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本編
それから
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だいぶ省略します。すみません。同棲生活初期の話は番外編などで書く予定です。
ディナーはとっても美味しっかった。盛り付けもとても綺麗で目でも楽しめた。食べている最中も蓮とはたくさん話とても楽しくあっという間に時間は過ぎていった。帰りは家まで蓮に送ってもらい私の部屋の前で別れた。次の日からはまたいつもの日常が始まった。
そして…
月日はどんどん過ぎていき、今では大学三年生。なんだかんだで別れることはなくお互いの家に行くようにもなった。2人とも一人暮らしなこともあり親に外泊をしても文句を言われることも無く気が付いたら同棲みたいになっていった。蓮の家は広くて私1人増えても狭いと感じることはなかった。料理などは蓮がしてくれてすっかり蓮の料理の虜になってしまった。
「レミおはよう。」
チュッ、チュッ
くすぐったくて目が覚める。カーテンの隙間から差し込んだ光が寝起きの私にはまぶしくできればもう少し横になっていたいが蓮が私の顔にキスをしていきくすぐったくて起きるしかなっかた。
「んっ、おはよう蓮。くすぐったい。」
私は小さく首を振り抵抗する。しかし蓮に腕枕をされていたためすぐに顔を固定され抵抗は無駄となった。
「今日も可愛いねレミ。」
朝から近距離で見るにはまぶしすぎる蓮の笑顔がすぐ目の前にある。同棲してそれなりに経つがいまだに慣れることのないこの顔。
「さ、朝食がもうできるから顔を洗ってきなよ。あ、目玉焼きとオムレツどっちがいい?」
「…オムレツ。何度も言うけどいったいいつから起きてるのよ。しかもわざわざベットの中にまで戻ってきてるし。私は眠りが深い方だけど一度も気が付かないなんて…蓮、私に睡眠薬なんてもってないわよね?」
「僕がレミにそんなの使うはずないでしょ?使うとしても非常事態だけだよ。」
「…非常事態には使うのね。まあ蓮だし今更か。顔洗ってくる。」
「うん。美味しいオムレツ作っておくから早くおいで。」
蓮はベッドから立ち上がりキッチンに戻る。
「私も起きるか。」
ヘアバンドで髪の毛をまとめ顔を洗い歯を磨く。タオルで顔を拭く。
蓮と一緒に住むようになってはや2ヶ月。蓮は私にキスをたくさんしてくるし、くっついてもくる。蓮から愛されている自信はあるすでに溺愛の域だ。
…なのに、なのにいまだにキス以上はしてこない。あんなにすごいキスしてくるくせに…
「私って魅力ないのかなぁ。はぁ…。」
付き合ってもうすぐ一年。なのにまだやってないって。同棲してるのに…
「レミーご飯できたよ。」
「あ、はいっ。」
私はリビングに向かう。4人掛けのテーブルには美味しそうな朝食が並べられている。今日はクロワッサンとサラダそれからオムレツ。飲み物は果汁100%のオレンジジュース。完成度はまさにホテルの朝食。
私も蓮の横に座る。
向かい側ではなく横だ。蓮いわく『正面からレミの顔見るのもいいけど、横の方が近いからレミは僕の横に座ってね。』だそうだ。横に座っても蓮は私を見てるし食べさせようとするからはじめの頃は緊張して料理の味がわからなかった。勿体ない。
「今日も美味しそう。」
「そうでしょ。僕がレミのために作ってるんだから。」
「いつもありがとう蓮。」
「レミが元気な方が僕も嬉しいからね。風邪ひいても頬が真っ赤で可愛いけどね、甘えん坊になって僕にたくさん頼ってくれて本当に可愛いよね。」
「蓮、もうそのことは忘れて。」
「うん、無理。同棲し始めた最初の頃は緊張して仕方なかったんだもんね。」
「…ほら食べよう!!」
「うん。」
「「いただきます。」」
この時の私は今日もいつもの日常が始まると思っていた。
ディナーはとっても美味しっかった。盛り付けもとても綺麗で目でも楽しめた。食べている最中も蓮とはたくさん話とても楽しくあっという間に時間は過ぎていった。帰りは家まで蓮に送ってもらい私の部屋の前で別れた。次の日からはまたいつもの日常が始まった。
そして…
月日はどんどん過ぎていき、今では大学三年生。なんだかんだで別れることはなくお互いの家に行くようにもなった。2人とも一人暮らしなこともあり親に外泊をしても文句を言われることも無く気が付いたら同棲みたいになっていった。蓮の家は広くて私1人増えても狭いと感じることはなかった。料理などは蓮がしてくれてすっかり蓮の料理の虜になってしまった。
「レミおはよう。」
チュッ、チュッ
くすぐったくて目が覚める。カーテンの隙間から差し込んだ光が寝起きの私にはまぶしくできればもう少し横になっていたいが蓮が私の顔にキスをしていきくすぐったくて起きるしかなっかた。
「んっ、おはよう蓮。くすぐったい。」
私は小さく首を振り抵抗する。しかし蓮に腕枕をされていたためすぐに顔を固定され抵抗は無駄となった。
「今日も可愛いねレミ。」
朝から近距離で見るにはまぶしすぎる蓮の笑顔がすぐ目の前にある。同棲してそれなりに経つがいまだに慣れることのないこの顔。
「さ、朝食がもうできるから顔を洗ってきなよ。あ、目玉焼きとオムレツどっちがいい?」
「…オムレツ。何度も言うけどいったいいつから起きてるのよ。しかもわざわざベットの中にまで戻ってきてるし。私は眠りが深い方だけど一度も気が付かないなんて…蓮、私に睡眠薬なんてもってないわよね?」
「僕がレミにそんなの使うはずないでしょ?使うとしても非常事態だけだよ。」
「…非常事態には使うのね。まあ蓮だし今更か。顔洗ってくる。」
「うん。美味しいオムレツ作っておくから早くおいで。」
蓮はベッドから立ち上がりキッチンに戻る。
「私も起きるか。」
ヘアバンドで髪の毛をまとめ顔を洗い歯を磨く。タオルで顔を拭く。
蓮と一緒に住むようになってはや2ヶ月。蓮は私にキスをたくさんしてくるし、くっついてもくる。蓮から愛されている自信はあるすでに溺愛の域だ。
…なのに、なのにいまだにキス以上はしてこない。あんなにすごいキスしてくるくせに…
「私って魅力ないのかなぁ。はぁ…。」
付き合ってもうすぐ一年。なのにまだやってないって。同棲してるのに…
「レミーご飯できたよ。」
「あ、はいっ。」
私はリビングに向かう。4人掛けのテーブルには美味しそうな朝食が並べられている。今日はクロワッサンとサラダそれからオムレツ。飲み物は果汁100%のオレンジジュース。完成度はまさにホテルの朝食。
私も蓮の横に座る。
向かい側ではなく横だ。蓮いわく『正面からレミの顔見るのもいいけど、横の方が近いからレミは僕の横に座ってね。』だそうだ。横に座っても蓮は私を見てるし食べさせようとするからはじめの頃は緊張して料理の味がわからなかった。勿体ない。
「今日も美味しそう。」
「そうでしょ。僕がレミのために作ってるんだから。」
「いつもありがとう蓮。」
「レミが元気な方が僕も嬉しいからね。風邪ひいても頬が真っ赤で可愛いけどね、甘えん坊になって僕にたくさん頼ってくれて本当に可愛いよね。」
「蓮、もうそのことは忘れて。」
「うん、無理。同棲し始めた最初の頃は緊張して仕方なかったんだもんね。」
「…ほら食べよう!!」
「うん。」
「「いただきます。」」
この時の私は今日もいつもの日常が始まると思っていた。
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