炎上したので蛇人だらけの島に左遷されました

青野イワシ

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天笠との生活

夜明け前の淫猥身体検査

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 天笠はその大きく節くれだった両手を、緩く開いた脇の下へと差し入れた。
その途端、健人の身体がびくりと跳ねる。
「くすぐったかったですか」
「冷たいんだよ」
「そうですか? 確かに、貴方の体温は高いように感じますね」
 冷たい男の指が健人の脇の下をやわく掻きはじめる。
「やめろってえ」
 健人はもぞもぞと身体を揺らすようにしてこそばゆさをやり過ごそうとした。
 自分の尾に跨り、困り顔で身もだえる半裸のニンゲンの姿に、天笠は性欲と支配欲を昂らせつつあった。
「協力してください。ここに何か隠していませんか」
「そんなわけ、ないだろっ」
 執拗に指を動かし、天笠は無防備で弱い皮膚をくすぐっていく。
 それに釣られて泣き笑いのような表情を浮かべた健人は、口の隙間から軽く息を漏らしながら身を捩っている。
「なら、脱いで見せて貰えますか」
「はあ? なんで」
 「さあ早く。この島にはこの島の規則があるんです。早く終わらせたいですよね。なら分かりますね?」
 正常な思考力が戻る前に、天笠は畳みかける。
 狼狽えながら目を白黒させる健人のTシャツを強引にめくりあげ、半強制的に頭から引き抜いた。
「そこに立って。手は頭の後ろ。ほら早く。私もこんなもの使いたくないんですよ」
 天笠は健人を急かし、腰の警棒をちらつかせて脅しにかかる。
 健人は悔しそうに顔をしかめながらも、渋々それに従った。いつの間にか脱がされていたのか、裸足の足の裏で年季の入った畳を踏みつける。
 天笠も身体を起こし、向かい合って出会った時のように健人を見下ろすと、いたって真面目な顔を作って健人の身体を探りにかかった。
 何も身に着けていないはずの上半身を軽く叩くように触れる。刃物か何かを探るような荒々しく力強い手つきだ。
 頭の後ろに手を組んだままの健人は、胸板、腹筋、二の腕、脇腹、背中、脇の下、とあらゆる箇所を鷲掴みにされてゆく。
 痛いと感じる手前の力加減で上半身をまさぐられ、健人は腹立たしさと恥ずかしさで頬を上気させながらじっと耐えていた。
 この状況がおかしなものと気づく前に、天笠が当然の公務といった体で触るので、毒の回った頭はすっかり今起きていることの異常性を認識できなかった。
 健気にも屈辱的な仕打ちに耐えるニンゲンの雄を前に、天笠の行為はさらに加速する。
 さも危険物を探しています、という手つきで、ハーフパンツ越しに健人の下肢を撫でまわし始めた。
 路上の時のようにポケットに手を突っ込み、一段と薄くなった生地の上から、よく引き締まった太腿を確かめるように摩る。
 既に財布もスマートフォンも取り出しているというのに、わざとらしく、滑稽なほど天笠の指はポケットの中を動き回った。
「何もねえよもう……」
 むずかゆさと心地悪さにぼやいた健人を叱るように、天笠の右手が布越しに尻肉を掴み、尻の谷間にある穴を目掛けて中指がぐっと力強く押された。
 「いっ!?」
 想像していなかった刺激で健人の身体は腰を突き出すような動きで跳ねる。
 さらに悪いことに、いつの間にか股下に伸ばされた天笠の尾の先が立ち上がり、下から健人の陰嚢と男根を持ち上げ、ぐいぐいと押し撫で始めた。
「何してんだよ!」
「ああ、手はそのまま。これは何ですか」
 いきなり股間を触られ、驚きと怒りで大声で喰ってかかる健人をすまし顔でいなし、天笠は蛇の尾を退かした。その代わりに、右手でむんずとそこを掴む。
 ふにゃふにゃとした幾つかの柔らかいものを、天笠はしっかりと掌で覆った。
「な、何って、あんたらにもあんだろ!?」
 急所を掴まれたことで、健人はおっかなびっくり不思議そうな顔を作る警官を見上げる。
「何ですか。蛇人われわれはこのようなものをぶら下げてはいませんが」
「ふざけんなよ、わかってやってるよな?」
「こっちは真面目ですよ。何ですか、署まで行って写真撮られたいんですか」
「くっそ……チンポだよチンポ! タマとサオ! お巡りさんには生えてないんですかぁー!?」
 まるで喧嘩中の幼児のように、健人はやけくそで囃し立てた。
 「はあ。我々は外に丸出しなんてしませんので。それにこんなに柔くもないですし……ちょっと脱いでもらっていいですか」
 絶対に嫌だ。そう叫びたい健人だったが、今までの流れで抵抗しても無駄であることはゆるんだ頭でも学習していた。
「おかしいだろこの島……」
 下を向き、羞恥と屈辱に顔を歪ませながら健人はハーフパンツのゴムへと手をかける。
 そんな健人の顔を見たくなり、天笠は蛇腹を地に伏せるようにしてしゃがむと「手伝いますね」と言い、ハーフパンツのへりに指をかけた。
「ちょっ」
 驚き目を見張る健人の顔を、天笠は口の端を吊り上げながら見返した。
「こっちの布も下げますね。はい」
 途端、ボクサーパンツごと一気にハーフパンツがずり下げられた。
 ぶるん、と隠れていた萎えた男根と陰嚢がむき出しになる。
 黒々とした陰毛が茂るその下に、頭を下げた皮被りの肉棒が力なく垂れ下がった。見栄剥き・・・・する暇もなく、やや小ぶりなソレを異種族の警官の眼前に晒すことになった健人の顔に、一気に火がついた。
「はあ。これが」
 物珍し気な様子で男根を見つめる天笠だが、その言葉の端にどこか嘲りが混じっているのを健人は聞き逃さなかった。
「ニンゲンの形状はこうだったか……もう少し大きかったような。うーん、違法生体改造とか、してないですよね」
 天笠は人差し指の腹で亀頭をちょいちょいと持ち上げるようにして弄る。
「そんなわけないだろ、おい触んな!」
 下を向く亀頭を指先で揺らして弄ぶ天笠に、健人は大声で威嚇する。
「これがチンポとは思えないですね。本当に射精できますか?」
「はあ? ヒトのモンにケチばっかつけやがって。そっちはどうなんだよ。蛇人のなんて見たことねえけど、その腹ん中に隠してるってことはどうせ租チンだろ? やーい租チンオマワリ」
 雄のシンボルを貶された健人は、何もかも忘れて子供のように天笠へ啖呵を切る。
 毒が回っているとはいえ、少しでも頭が冷えていれば、今のような馬鹿馬鹿しいやり取りはしなくて済んだはずだった。
 だが、健人は引き下がれなかった。なにより、ここまでの身体検査・・・・への鬱憤が溜まっていたせいでもある。
 丸裸で低俗な罵りをするニンゲンの雄の姿は天笠の眼に滑稽に映った。
 そしてそれ以上に、屈服させたいとも思わせた。
 そのために、この幼稚な発言を最大限に活かし、雌雄を決してやることに決めた。
「そこまで言うなら、比べてみましょうか」
「は?」
 天笠は防刃ベストの下にある、少し膨らみつつある蛇腹に手を伸ばす。
 クリーム色の蛇腹がむくりと膨れたかと思うと、その隙間からずるりと粘液を纏った赤黒いものが姿を現した。
「えっ」
 それは健人が思わず零すほど、逞しい異形の肉棒だった。
 腰に佩いた警棒よろしく、太く長いそれは健人の二倍はありそうだ。
 皮も無く剥きだしのそれには太い血管が川のように走り、どくどくと血液を送っている。
 その上、蛇腹の内側に仕舞われていたせいか、肉棒は透明な体液でぬらぬらと妖しく湿っていた。
 そして何より健人を驚かせたのは、二つに分かたれた亀頭だった。
 下半身の祖が持っていた半陰茎へミペニスの名残であり、カリ高の大きな亀頭が二つ付いているようなものだった。
 健人のストリップに内心興奮を覚えていた肉棒は硬くなりつつある。
 天笠がずっしりと重いそれを右手で扱くと、体液がぐちゅぐちゅと淫猥な水音を響かせる。
 勝ち誇ったような笑みを浮かべ、天笠は健人のニンゲンチンポを見下ろす。
 サイズ差は一目瞭然。大人と子供だ。
「ニンゲンのものは随分、可愛いですね。それにしても全然違いますね」
 完全な嘲りの色が混じる視線と声色に、健人は歯噛みしそうになった。
 だが、このまますごすごと引き下がるのも悔しく、何とかやり込めたい気持ちが口を開かせる。
「デカいだけで威張られてもなあ! 要は硬さとモチだからな。ま、まあ分かんないか」
 相手をフニャフニャ中折れ棒と決めつけ、プライドを保って逃げたかった健人はそのまま足元に落ちたハーフパンツと下着を履こうと手を伸ばす。
 だが、天笠の左手がそれを阻止た。
 ずい、と尾を滑らせて距離を詰めた天笠は、至近距離で健人の顔を覗き込む。
「じゃあ比べてみましょうか」
「へ?」
 二度目の挑戦。健人が天笠から視線を反らすと、そこにはギンギンに勃ち上がったものをゆるく握りしめた、男の手がある。
 二つの鈴口を覆うように、体液と先走り液が混じった粘液が糸をひくようだ。
 それはまるで一つの生物、もはや原初の蛇そのものであり、雄の匂いを立ち昇らせていた。
 天笠は粘液のついた右手を離すと、垂れ下がった健人の肉棒に素早くつかみ取った。
「わっ!」
 健人が驚いている間に、天笠はさらに距離を詰める。
 天笠の蛇腹と健人のむき出しの股間が触れ合いそうなほど二人は密着した。
 足首に重しを置くように、黒と黄の尾がくるりと円を描いて健人を取り囲む。
 そして掴まれたニンゲン肉棒は、亀頭を上にして、そそり勃つ蛇人肉棒へ寄り添うようにくっつけられる。
 ぬちょ、と生温かく湿ったものが肉棒に触れ、反射的に健人はびくりと腰を震わせた。
「なにしてんだよ、くっつけんなよそんなもん!」
 便所、更衣室、銭湯、と他人のものはいくらでも見てきたが、竿同士を触れさせ合ったことなど一度もない。
 突然の兜合わせに、健人の脳は処理落ち寸前であった。
 急いで腰を引こうにも、既に大事な部分は天笠の手の中だ。
 それに、脹脛から下は蛇の尾に包囲されている。逃げられない。
「一緒にシゴいて、どっちが先にイくか、勝負しましょう。先にイった方が格下早漏雑魚チンポということで」
「なっ何でそんな」
「自信がありませんか、あれだけ言っておいて。逃げますか? いいですよ、どう見ても軟弱そうですしね」
 健人の肉棒を天笠の大きな手がひと撫でする。
 久々の他人からの刺激に、健人はぞくりと身震いしそうになる。
 そして散々小馬鹿にしてくる異種族の警官に、これ以上舐められるのも沢山だった。
 「やってみろよ、俺が蛇人野郎なんかの手でイくわけないだろ!」
──思ったよりも単純だな、このヒト。
 思考能力が低下しているとはいえ、見栄っ張りなのか虚勢を張るニンゲンに感謝しつつ、天笠は片手で健人の手首を掴んで緩く引き寄せた。
「じゃあ、逆にやってもらっていいですか」
「は?」
「あれ、成体なのにオナニーも出来ないんですか。ニンゲンって変わってますね」
「さっきからお前……すぐにイって俺にかけんなよ!」
 健人はぬらぬらとした異形の巨根を嫌々掴んだ。
 粘性の高いローションをたっぷり垂らしたかのような肉棒は、芯が通ったかのように熱を持って膨らんでいる。
「ちゃんと自分のも握ってくださいね。ズルはだめですよ。あ、私のが大きすぎて無理でしたかね」
「お前のことは絶対許さねえからな。所属と階級とか、あとで聞くからな!」
「はい。ちゃんと教えますから、ほら」
「くそ、この変態野郎」
 コーヒー缶を二回りも大きくしたようなそれと一緒に、自分のものを握り込むと、その圧倒的な差に健人は情けなささえ覚えそうだった。
 脈打つように熱い肉棒と、まだ萎えている自分のそれを筒状にした右手で包み込む。
 肉棒と肉棒とが重なりあうと、ぬちゅ、と体液が水音を鳴らす。健人は二つの肉棒を掴むと、ゆるゆると上下に擦り合わせ始めた。
 健人が手を動かすたび、にゅち、にゅち、にゅち、にゅち、と卑猥な手淫の音色が室内に響き始める。
 蛇人肉棒は雄々しくも吸い付くようであり、とろみのあるローションをたっぷり塗り込んだ弾力のあるオナホールに半分肉棒を埋めているかのようだった。
 柔いようで中は熱く、まだ半勃起状態のそれは、造りが人間と何もかも違うようだ。
 その上カリが天笠の肉棒に触れるたび、敏感なところが刺激され、肉棒の先からじれったい快楽電流が腰奥まで届くようだった。
 気づけば健人の肉棒も硬度を増し、すっかり勃ち上がっている。
 まさか異種族の男と竿を突き合わせて気持ちよくなる日がくるなど、健人は思ってもいなかった。
 何かがおかしい、とここで気づけばよかったのだろうが、すっかり自慰の快楽に呑まれそうにある健人は、蛇人警官に昂っていることを悟られないように呼吸を抑えることで必死だった。
 だがそれも徒労であり、すっかり手を動かしては眉根を寄せて耐えるような表情を見せる健人の変化を、天笠が見逃すはずがなかった。
「単調ですね」
「なっ」
 気色ばんだ健人が手を止め、顔を上げると、困ったように優しく笑う天笠の顔があった。
「あくびが出そうです。交代しましょう。はい、気を付け。休め」
 キビキビと言われると、反射的に従わなくてはならないと思うのはなぜだろう。
 毒が、培った社会通念が、目の前の権威的な制服が、そうさせるのかもしれない。
 逆らっても面倒なことになるから、と自分に言い聞かせ、健人はゆるく腰の後ろで手を組んだ。
 すると、余っていた尻尾の先が立ち上がり、それは手錠のように健人の手首に巻き付いた。
 くん、と軽く後ろに引っ張られ、健人は少し胸板と腰を反らすような体制になる。
 自ら腰を突き出し、勃起した肉棒を見せつけるような格好に健人は恥ずかしさを覚えた。
「なんだよ、あっ……」
天笠に文句を垂れようとしたその瞬間、猛った肉棒に新たな刺激が加わる。
 亀頭がすっぽりと天笠の分かたれた亀頭の間に挟まれるようにくっつけられた。
 天笠の節くれだった左手が二本の根元から上を固定するように握る。
 そして、粘液で生ぬるく湿った右の手のひらで三つの亀頭を覆って円を描くように撫で始めた。
「あぁっ……それはっ………!」
 亀頭を握り込むように、細かく、優しく、小刻みに濡れた手のひらの窪みで敏感な先端を刺激してゆく。
 天笠の肉棒にまとわりついた粘着く淫汁と健人の我慢汁がクチュクチュクチュクチュと水音を立てた。
「やばいって……あぁぁっ……!」
健人の身体へ、熱く、むず痒く、居ても立っても居られないようなもどかしい快楽の波が肉棒の先から広がる。
 くの字に腹をへこませては膨らませ、くにくにと指の先まで動かして、天笠の亀頭責めに身悶える。
 天笠の肉棒がぐにぐにと裏筋を押し、亀頭は手のひらと指の腹で磨かれ、股間の奥からぐんぐんと出てはいけないものが昇ってきているのを感じてしまう。
「腰ガクガクさせて、そんなに気持ちいいんですか?」
「一回やめっ……!」
 首を振り、息を荒らげ、泣き出す前のような顔で悶える健人を、天笠は更に追い詰めたくなった。
 がっしりと二本の肉棒を握ると、亀頭から裏筋までを程よい締め付けで素早く扱きあげていく。
 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅとローション代わりの体液で健人の反り返った肉棒も濡れていく。
 硬さを手の内に感じだ天笠は、また敏感な亀頭を握り込むとくりくりと円を描いて己とニンゲンの亀頭を弄くり嬲りにかかった。
「だめ、待っ、あ゛っ……!」
 顎を上げて仰け反った健人は、精液とは別のモノが決壊して出てしまう初めての感覚を覚えた。
 ぷしゃぁっっと勢いよく竿の先から噴き上がったのは、透明な液体だった。
 排尿感によく似た気持ちよさが、天笠の手が動く度にじょろっ、じょろっ、と水流となって健人の腹や二本の肉棒を濡らしていく。
「ザーメンの前に潮ですか? こんなにビショビショにして。格下激弱雑魚チンポ決定ですね」
「うぅ……ぁっ……」
 初めて男の潮吹きをさせられ、羞恥と混乱と屈辱に健人の顔は朱く染まった。

 つづく
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