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第二十五話 オーフェイス(後)
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どれくらい気を失っていたんだろう。
数分かもしれないし、数十秒かもしれない。
相変わらず身体は熱いし、触手に絡め取られたままだ。
妙に頭がスッキリするのは何故だろう。
「フタウラ君、これから何をするんでしたっけ?」
「え? それは勿論、愛するパートナー同士のスキンシップだろ?」
なんか言ってて恥ずかしくなってきた。
「具体的には?」
「お前に尻穴を専用孕み穴に作り替えてもらって、ザー汁タンクになった後に卵を挿入してもらって、人間保卵機になるんだよな?」
「一字一句覚えてるんですね、さすが私のパートナー」
なんでこいつ含み笑いしてるんだ。
「先程は私がフタウラ君を興奮させました。今度はフタウラ君が私を奮い立たせてくれませんか?」
「良いけど、どうやって」
そう尋ねた途端、俺を磔にしていた触手が緩んだ。
四方八方を触手が囲む狭い空間の中、俺はそこにへたり込む。
乳首もチンポもギンギンで、今すぐ触手の隙間に突っ込んだり擦りつけたりしたいくらいだ。
「私が悦ぶ仕草をしてくれるだけで良いんですよ。簡単に分かりますよね? パートナーなんですから」
わがままだなぁ。
こいつ、偏ったアダルト情報ばっかり鵜呑みにしてるんだよな。しかもすっごく古いやつ。
でも仕方ないか。
好きな奴の願いを叶えてやるのもパートナーの務めだし。
……なにより、俺も結構限界だった。
俺達、変態同士お似合いなのかもしれない。
「今回だけだぞ」
「はい」
俺は触手の上で犬みたいに四つん這いになった。気持ち尻を高く上げてみる。
すると床代わりの触手がずぶずぶと俺の腕やふくらはぎを埋めるようにして絡みついてきた。
すっかり獣のポーズで固定されてしまった。
もう逃げられない。
俺はこいつが好きそうな恥ずかしいセリフを、出来るだけ淡泊に言うことにした。
「……お、俺の繁殖専用スケベ穴に、ぶっとい触手チンポで種付けしてください……」
「うーん、もっとこう、直接的な、性交大好きな感じでお願いします」
恥ずかしさを我慢して言ったのに、わがままパートナーは触手で尻肉をぺちぺちと軽く叩いてきた。
「あたまがばかになったと思って」
覚えてろよ……!
「も、もうガマンできない! チンポっ、早くチンポくれ! 孕ませてくれっ……!」
俺は懇願しながらへこへこと尻を上下させた。
玉も竿もぶるんぶるんと揺れて、我慢汁が触手の上に落ちる。
こいつの精液と卵をぶち込まれるだけだし、俺の遺伝子は一切混じらないんだけど、多分こいつが一番欲しい言葉はこれかな、と思った。
なんか言わされてるみたいだな。
なんでだろ。
なんでもいいや。
考えたら負けだ。
「やっぱりニンゲンは宇宙一ドスケベな種族ですね。尻まで振って、こんな必死にアピールされるとは思いませんでした」
「お前がやれって言っ……!?」
俺の言葉を無視して、小指ほどの太さをした触手が尻穴の縁を撫で、そのまま中へと侵入してきた。
糸を引いてそうなほど粘液にまみれたそれが、ぬぷぷ、と音を立てながら腸内を進んでいく。
「こ、これ、チンポ?」
「まさか。これは私を受け入れてもらうための下準備です」
生温かい管がうねうねと中で蠢いている。
気持ちよさより、異物感が勝った。
「じゃあ、探りがてらちょっと出してみますね」
「何を?」
俺の問いかけにスタイロベートは行動で返した。
中の触手から、どぷどぷと熱い何かが出ているのが分かる。
温かいローションで浣腸をされてるように思えてきた。
しかも何かを分泌している触手が、何かを探るように弱く腸壁を押しながら移動している。
分泌液まみれの細い触手がゆっくりと外に引き抜かれると、排便時に感じる心地よさに似たものの波がやってきた。
思わず身震いし、口から深い息が漏れてしまう。
そんな緩い快楽も、触手がある一点を見つけた途端、終わりを告げることになった。
「ここちょっと硬いですね」
「んおぉっ!?」
前立腺の存在を確かめるように、触手が粘膜の上から弱点を撫でる。
上からも下からも謎汁を注ぎ込まれていた俺の身体は、すっかり雄交尾を受け入れる体制になってしまっていたらしい。
尻穴から背中、そして脳内にまで一気に快楽が駆け巡る。
「ニンゲンの身体って本当に面白いですね」
「あぁっ! あっ!?」
とんとんと弱点を突かれると、頭の中で何かが弾け、真っ白になってしまう。
刺激に合わせてぶるぶると太腿が震える。
「とんとんされるの好きですか?」
「おっ、すきじゃ、ないぃっ」
「じゃあすりすりの方がいいんですね」
触手がいったん腸内から引き、反動をつけて潜り込んでは執拗にそこを押し擦る。
腸内に溜まった汁を掻き出すように触手が動くたび、ぬぽぬぽぬぽぬぽと厭らしい音が鳴った。
「あっあっあっあぁっ! やめろぉっ!」
「なぜですか? 私の上にカウパー液をだらだら垂らすくらい感じ入っているのに?」
「うぅ……」
絶えず来る快楽の波に、体の方が先に屈服していた。
チンポの先からはとろとろと我慢汁があふれ出て止まらない。
「いい加減素直になってください。孕み穴ほじほじ気持ちいいんですよね?」
「んぉぉっ!」
触手の動きが速くなる。
そして俺の身体の下にいた触手の何本かが上に向かって伸び、ペロペロと舌で舐めるように乳首を弄び始める。
「正直に言ってください」
「いいぃ……気持ちいいっ! あぁぁっ!」
「それはよかった」
スタイロベートの満足げな声が聞こえる。
「十分ほぐれましたね。これなら私の生殖腕もすんなり入りそうです」
それまで中をほじっていた触手と別の触手とが肛門の縁をひっかけるようにして穴を拡げてくる。
普通なら痛みを感じるんだろうけど、異星の化物に犯された穴は難なく緩んで、ぽっかりと口を拡げた。
触手に拡げられた穴の縁がひくつく。
「やらしい動きですね。精液搾り取る気満々じゃないですか」
べちっ、と穴を塞ぐように、極太の何かが尻の谷間に打ち付けられる。
それは熱を持ってどくんどくんと脈打っていた。
俺の手首くらいの太さがありそうだ。
柔らかくも芯のあるそれの周りには、小さな肉の突起がぼこぼこと浮き出ているのを肌で感じる。
「こ、これ」
「はい、これが私の生殖腕です」
存在を誇示するように、スタイロベートはずりゅずりゅと極太触手グロチンで尻コキを開始する。
「むりだ、しぬ……」
「大丈夫、大丈夫。そのためのケアはすでに済んでいます。安心してイキ散らかしてくださいね」
「待っ」
穴を拡げていた触手が離れる。
窄まり始める穴に、ぶっとい生殖腕の頭がぐいぐいと押し付けられた。
ねっとりとした粘液にまみれた触手根を緩んだ肉穴が呑み込んでいく。
「お゛ぉ゛っ!? ふとい゛ぃっ……!」
これ以上ないくらい尻穴が拡げられたのに、裂けるような痛みの代わりに背筋を震わす快感が全身に駆け巡る。
こんなの奥まで入れられたら、正気を保てるか、分からない。
「もうこんなに締め付けてきて、凄いですね。ニンゲン皆がこうなのか、フタウラ君が特別淫乱なのか、どっちなんでしょう、ね!」
入口でぬぷぬぷと軽く前後する凶悪な触手根が、一気に俺の腹をぶち抜いた。
「んほお゛お゛お゛ぉ゛ぉお゛ぉぉぉぉぉっ!?」
視界のすべてが弾け飛ぶ。
俺のチンポから勢いよく精液が噴き出した。
ごりゅごりゅと、肉突起と太い肉棒が前立腺を引き潰し、脳が焼けるくらいの快楽電流で全身を苛めてくる。
俺の腸内にみっちりと触手肉棒が収まった。
「お゛っ……」
がくがくと内股が震える。
体内から発する熱が引いてくれない。
「あれ? 射精しちゃったんですか? 私より先に?」
ぶっかけられた張本人は、わざわざ俺の精液で汚れた触手で俺のチンポを突いて揺らしてきた。
「弱々早漏ちんちんで可愛いですね。私はもう少し長持ちするので、私が射精できるようお手伝いお願いしますね」
屈辱を感じる間もなく、極太触手肉棒が激しいピストンを開始した。
「あっあっあぁっあっ!」
どちゅっどちゅっと淫汁をまき散らしながら、触手チンポが肉穴を抉るように抜き差しされる。
怒張した人外肉棒が弱点ごと押し潰して、何もかもを暴いていく。
「んぉぉっ! あ゛ぁっっ!」
「凄い締めつけですね。そんなに待ち遠しかったんですか?」
ぐっぽぐっぽと穴の奥の奥まで太く長いものが侵入し、前立腺と精囊を太い先端でくにくにと玩ぶ。
「お゛ぉっ! あ゛っあっあぁっ! んぐぅぅぅっ!」
「知的生命体とは思えない顔と声ですね」
開きっぱなしだった口から溢れ出た涎が顎先を伝って垂れ落ちる。
突かれる度に感情のスイッチが激しく切り替わり続け、スタイロベートに泣きついて縋りたくなるくらい極まっている。
獣の格好で拘束され、生殖器を突っ込まれて獣じみた声しか出せなかった。
それからスタイロベートは一心不乱に極太触手で俺を犯し続けた。
触手しか見えない空間に、肉と淫汁がこすれ合う卑猥な水音が絶え間なく流れる。
「あ゛ぁっ……んぁぁ……いぐぅ……!」
その音をかき消してしまうくらい、みっともない喘ぎ声が俺の喉から絞り出された。
「何回目のオーガズムですか?」
「わ゛か゛ん゛なぁぃぃぃっ……もうゆるじでぇっ……!」
「だめです。私がまだイってないじゃないですか。ほら、がんばれ、がんばれ」
意地の悪い触手生命体は、極太触手チンポをゆっくり引き抜き、角度を付けて硬くなった前立腺を目がけて力強く挿入することを繰り返した。
「あ゛ぁぁっ! お゛ほぉぉぉっ!?」
「これが生オホ声ですか。汚くて最高です」
「ふざけ……」
「反抗する元気があるならまだイけますね」
「あ゛ぁああぁぁぁ゛ぁっっ! いっぐぅぅぅっっっ!」
どちゅどちゅどちゅどちゅと欲望のままに激しいピストンで俺を責め立てる触手チンポに、俺は涙を滲ませながらまた射精させられる羽目になった。
「──精液上がってきました。一番奥に出してあげますね」
ずるるるると勢いよく触手肉棒が穴の手前まで引き抜かれる。
「お゛ほぉおぉおぉおぉっっっ!?」
舌を突き出してのけ反る俺を、スタイロベートはあらゆる角度から見ているんだろう。
もう何も考えられない。
「……イきますね」
ぶぽぽぽっと下品な音を立てながら、ぬるぬるの凶悪触手肉棒がねじ込まれる。
「あ゛っ……お゛ぉっ……!」
その圧倒的質量感に、俺は触手床に顔を埋めて悶える事しか出来ない。
すでにとろとろに躾けられた穴の更に奥へ、およそ人では到達の難しい部分へと触手が潜り込む。
「これくらいが限界、ですかね。そんなに締めつけられると、うっ……」
珍しくスタイロベートが上擦った声を出した。
すると、触手の先端から勢いよく熱い水流が発射される。
「あたって……ぁ……」
水流が肉壁を打ち、最奥の敏感なポイントを狙い撃った。
臀部を高く上げた格好のまま、尻肉から足先までがぴくぴくと震えだす。
長い射精すらも俺の身体は悦ぶようになってしまった。
「ふぅ……全部出ました。お腹たぷたぷになりそうですね」
濃く粘ついた精液まみれの触手チンポが抜かれる余韻にまた身悶える。
「あ゛ー……」
ぽっかりと開いた尻穴から、ぼとぼとと精液が溢れ、谷間を伝って下に落ちていく。
「そんな終わったみたいな緩んだ顔しないでください。まだやることがありますよね」
「あ……?」
つづく
数分かもしれないし、数十秒かもしれない。
相変わらず身体は熱いし、触手に絡め取られたままだ。
妙に頭がスッキリするのは何故だろう。
「フタウラ君、これから何をするんでしたっけ?」
「え? それは勿論、愛するパートナー同士のスキンシップだろ?」
なんか言ってて恥ずかしくなってきた。
「具体的には?」
「お前に尻穴を専用孕み穴に作り替えてもらって、ザー汁タンクになった後に卵を挿入してもらって、人間保卵機になるんだよな?」
「一字一句覚えてるんですね、さすが私のパートナー」
なんでこいつ含み笑いしてるんだ。
「先程は私がフタウラ君を興奮させました。今度はフタウラ君が私を奮い立たせてくれませんか?」
「良いけど、どうやって」
そう尋ねた途端、俺を磔にしていた触手が緩んだ。
四方八方を触手が囲む狭い空間の中、俺はそこにへたり込む。
乳首もチンポもギンギンで、今すぐ触手の隙間に突っ込んだり擦りつけたりしたいくらいだ。
「私が悦ぶ仕草をしてくれるだけで良いんですよ。簡単に分かりますよね? パートナーなんですから」
わがままだなぁ。
こいつ、偏ったアダルト情報ばっかり鵜呑みにしてるんだよな。しかもすっごく古いやつ。
でも仕方ないか。
好きな奴の願いを叶えてやるのもパートナーの務めだし。
……なにより、俺も結構限界だった。
俺達、変態同士お似合いなのかもしれない。
「今回だけだぞ」
「はい」
俺は触手の上で犬みたいに四つん這いになった。気持ち尻を高く上げてみる。
すると床代わりの触手がずぶずぶと俺の腕やふくらはぎを埋めるようにして絡みついてきた。
すっかり獣のポーズで固定されてしまった。
もう逃げられない。
俺はこいつが好きそうな恥ずかしいセリフを、出来るだけ淡泊に言うことにした。
「……お、俺の繁殖専用スケベ穴に、ぶっとい触手チンポで種付けしてください……」
「うーん、もっとこう、直接的な、性交大好きな感じでお願いします」
恥ずかしさを我慢して言ったのに、わがままパートナーは触手で尻肉をぺちぺちと軽く叩いてきた。
「あたまがばかになったと思って」
覚えてろよ……!
「も、もうガマンできない! チンポっ、早くチンポくれ! 孕ませてくれっ……!」
俺は懇願しながらへこへこと尻を上下させた。
玉も竿もぶるんぶるんと揺れて、我慢汁が触手の上に落ちる。
こいつの精液と卵をぶち込まれるだけだし、俺の遺伝子は一切混じらないんだけど、多分こいつが一番欲しい言葉はこれかな、と思った。
なんか言わされてるみたいだな。
なんでだろ。
なんでもいいや。
考えたら負けだ。
「やっぱりニンゲンは宇宙一ドスケベな種族ですね。尻まで振って、こんな必死にアピールされるとは思いませんでした」
「お前がやれって言っ……!?」
俺の言葉を無視して、小指ほどの太さをした触手が尻穴の縁を撫で、そのまま中へと侵入してきた。
糸を引いてそうなほど粘液にまみれたそれが、ぬぷぷ、と音を立てながら腸内を進んでいく。
「こ、これ、チンポ?」
「まさか。これは私を受け入れてもらうための下準備です」
生温かい管がうねうねと中で蠢いている。
気持ちよさより、異物感が勝った。
「じゃあ、探りがてらちょっと出してみますね」
「何を?」
俺の問いかけにスタイロベートは行動で返した。
中の触手から、どぷどぷと熱い何かが出ているのが分かる。
温かいローションで浣腸をされてるように思えてきた。
しかも何かを分泌している触手が、何かを探るように弱く腸壁を押しながら移動している。
分泌液まみれの細い触手がゆっくりと外に引き抜かれると、排便時に感じる心地よさに似たものの波がやってきた。
思わず身震いし、口から深い息が漏れてしまう。
そんな緩い快楽も、触手がある一点を見つけた途端、終わりを告げることになった。
「ここちょっと硬いですね」
「んおぉっ!?」
前立腺の存在を確かめるように、触手が粘膜の上から弱点を撫でる。
上からも下からも謎汁を注ぎ込まれていた俺の身体は、すっかり雄交尾を受け入れる体制になってしまっていたらしい。
尻穴から背中、そして脳内にまで一気に快楽が駆け巡る。
「ニンゲンの身体って本当に面白いですね」
「あぁっ! あっ!?」
とんとんと弱点を突かれると、頭の中で何かが弾け、真っ白になってしまう。
刺激に合わせてぶるぶると太腿が震える。
「とんとんされるの好きですか?」
「おっ、すきじゃ、ないぃっ」
「じゃあすりすりの方がいいんですね」
触手がいったん腸内から引き、反動をつけて潜り込んでは執拗にそこを押し擦る。
腸内に溜まった汁を掻き出すように触手が動くたび、ぬぽぬぽぬぽぬぽと厭らしい音が鳴った。
「あっあっあっあぁっ! やめろぉっ!」
「なぜですか? 私の上にカウパー液をだらだら垂らすくらい感じ入っているのに?」
「うぅ……」
絶えず来る快楽の波に、体の方が先に屈服していた。
チンポの先からはとろとろと我慢汁があふれ出て止まらない。
「いい加減素直になってください。孕み穴ほじほじ気持ちいいんですよね?」
「んぉぉっ!」
触手の動きが速くなる。
そして俺の身体の下にいた触手の何本かが上に向かって伸び、ペロペロと舌で舐めるように乳首を弄び始める。
「正直に言ってください」
「いいぃ……気持ちいいっ! あぁぁっ!」
「それはよかった」
スタイロベートの満足げな声が聞こえる。
「十分ほぐれましたね。これなら私の生殖腕もすんなり入りそうです」
それまで中をほじっていた触手と別の触手とが肛門の縁をひっかけるようにして穴を拡げてくる。
普通なら痛みを感じるんだろうけど、異星の化物に犯された穴は難なく緩んで、ぽっかりと口を拡げた。
触手に拡げられた穴の縁がひくつく。
「やらしい動きですね。精液搾り取る気満々じゃないですか」
べちっ、と穴を塞ぐように、極太の何かが尻の谷間に打ち付けられる。
それは熱を持ってどくんどくんと脈打っていた。
俺の手首くらいの太さがありそうだ。
柔らかくも芯のあるそれの周りには、小さな肉の突起がぼこぼこと浮き出ているのを肌で感じる。
「こ、これ」
「はい、これが私の生殖腕です」
存在を誇示するように、スタイロベートはずりゅずりゅと極太触手グロチンで尻コキを開始する。
「むりだ、しぬ……」
「大丈夫、大丈夫。そのためのケアはすでに済んでいます。安心してイキ散らかしてくださいね」
「待っ」
穴を拡げていた触手が離れる。
窄まり始める穴に、ぶっとい生殖腕の頭がぐいぐいと押し付けられた。
ねっとりとした粘液にまみれた触手根を緩んだ肉穴が呑み込んでいく。
「お゛ぉ゛っ!? ふとい゛ぃっ……!」
これ以上ないくらい尻穴が拡げられたのに、裂けるような痛みの代わりに背筋を震わす快感が全身に駆け巡る。
こんなの奥まで入れられたら、正気を保てるか、分からない。
「もうこんなに締め付けてきて、凄いですね。ニンゲン皆がこうなのか、フタウラ君が特別淫乱なのか、どっちなんでしょう、ね!」
入口でぬぷぬぷと軽く前後する凶悪な触手根が、一気に俺の腹をぶち抜いた。
「んほお゛お゛お゛ぉ゛ぉお゛ぉぉぉぉぉっ!?」
視界のすべてが弾け飛ぶ。
俺のチンポから勢いよく精液が噴き出した。
ごりゅごりゅと、肉突起と太い肉棒が前立腺を引き潰し、脳が焼けるくらいの快楽電流で全身を苛めてくる。
俺の腸内にみっちりと触手肉棒が収まった。
「お゛っ……」
がくがくと内股が震える。
体内から発する熱が引いてくれない。
「あれ? 射精しちゃったんですか? 私より先に?」
ぶっかけられた張本人は、わざわざ俺の精液で汚れた触手で俺のチンポを突いて揺らしてきた。
「弱々早漏ちんちんで可愛いですね。私はもう少し長持ちするので、私が射精できるようお手伝いお願いしますね」
屈辱を感じる間もなく、極太触手肉棒が激しいピストンを開始した。
「あっあっあぁっあっ!」
どちゅっどちゅっと淫汁をまき散らしながら、触手チンポが肉穴を抉るように抜き差しされる。
怒張した人外肉棒が弱点ごと押し潰して、何もかもを暴いていく。
「んぉぉっ! あ゛ぁっっ!」
「凄い締めつけですね。そんなに待ち遠しかったんですか?」
ぐっぽぐっぽと穴の奥の奥まで太く長いものが侵入し、前立腺と精囊を太い先端でくにくにと玩ぶ。
「お゛ぉっ! あ゛っあっあぁっ! んぐぅぅぅっ!」
「知的生命体とは思えない顔と声ですね」
開きっぱなしだった口から溢れ出た涎が顎先を伝って垂れ落ちる。
突かれる度に感情のスイッチが激しく切り替わり続け、スタイロベートに泣きついて縋りたくなるくらい極まっている。
獣の格好で拘束され、生殖器を突っ込まれて獣じみた声しか出せなかった。
それからスタイロベートは一心不乱に極太触手で俺を犯し続けた。
触手しか見えない空間に、肉と淫汁がこすれ合う卑猥な水音が絶え間なく流れる。
「あ゛ぁっ……んぁぁ……いぐぅ……!」
その音をかき消してしまうくらい、みっともない喘ぎ声が俺の喉から絞り出された。
「何回目のオーガズムですか?」
「わ゛か゛ん゛なぁぃぃぃっ……もうゆるじでぇっ……!」
「だめです。私がまだイってないじゃないですか。ほら、がんばれ、がんばれ」
意地の悪い触手生命体は、極太触手チンポをゆっくり引き抜き、角度を付けて硬くなった前立腺を目がけて力強く挿入することを繰り返した。
「あ゛ぁぁっ! お゛ほぉぉぉっ!?」
「これが生オホ声ですか。汚くて最高です」
「ふざけ……」
「反抗する元気があるならまだイけますね」
「あ゛ぁああぁぁぁ゛ぁっっ! いっぐぅぅぅっっっ!」
どちゅどちゅどちゅどちゅと欲望のままに激しいピストンで俺を責め立てる触手チンポに、俺は涙を滲ませながらまた射精させられる羽目になった。
「──精液上がってきました。一番奥に出してあげますね」
ずるるるると勢いよく触手肉棒が穴の手前まで引き抜かれる。
「お゛ほぉおぉおぉおぉっっっ!?」
舌を突き出してのけ反る俺を、スタイロベートはあらゆる角度から見ているんだろう。
もう何も考えられない。
「……イきますね」
ぶぽぽぽっと下品な音を立てながら、ぬるぬるの凶悪触手肉棒がねじ込まれる。
「あ゛っ……お゛ぉっ……!」
その圧倒的質量感に、俺は触手床に顔を埋めて悶える事しか出来ない。
すでにとろとろに躾けられた穴の更に奥へ、およそ人では到達の難しい部分へと触手が潜り込む。
「これくらいが限界、ですかね。そんなに締めつけられると、うっ……」
珍しくスタイロベートが上擦った声を出した。
すると、触手の先端から勢いよく熱い水流が発射される。
「あたって……ぁ……」
水流が肉壁を打ち、最奥の敏感なポイントを狙い撃った。
臀部を高く上げた格好のまま、尻肉から足先までがぴくぴくと震えだす。
長い射精すらも俺の身体は悦ぶようになってしまった。
「ふぅ……全部出ました。お腹たぷたぷになりそうですね」
濃く粘ついた精液まみれの触手チンポが抜かれる余韻にまた身悶える。
「あ゛ー……」
ぽっかりと開いた尻穴から、ぼとぼとと精液が溢れ、谷間を伝って下に落ちていく。
「そんな終わったみたいな緩んだ顔しないでください。まだやることがありますよね」
「あ……?」
つづく
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