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真実_2
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長い長い作戦会議からようやく解放されたギガンは、赤色灯が作り出す頼りなくも不気味な灯りの下、研究棟の廊下を歩いている。
携帯デバイスを取り出し、飼い犬のバイタルを確認すると、そこには驚くほど安定した数値が波形となって脈打っていた。
精神異常値検出アラートが表示されたのは会議中のただ一度きり。
誤作動か。そうだといいが。
アレに壊れられては困る。俺にはまだあいつが必要だ。
ギガンが自室の扉を開くと、中は真っ暗闇だった。
何が起きてる。
ギガンは舌打ちがてら壁に手を這わせ、照明スイッチを探る。
この地下施設の光源は全て電力だ。
陰気な実験場の連なりには陽光も月光も射し込まない。
発狂して死んだか?
嫌な予感がギガンの頭をよぎる。
それと同時に徹の指がスイッチを探り当てた。
ロクにメンテナンスをしていない天井の灯りは、パチパチと何度か点滅した後、部屋の中を照らし始める。
ギガンの見慣れた、それでいて以前より格段に片付いた自室が現れる。
上下に連なった異形の眼を動かし、ギガンは暖馬の姿を探る。
どこにもいない。
その代わり目に入ったのは、PCデスクの前に置かれたトレーだった。
紙の汁椀にラップがかけられ、中に粥のようなものが入っていた。災害備蓄用の食料でも温めたようだ。
俺に、か?
ギガンは自分の腕を掻きむしりたくなるような感覚に襲われた。
これはニンゲンが行う他者を労わる行為。
それはギガンにとって薄気味悪く、かといって邪険に出来ぬ何かが胸の内に巣食っていく。
慈愛。そんなものは脆弱なニンゲンが生きていくための狡い行為を正当化しただけに過ぎない。
ギガンは製造されてからこのかた、ニンゲン、特にヒーロー共が説く”思いやり”というものに嫌悪感を抱いてきた。
まだ戦えていた頃は特に。
「まあ、犬が飼い主に尻尾振るのは当然だからな」
まるで自分に言い聞かせるように独り言ちたギガンは、椀には手を付けずにデスクから背を向けた。
悠長に飯を食っている場合ではない。
洗脳状態下であれば放し飼いでも問題ないと判断した自分が愚かだったのか。
気絶している時に発信機でも埋め込んでおくべきだった。
暖馬が行きそうな場所を考えようと腕組みしたところに、微かな衣擦れの音が聞こえた。
薬品棚の奥、ギガンが寝床として使っているマットレスの上で、何かが蠢いているようだ。
ギガンが顔をしかめながら大股でそこに近寄ると、タオルケットに包まった人型の膨らみが寝返りを打っていた。
◆
今が朝なのか、夜なのか、暖馬には判別がつかない。
ただ、身体はもう睡眠を必要としておらず、殆ど光源の無い室内で瞼が開かれた。
狭い。
暖馬の身体は壁と何か大きなものに挟まれているようだ。
なんだろコレ?
寝ぼけた頭のまま、暖馬は自分の左隣にある山のような影に手を伸ばす。
それは布を纏った温かなイキモノらしい。
弾力のある柔らかな肉の感触が掌に伝わる。
掴んでもなお余るそれの揉み心地は中々に良かった。
「……手ェ切り落とされてぇのか、おい」
温かな血潮とはかけ離れた、地獄の底から這い出てきた魔物のように低く掠れた不機嫌な声が暖馬の耳に刺さる。
だが、その脅しも暖馬にとっては嬉しいものだった。
「あ、博士、おはようございます」
「お前……」
左大胸筋への唐突な愛撫に起こされてしまったギガンは、呆れてモノが言えなくなった。
「クソ、お前なんか床に転がしときゃよかった」
「そんな冷たいこと言わないでください。それに床で寝たら風邪ひきます、さすがに」
「だから追い出さなかったんだろうが。バトルスーツのないお前らのひ弱さはよく知ってるつもりだ。少し気温が変動するくらいで動けなくなる雑魚共め」
「だから隣にいてくれたんですか?」
「寝言は寝てから言え。俺は俺の寝床で休んだだけだ。お前が勝手に寝やがったんだろうが」
地上の時刻では朝七時頃、ギガンは暖馬を足蹴にしつつ茶を入れるよう命じ、二人はインスタントの緑茶を啜りつつ他愛のない会話を続けている。
デスクに腰掛けたギガンはいかにも億劫そうに電子メールやイントラネット内の指示を確認し、それを近くのスツールに腰掛けた暖馬が見守っている。
「博士、朝食は何にしますか? レトルトパウチの種類と数は把握してます。そうだ、生鮮食品ってどこかにありますか? インスタントも美味しいですけど、やっぱり」
「よく喋るなお前は」
「博士が戻って来てくれて嬉しいので、つい」
緩みきった顔をした暖馬にギガンもつられそうになったが、腑抜けた顔を見られたくないギガンは口元を引き締め、チェアを回転させて暖馬に背を向けて鼻を鳴らした。
「俺は食事なんぞにこだわりはない。好きにしろ」
「分かりました! じゃあ温めてきますね」
腹が減っていることもあるが、何よりギガンと食事を共にできる嬉しさに顔をほころばせた暖馬は、部屋に積んである段ボールからひょいひょいといくつかのレトルトパウチをピックアップし、上機嫌に部屋を出て行った。
十分とかからないうちに戻ってくるだろう。
すっかり己に懐いた様子の暖馬を見て、ギガンは昨日のアラートについて再度思考を巡らせていた。
「これも美味しいんですけど、やっぱり朝は目玉焼きが食べたいです」
「そうかよ」
根菜の入ったチキンクリーム煮を食べながら、暖馬は焦がれたように目玉焼きへの思いを口にする。
「朝はいつもハムエッグ定食を頼んでいたんです。俺、訓練の準備があるからいつも一番に食堂に行ってて、今日は違うの食べようかなーと思っても、ハムエッグね! って言われちゃうと断れなかったんですよね。好きだからいいんですけど」
「そうか。よかったな」
「そんなどうでもいいって顔しないでくださいよ」
「どうでもいいからな」
「冷たいな、博士は。あっ、もしかして、俺がヒーロー基地のこと楽しそうに話したから、妬いてたりとか」
「はぁ!?」
ギガンは思わずプラスチックスプーンの柄を握り折ってしまった。だが、それに構わず暖馬は誇らしげに笑いながら話を続ける。
「安心してください、俺は悪のヒーローに未練はありません! 博士と一緒に、真なる巨悪と戦います!」
目を輝かせ、胸の前で握りこぶしを作る暖馬にギガンは得体のしれないうすら寒いものを感じた。
「悪?」
「はい!」
暖馬は勢いよく返事をしながら、興奮剤でも打たれたかのように目を爛々とさせている。
「まあ確かに、使いモンにならないお前を消そうとしたのは──」
「それもそうですが、俺は自分で気づいたんです、怪人がヒーローと戦う真の理由に」
「あ?」
それから暖馬は食事に一切手をつけることなく、昨日目加山に語って聞かせたことをそのままギガンにも伝えた。
「──なるほど。お前はディメンション・パトロールこそがニンゲンの敵だと、そう認識したんだな」
「はい! 今は正義の味方面をしていますが、皆洗脳されているんです。ディメンション・パトロールの影の支配から解き放ち、ニンゲン保護活動をする教団を滅ぼそうと沢山の嘘を重ねています。そうですよね?」
これは参った。
ギガンは吹き出しそうになるのを何とか堪える。
人類の保護者、ディメンション・パトロールに見出された英雄が、自分の母体組織を悪と罵っているではないか。
恐らく、ギガンが植え付けた偽の記憶との整合性を取るために、暖馬の脳がありもしない事実をでっち上げ、自分自身にそう信じ込ませているのだろう。
それがマインドスキャンの副産物なのか、バトルスーツで戦闘を行ったシンクロ効果の残滓なのか、詳しく調べてみない事には何ともいえない。
ただ一つ言えるのは、暖馬の中で善と悪とか完全にひっくり返ってしまったということだった。
ギガンは深い笑みを湛えながら、暖馬へ諭すように返事をする。
「お前はお前の信じたいものを信じればいい」
「はい、俺は博士のことを信じます!」
「ほう?」
「博士は俺の救世主、いや、俺にとってこの世で唯一の英雄です。博士が、博士だけがッ!」
「分かった分かった、落ち着け。ほら、こっちに来い」
昨日のアラートはこれか。
ドラッグでもキメたみたいにのぼせ上ってやがる。
ギガンは白衣の内ポケットに仕舞っていたバトルスーツの核石を取り出し、興奮して腰を浮かせた暖馬に手招きをした。
そして何のためらいも無くやってきた暖馬の胸元へ、軽く核石を押し付ける。
「あ゛っ……博士……」
微弱な洗脳電波が胸板から脳天までをじんじんと震わせてゆく。
暖馬は恍惚とした表情でギガンを見上げた。
バトルスーツを着させられる前、ギガンを睨みつけていた頃の鋭さはもうどこにも無い。
「お前は俺を、俺だけを信じる。そうだな?」
「はい」
「俺の命令は全て遂行する」
「勿論です……」
「どんなことでも」
「はい」
「それが犬の真似でもか?」
「やります。博士の望みなら」
ギガンは核石を白衣の奥に仕舞うと、今だ洗脳電波の甘い揺さぶりに蕩けている暖馬の顎下を指の腹で摩ってやる。
くすぐったげに目を細める暖馬を見て、ギガンは思わず言葉を零した。
「これをディメンション・パトロール共に見せてやりてぇなあ」
つづく
携帯デバイスを取り出し、飼い犬のバイタルを確認すると、そこには驚くほど安定した数値が波形となって脈打っていた。
精神異常値検出アラートが表示されたのは会議中のただ一度きり。
誤作動か。そうだといいが。
アレに壊れられては困る。俺にはまだあいつが必要だ。
ギガンが自室の扉を開くと、中は真っ暗闇だった。
何が起きてる。
ギガンは舌打ちがてら壁に手を這わせ、照明スイッチを探る。
この地下施設の光源は全て電力だ。
陰気な実験場の連なりには陽光も月光も射し込まない。
発狂して死んだか?
嫌な予感がギガンの頭をよぎる。
それと同時に徹の指がスイッチを探り当てた。
ロクにメンテナンスをしていない天井の灯りは、パチパチと何度か点滅した後、部屋の中を照らし始める。
ギガンの見慣れた、それでいて以前より格段に片付いた自室が現れる。
上下に連なった異形の眼を動かし、ギガンは暖馬の姿を探る。
どこにもいない。
その代わり目に入ったのは、PCデスクの前に置かれたトレーだった。
紙の汁椀にラップがかけられ、中に粥のようなものが入っていた。災害備蓄用の食料でも温めたようだ。
俺に、か?
ギガンは自分の腕を掻きむしりたくなるような感覚に襲われた。
これはニンゲンが行う他者を労わる行為。
それはギガンにとって薄気味悪く、かといって邪険に出来ぬ何かが胸の内に巣食っていく。
慈愛。そんなものは脆弱なニンゲンが生きていくための狡い行為を正当化しただけに過ぎない。
ギガンは製造されてからこのかた、ニンゲン、特にヒーロー共が説く”思いやり”というものに嫌悪感を抱いてきた。
まだ戦えていた頃は特に。
「まあ、犬が飼い主に尻尾振るのは当然だからな」
まるで自分に言い聞かせるように独り言ちたギガンは、椀には手を付けずにデスクから背を向けた。
悠長に飯を食っている場合ではない。
洗脳状態下であれば放し飼いでも問題ないと判断した自分が愚かだったのか。
気絶している時に発信機でも埋め込んでおくべきだった。
暖馬が行きそうな場所を考えようと腕組みしたところに、微かな衣擦れの音が聞こえた。
薬品棚の奥、ギガンが寝床として使っているマットレスの上で、何かが蠢いているようだ。
ギガンが顔をしかめながら大股でそこに近寄ると、タオルケットに包まった人型の膨らみが寝返りを打っていた。
◆
今が朝なのか、夜なのか、暖馬には判別がつかない。
ただ、身体はもう睡眠を必要としておらず、殆ど光源の無い室内で瞼が開かれた。
狭い。
暖馬の身体は壁と何か大きなものに挟まれているようだ。
なんだろコレ?
寝ぼけた頭のまま、暖馬は自分の左隣にある山のような影に手を伸ばす。
それは布を纏った温かなイキモノらしい。
弾力のある柔らかな肉の感触が掌に伝わる。
掴んでもなお余るそれの揉み心地は中々に良かった。
「……手ェ切り落とされてぇのか、おい」
温かな血潮とはかけ離れた、地獄の底から這い出てきた魔物のように低く掠れた不機嫌な声が暖馬の耳に刺さる。
だが、その脅しも暖馬にとっては嬉しいものだった。
「あ、博士、おはようございます」
「お前……」
左大胸筋への唐突な愛撫に起こされてしまったギガンは、呆れてモノが言えなくなった。
「クソ、お前なんか床に転がしときゃよかった」
「そんな冷たいこと言わないでください。それに床で寝たら風邪ひきます、さすがに」
「だから追い出さなかったんだろうが。バトルスーツのないお前らのひ弱さはよく知ってるつもりだ。少し気温が変動するくらいで動けなくなる雑魚共め」
「だから隣にいてくれたんですか?」
「寝言は寝てから言え。俺は俺の寝床で休んだだけだ。お前が勝手に寝やがったんだろうが」
地上の時刻では朝七時頃、ギガンは暖馬を足蹴にしつつ茶を入れるよう命じ、二人はインスタントの緑茶を啜りつつ他愛のない会話を続けている。
デスクに腰掛けたギガンはいかにも億劫そうに電子メールやイントラネット内の指示を確認し、それを近くのスツールに腰掛けた暖馬が見守っている。
「博士、朝食は何にしますか? レトルトパウチの種類と数は把握してます。そうだ、生鮮食品ってどこかにありますか? インスタントも美味しいですけど、やっぱり」
「よく喋るなお前は」
「博士が戻って来てくれて嬉しいので、つい」
緩みきった顔をした暖馬にギガンもつられそうになったが、腑抜けた顔を見られたくないギガンは口元を引き締め、チェアを回転させて暖馬に背を向けて鼻を鳴らした。
「俺は食事なんぞにこだわりはない。好きにしろ」
「分かりました! じゃあ温めてきますね」
腹が減っていることもあるが、何よりギガンと食事を共にできる嬉しさに顔をほころばせた暖馬は、部屋に積んである段ボールからひょいひょいといくつかのレトルトパウチをピックアップし、上機嫌に部屋を出て行った。
十分とかからないうちに戻ってくるだろう。
すっかり己に懐いた様子の暖馬を見て、ギガンは昨日のアラートについて再度思考を巡らせていた。
「これも美味しいんですけど、やっぱり朝は目玉焼きが食べたいです」
「そうかよ」
根菜の入ったチキンクリーム煮を食べながら、暖馬は焦がれたように目玉焼きへの思いを口にする。
「朝はいつもハムエッグ定食を頼んでいたんです。俺、訓練の準備があるからいつも一番に食堂に行ってて、今日は違うの食べようかなーと思っても、ハムエッグね! って言われちゃうと断れなかったんですよね。好きだからいいんですけど」
「そうか。よかったな」
「そんなどうでもいいって顔しないでくださいよ」
「どうでもいいからな」
「冷たいな、博士は。あっ、もしかして、俺がヒーロー基地のこと楽しそうに話したから、妬いてたりとか」
「はぁ!?」
ギガンは思わずプラスチックスプーンの柄を握り折ってしまった。だが、それに構わず暖馬は誇らしげに笑いながら話を続ける。
「安心してください、俺は悪のヒーローに未練はありません! 博士と一緒に、真なる巨悪と戦います!」
目を輝かせ、胸の前で握りこぶしを作る暖馬にギガンは得体のしれないうすら寒いものを感じた。
「悪?」
「はい!」
暖馬は勢いよく返事をしながら、興奮剤でも打たれたかのように目を爛々とさせている。
「まあ確かに、使いモンにならないお前を消そうとしたのは──」
「それもそうですが、俺は自分で気づいたんです、怪人がヒーローと戦う真の理由に」
「あ?」
それから暖馬は食事に一切手をつけることなく、昨日目加山に語って聞かせたことをそのままギガンにも伝えた。
「──なるほど。お前はディメンション・パトロールこそがニンゲンの敵だと、そう認識したんだな」
「はい! 今は正義の味方面をしていますが、皆洗脳されているんです。ディメンション・パトロールの影の支配から解き放ち、ニンゲン保護活動をする教団を滅ぼそうと沢山の嘘を重ねています。そうですよね?」
これは参った。
ギガンは吹き出しそうになるのを何とか堪える。
人類の保護者、ディメンション・パトロールに見出された英雄が、自分の母体組織を悪と罵っているではないか。
恐らく、ギガンが植え付けた偽の記憶との整合性を取るために、暖馬の脳がありもしない事実をでっち上げ、自分自身にそう信じ込ませているのだろう。
それがマインドスキャンの副産物なのか、バトルスーツで戦闘を行ったシンクロ効果の残滓なのか、詳しく調べてみない事には何ともいえない。
ただ一つ言えるのは、暖馬の中で善と悪とか完全にひっくり返ってしまったということだった。
ギガンは深い笑みを湛えながら、暖馬へ諭すように返事をする。
「お前はお前の信じたいものを信じればいい」
「はい、俺は博士のことを信じます!」
「ほう?」
「博士は俺の救世主、いや、俺にとってこの世で唯一の英雄です。博士が、博士だけがッ!」
「分かった分かった、落ち着け。ほら、こっちに来い」
昨日のアラートはこれか。
ドラッグでもキメたみたいにのぼせ上ってやがる。
ギガンは白衣の内ポケットに仕舞っていたバトルスーツの核石を取り出し、興奮して腰を浮かせた暖馬に手招きをした。
そして何のためらいも無くやってきた暖馬の胸元へ、軽く核石を押し付ける。
「あ゛っ……博士……」
微弱な洗脳電波が胸板から脳天までをじんじんと震わせてゆく。
暖馬は恍惚とした表情でギガンを見上げた。
バトルスーツを着させられる前、ギガンを睨みつけていた頃の鋭さはもうどこにも無い。
「お前は俺を、俺だけを信じる。そうだな?」
「はい」
「俺の命令は全て遂行する」
「勿論です……」
「どんなことでも」
「はい」
「それが犬の真似でもか?」
「やります。博士の望みなら」
ギガンは核石を白衣の奥に仕舞うと、今だ洗脳電波の甘い揺さぶりに蕩けている暖馬の顎下を指の腹で摩ってやる。
くすぐったげに目を細める暖馬を見て、ギガンは思わず言葉を零した。
「これをディメンション・パトロール共に見せてやりてぇなあ」
つづく
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