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本編
※誘われるのを待ってた?
しおりを挟む「はぁ、本当はレミの体も洗いたかったけどもう我慢できそうにないな…」
「蓮?ひゃっ」
蓮がシャワーをもとの位置に戻し私を抱き上げる。
「蓮いきなりなにっ⁉」
「もう我慢できないから、寝室に行こうね。」
「へ?」
「レミから僕をお風呂に誘ったんだからこの後どうなるかなんてわかってるでしょ?僕はずっとレミに誘われるの待ってたんだからね?」
「え、私に魅力がなかったからじゃないの?」
蓮は立ち止まり抱えている私を笑顔で見る。
あ、これやばいやつだ。目が笑ってない。
「誰がそんなこと言ったの?」
「いや、だって蓮一緒に住むようになってからもキス以上はしてこなかったから。そうなのかなって思って。」
「そうだったの?それは勘違いさせてごめんね。これは僕の我がままだったんだけど、僕はねレミに求められたかったんだ。女々しいし、めんどくさいけど僕はレミに必要とされたいんだよ。」
「私に?」
「そう、レミに。僕はねレミには何でもしてあげたいし、基本的にレミの好きなようにするけど僕も自分からだけじゃなくてレミに頼られたいし必要とされたいんだ。だから、ずっと我慢した。今回みたいにレミから求められることが僕はとっても嬉しいんだ。おかげで我慢できそうにないし。」
蓮がそんなこと考えてるなんて思わなかった。私なんかでも必要とされるんだ。
ん?あれ……
「え、ちょっと待って。私もそういうことするのはいいけど、体洗ってな!!」
「大丈夫だよレミはいつでもきれいだから。やった後に僕が責任もって洗っておくから安心して。」
「そうういうことじゃなくて!!」
というかやった後洗っておくって!!
「ほら、暴れないの。落ちちゃうよ?」
今なら落ちてもいいから逃げたい!!なんか蓮がいつもと違う!いつもの紳士な蓮はどこに消えた!
「きゃっ」
ボフッ
ベッドの上に落ちる。
遅かった…
これじゃあ逃げ場がない!!
「レミ、もう僕から逃げないんだよね?」
「う、はい。」
私はベッドに上半身だけを起こして降参する。
ギシッ
ベッドに蓮も上がり体重によってベッドが軋む。蓮は私に覆い被さるように手をベッドにつく。
蓮と視線が絡み合う。どちらとなく互いの唇を重ねる。蓮の手が私の頬に手をあて、もう片方は逃がさないとばかりに私の頭の後ろに添えられる。
チュッぺロッ
ただ重ねるだけの優しいキスを落とし唇を舐められる。
クチュッ
苦しくなり呼吸のために開いた小さな隙間から蓮の熱い舌が口腔に侵入してくる。上顎や歯列を丁寧に嬲り擽られ、奥に逃げていた舌を絡み取り吸い上げる。何度も角度を変えて私を翻弄する。いつのまにか起きあげていた上半身は支えられなくなり蓮と密着する。
く、苦しい。
蓮により教えられてきたもののあまりにも性急なキスについていけなくなる。
「んっ、ふぁ…んぅっ」
苦しくなり蓮の胸を手でたたく。
「「はっ…はっ」」
私は蓮の手を枕にベッドに背を預け完全に蓮の下になっていた。
「っレミ、僕明日の朝まで話す気ないからね。ここまで我慢してきたんだから、男子大学生の性欲舐めないでね。」
そう、蓮は上気した顔で言い放った。
もしかしなくても蓮絶倫…
「わ、私はじめてなだけど、お、お手柔らかにお願いします?」
そして、蓮はギラついためで私を見て言った。
「初めてじゃなかったら、もっとする。」
ガリッ
肩を思いっきり噛まれる。
「…いっ!!」
「覚悟してねレミ?」
私今日死ぬかも……
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