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第二十三話 サバイバル
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これからどうする。
俺は異星に着きさえすれば何とかなると思っていたし、スタイロベートは俺を連れ帰れば何とかなると思っていた。
結果としては俺が目指していた場所に俺みたいな脱星者の居場所はなかったし、スタイロベートは故郷が廃星となりかけていて、お互いのゴールが消滅している。
行く先もなければ帰る場所もない。
こんなことになるとは思っていなかった。
スタイロベートがこれからも共に居てくれるかと尋ねてきた理由は、淋しさからなのか、俺には分からなかった。
握手のつもりなのか、差し出されたスタイロベートの触手を握る。
独りじゃない。
それは嬉しい。
けど、これから俺とこいつはどう生きていけばいいんだ?
その前に、こいつはどうする気なんだろう。
「一緒に居てくれるのは、ホント心強いんだけど、お前はいいのか?」
「何がですか?」
スタイロベートは触手を装甲内に納め、青黒い巨大な機体の首を横に傾けた。
久しぶりに見た気がする、この挙動。
「何がって、仲間んとこに行くとかあるだろ。ここの住人だって、その、お前を殺そうと思って送り出したわけじゃないんだろうし、こう」
うまく言葉が出ない。
ある意味、謀殺目的だったほうが分かりやすい。
名前忘れたけど、マーキナー回収屋やってる仲間も気まずそうにしてたんじゃなかったっけ?
そしてスタイロベートが同族を追いかけて移住するとなった場合、果たして俺の席がそこにあるのか。
もしかして、環境を変えれば繁殖が上手くいくという結果でも出てたりすんのか。
「私は」
「うん」
「私は、もう一度この星に住む同族を蘇らせるために働いてきたつもりです。それは今も変りません」
バイザーの奥にある複数のカメラアイが橙色の光を強くする。
蜘蛛に似た機械製の複眼に、光以外のなにかが宿っている気がする。
そういえば、索敵中のマーキナーもこんな感じだった。
「ここを捨てた者達と共に生きたいとは思えません。今は見る影もありませんが、私はここが好きです。好きでした。ですので、もう一度この星を生命溢れる場所へ戻そうと思っています」
大きく出たな。
「どうやって」
スタイロベートがゆっくりと首を動かし、俺を見下ろす。
「どうも何も、当初の使命を遂行するまでです」
「え」
「とぼけないでください。君も了承の上、私についてきたはず」
こいつ何言ってんのホントに。
「ひとまず、私は私を増やしたいと思います」
「じ、自分ひとりでなんとか、ならない、のか」
「ならないので、私が地球まで出向いた次第です」
「研究とか使命とか、全部パーになったんだからさ」
「知りません。私は私の血統でこの星を埋め尽くし、再興させます。今日からこの星の王はこの私です」
やべえ、狂った。
故郷と自分をまとめて見限られたショックこいつをおかしくしたのか。
ということは、俺は本当にこいつの苗床になるのか……?
立ち上がってこのエントランスホールを駆け抜けたかったが、外は海しかない。
俺は地上でしか生きられない。
海中都市に逃げるという道は最初から用意されていない。
「……。冗談ですよ」
俺の引きつった顔を眺めまわしたスタイロベートは、ぽつりとそう零した。
「だ、だよなあ」
「流石にそこまで出ません。君にも入らないでしょう。一集落くらいなら可能でしょうが」
どこまで本気なんだこいつ。
「幼体保護ポッドも修理しなければなりませんし、おいおい、ですね」
「あのさー、ここで二人、ひっそり暮らすっていう、選択肢は」
原始的な魚介類は生き残ってそうだし、波力発電も生きてるし、腹をくくって自給自足すれば俺たち二人くらいなんとか生きていけそうだ。
それでもスタイロベートは使命を捨てきれないのか。
「いいですね。私の望みと殆ど同じです。その間に君と私で繁殖行為をし、同種を増やしましょう。ニンゲン的に言うと家族、ですか?」
「本気で言ってる?」
「本気もなにも、私は君と出会った時から、一貫して同じことを言っています。私は何も変えていません」
俺が固まっていると、鋼鉄の両手が俺の身体を包むように握ってきた。
「うわっ」
痛みはないが、絶対に抜け出せないくらいの力加減だ。
そのまま足が宙に浮き、俺の身体はスタイロベートの頭部パーツ前まで持ち上げられた。
「怯えることはありません。そうですね、今から私達が行うことは、いわば創世です。神話の再現です」
「は?」
「ニンゲンは好きでしょう、そういう話」
「何が?」
「原初の番がありとあらゆる生命体を生み出していく話が、地球には数多く残されていますね?」
「知らねーよ」
「そんな。アーカイブには繁殖成功を願う祭事が山のように記録されているのに」
「子孫繁栄な! お前人間のこと何だと思って、あと降ろせよ怖えーよ」
「落ち着いてください。私はここですべてをやり直し、始めようと言っているだけです。君も私と末永く一緒にいると、言ってくれましたね?」
いまだ俺の身体は宙に浮いたまま。
「行くあてがッ! ねぇからなッ!」
「……。もっとこう、ロマンあふれる返事がよかったです。でも、思いは同じということで。明日から頑張りましょうね」
何を?
そう言う前に俺の身体がゆっくりと床に下ろされる。
そのときふと、廃ドッグでこいつにケツ穴ん中まで検査されたことを思い出してしまった。
考えるのを極力避けてたんだけど、やっぱりアレ以上のものが待ってるんだよな。
研究所は殆ど空っぽにされたと考えると、なんていうか、医療行為みたいな流れ作業じゃなくて、またこいつと生で──
身体を拘束する触手の感覚を思い出し、俺はそれを打ち消すために両頬を鷲掴みにした。
「何を想像したのか不明ですが、顔面に血液が集中しているようですね。やはりニンゲンはドスケベ種族です。もうふたりきりなので、恥も外聞も捨てて構いませんよ」
「キモ触手が! 絶滅しろ!」
そういう訳で俺は廃星寸前な水の星で、意地でもヤりたい変態寄生触手とふたりぼっちのサバイバルをする羽目になった。
厳密に言うと超愛星者が残っているらしいけど、海中都市から出てくるようなタマじゃないらしい。
どっちかというと、ここに骨を埋める的な、諦観と一緒に留まってるみたいだ。
全部スタイロベートの推測だけど。
昨晩、あいつが水回りを整備し手くれたおかげで滝行のようなシャワーを浴びることは出来た。
服は展示室に飾られていた先代漂着者のものを拝借し、元々着ていたものは洗って研究所の屋上に吊すことにした。
廃材で作ったにしては良い出来の物干しだ。
金属のワイヤーに通した作業用のジャケットとパンツが潮風にはためく。
良い天気だ。
大気中の不純物が少ないんだろうか、地球より濃い青の空が広がっている。
その下にはそれを鏡映しにしたような紺碧の海がどこまでも広がっていた。
スタイロベートは俺のために海水浄化装置を修理している。
あいつは海水でも何でも啜って生きられるが、俺は無理だ。
つくづくここは本来俺が生きる場所じゃないことを思い知らされる。
非力な俺に与えられたミッションは二つ。
自分の衣類を洗濯すること。
そして食糧の確保だ。
さすがに銛を持って海に飛び込むなんてことは出来ない。昔の人間って凄いよな。
俺は一斗缶ほどの大きさをした水中ドローンを何とか抱え、そいつを屋上から突き落とした。
白い波しぶきが上がり、俺の顔まで濡らしていく。
『マーキナーの落とし物を改造したんです。元々は偵察用だと思うのですが、ここではそれを残骸回収ボットとして活用してきました』
さっきコレを俺に授けたスタイロベートの言。
触手生命体達の、侵略者の残骸は何が何でも使い倒してやるという気概を感じる。
今回見つけるのは魚影だ。まあ肉眼でも魚の群れは見えるんだけど……。
塗装の剥げた鈍色の箱が、自我を持って魚影に近づく。
そして結構な出力で放電を開始した。
「エグいな」
俺は感電して浮いてくる魚を柔いスチールネットで回収する。
パワードスーツ無しの力仕事は何年ぶりだろう。覚えていない。
「クッソ……!」
奥歯を噛みしめ、平べったく長い銀色の魚が詰まった網を目一杯引き上げた。
「……食えんのか……これ……」
妙に長い魚が絡まり合うようにして屋上の床に横たわっている。
手の痛みを感じながら網を外し、既に息絶えた魚の表面を触ってみた。
生きて抵抗されていたら、絶対に引き揚げられなかったと思う。
これから、このよく分からないやつを捌いて食えるまでに加工しなければいけない。
「生きるのしんどすぎるだろ……」
腕の痺れを感じながら、俺はその場に座り込んだ。
つづく
俺は異星に着きさえすれば何とかなると思っていたし、スタイロベートは俺を連れ帰れば何とかなると思っていた。
結果としては俺が目指していた場所に俺みたいな脱星者の居場所はなかったし、スタイロベートは故郷が廃星となりかけていて、お互いのゴールが消滅している。
行く先もなければ帰る場所もない。
こんなことになるとは思っていなかった。
スタイロベートがこれからも共に居てくれるかと尋ねてきた理由は、淋しさからなのか、俺には分からなかった。
握手のつもりなのか、差し出されたスタイロベートの触手を握る。
独りじゃない。
それは嬉しい。
けど、これから俺とこいつはどう生きていけばいいんだ?
その前に、こいつはどうする気なんだろう。
「一緒に居てくれるのは、ホント心強いんだけど、お前はいいのか?」
「何がですか?」
スタイロベートは触手を装甲内に納め、青黒い巨大な機体の首を横に傾けた。
久しぶりに見た気がする、この挙動。
「何がって、仲間んとこに行くとかあるだろ。ここの住人だって、その、お前を殺そうと思って送り出したわけじゃないんだろうし、こう」
うまく言葉が出ない。
ある意味、謀殺目的だったほうが分かりやすい。
名前忘れたけど、マーキナー回収屋やってる仲間も気まずそうにしてたんじゃなかったっけ?
そしてスタイロベートが同族を追いかけて移住するとなった場合、果たして俺の席がそこにあるのか。
もしかして、環境を変えれば繁殖が上手くいくという結果でも出てたりすんのか。
「私は」
「うん」
「私は、もう一度この星に住む同族を蘇らせるために働いてきたつもりです。それは今も変りません」
バイザーの奥にある複数のカメラアイが橙色の光を強くする。
蜘蛛に似た機械製の複眼に、光以外のなにかが宿っている気がする。
そういえば、索敵中のマーキナーもこんな感じだった。
「ここを捨てた者達と共に生きたいとは思えません。今は見る影もありませんが、私はここが好きです。好きでした。ですので、もう一度この星を生命溢れる場所へ戻そうと思っています」
大きく出たな。
「どうやって」
スタイロベートがゆっくりと首を動かし、俺を見下ろす。
「どうも何も、当初の使命を遂行するまでです」
「え」
「とぼけないでください。君も了承の上、私についてきたはず」
こいつ何言ってんのホントに。
「ひとまず、私は私を増やしたいと思います」
「じ、自分ひとりでなんとか、ならない、のか」
「ならないので、私が地球まで出向いた次第です」
「研究とか使命とか、全部パーになったんだからさ」
「知りません。私は私の血統でこの星を埋め尽くし、再興させます。今日からこの星の王はこの私です」
やべえ、狂った。
故郷と自分をまとめて見限られたショックこいつをおかしくしたのか。
ということは、俺は本当にこいつの苗床になるのか……?
立ち上がってこのエントランスホールを駆け抜けたかったが、外は海しかない。
俺は地上でしか生きられない。
海中都市に逃げるという道は最初から用意されていない。
「……。冗談ですよ」
俺の引きつった顔を眺めまわしたスタイロベートは、ぽつりとそう零した。
「だ、だよなあ」
「流石にそこまで出ません。君にも入らないでしょう。一集落くらいなら可能でしょうが」
どこまで本気なんだこいつ。
「幼体保護ポッドも修理しなければなりませんし、おいおい、ですね」
「あのさー、ここで二人、ひっそり暮らすっていう、選択肢は」
原始的な魚介類は生き残ってそうだし、波力発電も生きてるし、腹をくくって自給自足すれば俺たち二人くらいなんとか生きていけそうだ。
それでもスタイロベートは使命を捨てきれないのか。
「いいですね。私の望みと殆ど同じです。その間に君と私で繁殖行為をし、同種を増やしましょう。ニンゲン的に言うと家族、ですか?」
「本気で言ってる?」
「本気もなにも、私は君と出会った時から、一貫して同じことを言っています。私は何も変えていません」
俺が固まっていると、鋼鉄の両手が俺の身体を包むように握ってきた。
「うわっ」
痛みはないが、絶対に抜け出せないくらいの力加減だ。
そのまま足が宙に浮き、俺の身体はスタイロベートの頭部パーツ前まで持ち上げられた。
「怯えることはありません。そうですね、今から私達が行うことは、いわば創世です。神話の再現です」
「は?」
「ニンゲンは好きでしょう、そういう話」
「何が?」
「原初の番がありとあらゆる生命体を生み出していく話が、地球には数多く残されていますね?」
「知らねーよ」
「そんな。アーカイブには繁殖成功を願う祭事が山のように記録されているのに」
「子孫繁栄な! お前人間のこと何だと思って、あと降ろせよ怖えーよ」
「落ち着いてください。私はここですべてをやり直し、始めようと言っているだけです。君も私と末永く一緒にいると、言ってくれましたね?」
いまだ俺の身体は宙に浮いたまま。
「行くあてがッ! ねぇからなッ!」
「……。もっとこう、ロマンあふれる返事がよかったです。でも、思いは同じということで。明日から頑張りましょうね」
何を?
そう言う前に俺の身体がゆっくりと床に下ろされる。
そのときふと、廃ドッグでこいつにケツ穴ん中まで検査されたことを思い出してしまった。
考えるのを極力避けてたんだけど、やっぱりアレ以上のものが待ってるんだよな。
研究所は殆ど空っぽにされたと考えると、なんていうか、医療行為みたいな流れ作業じゃなくて、またこいつと生で──
身体を拘束する触手の感覚を思い出し、俺はそれを打ち消すために両頬を鷲掴みにした。
「何を想像したのか不明ですが、顔面に血液が集中しているようですね。やはりニンゲンはドスケベ種族です。もうふたりきりなので、恥も外聞も捨てて構いませんよ」
「キモ触手が! 絶滅しろ!」
そういう訳で俺は廃星寸前な水の星で、意地でもヤりたい変態寄生触手とふたりぼっちのサバイバルをする羽目になった。
厳密に言うと超愛星者が残っているらしいけど、海中都市から出てくるようなタマじゃないらしい。
どっちかというと、ここに骨を埋める的な、諦観と一緒に留まってるみたいだ。
全部スタイロベートの推測だけど。
昨晩、あいつが水回りを整備し手くれたおかげで滝行のようなシャワーを浴びることは出来た。
服は展示室に飾られていた先代漂着者のものを拝借し、元々着ていたものは洗って研究所の屋上に吊すことにした。
廃材で作ったにしては良い出来の物干しだ。
金属のワイヤーに通した作業用のジャケットとパンツが潮風にはためく。
良い天気だ。
大気中の不純物が少ないんだろうか、地球より濃い青の空が広がっている。
その下にはそれを鏡映しにしたような紺碧の海がどこまでも広がっていた。
スタイロベートは俺のために海水浄化装置を修理している。
あいつは海水でも何でも啜って生きられるが、俺は無理だ。
つくづくここは本来俺が生きる場所じゃないことを思い知らされる。
非力な俺に与えられたミッションは二つ。
自分の衣類を洗濯すること。
そして食糧の確保だ。
さすがに銛を持って海に飛び込むなんてことは出来ない。昔の人間って凄いよな。
俺は一斗缶ほどの大きさをした水中ドローンを何とか抱え、そいつを屋上から突き落とした。
白い波しぶきが上がり、俺の顔まで濡らしていく。
『マーキナーの落とし物を改造したんです。元々は偵察用だと思うのですが、ここではそれを残骸回収ボットとして活用してきました』
さっきコレを俺に授けたスタイロベートの言。
触手生命体達の、侵略者の残骸は何が何でも使い倒してやるという気概を感じる。
今回見つけるのは魚影だ。まあ肉眼でも魚の群れは見えるんだけど……。
塗装の剥げた鈍色の箱が、自我を持って魚影に近づく。
そして結構な出力で放電を開始した。
「エグいな」
俺は感電して浮いてくる魚を柔いスチールネットで回収する。
パワードスーツ無しの力仕事は何年ぶりだろう。覚えていない。
「クッソ……!」
奥歯を噛みしめ、平べったく長い銀色の魚が詰まった網を目一杯引き上げた。
「……食えんのか……これ……」
妙に長い魚が絡まり合うようにして屋上の床に横たわっている。
手の痛みを感じながら網を外し、既に息絶えた魚の表面を触ってみた。
生きて抵抗されていたら、絶対に引き揚げられなかったと思う。
これから、このよく分からないやつを捌いて食えるまでに加工しなければいけない。
「生きるのしんどすぎるだろ……」
腕の痺れを感じながら、俺はその場に座り込んだ。
つづく
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