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地上へ_1
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官庁が立ち並ぶM区の中央にそびえ立つ、一枚岩のような巨大高層建築を目にしたことがある者は少なくないだろう。
怪人が区内に出現したときは勿論、年に一度の新ヒーロースーツ発表など、ニュース番組の背景に必ずと言っていい程映し出されるそれは、東都ヒーロー基地管理庁である。
管理庁は全国のヒーロー基地を統治管轄する、言わばヒーロー達の親玉的組織だ。
この次元のこの国に初めて降り立った初代ヒーロー、ディメンション・パトロールが身を寄せたひとつの消防本部は、いまやヒーロー隊の総本山として首都中央に太い根を下ろしていた。
組織の長は言うまでもなくディメンション・パトロールであり、彼らは都内あるいは大都市の拠点を巡りつつ、ヒーロー基地が正常に機能しているか監督しているのだという。
彼らは言う。
我々はヒーローのことをいつでも見守っている、と。
◆
「いやー、まさか中央を襲うなんて……」
俺のために死ねるか?
そう問われ、間を置かず返事をした暖馬に告げられたのは、第四超越・教団の総力を持って行う大規模奇襲作戦だった。
その内容は管理庁を奪取し、全拠点に繋がっている怪人警報アラートを利用して電波を流し、基地職員はおろか全国民をも洗脳させる壮大な計画だ。
「俺が言うのもなんですが、皆に効きますかね? ディメンション・パトロールはニンゲンの守護者という洗脳はすごく強いですし」
常識がひっくり返っている暖馬は、苦笑しながら首の付け根を掻いていた。
何しろ最近まで生粋の正義の味方だったのだ。
わずかな期間、正規のヒーローとして怪人と対峙したことのある暖馬はきまりが悪そうにギガンを見上げる。
「最近はニンゲン共のデバイスに非常警報が鳴るシステムが組み込まれてるだろ? 俺等の出現の時も鳴るように法整備がされた」
「えっ」
「俺は雑魚の成りすましは死んでも御免だが、喜んでやるやつらが意外と多くてな」
ギガンの脳内に紺色の軍帽を被ったニンゲン擬態怪人が得意げに笑っている顔が浮かび上がる。
顔をしかめながらそのイメージを脳内から消したギガンは、鼻を一つ鳴らすと白けた調子で説明を続けた。
「オクトールの野郎がやったように、管理庁にも政治家にも何人かヒトじゃないのが居るってわけだ。さすがに基地丸ごと乗っ取りは気づかれたが、末端の雑魚が息を潜めてるくらいなら潜入は容易らしい。まあ、権限もないから大したことはできんそうだが」
第四超越・教団は内通者から得た情報収集とこちらに有利な調整、月に四回程度の定期的襲撃、それらを繰り返すことで、堅牢だったセキュリティの穴を掴むことが出来た。
機は熟した。
あとは実行に移すのみ。
ニンゲンが怪人にひれ伏し、保護される世界。
次元の壁を越えてやってきた、帝王と呼ばれる教団の長が唱える新しき世の誕生である。
ディメンション・パトロールが裏で人間を殺処分する外道組織であると思わされ、怪人側がレジスタンスの救世主と信じ込んでいる暖馬は、新世界到来の予感に凍っていた川が春を迎えて雪解け水を流すようになるほどの清々しさを覚えていた。
「ディメンション・パトロールが居なくなったら、博士と地上で暮らせますね!」
「あぁ?」
浮かれた調子の暖馬の言葉に、ひじ掛けに付いていたギガンの腕がずるりとずり落ちそうになる。
「三百六十日くらいは基地生活でしたから、行ってみたいとこいっぱいあるんですよねー。実はまだ東都タワー登ったこと無くて、解体前には一度」
「お前何言ってんだ?」
突然デート計画を放し始めた暖馬に付いていけないギガンは、殆ど考える前にそう口にしていた。
「あっすみません。俺死ぬんでしたよね。博士の為ならしょうがないけど……」
へらへらしたかと思えば落ち込む素振りを見せる暖馬に、ギガンは目を閉じてぼりぼりと顰めた眉の間を機械の指で掻く。
深く刻まれた眉間の皺に冷たい指が心地いい。
ニンゲンの不可解な言動にフリーズしそうな脳味噌に指が動けと命じる。
「お前が何をしたいのかよく分からねぇが、万が一作戦完了後まで生きてたら叶えてやるよ」
行楽の良さなど一つも理解していないギガンだったが、犬にやる気を出させるためと自分に言い聞かせ、暖馬にそう約束した。
「やった! 生きる希望が湧きてきました! それで、俺は何をすればいいんですか?」
「ヒーロー隊を迎え撃ってもらう。第三東京のやつらをな」
古巣、しかも同じ隊員として組んでいた人間と戦うことを命じられた暖馬だったが、その顔に驚きは一切浮かんでいない。
「分かりました。手の内は知ってます。彼らを倒して、博士のバトルスーツのほうが凄いことも証明して見せますっ」
瞳を覗けば熱い焔が揺らいでいそうなほど力強い眼差しで見上げる暖馬から目線を外したギガンは、チェアを回転させてPCモニタに向き合う。
「……成功はお前と雑魚兵の粘りにかかってる。死んでも止めろよ」
「はい!」
ギガンは暖馬に聞こえない程度の小さな溜め息をつくと、リマインダーに〔犬 脳検査〕と打ち込んでいた。
◆
ギガンから最終決戦の詳細を伝えられてから数日、暖馬は有頂天だった。
地上で暴れていた量産型怪人に埋め込まれたライブカメラが記録した今代ヒーローの戦闘を分析しながら、地下の大空洞で旧型下級戦闘員相手に戦闘訓練を繰り返し行う日々。
悪趣味な太刀も腕に馴染み、身体の一部のように難なく振り回せるようになった。
最終的に太刀には蛇の牙のように刀身から神経毒が滲むよう改造が施されたが、暖馬はそれをかつての同胞に向けて振るうことに何も違和感を覚えなかった。
既にディメンション・パトロールによって深い精神汚染が進んだニンゲンは救いようがないだろう。
ニンゲンにとって真に平和が訪れる礎となるなら、きっと彼らも喜ぶはずだ。暖馬はそう信じて疑わない。
そして何より暖馬の心を弾ませたのは、地上に出られるということだ。
常に薄暗く湿った空気が流れる地下施設で過ごしていると、どうしても陽の光が欲しくなる。
消毒済みの金臭い水の匂いより、草いきれの混じる雨の匂いが嗅ぎたい。
空調の強く乾いた風ではなく、頬を撫でてゆく柔らかな微風を感じたい。
だが、第四超越・教団の誰もが、地上で寛ぐことなど出来ないだろう。ヒトに擬態でもしない限りは。
しかしそれももうすぐ終わる。
ディメンション・パトロールの洗脳が解け、ニンゲンが怪人の支配を受け入れるようになれば、お天道様の下、大手を振るって博士の隣を歩ける。
きっと博士だってこんな地下暮らしは好きじゃないだろう。博士が博士になる前のことは詳しくないが、かなりの戦闘狂だったらしい。
暖馬の脳内には様々な屋外スポーツをする自分とギガンの姿が浮かび上がる。
だが、その妄想もモニタに映るヒーロー隊員の映像によって千切れていってしまう。
『お前、俺のために死ねるか』
あれから事あるごとに思い起こされるギガンの言葉。
死ねます。
他でもない貴方の為なら。
だけど死にたくない。
出来るならディメンション・パトロールが駆逐された新世界で、博士と一緒に過ごしたい。
映像の中で旧型下級戦闘員を屠り続けるヒーロー隊員の動きには無駄がない。
自分が目指し続けて到達できなかった者たちの集まり。
恐らく自分が属した隊の一代下だろう。グリーンの代打をしていた時に共闘した隊員よりずっと連携が取れているように見える。
彼らの戦闘訓練補助をしていた時は、その能力の高さに気おくれしていた。
だが今は違う。
どんな手を使っても、刺し違えてでも勝つ。
でも出来れば生き残っていたい。
暖馬は広い広い地下空間の片隅でひとり、デバイスの画面を睨み続けていた。
つづく
怪人が区内に出現したときは勿論、年に一度の新ヒーロースーツ発表など、ニュース番組の背景に必ずと言っていい程映し出されるそれは、東都ヒーロー基地管理庁である。
管理庁は全国のヒーロー基地を統治管轄する、言わばヒーロー達の親玉的組織だ。
この次元のこの国に初めて降り立った初代ヒーロー、ディメンション・パトロールが身を寄せたひとつの消防本部は、いまやヒーロー隊の総本山として首都中央に太い根を下ろしていた。
組織の長は言うまでもなくディメンション・パトロールであり、彼らは都内あるいは大都市の拠点を巡りつつ、ヒーロー基地が正常に機能しているか監督しているのだという。
彼らは言う。
我々はヒーローのことをいつでも見守っている、と。
◆
「いやー、まさか中央を襲うなんて……」
俺のために死ねるか?
そう問われ、間を置かず返事をした暖馬に告げられたのは、第四超越・教団の総力を持って行う大規模奇襲作戦だった。
その内容は管理庁を奪取し、全拠点に繋がっている怪人警報アラートを利用して電波を流し、基地職員はおろか全国民をも洗脳させる壮大な計画だ。
「俺が言うのもなんですが、皆に効きますかね? ディメンション・パトロールはニンゲンの守護者という洗脳はすごく強いですし」
常識がひっくり返っている暖馬は、苦笑しながら首の付け根を掻いていた。
何しろ最近まで生粋の正義の味方だったのだ。
わずかな期間、正規のヒーローとして怪人と対峙したことのある暖馬はきまりが悪そうにギガンを見上げる。
「最近はニンゲン共のデバイスに非常警報が鳴るシステムが組み込まれてるだろ? 俺等の出現の時も鳴るように法整備がされた」
「えっ」
「俺は雑魚の成りすましは死んでも御免だが、喜んでやるやつらが意外と多くてな」
ギガンの脳内に紺色の軍帽を被ったニンゲン擬態怪人が得意げに笑っている顔が浮かび上がる。
顔をしかめながらそのイメージを脳内から消したギガンは、鼻を一つ鳴らすと白けた調子で説明を続けた。
「オクトールの野郎がやったように、管理庁にも政治家にも何人かヒトじゃないのが居るってわけだ。さすがに基地丸ごと乗っ取りは気づかれたが、末端の雑魚が息を潜めてるくらいなら潜入は容易らしい。まあ、権限もないから大したことはできんそうだが」
第四超越・教団は内通者から得た情報収集とこちらに有利な調整、月に四回程度の定期的襲撃、それらを繰り返すことで、堅牢だったセキュリティの穴を掴むことが出来た。
機は熟した。
あとは実行に移すのみ。
ニンゲンが怪人にひれ伏し、保護される世界。
次元の壁を越えてやってきた、帝王と呼ばれる教団の長が唱える新しき世の誕生である。
ディメンション・パトロールが裏で人間を殺処分する外道組織であると思わされ、怪人側がレジスタンスの救世主と信じ込んでいる暖馬は、新世界到来の予感に凍っていた川が春を迎えて雪解け水を流すようになるほどの清々しさを覚えていた。
「ディメンション・パトロールが居なくなったら、博士と地上で暮らせますね!」
「あぁ?」
浮かれた調子の暖馬の言葉に、ひじ掛けに付いていたギガンの腕がずるりとずり落ちそうになる。
「三百六十日くらいは基地生活でしたから、行ってみたいとこいっぱいあるんですよねー。実はまだ東都タワー登ったこと無くて、解体前には一度」
「お前何言ってんだ?」
突然デート計画を放し始めた暖馬に付いていけないギガンは、殆ど考える前にそう口にしていた。
「あっすみません。俺死ぬんでしたよね。博士の為ならしょうがないけど……」
へらへらしたかと思えば落ち込む素振りを見せる暖馬に、ギガンは目を閉じてぼりぼりと顰めた眉の間を機械の指で掻く。
深く刻まれた眉間の皺に冷たい指が心地いい。
ニンゲンの不可解な言動にフリーズしそうな脳味噌に指が動けと命じる。
「お前が何をしたいのかよく分からねぇが、万が一作戦完了後まで生きてたら叶えてやるよ」
行楽の良さなど一つも理解していないギガンだったが、犬にやる気を出させるためと自分に言い聞かせ、暖馬にそう約束した。
「やった! 生きる希望が湧きてきました! それで、俺は何をすればいいんですか?」
「ヒーロー隊を迎え撃ってもらう。第三東京のやつらをな」
古巣、しかも同じ隊員として組んでいた人間と戦うことを命じられた暖馬だったが、その顔に驚きは一切浮かんでいない。
「分かりました。手の内は知ってます。彼らを倒して、博士のバトルスーツのほうが凄いことも証明して見せますっ」
瞳を覗けば熱い焔が揺らいでいそうなほど力強い眼差しで見上げる暖馬から目線を外したギガンは、チェアを回転させてPCモニタに向き合う。
「……成功はお前と雑魚兵の粘りにかかってる。死んでも止めろよ」
「はい!」
ギガンは暖馬に聞こえない程度の小さな溜め息をつくと、リマインダーに〔犬 脳検査〕と打ち込んでいた。
◆
ギガンから最終決戦の詳細を伝えられてから数日、暖馬は有頂天だった。
地上で暴れていた量産型怪人に埋め込まれたライブカメラが記録した今代ヒーローの戦闘を分析しながら、地下の大空洞で旧型下級戦闘員相手に戦闘訓練を繰り返し行う日々。
悪趣味な太刀も腕に馴染み、身体の一部のように難なく振り回せるようになった。
最終的に太刀には蛇の牙のように刀身から神経毒が滲むよう改造が施されたが、暖馬はそれをかつての同胞に向けて振るうことに何も違和感を覚えなかった。
既にディメンション・パトロールによって深い精神汚染が進んだニンゲンは救いようがないだろう。
ニンゲンにとって真に平和が訪れる礎となるなら、きっと彼らも喜ぶはずだ。暖馬はそう信じて疑わない。
そして何より暖馬の心を弾ませたのは、地上に出られるということだ。
常に薄暗く湿った空気が流れる地下施設で過ごしていると、どうしても陽の光が欲しくなる。
消毒済みの金臭い水の匂いより、草いきれの混じる雨の匂いが嗅ぎたい。
空調の強く乾いた風ではなく、頬を撫でてゆく柔らかな微風を感じたい。
だが、第四超越・教団の誰もが、地上で寛ぐことなど出来ないだろう。ヒトに擬態でもしない限りは。
しかしそれももうすぐ終わる。
ディメンション・パトロールの洗脳が解け、ニンゲンが怪人の支配を受け入れるようになれば、お天道様の下、大手を振るって博士の隣を歩ける。
きっと博士だってこんな地下暮らしは好きじゃないだろう。博士が博士になる前のことは詳しくないが、かなりの戦闘狂だったらしい。
暖馬の脳内には様々な屋外スポーツをする自分とギガンの姿が浮かび上がる。
だが、その妄想もモニタに映るヒーロー隊員の映像によって千切れていってしまう。
『お前、俺のために死ねるか』
あれから事あるごとに思い起こされるギガンの言葉。
死ねます。
他でもない貴方の為なら。
だけど死にたくない。
出来るならディメンション・パトロールが駆逐された新世界で、博士と一緒に過ごしたい。
映像の中で旧型下級戦闘員を屠り続けるヒーロー隊員の動きには無駄がない。
自分が目指し続けて到達できなかった者たちの集まり。
恐らく自分が属した隊の一代下だろう。グリーンの代打をしていた時に共闘した隊員よりずっと連携が取れているように見える。
彼らの戦闘訓練補助をしていた時は、その能力の高さに気おくれしていた。
だが今は違う。
どんな手を使っても、刺し違えてでも勝つ。
でも出来れば生き残っていたい。
暖馬は広い広い地下空間の片隅でひとり、デバイスの画面を睨み続けていた。
つづく
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