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本編
出会い
しおりを挟む今日も一日が終わっていく。何の変化もなく日々は過ぎていく。
春の日差しが柔らかくさす、桜の花が辺り一面に広がるなか
私は桜花大学に入学を果たした。
私、黒崎レミは桜花大学の政治経済学部の経営学科に幼馴染の
笹川恵美と一緒に合格したて現在は大学二年生。
「…ミ、レミ、起きてよ!」
「…ん?」
「やっと、起きた。まだ、入学したばっかりなんだから寝ないでよね」
「…あれ、私寝てた?」
「うん、それはもうぐっすりとお眠りに。レミのことだからまた夜遅くまで読書してたんでしょ?」
「さすが、私の幼馴染よくお分かりで」
「褒めるくらいなら、しっかり講義聞いてなさいよ」
「フフフ、相変わらずお二人は仲が良いですね」
「…雛、笑ってないで雛もレミのこと起こしてよ」
「あら、でもそれは幼馴染である恵美の仕事でしょう?私がとったら悪いわよ」
私を起こしてくれた明るい茶髪でボブ、同色の瞳で綺麗系女子な
笹川 恵美。私の小学校時代からの幼馴染で、面倒見ての良い自慢の親友だ。もう一人、そんな私たちのやりとりを聞いて笑っていた金茶のミディアムで毛先が内巻きになっている、茶色瞳の早瀬 雛、大学に入ってから知り合った友達で大学ではよく三人でいることが多い。
私は黒髪黒目のいたって普通な日本人、瞳がぱっちり二重なのが特徴だ。
「ほら、ランチに行くよ」
そう言って、恵美が自分の荷物をまとめて席を立った。
「そうですね。私もお腹が空いてきました」
恵美にならい雛も荷物を片付けて席を立つ。
「わっ、待って待ってすぐに私も片付けるから!」
そう言い、急いで机の上のに広がっているノートや教科書を自分のバッグの中に詰めていく。
恵美は、冗談抜きで置いてくからなぁ。
まぁ、そんなさっぱりしたところが好きで一緒に居るんだけど。
小さな頃から一緒で気が置けない仲な、恵美はレミに容赦が無い。親友と一緒に居ると心が落ち着く。
「これ、落ちたよ」
「へ?」
そう言われて目の前に一枚のプリントだった。
そう言われて差し出されたプリントには黒崎レミと書かれていて
正しく私のプリントで、お礼を言いうために慌てて顔を上げる。
「あ、本当だ。ありがと…う」
ピシッ
顔を上げ、相手の顔を見て驚いた。
烏の濡れ羽色の様な黒髪に黒曜石の様な瞳を持った長身の男子。
入学早々有名になった、情報に疎い私でも知っている同じ学科の
神月 蓮だった。
同じ学科なだけあってよく見かけるけど、話したことはなかった。イケメンは何してもかっこいいな。
「蓮~、早く昼食べに行こう!」
「あぁ、わかってる。それじゃあ」
私たちとは離れた所から、彼を呼ぶ声が聞こえてそちらに視線を向けた。彼は彼を呼ぶ声の方へと歩いて行った。
(確かあの人は、花宮 海斗。彼も神月君とよく一緒に居ることで有名になった一人だったはず)
「レミ!早くしないと本当に置いてくよ!」
「あ、ごめん。もう行くから」
急いでプリントをファイルにしまい、レミたちの居る場所に走って行った。
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文才に関してはさっぱりですが、楽しめて頂けたでしょうか?
楽しめて頂けたら作者としてとても嬉しいです。ヽ(*´∀`)
最新は不定期になるかもしれないです。できるだけ頑張りたいです。
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