゃない?……プッ、教官が全部一人で!』
「そんな万能な訳ないでしょ!ねえ、ヴァルガ。」
私は同意のつもりで話しかけたがヴァルガは小さく「いや、こうなると分からなくなってきたぞ……」と呟いた。それを聞いたリンが「あははっ!ほらね!」と笑い始めた。
一人でコンクリ塗装をしたって、もうトロッコが出発してから五分経ってる。まだまだ先が長そうなのに、これを全部やったって……じゃあそうなるとトンネル自体も自分で?そんなこと出来るのだろうか……?
もし去年の戦いの時に彼女が出てきていて、ネビリスの味方についていたら大変だっただろう。LOZは難攻不落の帝都に、兵も資金も疲弊して、返り討ちにあっていたかも。と言うか、彼女ならネビリスに仕えなくても生きていけそう。
少し緊張しているのか、皆はそれからあまり話さなくなった。途中からウォッフォンのスピーカーを消して私達はイヤホンに切り替えた。
暫く静かだったけどその空気に耐えられなくなったのか、リンが徐々に大学自体の話だったり合コンでの話だったりラブ博士の話をし始めた。誰も何も反応しないから、ラジオのように聞こえていた。
暫くするとトロッコは、急に斜面を降り始めた。ヴァルガとクラースさんはハンドルで漕ぐのをやめて、今度はあまり速度が出過ぎないようにヴァルガがブレーキをかけたが、線路にはパワードレール、速度調整機能がついていたので、速度が出過ぎることを防いでくれた。
「それにしても……随分と地下に潜るな。このままでは、ウォッフォンの圏外になりそうだ。」
ヴァルガの声にジェーンが反応した。
『当初からアップデートの重ねられた、アリスの拡波器があります。それにインジアビスでもウォッフォンが通じるので、強力な磁場がない限りは影響はないと思われます。位置測定については圏外になる可能性がありますが……ひとつ気になっているのは、あなた方の現在地です。』
「え?どう言うこと?」私は聞いた。
『現在帝都を抜けて、あなた方は海に向かっております。厳密に申すと、海底です。』
私はトロッコから飛び降りようとしたが、勘付かれたクラースさんに腕を掴まれてしまった。しかも離してくれない。
「ちょっとクラースさん!聞いたでしょうが!あのね、海に向かってるんだって!このトンネルが海に出た時どうなってるか分からないけど、兎に角、海に向かっていると言う、この状況がもう耐えられない!海は眺めるだけで充分なんだよ!」
「落ち着けキリー!俺を叩くな!落ち着け!ヴィノクールを思い出せ!お前は水の中でもよくやっただろ!」
「あの時はボンベとジェットがあったでしょ……!」私は涙を堪えながら着席した。「大体あの時、ナディア川の底を歩いた時のことを、今だに夢に見るんだもん!もうやだよ!何が海底だ!」
その時だった。コンクリだった通路の壁が、突然分厚いガラス製になったのだ。まだその奥は土だが、このガラスには既視感がある。そうだ、アクロスブルーラインの海底トンネルの素材と似てる。
本当に海底なのか?本当にこのまま海の中に行くのか?と思っていると、ガラスの向こうが土の層を抜けて、仄暗い海の中になってしまった。魚が泳いでいて、懐中電灯の光だけが、海の中を照らしている。
「おおお!海の中だ!なんだか観光に来たみたいだなぁ!」
と、ルーの純粋な感想が飛んでいるが、私はただひたすら震えている。隣のヴァルガをじっと見つめていると、目が合った。すると彼が私に聞いた。
「……これも全部、彼女がやったんだろうか?」
「んな訳ないでしょ。」
「果たしてそうかな。こうなってくると俺はヴァレンタイン教官がやったんだと信じてしまっている。見たところ、まだこの線路は底へ向かって沈むし……ん?あれは?」
ヴァルガが指をさした。私達は彼の指差した方向を見た。我々のいる大きなパイプのような通路の先に何かがあった。
海底の岩肌の上に、ポツンと大きなドーム型のエリアがあるのを発見したのだ。持ってきていたスコープで覗いてみると、ドーム型のガラスの中には研究所のような建物があった。
「……あらまあ」とクラースさんが、おばさまみたいな声を出した。「海底に研究所を立てるとは恐れ入るな。あのドーム型の海底庭園がセクターR1なんだろう。なるほど、誰も発見出来なかったのは訳があるんだ。」
するとチェイスの声がした。
『しかもこのパイプ通路とそのドームは、内側に居ないと姿を発見出来ないようになっている。似ているのはマジックミラーかな。だから海洋研究所もスルーしたんだ。キルディア、出来ればセクターでこのガラスの設計も手に入れたいのだけど。』
『チェイス、あなたはヴァルガに命じるべきです。』
『え?でもいいよねキルディア?教官に言ってさ、データを分けてくれるように頼んでみてよー。』
「い、いいですけど……。」
『やったぁ!ンフフ!キルディアと協力が出来て嬉しいなー!』
……私はヴァルガを見た。彼は欠伸をかいていた。そんな人事だと思って、と彼のブーツを踏んだ。ヴァルガは苦笑いで「痛いな……まあ頑張れよ。」と言った。その適当さが切なかった。
我々を乗せたトロッコはパイプラインをずっと進んでいき、ドーム型の海底庭園に辿り着くことが出来た。
線路の終わりでトロッコから降りると、大きな金属製の扉があった。それにはロックがかかっていたが、ジェーンが遠隔で解除してくれたので中に入ることが出来た。
しかも手でハンドルを押す手漕ぎトロッコだった。席はちょうど四人がけで、ハンドルは左側の座席の間に二つある。
このハンドルを二人で交互に押して移動するんだけど……彼女が一人でこのハンドルを操作する、その様子を想像すると笑えてくる。
「教官はこれも一人でやってるのかな?」
私の質問にヴァルがが答えた。
「そうだろうな、もう俺たちの理解を超えているんだ、彼女は。」
ヴァルガの一言に皆が笑った。トロッコの先はちゃんと線路が続いていて、トロッコには懐中電灯が置いてあった。それを照らして、私はハンドルのある左側の席に座った。クラースさんも私の正面に座った。
するとヴァルガが私の肩を押して、私の席をとってしまった。
「どうしたの?」
「俺が漕ぐ。お前はルーと右側にいろ。」
「あ、ありがとう。」
なんだその優しさは。お言葉に甘えて、私は右側の席に座り、ヴァルガとクラースさんが「せーのっ」と、ハンドルを交互に押し始めた。トロッコはゆっくりと進み始めて、線路をガタンゴトンと進んでいく。するとジェーンの声がした。
『先程の扉から、この通路は壁がコンクリートで固められていますね。業者に頼んだのだとすれば、その業者もセクターの入り口を知っている訳ですが、調べても業者がこの場所を訪れた痕跡はありません。』
『それか』リンの声だ。『頼んでいないのかもよ?だって、マテオ団長が見つけた見積書って、恐ろしく低予算だったんでしょ?コンクリ作業も一人でやったんじゃない?……プッ、教官が全部一人で!』
「そんな万能な訳ないでしょ!ねえ、ヴァルガ。」
私は同意のつもりで話しかけたがヴァルガは小さく「いや、こうなると分からなくなってきたぞ……」と呟いた。それを聞いたリンが「あははっ!ほらね!」と笑い始めた。
一人でコンクリ塗装をしたって、もうトロッコが出発してから五分経ってる。まだまだ先が長そうなのに、これを全部やったって……じゃあそうなるとトンネル自体も自分で?そんなこと出来るのだろうか……?
もし去年の戦いの時に彼女が出てきていて、ネビリスの味方についていたら大変だっただろう。LOZは難攻不落の帝都に、兵も資金も疲弊して、返り討ちにあっていたかも。と言うか、彼女ならネビリスに仕えなくても生きていけそう。
少し緊張しているのか、皆はそれからあまり話さなくなった。途中からウォッフォンのスピーカーを消して私達はイヤホンに切り替えた。
暫く静かだったけどその空気に耐えられなくなったのか、リンが徐々に大学自体の話だったり合コンでの話だったりラブ博士の話をし始めた。誰も何も反応しないから、ラジオのように聞こえていた。
暫くするとトロッコは、急に斜面を降り始めた。ヴァルガとクラースさんはハンドルで漕ぐのをやめて、今度はあまり速度が出過ぎないようにヴァルガがブレーキをかけたが、線路にはパワードレール、速度調整機能がついていたので、速度が出過ぎることを防いでくれた。
「それにしても……随分と地下に潜るな。このままでは、ウォッフォンの圏外になりそうだ。」
ヴァルガの声にジェーンが反応した。
『当初からアップデートの重ねられた、アリスの拡波器があります。それにインジアビスでもウォッフォンが通じるので、強力な磁場がない限りは影響はないと思われます。位置測定については圏外になる可能性がありますが……ひとつ気になっているのは、あなた方の現在地です。』
「え?どう言うこと?」私は聞いた。
『現在帝都を抜けて、あなた方は海に向かっております。厳密に申すと、海底です。』
私はトロッコから飛び降りようとしたが、勘付かれたクラースさんに腕を掴まれてしまった。しかも離してくれない。
「ちょっとクラースさん!聞いたでしょうが!あのね、海に向かってるんだって!このトンネルが海に出た時どうなってるか分からないけど、兎に角、海に向かっていると言う、この状況がもう耐えられない!海は眺めるだけで充分なんだよ!」
「落ち着けキリー!俺を叩くな!落ち着け!ヴィノクールを思い出せ!お前は水の中でもよくやっただろ!」
「あの時はボンベとジェットがあったでしょ……!」私は涙を堪えながら着席した。「大体あの時、ナディア川の底を歩いた時のことを、今だに夢に見るんだもん!もうやだよ!何が海底だ!」
その時だった。コンクリだった通路の壁が、突然分厚いガラス製になったのだ。まだその奥は土だが、このガラスには既視感がある。そうだ、アクロスブルーラインの海底トンネルの素材と似てる。
本当に海底なのか?本当にこのまま海の中に行くのか?と思っていると、ガラスの向こうが土の層を抜けて、仄暗い海の中になってしまった。魚が泳いでいて、懐中電灯の光だけが、海の中を照らしている。
「おおお!海の中だ!なんだか観光に来たみたいだなぁ!」
と、ルーの純粋な感想が飛んでいるが、私はただひたすら震えている。隣のヴァルガをじっと見つめていると、目が合った。すると彼が私に聞いた。
「……これも全部、彼女がやったんだろうか?」
「んな訳ないでしょ。」
「果たしてそうかな。こうなってくると俺はヴァレンタイン教官がやったんだと信じてしまっている。見たところ、まだこの線路は底へ向かって沈むし……ん?あれは?」
ヴァルガが指をさした。私達は彼の指差した方向を見た。我々のいる大きなパイプのような通路の先に何かがあった。
海底の岩肌の上に、ポツンと大きなドーム型のエリアがあるのを発見したのだ。持ってきていたスコープで覗いてみると、ドーム型のガラスの中には研究所のような建物があった。
「……あらまあ」とクラースさんが、おばさまみたいな声を出した。「海底に研究所を立てるとは恐れ入るな。あのドーム型の海底庭園がセクターR1なんだろう。なるほど、誰も発見出来なかったのは訳があるんだ。」
するとチェイスの声がした。
『しかもこのパイプ通路とそのドームは、内側に居ないと姿を発見出来ないようになっている。似ているのはマジックミラーかな。だから海洋研究所もスルーしたんだ。キルディア、出来ればセクターでこのガラスの設計も手に入れたいのだけど。』
『チェイス、あなたはヴァルガに命じるべきです。』
『え?でもいいよねキルディア?教官に言ってさ、データを分けてくれるように頼んでみてよー。』
「い、いいですけど……。」
『やったぁ!ンフフ!キルディアと協力が出来て嬉しいなー!』
……私はヴァルガを見た。彼は欠伸をかいていた。そんな人事だと思って、と彼のブーツを踏んだ。ヴァルガは苦笑いで「痛いな……まあ頑張れよ。」と言った。その適当さが切なかった。
我々を乗せたトロッコはパイプラインをずっと進んでいき、ドーム型の海底庭園に辿り着くことが出来た。
線路の終わりでトロッコから降りると、大きな金属製の扉があった。それにはロックがかかっていたが、ジェーンが遠隔で解除してくれたので中に入ることが出来た。
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