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本編
女子会
しおりを挟む蓮とお昼を一緒に食べた翌日。
仲良し3人でのランチタイム中。今日こそは平和なランチだ。
「レミさ、彼氏できた?」
「ぶっ、けほけほ」
「うわ、汚いな。吹かないでよ」
「大丈夫ですか?レミ」
「あ、ありがとう雛」
皆さんこんにちは、今日もいい天気ですね。いきなり吹いてすみません。
蓮と一緒にお昼を食べた日から2日目です。蓮との約束の土曜日まで後今日も入れて3日あります。え?あの後イチャイチャしてたんでしょ?し、してませんよ!2人で仲良くお昼を食べて最近好きな本や講義で分からないところを聞いていただけです。
私も蓮が余りにも手を出してこないのでちょっと気にしてますけど…
こほんっ、話がそれましたね。
「いきなり何言ってくるのよ恵美!」
「いや、最近レミの雰囲気が変わったっていうか、なんて言うか。
それに、この間の唐揚げとか、態々私達に試食して欲しいなんて珍しい事してくるから。手作りのお菓子なら、前からあったけどおかず何かは無かったじゃない?」
「そう言えばそうですね。レミ最近雰囲気が可愛くなったと言うか……」
「雛まで!い、居ないから。彼氏なんて、恵美は私にずっと彼氏居なかったの知ってるでしょ?それに、私彼氏とか興味無いって言ってあったよね!?」
「まぁ、そうだけど。大学生になったしレミだって十分可愛いじゃない。可能性は無くはないかなって?」
「軽っ!」
「で、実際はどうなのよ?」
「私も気になりますね。レミどうなんですか?」
あ、圧が凄い。2人がら怖い!
確かに2人なら、信頼できるけどまさか、相手があの神月蓮なんて言えない…
最近食堂で近くに座って来る理由が私なんて。しかもこんな人が居る所じゃあ口が裂けても言えない。誰か他の子が聞いていたらと
思うと恐くて言えない。冷や汗が止まらないです!
「レミどうなのよ?」
「ひゃ、ひゃい!」
恵美、恵美顔恐い!何か背後に般若の顔が見えるんだけど!
「え、えーと。ここじゃあ言えないので私の家でもいい、ですか?」
「「もちろん!!」」
食い付きが早いよ2人とも!
という事で今日なら2人とも空いてるという事で早速お菓子と飲み物をコンビニで買い私の家に向かった。
交通機関を使い約20分私が1人で部屋を借りているアパートに着いた。
私が前を歩き部屋の鍵を開ける。
ガチャッ
「ただいま。」
「「お邪魔します!」」
部屋の窓を開け空気を入れ換える。私の部屋は1Kの部屋で黄色やオレンジ等の暖色を多く取り入れた明るい雰囲気の部屋だ。
勝手知ったる2人は早速自分がいつも座る場所に陣取る。
私がコップを3つテーブルに持って行くと既にテーブルの上には先程買ったお菓子の袋を開き後はコップにジュースを注げば準備万端の状態だった。
私は3つのコップにジュースを注ぎ、2人の前に置いた。
さぁ、尋問の開始だ。
「さて、食べ物の準備も出来たしさっさと白状しなさいレミ。
あんた、彼氏出来たんでしょ?」
「はい、できました」
「それでレミ、相手は誰なんですか?私達も知っている人ですか?」
雛も誰かの恋話となると楽しそうにするわよね。
「えっと、2人とも知ってるよ」
「「本当に!?」」
「誰なの?レミ!」
「えっと、同じ学部の神月蓮…さん?君?」
「「え、ええええええええぇぇぇ!!」」
2人の大声が部屋中に響いた。恵美は兎も角雛の大声はレアだ。
「え、神月蓮ってあの、我が校1イケメンの?」
「あの天才の?」
「多分2人が考えてる人であってるよ。あの、私達と同い年で既に
ファンクラブまでできてる神月蓮。つい最近お試しで付き合う事になったんだ。あ、付き合う切っ掛けは秘密だから」
流石に私が執着系男子が好きなんて、口が滑っても言えないもの!
然もあの、神月蓮が重過ぎて振られた経験有りなんて言えません!
応援ありがとうございます!
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